地道に取る観察記録は大事
2022/5/2
今年は近所のクロツグミの初認が遅れていて少々ヤキモキしていたが、GW直前になってようやくさえずりが聞こえるようになった。
ただ、今日現在でも例年とは異なる林分で鳴いているのと、平年比で1週間から10日ほど遅いので、これくらい誤差があると個体が入れ替わった可能性もあるかな。
クロツグミの平均寿命がどの程度かは知る由もないが、少なくてもここ6年はほぼ同じ時期に渡来し、同じ木をソングポストに使っていたので、雄については同じ個体だったろうとは推察できる。
研究者ではないので厳密な意味でのデータとはならないが、こういった民間アマチュアの地域性の高い地道な観察記録は、統計を取る意味でも後世のために残していくべきだと常々考えている。
今年もあの鳥..に限らず生きもの全般..が帰ってきとか初認したかだけでなく、その個体の行動パターンなども可能な範囲でつぶさに記録しておくことが肝要であろう。
OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
もう何処も新緑に染まる山野にあって、落葉樹の枯れ木でそこだけぽっかり空間が空いており、このクロツグミは終日ここでさえずっていた。
今は取り立てて生態写真だけ狙っているわけではないので、生きものなら何でも大きく撮れば良いというスタンスではない。ズームレンズなのだからワイド側に引いて撮るのもアリである。
拙者は昔から「生きもののいる風景」というのを割と深い根底のテーマにしている。