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小生の使い方ではあくまで動画が必須なので、秒間何十コマ撮れる!的な連写性能よりは動画のフレームレートのほうが重要。

市場にはナイコンZ9のように8K60Pで記録できるカメラもあるが、動体の静止画を切り出すなら120Pあれば1/250で撮れるので、そこそこ被写体ブレも抑えられるという意味で、そこはやはり4K120Pのほうが都合良い。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / コガモ

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / カワウ

上のカットは何れもGH6の4K120P映像からの切り出し。

基本的に動画を撮ってはいるがあくまで記録目的なので、1フレームを切り出してそれが個体識別用の静止画として使えるというのには大きな意味がある。

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鳥の飛翔というのはいきなりだとファインダーに捉えるのも至難の業だが、ある程度飛ぶことを予測できればあとは今どきのAIによる被写体認識とAF-Cの追随性能に任せればOK。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワウ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホシハジロ

これは先日の記事の続き。OM-1同様にX-H2SもVer.3.0にファームアップしてこの手のシーンは難なく切り取れるようになった。

何れ仔細な違いなれど、被写体の検出速度はOM-1のほうが早い印象だが、ピンを掴んでからの粘りはX-H2Sのほうに軍配が上がるかな。

午後に仕事で平野部まで降りる用事があったので、朝から昼までクライアント近くの水場へ。

iPad片手に岸辺に腰掛け、カメラを脇に置きテルモスのコーヒーをすすりながら久しぶりに水鳥など観ながら過ごす。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カルガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ雌

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワウ

普段は遠く空高く飛ぶ天狗様や藪の中のシャイな鳥しか観ていないので、目の前でのんびりしている水鳥たちを眺めるのは新鮮である。

何せ地元県北の少ない湖沼群はこの時期どこも凍りついて鳥がいないのでね。

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欧州北部のワッデル海にあるアジサシのコロニーで鳥インフルが発生し、コロニー全体で壊滅的な被害となっているとのこと。

日本で鳥インフルと言えばその多くは冬季で、カモなど水鳥が多く集まる湖沼では同様の集団感染が心配されているが、今のところそこまで大きな被害は報告されていない。

新コロナと違って鳥インフルはてっきり季節性のものだと思っていたが、繁殖期にも発生するとなるとコロニーを形成して集団で営巣する種にとってはかなり危ういということになる。

Nikon F5 / AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D / ウトウのコロニー / 北海道

Nikon F5 / AF-S Nikkor ED 600mm F4D + TC-14E / ウミウのコロニー / 北海道

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / カワウのコロニー / 群馬県

コロニーを形成する理由は大きく2つあって、立地の問題で繁殖適地が限られていたり、集団的自衛権ではないが数の力で外敵から身を守るため。

そういったコロニーを形成する多くは水鳥の仲間で、各巣はほどほどの至近距離となるため、個体同士のいざこざも多く、こういった場所で鳥インフル入ってたら一発でパンデミックとなるのは想像に難くない。

新コロナは人の社会生活が引き起こしている点でその活動を抑制すれば抑え込むことも可能..それが機能していないのでパンデミックになっている..だが、自然界の種ではそれを知ることも図ることもできないので、これに関してはなるようにしかならないのが頭の痛いところだ。

南の平野部の方から、かなり高空を何者かの一群が飛来してくるのに気がついた。

肉眼ならまずわからなかったかもだが、たまたま近所で繁殖しているハヤブサが飛んでいたのを双眼鏡で眺めていて、その視野の背後に入ってきたからだ。

最初は渡りで北上中のガンの群れかと思ったが、さすがにこの時期でこのまとまった数は考えにくく、手ブレをこらえて目を凝らしているとカワウだと分かった。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

上空は風が強いのか、鈎になり竿になりという言葉通りの動きで、順次先頭グループが入れ替わっての飛行である。

そう言えばこの連中もこんな飛び方をするなと思いつつ時折行方を追っていると、赤城高原を通り過ぎてさらに北上して見えなくなった。どこから飛来してきたのか不明だが、カワウは1日に100km以上は軽く移動するらしいので、県境を超えて行く可能性もあるかな。

フレーミングで見切れているが、実際は写っている数の3倍程度の数はいて、昨今のカワウの漁業被害を考えると、あれがすべてどこかの水面に降り立つのかと思うとなかなか厳しいなぁと思ったり..

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天狗谷へ行くはずだったが、先週の尾瀬に味をしめた家人から原の次は沼へとリクエストされ、急遽尾瀬沼周遊へと予定変更とあいなったw

iPhone SE

尾瀬沼に来たのはいつ以来かというほど久しぶり。前回はたぶん知人のカメラマンのガイドで来たのが最後だったかな。尾瀬と言えば普通は原のほうを指すので、仕事絡みでも足を運ぶのは尾瀬ヶ原ばかり。

大清水〜一ノ瀬間の往復6km超の林道歩きがかったるくてこっちのコースは敬遠しがちというのがあるが、低公害車による乗り合いタクシーの運行が始まっているので、今後は季節を変えて足を運ぶのもありかな。

ということで、東日本第二の高峰の燧ヶ岳をバックに今日も中の人登場w

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

先週の原と同様、ミズバショウは終わってニッコウキスゲはこれからの時期なので、大江湿原は花も人も喧騒からは隔絶された静かさであった。

湿原と沼を渡る風が素晴らしく心地よい。

Google Pixel 5

大江湿原で見たかったのは原の時と同じで獣害状況。長蔵小屋を過ぎてすぐにシカのヌタ場が目に入ったが、前回訪れたときほどの酷さはない感じである。

花の端境期ということもあるが、商売柄と言うか思考がどうしてもこっち系なのでこればかりは仕方ないなw

Google Pixel 5

大江湿原もぐるりと防鹿柵で覆われており、地道だがこういう方法しか獣害を防ぐ手立てがないのが現実。動物園では生きものが檻の中だが、広大な自然環境では逆に人が柵の中ということだ。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

カワウは昔は見かけなかったが、近年は沼に常駐する個体が少なからずいるようだ。

尾瀬沼はその昔に長蔵小屋の主人が養殖を試みて勝手に放流した経緯があって、そのほとんどは失敗したが、一部命をつないでいる種類がいると聞いている。イワナなどはその代表だが、結構大物がいるらしいとは釣屋に聞いた話。流れ込みとか池塘にはアブラハヤがよく見られる。

沼は周囲約8km、水深は深いところ10m近くあるので、沼と言うよりは湖と言ったほうが適切だろう。カワウが餌を探すのは水深が浅い場所と思われる。

Google Pixel 5

混交林の樹間に水面が見え隠れする尾瀬沼の北ルートは、行ったことがある人には判る南東アラスカ感に溢れるエリア。但し、チシマザサには目をつぶるべしw

Google Pixel 5

先週は食っちまったあとで気がついたの写真がなかったが、尾瀬に来た際は名物の花豆アイスがオススメだ。鳩待峠ではソフトクリームが、大清水側ではジェラート(写真)でその濃厚な甘さが味わえる。

もちろん、尾瀬でなくても片品村の道の駅とかでも買えるけどね。

オシドリの鳴き声が響く山間の静かな湖沼に立っていると、下流方向からバシャバシャと水をたたく羽音がしたので振り返ると、カワウが飛び立とうとして水面を走ってくるのが見えた。

手にしていたのはE-M1XとED300PRO+TC-20だったが、テレコンを外している時間はないので、カスタムモードをあらかじめ登録してある動体追尾用(AFターゲットグループ&C-AF+TR)に切り替え、LVスーパーコンパネで手ブレ補正モードをS-IS2(縦ブレのみ補正する流し撮りモード)に変更して、そのまま1200mmで流し撮りを試みた。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

まだ日が昇りきっておらず尾根陰で暗かったので、F8では必然的にスローシャッターになるだろうという読みはあったが、S-IS2モードが十分機能しているのが分かる。

E-M1XとED300PRO+TC-20の組み合わせなら、1200mmという超望遠でこんなこともできちゃう、かもw

野生動物は環境破壊で生息地を追いやられ、徐々に絶滅に向かうというのが一般的なイメージであるが、減るどころか逆に数を増やしている種もいるという代表格がカワウだろう。

漁協がわざわざ河川に美味そうなアユなどを放流しているわけで、理由はどうあれそこに魚がいて、食っても食ってもどんどん補充されるのだから、カワウにしてみればこんなにありがたいことはない。

それはまさに人為的な餌付けに他ならなず、カワウは明らかに人の生産活動でその繁栄を謳歌しているのである。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

赤城高原から平野部に下る道すがらの某貯水池では、カワウのコロニーが子育ての喧騒で賑やかである。カワウは全国どこに行っても漁業被害の被疑者であるため、関係者からは嫌われ者の烙印を押されている。

増えすぎたシカ同様、それに伴う第一次産業への被害も放置しておけない状況にあるため、野生動物管理の名の下に適正な数になるよう駆除の対象となっているわけだが、増えた原因がそもそも人の生産活動にあるわけで、そのツケをまた人が払わされているというのが実情だろう。

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