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先週、昆虫写真家の海野和男先生の作品鑑賞に小諸高原美術館を訪れたが、一緒に開催されていた「生きもの写真リトルリーグ」も観覧してきた。

いわゆるフォトコン的な催しなのだが、テーマは生きもの、参加者は小中学生ということで、実はさほどは期待はしていなかったのだが、それがどうしてどうして、見てビックリの作品群に驚きであった。まあさながら子供版アニマ賞といった風情である。

最優秀作品賞は長野在住の中学三年生で、家の近くに生息するハヤブサをテーマにした作品であったが、まあこれが実によく写っているのである。写りに関してはカメラの性能に大きく依存する部分もあるだろうが、テーマの据え方もよく判っているようで、末恐ろしい限りである。

20160904

自分の同じ頃を思い浮かべてみると、アニマなどは読んでいたが、生きものを写真に写そうなどとは思ってもいなかったし、そもそも家にあった写真機はピッカリコニカだったので、スタートラインからして格差がある(苦笑)。

写真は高校生になってからで、当時はフィルムなのでまず「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式などは到底考えられない。フィルム1本36枚、実に貴重なものであった。撮るときは脇をしめて1枚1枚息を潜めてシャッターを切り、その度に大急ぎで巻き上げレバーでフィルムを送らなければならなかった。

山にイヌワシを狙いに行ったり、近所の川原にカワセミを撮りに行っても、シャッター切ったのはたった3枚とか、そんなことはザラだったしね。

海野先生の話では、今どきこの手の写真を撮る子の親からしてカメラマンとのことで、一連のカットを見る限り最新一眼デジカメで連写した中の1枚といったものが多く見受けられた。機材に関して言えば今はもうそういう時代なのでそこは問題ではなく、組み写真としてどう魅せるかに重きをおいていることが驚きである。

その昔、超望遠やマクロ、モータードライブによる連続撮影などは特殊なものであり、その道のプロなど限られた人にのみ許された行為だった。それがデジタルカメラの登場とその後の急速な進化により、道具として誰にでも手の届く範囲にまで降りてきた。

そしてSNS台頭により、生息地含め生きものの情報が誰にでもインターネットを通じて手に入れられる情報化時代を迎え、生きもの写真の市場に将来性があるかについては正直なかなか厳しいものがある。

が、それでも「生きものを見る視点」は他の被写体にも必ず活きてくるので、くれぐれも「何で撮ったか」ではなく、「何を撮ったか」そして「何を表現したいか」を鍛錬していって欲しいものである。

4Kで撮影できるカメラが増えるに連れ、現場で問題となっているのがローリングシャッターによるコンニャク現象だ。ビデオ撮影中にカメラを揺らしてみるとわかるが、左右に像が乱れるのがモニターでもすぐ判る。

これはセンサーが大型化することで特に顕著となり、ローリングシャッターによる画素の読み出しが上から下へと追いついていないために起こる現象である。

GH4で超望遠撮影の際、風の強い日に悩まされるのがまさにそのコンニャク現象。どんなに三脚に対策を施しても一切無駄である。

その点、一度に全画素を読みして一括で処理できるグローバルシャッターであれば、そのコンニャク現象ともおさらばできるのだが、なかなか技術的に克服しなければならないことが多いようで、今のところ普及機では当分先を見ないとならないだろう。

そんな中、本日発表されたC社のEOS C700(いわゆるCINEMA EOS)はローリングシャッター搭載モデルも用意され、しかもローリングシャッターとも交換できる意欲作だ。グローバルシャッター機は高感度に弱い、AFが使えないなど制限もあるので、どちらか選択できるようにしているのは評価できる。

それにしても、C社はローリングシャッターのユニット自体は先行して発表していたので、遅かれ早かれ実機が登場すると思っていたが、意外に早いお目見えだった。

何せ後出しジャンケンの帝王として業界に君臨しているC社が、何故かCINEMA EOSだけは映像機器の雄、糞ニー厚木より早いのだから不思議。スチルカメラのEOSもこれくらい早くに手を打ってくれれば良いのにといつも思う。

当座、グローバルシャッター&4K60Pは動体撮影に最強である。ARRI辺りが目下のライバルと見え、お値段300万以上というのも最凶だが(苦笑)。

20160902

今朝、近所の森でキビタキがピッコロ、ピッコロとさえずっていて驚いた。

木陰で姿は撮影はできなかったが、若い個体ではなく成鳥だったように思う。キビタキがいつどこで鳴こうが本人の勝手ではあるが、歌いたい気分の時もあるのだろう。

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5の4

2016/8/29

満を持してC社のドル箱フルサイズ機がモデルチェンジである。

動画屋としては、4K今頃かよ!しかも後出しておいて30Pってか?というツッコミはあるものの、スペックのどれをとっても優等生で、性能的に何ら不足も不満もない。まあソツがないというか無難というか、すっかり面白みの欠片もないメーカーに成り下がったC社ならではの製品ではある。

正直、今さらこの大きさのカメラを使う気になど到底なれない。レンズは馬鹿でかいし、画像ファイルも無駄にデカイ。今どきの安いミラーレス機と較べても、撮れる写真の質にそう大きな隔たりがあるわけでもなく、メーカーの戦略に乗せられて「やっぱりカメラはフルサイズだよね」などと宣う気になどなれないのが本音だ。

それに驚いたのは価格。ボディ単体で初値が40万を超えているではないか。糞ニー同様、高価格路線に転じているのは、やはりデジカメ事業の不信が関係しているのかと勘ぐってしまう。まあ、C社の場合は下位に売れ線の6Dがあるので、大方そちらを20万前後に引き上げる算段なのだろう。

どこのメーカーも、スマホにシェアを食われてろくすっぽ利益の出てないカメラ事業。高性能・高価格路線で利益率を上げたいのは理解できるが、こんなビジネスモデルが長続きなどするわけもなく、景気の良い昭和のカメラ親父たちの購買力が落ちた時、間違いなく破綻するだろう。

突出した高性能を売りにして「このカメラでなければ撮れない!」って製品なら、高い金を払う価値はそれを欲している人には訴求力があるだろう。が、至って凡庸な性能が平均的に高いだけであれば、仕事で使うことを考えると元も取れない過剰投資となってしまう。5の2の頃のように、その時それが必要であった時代はもう過去の話なのだ。

20160829

時を同じくしてC販からカタログが送られきた。

メディアへの宣伝も最低限だし、カタログもあっさり金の掛かってない安い作りなのは、そもそもカタログを眺めつつ指折り数えて発売を待つような客層はお呼びでないということだ。

放っておいても売れる、どこかそんなC社の傲り思惑が透けて見える5の4である。

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ビデオ撮影も最近はiPhoneまたはiPadで撮ることが多くなり、すっかりビデオ専用のカムコーダーは防湿庫に埋もれたままだ。ちょっと凝ったものであれば、ミラーレス一眼で十分なクオリティを提供できるので、機材装備は至ってミニマムである。

以前なら、必要もない?のに物々しい装備とスタッフで撮影に挑んだ..そうすることで見積価格を上乗せできるという業界都市伝説があるのは否定しない..ものだが、Web公開前提で低予算且つ短納期である限り、クライアントも納得のことであり、何よりすべてスマホで撮影、みたいなキャッチが話題性になるという判断もある。

実際、iPhoneが便利なのはその大きさである。専用カムコーダーは肩や顔の前で構えないと撮影できないが、iPhoneなら狭い隙間でも片手で保持して撮影出来てしまうのである。自撮り棒ならぬロッドの先端に装着すれば、ミニクレーンなど用いずともハイアングルから労せず撮れる。6sならそれが4Kで撮れるのだから大したものだ。

そんなスマホでの撮影をさらに便利にアップグレードしてくれる撮影冶具が、edelkroneから発表された。自撮り用と言えばそうあるが、撮るのは自分自身ではなく手元または目の前というところか。ま、どんなものかはプロモを観れば一目瞭然。

edelkroneの製品は、まだ日本で知られていない頃に海外サイトで見つけ、いつくか通販で手に入れて実際に今でも使っている。作り込みも精度高く、それでいて米辺りのメーカーに比べてコストパフォーマンスが良いのがお気に入りである。

今回のPOVIEもそうだが、常にお、これは!と思わせるものが多く、近年注目のアクセサリメーカーの一つである。

SNS流行りの昨今、POVIEはすぐに市場に受け入れられるのは間違いない。仕事でもワンマンでロケをこなす人には色々使い道があると思う。まあすぐに中華圏からパクリが出くるだろうけどね(苦笑)。

20160805

今日は午後遅くに猛烈な夕立があった。晴れていたのでまったく無警戒であったが、スマホのゲリラ豪雨アラートが鳴った途端に一気呵成に降り出し、辺り一帯は真っ白に。でも付近は陽が射しているため明るいので、これは何だ白日夢か?的な雰囲気であった。

かなり勢い強く庭木を叩いてくれたため、ヤマボウシの実も結構落ちてしまったようだ。

あ、いや葉物はレタスなんだけど、このブログ的には撮ったのはそっちじゃなく足跡のほうね。

蹄なのでシカのそれと判るとは思うが、まあこんな感じでマルチを踏抜きながら一面この状態なので、食われないまでも踏み荒らされる農家は困るのである。Hさんのこめかみに怒りマークが浮き出てくるのが想像できるぞ..

20160622

この写真を見て、おや?と思ったあなたはカメラマン。

そう、画角とパースから望遠レンズで撮ったことが判ると思うが、普通200mm程度の焦点距離でこの角度から5mほど離れて撮れば、被写界深度の関係でどこか1点にしかピンは来ないのであるが、この写真は手前から奥までピンが来ている。

まあ明かすほどのタネではないが、いわゆる深度合成という手法を用いたのである。手前から順に少しずつピンをずらして連続撮影したカットを、Photoshopでレイヤー合成かけて1枚の写真に合成したという次第。

パナの最近のカメラには、4Kフォトの技術を使ったフォーカスセレクト機能が実装されており、1回の撮影行為で一気にフォーカスをずらした連写ができるので、ボディ内手振れ補正の恩恵もあって実に便利なのである。

コマーシャル系のブツ撮りでは深度合成はよく用いられる手法である。昔ならシフトレンズを使ったり、三脚に固定してフレーミングが大きくずれないようにと気を使うことがあったが、それが今や手持ちで簡単に撮れてしまうのだから恐れ入る。

本来、フォーカスセレクトは後からピンの位置を選べることがウリなのだが、我々業界人にとってはそっちじゃなくて、深度合成用の素材撮影のほうに魅力を感じる、というお話であったとさ。

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貸し出していたパナの超望遠ズームがようやく手元に戻ってきた。4月に一旦は手に入れたものの、依頼している仕事の都合ですぐに仲間に貸し出してしまったため、数日、それもテスト撮影でしか使ってなかったのだ。

実は2本注文したうちの1本だけが先に届いて、もう1本はつい先日出荷されてきたのである。注文したタイミングがほんの3日遅れただけ..なのですぐに次のも届くだろうと考えたのが甘かった(苦笑)..で、受注生産ということでこの有様である。新緑の良い季節に何ともはた迷惑な話ではあったが、これでシグマ150-600とEFアダプターという変態セットとはおさらばである(笑)。

LEICA銘の付いたVARIO-ELMARの100-400mmズームは、m4/3では実質200-800mmの超望遠レンズで、その筋の方々が心待ちにしていた焦点距離である。そのせいで注文殺到だったのは想像に難くないが、ブランドによる品質チェックは相当に厳しいとみえ、月産は200本程度とかなり少数ロットらしい。

ま、そんなもんでは確かに時間がかかっても仕方ないし、当初欲しい人達に一通り行き渡るまではこの状況が続くのは間違いないだろうが、m4/3としては唯一無二の立ち位置だけに、他に浮気することは難しいのが何とも悩ましい。よく比較されるオリの300mm..画質はこっちのほうが良い..は値段が値段だしね。

20160602

さて、明日の朝は6月としてはかなり冷え込むらしい。

低気圧が近づいている北海道の標高の高いところでは雪になるとのことで、新緑と積雪という何ともミスマッチでフォトジェニックな被写体に出会えそうで羨ましい。

少し古い話で恐縮だが、春先に映画「エヴェレスト 神々の山嶺(原作:夢枕獏)」を観た。

主人公が懐かしきCanon New F-1を使っていたのは、1980年代という時代背景からして当然だろうか。当時の実際の山岳シーンなら、Nikon F2とかだろうけどね。

20160514

フィルム時代のマニュアルカメラを用意したのは良いが、残念な点というかあと一歩というか、そこまで小道具にこだわったのなら、是非ともクランクノブは回して欲しかった。主人公が一生懸命巻き上げレバーを操作するのだが、軍艦部のクランクが回らないため、フィルム入ってねぇじゃんって、ついつい突っ込んでしまうのである(苦笑)。

まあ今どきのデジタルカメラしか知らない若い人には何の話か判らないかもしれないが。

それとこれはまあ昔から映画やドラマではお約束というか、単焦点レンズを使っているのにファインダー像がズームアップしたりね(苦笑)。山行取材で望遠レンズにレフレックスミラーの500mmを交換するまでは良いんだけど。

余談だが、劇中アベちゃんがエヴェレストの山頂に立つシーンあり、思わず「8850mになったぞ」とつぶやいてしまった。主人公の俳優はちっちゃい人だったが、阿部寛はデカイよね(笑)。

パナ100-400

2016/4/3

2月のCP+で実機がお目見えしたパナのVARIO-ELMAR 100-400mm。望遠レンズの不足が指摘されるm4/3機において、オリのED 300mmと並んで世間の期待値が高いレンズであろう。

20160403

すでに発売されているが、受注生産というまか不思議なことになっているため、CP+で実物を見てから注文入れた人の手元に届くのは、早くても5月だろうと言われている。そんなに売れんだろうと見込んだパナの営業は明らかにリサーチ不足と言われても仕方ないが、なかなかよく作りこんだ造作をしているので、単純に生産数が少ないだけかもしれない。

いわゆる大口径レンズではないので、開放値は400mm側でF6.3と暗いのだが、動画屋としてはそこは問題ではない。どうせND付けて光量は落とさなければならないし、そもそも変にスペックにこだわられてガサが増えられても困るというものだ。

今どきのズームレンズなのでバリフォーカル..ズーム位置でピント面が移動する..なのはご愛嬌だが、その恩恵?で最短撮影距離が1.3mというのは良い。35mm換算なら撮影倍率は0.5倍と、ちょっとしたマクロ撮影にも使用できる。

ボディからレンズを外すこと無く三脚座を取り外せたり、AFが迷子になりやすいパナ機において、フォーカスリミッターがあるのもよい。

そしてこのレンズの真骨頂は、100-400mmというのは世を忍ぶ仮の姿?であり、35mm換算で実質的な焦点距離が200-800mmという点だ。画質面では専用の1.4xテレコンを付けてもオリの300mmのほうが良いのだが、全長が17cm足らずのレンズで800mmを手持ち撮影できる..こうなるとボディ内手ぶれ補正と併用できるDual I.S.のGX8が欲しいぞ..というのは、動画でワイルドライフを狙うものとしては、ズームレンズが便利なのは言うまでもない。

気になった点では、CP+で触ってきた人の話の通り、ズーム操作の異常なまでの硬さには閉口する。ストッパーが付いているのだからこの硬さは要らんだろうと思いつつも、この辺は使い込むうちにそれなりの操作感になるかもしれない。

それと、申し訳程度しか伸びない内蔵式のレンズフードの貧弱さは、哀れとしか言いようが無い(苦笑)。レンズ保護にもならないので、はっきり言ってこれなら無くてもよい。別売りでいいので、しっかりした外付けのフードを用意すべきだろう。

20160403b

20160403c

適当な被写体がないので、見頃を過ぎた梅を試写。赤城山麓では桜以前にまだ梅が咲いているのだ。

写りは値段なりで、逆光にもそれなりに耐性があるのは今どきのズームレンズと言ったところか。ま、至近距離でシャープなのはある意味当たり前で、望遠レンズの真価が問われるのはやはり遠景だろうが、それはまた次回。

DJIが先ごろ発表した新型ドローンPhantom4の進化は凄い。風に弱くよく落ちるという小型ドローンの宿命はそのままだが、衝突を回避する技術を低コストにパッケージングしているのは大したものだ。

この手の製品はセンサーに目が行きがちだが、センサーが捉えた情報をどのように処理するかというソフトウエア技術のほうが重要なのだ。DJIはその辺りの投資を積極的に行っているという話で、ハードウエアの開発と生産に拘って没落した日本のメーカーを反面教師とし、その二の舞いを避けているように見える。

とかく我々は中華製について信頼性などとやかく言ってしまう傾向があるが、それは70年代くらいまでの日本も同じで、いつか来た道である。もちろんアリババ辺りで売っている安い製品には、パクリやバッタもんがまだまだ多いのも事実だが、そこは安さとのバーターと考えれば解決する。

例えば液晶テレビとスマホで台頭してきたSAMSUNGも、ハードからソフトに舵を切りつつあるが、もともとが日本のメーカーを手本にしていることもあってか、会社自体がその急激な変化についていけてない感じがある。その点、新興のDJIはApple辺りをモデルにしているらしく、ハードはEMSとODMを上手く使い分けているようだ。

ところで、何でもそうだが、仕事面から見ると新しい道具というのは、実際に広まってしまうとそのアドバンテージはかなり低くなってしまう。ドローンも早くに手を出した業者は重宝がられたものだが、撮影機材としてはいまや珍しいものではなくなってしまったため、プロモーション系の業者なら自社で特機扱いで常備していて、逆に空撮できないことのほうが驚かれる。

個人的な趣向もあって昔から空撮には興味があり、Phantomの初号機はすぐにでも手に入れる勢いだったが、搭載カメラが2K止まりだったことあって、その後も機材自体には手を出さずに様子見..羊さんに意気地なしとなじられそうだが(笑)..している。昨年山間地の空撮仕事を頼まれ、その時にPhantom3を手に入れようと算盤はじいて目論んだのは事実だが、結局その際も借りて事は済んでしまった。

昨年のマイαブームは7RIIの導入で決着を見たので、次はドローンの導入が目下の検討事案になりつつある。一番問題視していた解像度は、一応前モデルから4K撮れるようになってはいるものの、自分自身が動いて撮影するだけに60Pであることに越したことはない。今のDJIならすぐに4K60Pにしてくれそうなのだが、元年と言われる今年であっても年内は無理かな..

20160309

今日は雨。気温はさほど低くはないが、お天道さまが出ていないので肌寒い。餌台に集まる鳥たちも心なしか少ないようだ。

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CP+あれこれ

2016/2/28

某サービスより毎年招待状はもらうのだが、まったく行く機会に恵まれないCP+。そんな中、行ってきた友人知人の話の中で気になった製品をいくつか。

まず、シグマがメーカー純正?的なEF-Eマウントアダプタを販売するようで、噂通りAF速度も精度も純正の性能を維持するようであれば、値段次第だがソニーEマウント使用者には朗報だろう。m4/3も出してくれると嬉しい限りだが、シグマはm4/3には妙に冷たいので難しいかな。

さらに同アダプターの老舗的なKIPONでは、アダプタにとうとうドロップインでフィルターを挿せるタイプを出すようだ。可変NDが同梱されるらしく、これはかなり魅力的。実際に発売されれば是非とも手に入れたい。

レンズでは中華製のLAOWAという初耳の製品があり、中でも気になったのは15mm F4 WideMacroだ。ワーキングディスタンスが18mmの1:1等倍撮影ができ、さらに上下方向に6mmのシフトも可能となっている。どんな絵が撮れるか気になるところであり、是非とも動画撮影にも使ってみたい。

そして実際に日本で発売されるのか気になっているのが、超小型4KカムコーダーZ CAMERA E1だ。昨年クラウドファンディングのKickstarterで出資を募集していて、プロジェクトは開始されたと海外のサイトでは情報を得ていたが、日本では技適の問題があってどうかと気になっていたのだ。

Z CAMERA E1
https://ksr-video.imgix.net/projects/1834352/video-549605-h264_high.mp4

今回CP+に出品されていたということは、無事に製品化にこぎつけたのだろう。ドローンに搭載することを目的とした4Kカメラではあるが、操作すべてをスマホやタブレットから行えるので、それ以外の用途でも使いみちは十分にある。何よりm4/3マウントを採用したレンズ交換タイプであるというのが素晴らしい。これは映像クリエーターであれば間違いなく買いだ。

20160226

そろそろ冬鳥の春の移動の時期ということもあって、シメに混ざってアトリが2羽..雌雄なのでペアなのかな..我が家の餌台に立ち寄っている。アトリといえば万羽の単位の大群で有名だが、たった?2羽というのも新鮮だ。

スズメにいじめられながらももう一週間ほど滞在しているが、来週暖かくなれば北を目指して旅立っていくことだろう。来年またお越しを願いたいものだ。