田んぼリフレクション
先日も書いたが、田んぼという水鏡が映し出す情景は新鮮且つ美しい。カンバスと筆をデジタルカメラに置き換えて、気分はさながらレンブラントといったところだ。
映り込みを撮影する際、どこにピンを置くかはその時々での判断だろう。上の例では2枚目・4枚目は背景に、3枚目では水面(稲)に合わせている。
当たり前の話だが、映り込んだ絵柄にフォーカスする場合、水面ではなく映り込んだ目標物との実際の等距離だけピンを送る必要がある。
先日も書いたが、田んぼという水鏡が映し出す情景は新鮮且つ美しい。カンバスと筆をデジタルカメラに置き換えて、気分はさながらレンブラントといったところだ。
映り込みを撮影する際、どこにピンを置くかはその時々での判断だろう。上の例では2枚目・4枚目は背景に、3枚目では水面(稲)に合わせている。
当たり前の話だが、映り込んだ絵柄にフォーカスする場合、水面ではなく映り込んだ目標物との実際の等距離だけピンを送る必要がある。
噂の1億画素の中版ミラーレスカメラ、富士フイルムGFX100の発売日がアナウンスされた。
外観は展示用モックアップ通りで、スペックも事前情報と同じ。気になる価格もUSDで10,000前後というのはほぼその通りで、オープン価格ながら国内では120万前後ということである。
先日都内で行われた発表会は、国内より海外からの参加のほうが多かったという話から、フジが主にどちらを向いているかが窺い知れるというものだ。国内市場では第三勢力以下の扱いであるが、海外での同社ミラーレスカメラの評価はかなり高いようである。
フルサイズを上回る大きな裏面照射型センサー..今回は自社開発らしい..に1億という有り余る画素数、16bit RAW記録、14段のダイナミックレンジにISO102400の高感度対応。
AFは最新のX-T3と同じ像面位相差AFに顔・瞳検出AFを搭載し、1億を手持ち撮影しろと言わんばかりにX-H1譲りの最大5.5段分の5軸手ぶれ補正も奢ってきた。Xシリーズで定評ある堅牢性と防塵防滴仕様も実現している。
IEEE802.11ac 5GHzの高速通信に対応し、USBによる充電と給電、新開発のスムーススキンエフェクト(人物の肌再現)など、ポートレートやファッション分野でのスタジオ撮影を想定した仕様の他、最近のフジらしくDCI4Kを30Pで記録、HLGとF-Logに対応と動画機能も抜かりない。
富士フイルムのカメラを使うのは、とにかくそのJPEG撮って出しの色再現が好みであること、これをおいて他にない。
好みの分かれるクラシカルな見た目でありつつ、それでいて中身はかなりスパルタンに仕上げられていて、相応にエクストリーム志向であるところも琴線に触れる。
GFX100はそんな富士フイルムの製品コンセプトを極めた、同社ラインナップにおける紛れもないフラッグシップということだ。
という事で、古くからのフジXユーザーとしては、以前から公言している通り、宝くじで1億円当たったら是非とも導入したいと思っているw
SNS界隈では、インスタばえなる塗り絵のような無駄に高コントラストな写真が流行っているようだが、オッサンには正直見ていて気持ちの良いものではない。
あまりに非現実的すぎて、もはや写真ではなく絵画の世界と言っていいだろう。PC上で過度なレタッチを施すことが正義であるかのような風潮にも迎合できない。
大体、出力された絵柄にゴテゴテ手を加えるのであれば、そもそもカメラやレンズなどどこのメーカーのものを使っても同じだしね。
新緑ならPROVIAの発色がもっとも適しているが、ここは地味にETERNAで行ってみようか。
本日、ツツドリとホトトギスに混ざってカッコウの声を聞く。地元ではなかったが今シーズン初認ということで備忘録。
裏山の鳥居峠で春の名物アカヤシオが見頃になっていた。4月の気温の低さが影響しているのか、例年に比べて一週間くらい遅い感じで、今週末辺りまで十分見ることができるだろう。
大沼湖畔で標高1300mほどあるが、新緑の芽吹きにはまだ程遠く、当日はやや薄曇りだったせいもあって、森の中は早春の雰囲気に包まれていた。
中腹でコマドリがよく鳴いていて、少し粘ったが時間的に姿を見るまでには至らず。その代り近くに来たコガラとゴジュウカラを撮影。
普段から乾いた畑に囲まれて生活しているからか、水のある景色に憧れがある。それも平野部の計画されたような広大な水田地帯より、どちらかと言えば山間地の農村部に強く惹かれるものがある。
里山と呼ばれるような昔ながらの様式美なら尚ベターだが、雪国の山間に点在する集落そのものが農村であるような地域で良い。
特に稲作が始まる初夏の頃合いなら、田んぼに張られた水が映し出す周囲の眺めが美しい。しかもそれらが人の生産活動の賜であることにも注目したい。
ちなみに我が赤城高原は火山灰土の土地柄で水はけがよく、野菜など農作物の生育には適しているが、それは水が少ないことの裏腹でもある。
現在は耕地全域に水が行き届くよう圃場整備され、関東への野菜供給地として名を馳せるが、世が世ならば部落間で水源を巡って争いが絶えなかったと、長老たちの昔話で伝え聞くのも生々しい。
写真はちょっと前に雪国某所を山越えした際のもの。豪雪地帯の初夏を彩る緑色はアクセントカラーだね。
今朝、ホトトギスの渡来を確認。この時期だと例年並みというところだが、カッコウより遅いのは久しぶりかな。
春から夏にかけて、低山から亜高山帯までよく耳にするホーホケキョのフレーズ。
言わずと知れたウグイスのさえずりであるが、大きな声の割に、藪の中で鳴くその姿をを拝むのはなかなか至難の業である。
されど時々樹冠で縄張りを主張する個体もいて、春の展葉前ならすぐに見つけることも可能だ。
とは言え新緑の季節になると、声を頼りに葉や枝の隙間から探すことになる。
さらにその姿をキッチリとフレームに収めようとすると、それこそ前後左右上下にと、見通しの利く隙間を探して動き回ることになるのは受け合いだ。