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カッコウ初認

2022/5/24

今年も赤城高原にカッコウがやって来た(20日)が、例年より5日程度遅い渡来である。

ツバメを始め夏鳥全般の動きが遅いので、まあそんなもんかという感じではあるが、季節の便りとしてはまずまず。

残るはホトトギスを残すのみだが、カッコウから4〜5日遅いのが通例なので、今週には特許許可局の声を聞くことになるだろう。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

だいぶ葉が展葉してしまって小鳥を見つけのも難儀する季節だが、時々声を頼りに探せば隙間から姿を垣間見ることも..

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人懐っこと言えばヤマガラが一番だが、シジュウカラを除いて総じてカラ類は人を恐れない傾向がある。

ヒガラもまるでそこに人などいないと言わんばかりの行動を見せることがあり、こちらが逆に動くことをはばかられてしまうことがある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

この時ヒガラが見つけて盛んにつついていたのはテンか何かの糞だった。テンは基本的には肉食だが、木の実なども食べるので、糞の内容物から種子の種などが出てくる。

だが、季節的に木の実というのは考えられないので、この時は糞の中から獣毛などを引っ張り出して、巣材に使おうとしていたと思われる。

動画も撮れるほどしばらくつついていたが、結局上手く取り出せなかったらしく、諦めて飛び去っていった。

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赤城高原には田んぼや河川など湿性域のたぐいはほとんどなく、あっても農業用の調整池くらいなので、冬季にカモの仲間が羽を休めているのがせいぜいで、基本的に水辺を好む生きものは少ない。

特に魚食の鳥類は生息しておらず、先日のカワウのように高空を移動途中を見かけることはあっても、地面に降り立っている姿を見るのは皆無と言って良い。

上空を飛ぶと言えば、そのカワウのように朝晩にフワフワとアオサギが飛んでいるのを見かけることはたまにあるが、ダイサギやコサギのようないわゆるシラサギの仲間はめったに見掛けない。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

と言うことだったのだが、つい先日珍しくダイサギが群れで飛んでいるところに遭遇。しかも朝だったのに南下していくところだったので、これまた珍しいなぁと思った次第。

アオサギやゴイサギ..夜間に声を聞くことがある..なら朝に下流方向からやって来て夕方また戻るという動きをするのだが、その逆というのは不思議な行動なのである。

しかもこの時は割と低空を飛んでいたので、テレコン付き840mm相当ではその一部しか捉えられず群れ感がまったく分からないが、20羽以上でフワフワと飛んでいた。

単焦点レンズのキレの良さは認めるが、やはり望遠ズームのほうが生きものを撮るには便利なのは間違いない。

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メジロの求愛

2022/5/15

メジロはカラ類同様に冬の間は群れで行動しているが、今は繁殖シーズンなのでペアまたは単独でうろついている。

うちの庭先でも毎年ヤマボウシに営巣しているメジロ。写真の個体が同じかどうかは不明だが、この時は雄が雌に求愛給餌を行って成功していた。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM-1ほどではないがGH6の被写体認識もG5やG9PRO同様にちゃんと機能している。

パナの無駄なこだわりでAFがDFDなので、OM-1のようにアグレッシブな性能は期待できないが、OM-1を知らなければこれはこれで十分だ。

コントラストAFというだけでパナ機を敬遠する人はいるが、動きの早いスポーツでも撮らない限り、特に動画ではDFDで十分である。

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連休中はまだ近所の防風林でうろついていたシメだが、ようやく帰省したのかGW明けた途端にパタッと見かけなくなった。

もちろんうちの餌台に来ていたような越冬組はとうの昔に旅立っているので、GWに見かけるのは南からの北上組。

それが証拠に単独行動が身上のシメが小群で行動しており、その数も日替わりで大きく増減しているのが判る。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

最後のほうは再び単独行動っぽい個体が多くなり、見掛けくなった前日は1羽だけだった。

繁殖地のシベリアへ帰るのが遅い分、日本列島に渡ってくるのも遅いシメだが、来冬も無事に越冬しにやって来て欲しい。

ウクライナに戦争ふっかけたロシアへの制裁の関係で、今は彼の地からの人の出入りが制限されているが、渡り鳥に国境はないのでね。

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耕すそばから

2022/5/12

生きものの痕跡を認めるのも難しい冬越しの田んぼだが、初夏になってひとたびトラクターが田起こしに入ると少しづつ様相が変化する。

掘り起こされる前から時々コロコロと鳴いていたシュレーゲルアオガエルたちが引水を期待し賑やかさを増し、日当たりの良い畦にオケラが這い上がってきて右往左往。

それにどこで見ていたのか、ダイサギやアオサギが飛来してトラクターの後について回り、逃げ惑うミミズを採餌する姿をあちこちで目にする。

同じ人為的な耕地であっても乾燥している畑と違って田んぼは湿地そのものなので、そこに集う生きものを種類はかなり違うものがある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM-1は事前の噂では高感度性能が2段アップしたという触れこみで、確かに前モデルと比べると向上している印象はあるが、さすがに2段は言い過ぎで、控えめに言っても1段少々といったところだろう。

もちろんそれでもGH6よりは高感度性能は高いので、そこは両機を併用する上でありがたいことではある。

それより特筆すべきはダイナミックレンジが広くなった点で、以前ならちょっとした露出オーバーで白飛びしていたシラサギの背面など情報が残っていて結構粘っている。

これなら以前のように明るい光源下で白を写す際、意識的にアンダーにしなくても良さそうだ。

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連休中にコサメビタキも初認。

エゾビタキ同様にどちらかと言うと秋の渡りの時期のほうが遭遇率が高いが、夏季に時々見かけるので、当地でも少数が繁殖していると思われる。

林冠部にいることが多いのでいつもは見上げだが、この時は採餌のためか林縁の低いところで出たり入ったりしていた。

ちなみにコサメビタキの和名は小雨ではなく小鮫と書く。サメビタキより小さいのでコサメだが、鮫肌?の色合いなので両種とものこの名前がついている。

なんとも見た目と和名がまったく相容れない鳥の一つだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO / ISO6400

コサメビタキとよく似ているのがキビタキの雌で、林内だと暗いせいでどちらか識別するのが難しい種である。

キビタキの雌は背面がオリーブ色が強く、尾筒の付け根に黄色い羽衣が見えていることがあるが、それを明確に確認するにはやはり光が当たっていないと厳しい。

まあ何よりこの個体はキビタキの雌から追い払いを受けていたw

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今年はなかなか林縁に姿を見せてくれないキビタキだが、GW中にようやく撮影。もう葉が展葉し始めているので、渡来初期のこの期を逃すと撮影は難しくなる。

タイミングが合うと遅咲きの桜で餌をついばむ姿が観られるのだが、今年は残念ながら桜散った後となった。

ということで、タイトルとは異なり写真は黄色い鳥w

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

そう言えばこの連休中に今年も近所でオオルリのさえずりを確認した。場所は昨年と同じ谷筋。

雨でも振らない限りは涸れ谷なので、あまり適地とは思えずその線は期待していなかったのだが、その後も連日鳴いているので、2年続けてとなると繁殖している可能性があるかな。

繁殖確認したいところだが、あの谷は意外に深くてヤブヤブしていてあまり入りたくないのが率直な感想..

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農家も始動

2022/5/8

GW前半は天気が悪く庭に遅霜が降りるほど寒い日が続いたが、後半は好天が続いた。久しぶりに遠望できた浅間山はその前半の降雪で少し白くなっている。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

その遅霜を恐れて農家も天気予報とはにらめっこの様相だが、それでもぼちぼち活動が活発化しており、ヒバリやホオジロが日々トラクターに追われて右往左往している。

おらが村は基本的に農業主体だが、作物が育つには自然の日光と雨、それに日中の気温の高さが重要なので、冬の間は農家は南のほうに畑を借りているうちが多く、自分ちの周囲を耕し始めるのはGW明け頃からである。

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ツバメは4月27日になってようやく毎年営巣している建屋近くで確認。下界では3月下旬には観測しているが、当地ではこれが初認となる。

平野部に比べて渡来が遅いのはいつものことではあるが、年々遅くなっている印象がある。繁殖ペア数も減っている感じはあるので、ちょっと不安なデータであることは否めない..

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

空抜けならかなり遠くてもそこそこの被写体検出率を誇るOM-1。

ピンもそれなりにいい感じに合わせてくれるが、ツバメは動きがトリッキーなので、そもそも1200mmともなるとファインダーに捉えるのが至難の業だ。

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