portfolio

復活の3

2021/6/3

C社の次の新型EOS Rは3になるらしい。EOSで3の型番はフィルムカメラ時代にあったが、20年以上前の話なので復活ということになるのか。

時期的に東京五輪に合わせたみたいに言われているが、本来なら五輪は昨年の予定だったので、このタイミングでの発表はまったく関係ないだろう。

むしろソニーのα1に対する対抗機種という意味合いの方が大きいかもね。ソニーが9をうっちゃっていきなり1を出してきて、そりゃ1の称号に拘りのあるC社にしてみれば面白くもないだろうから、そっちの1にはうちの3で十分、みたいな感じを受けなくもないw

公開されているスペックだけ追えば、同社初のフルサイズ裏面照射積層型CMOSの採用、RAWで秒30コマ、ディープラーニング技術によるAFは人物・動物対応で尚且動画撮影時にも対応、その動画性能はなんちゃって8Kを除けば、Canon Log3対応のオーバーサンプリングの4Kはほぼ5R譲り。

画素数については今のところ非公開だが、8K非対応、秒30コマ、初物の積層CMOSといった情報を鑑みれば2000〜2400万画素ではないだろうか。多くても3000万画素がせいぜいだろう。

バッテリーが1D系と同じLP-E19なので、ボディも縦位置グリップ一体の大柄サイズとなっているが、超望遠レンズ使用前提のスピードスター的な位置付けなので、この辺りは想定の範囲であろうか。

デザインは回帰して初代EOS-1に寄せてきたように見える。EOSの初期の頃はエルゴノミクスデザインに拘っていて、特に1系はたこ入道とか言われていた時代もあるwが、個人的には好みであった。最近は角張ったデザインのカメラばかり使っているせいか、ちょっと心惹かれるものがあるぞw

そしてR3の話題性はなんと言っても視線入力の復活だろう。今から見ればまだAFすらそれなりの時代に見たところにピントが合うという仕掛けは驚いたものだが、個人的に眼鏡使用だったこともあって制度は今ひとつだった印象がある。

さすがに20年以上の時を経ての復活なのでC社としても自信があるだろうから、どこまで使い物になるようになったのかは興味津々である。

RICHO GR1s

昔はバリバリのキヤノン使いだったので、当然のように当時最新のEOS-3も使用していた。露出が1/3アンダーだった当時のキヤノン機において、さらに1/3アンダーだったのが強く印象にある。

フィルムの隅の日付の焼き込みを見ると1枚目が’99 9、2枚目が’99 11とあるが、手に入れたのは同年夏のアラスカ取材に出かける前日だったはず。EOS-3は前年11月の発売。

アンカレッジ行きの大韓航空機内..当時はまだ直行便があった..で取説を読んでいた記憶があって、現地でツンドラを歩くカリブーやグリズリーに視線入力でピンを合わせて遊んでいたのが懐かしい。

インディアンロックでナキウサギを撮っていたらフランス人の写真家に声掛けられ、意気投合してしばらく貸したところ、視線入力と相性が良かったようで、帰国したら絶対に買うと言っていたのをよく憶えている。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:,