夏場はレタス・キャベツ・コンニャクが三種の神器のおらが村の耕作地も、涼しくなってくると少しづつ多彩な作物へと移り変わっていく。
日に日に日の出は遅くなっていくのだが、空撮だと逆にちょっと早めのご来光。飛行高度は約80m前後かな。
日の出前に外へ出て、思わず「寒っ」と身震いする。庭を見回してさすがに霜が降りてないことを確認したが、軒下の寒暖計は4℃を指していた。目の前に10月が迫っていると判っていても、9月にこの寒さは過去に記憶がない。
自然界に人のカレンダーなど何の意味もないのだが、月末が近くなるとついぞカレンダーに思考が支配され始めるのは、モノづくりを生業とする以上は詮無きことか。
ここまで冷え込むと上越国境の山焼けを期待してしまう。ドローンをザックに詰めていつもの標高830mほどまで出張って待機していると、シカのラッティングコールに混じってすぐ近くの森からフクロウのゴロスケホーコーが聞こえてきた。
今日現在、赤城の稜線からの日の出は5時50分頃。
最近記事にフジの機材ネタを書くことが増えたせいか、C社からフジに鞍替えしたのかとよく聞かれる。事実としてフジの機材を使用しているのは間違ってはいないのだが、考え方としてそれは正しくない。
そもそもフジを使い出したのは昨日今日の話ではなく、X-T1と同時なのですでに3年以上は経っている。それにフジ以前に動画機としてパナを7年は使ってきているし、ナイコンなど何をか言わんやで、C社以外という意味ではいつの話だという事になる。何よりC社の機材はまだ所有しているし、仕事では現役なのだから。
考え方が正しくないというのは、現状ではどこか1社の製品系列に縛られることはないというのが今の拙者のスタンスなのであって、それがたまたまフジの製品を好んで使っているという状況に過ぎないからである。
なので間違ってないという前段で言えば、今はC社よりフジとパナを贔屓にしているわけで、C社が拙者の必要と思われる機能を適切な価格で提供すれば、またC社がご贔屓さんになるということだ。そしてそれはSO社もしかりで、現状なら新型α9などはその筆頭であろう。
デジタルカメラ全盛のこの時勢、何も特定のメーカーの枠に囚われる必要などなく、そんな考えは実にもったいないと思うのである。レンズマウント?そんなものはマウントアダプターで何とでもなるし、いざとなればオークションでもフリマでも利用すれば良い。
むしろ新しいテクノロジーやイノベーションを率先して導入する方が、人生楽しく過ごせるのではないか、という達観に至っている次第である。
南関東では前線の影響で朝から大雨で騒ぎになっているが、赤城高原はシトシト雨程度で終わりそうだ。
畦の守護神であるヒガンバナ。黄金に埋もれるように、それでいてその特徴的な朱色は遠目にもよく目立つ。
最近は都市公園などに観賞用に植えられているようだが、本来の用途は鳥獣被害の防止目的であることは周知の通り。
鱗茎全体にアルカロイド系毒を有しており、地下茎周りにミミズなど小動物が寄ってこないため、モグラなどに畦を壊されないように対策するのである。
もともとは日本産ではなく、大陸から稲作文化とともに伝来したというから、外来種とはいえその起源は意外に古い。別名は仏典に由来する曼珠沙華。
毒も煎じて飲めば薬に転じるよようで、生薬として利用している地域もあるようだが、素人の生兵法は大怪我の基だ。