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この冬我が家の庭に最も多く集まっていたのはカワラヒワ。近年ここまで多い年は珍しく、20や30羽どころか多い日は50羽以上で群れている時も。

そうなると争いも絶えず、時々居間の窓にゴツンとぶつかる程の勢いで喧嘩していることも。カワラヒワは冬はこうして群れていることが多いくせに、結構喧嘩っ早い性格なのである。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

そのカワラヒワの群れの中にいて、我関せずで大きな顔をしているのがシメ。多勢に無勢なれどカワラヒワも一目置いているのか、シメには関わらないようにしている様子である。

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小生の使い方ではあくまで動画が必須なので、秒間何十コマ撮れる!的な連写性能よりは動画のフレームレートのほうが重要。

市場にはナイコンZ9のように8K60Pで記録できるカメラもあるが、動体の静止画を切り出すなら120Pあれば1/250で撮れるので、そこそこ被写体ブレも抑えられるという意味で、そこはやはり4K120Pのほうが都合良い。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / コガモ

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / カワウ

上のカットは何れもGH6の4K120P映像からの切り出し。

基本的に動画を撮ってはいるがあくまで記録目的なので、1フレームを切り出してそれが個体識別用の静止画として使えるというのには大きな意味がある。

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昨日一昨日と日本列島から冬が去ったのではないかと思えるほどの暖かさだった。日中とは言え17℃とかこの季節の気温とは思えない。

我が家のぬこ様もちぐらから溶け出して床に腹ばいになっていたほどで、さすがにまだ冬毛をまとうけものには早すぎる春の気配であったろう。

かくいう小生もフリースを脱いでいた時間帯があったぐらいで、やはり急激に気温が上下すると恒温動物は数値以上の感覚を感じるということなのだろう。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホオジロ

ちょっと前までは暖かい日を選んでさえずっていたホオジロも、今週に入ってからは毎朝庭で一筆啓上と鳴くようになっている。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カシラダカ

近年その数を減らしていると言われているカシラダカも、20年以上続けて我家の庭で越冬しているが、この暖かさに触れて少しぐぜっていた。

例年だと3月下旬ぐらいまで滞在しているが、どうだろう今年はちょっと早くに渡去するかもしれない。

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鳥の飛翔というのはいきなりだとファインダーに捉えるのも至難の業だが、ある程度飛ぶことを予測できればあとは今どきのAIによる被写体認識とAF-Cの追随性能に任せればOK。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワウ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / ホシハジロ

これは先日の記事の続き。OM-1同様にX-H2SもVer.3.0にファームアップしてこの手のシーンは難なく切り取れるようになった。

何れ仔細な違いなれど、被写体の検出速度はOM-1のほうが早い印象だが、ピンを掴んでからの粘りはX-H2Sのほうに軍配が上がるかな。

今年は事前に言われていた通りスギ花粉の飛散量が多い。県南では小生程度の症状でも被膜でガードする系のスプレーで防御しておかないと、終日クシャミに悩まされることに。何しろやまびこの原理で山間でのクシャミは結構響くのである。

特に県南の天狗様観察ポイントは杉林の林縁付近が多いので、この季節の悩みのタネでもある。

と言いつつ早十数年経つのであるが、まあ世間で言うほどの酷い症状にまで進行してないのは助かっているのだが、アレルギーなのでこればかりはどう転ぶのか不透明である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

杉林の林縁にあるシカ除け柵の付近でジョウビタキが出たり入ったりしていた。

ひと頃のカメラ各社のAI被写体認識によるAF性能には一喜一憂したが、個人的にはここまで追いかけてピンを合わせてくれれば御の字である。

特にOM-1は当初は安定しない場面が目立ったが、Ver.1.3になって以降は実に安心していられる。上の2枚の場面でも、ファインダーに導入後は常にジョウビタキの目を追尾し続け、ピンも追いかけ続けていた。

特に2枚目など、OM-1に限らず以前のカメラのAF-Cなら間違いなく手前の白い看板にピンを持っていかれていたはずだ。

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窓越しエナガ

2023/2/25

先日伐採した玄関脇のクヌギは、枝が大きく張り出して仕事場の窓の視界を塞いでいたのだが、それが取り払われた結果、家を立てた頃の上越国境ビューイングを取り戻した。

上越国境方面は部屋を移動すれば観えてはいたのだが、やはり仕事場の窓から見渡せるのは爽快である。これならちゃんと窓をクリンビューしようかという気にもなるw

ただそのクヌギは鳥たちが姿を隠したり餌を探す..虫の卵など..場所だったので、それが窓辺で至近距離から観られなくなったのはちと残念。

まあ北側にも庭木はあるので目的はそちら方向で果たせるのではあるが..

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / エナガ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / エナガ

窓越しなのでペアガラスを挟んでいるが、それでもこの距離感だとレンズ性能にもよるがここまでクリアに写せる。

光線状態の関係で向こうから部屋の中はハッキリと見えてないと思われ、そうなると意外に近くまで寄ってくる。

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セグロセキレイはどこでも観られるいわゆる普通種だが、世界的に見ると実は日本固有種という珍しい種である。

ただ、赤城高原の我が家の周辺では本種よりも世界的に広く分布するハクセキレイばかりで、セグロセキレイは下の段まで降りないと意外に見かけない。

子供の頃、ハクセキレイは夏の北海道で繁殖して県内では冬鳥というイメージだったが、今や東日本を中心に日本国内どこでも観られる普通種となっている。

ではそれによってセグロセキレイが減っているかと言えばそうでもなく、それなりに棲み分けしているという話である。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

昔、風蓮湖で英のバーダーに声掛けられ、明後日帰国するんだけどセグロセキレイはどこで観られる?と聞かれた。

国内ならどこでもと言おうと思ったが前日は羽田周辺にいるというので、なら多摩川なら確実と伝えて別れた。そして数日後に無事観られたと英からお礼のメールが届いてビックリしたことがある。

で、この話のオチはセグロセキレイを観たのは多摩川ではなく、羽田空港の展望デッキだったということ。

本種に限らず遠く日本までやって来る欧州バーダーは、極東固有種の記録にかなり執念を持ってやって来る印象がある。前述の風連でも羅臼でも、昔からオオワシ目当ての人によく遭ったので。

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ジョウビタキは近年国内でも局所的に繁殖例が見られ、そのまま定着している話も聞くが、まだ多くは大陸からの越冬組である。

赤城高原では10月中旬以降に渡ってくるが、雪が降って根雪になる頃には姿を見かけなくなる。

採餌の関係で平野部に降りてしまうのか、その後に雪が解けても戻ってくるのはレアケースで、春先に北帰行の個体がたまたま立ち寄るだけと思われる。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

写真の雄は県南の里山で目の前に現れた個体で、ステンレスの杭に映り込む自身の姿が気に入らないのか盛んにアタックを繰り返し、最後は勝ち誇ったようにトップに留まって周囲を睥睨していた。

渡来したては警戒心が強いのでよくこういった行動が見られるが、立春を過ぎたこの時期には珍しいので、新たに平野部に侵入してくる個体への警戒なのかもしれない。

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鳥は飛んでいるところこそ生態的に面白いのではあるが、その鳥が水面に浮いていられるのだから水鳥こそ鳥類の中では最強と言えようか。

天狗様がいかに強力な鉤爪や空高く帆翔できる大型の翼を持っていようとも、水面や海上に漂うことはできない。河川や湖沼はともかく海は地球上の7割を占めるのだから。

そういう意味で水鳥の仲間は空海陸のいかなる環境でも生活できるのはやはりスゴイ。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カルガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / オオバン

水質にも依るのだろうが角度によって水面の色合いが変化するのは面白い。

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午後に仕事で平野部まで降りる用事があったので、朝から昼までクライアント近くの水場へ。

iPad片手に岸辺に腰掛け、カメラを脇に置きテルモスのコーヒーをすすりながら久しぶりに水鳥など観ながら過ごす。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カルガモ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / コガモ雌

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワウ

普段は遠く空高く飛ぶ天狗様や藪の中のシャイな鳥しか観ていないので、目の前でのんびりしている水鳥たちを眺めるのは新鮮である。

何せ地元県北の少ない湖沼群はこの時期どこも凍りついて鳥がいないのでね。

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