タグ : アキアカネ

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真夏のトンボ

2024/7/21

蒼穹に乱舞

2024/7/8

雪国の山里の田んぼはすでに冬じまいとなって、後は根雪を待つだけとなっている。

気温が上がって前日の積雪は解けたが、その雪解け水の残る田んぼでは、アキアカネたちが最後の産卵行動で大忙しだった。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / アキアカネ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ヤマトシジミ

遠くばかり集中して眺めているので、時折り足元の周辺にも目を落とすと、打って変わった陽気を謳歌する虫たちに気が付く。

アキアカネは暑さに弱いので盛夏は標高の高いところへ移動してるので、個人的に避暑トンボと呼んでいる。

秋になり涼しくなって産卵シーズンを迎えると、羽化した場所へとまた降りて行き、そこで一生を終える。

そんな感じの生活史なので、山が冠雪するような季節ともなると避暑地では姿を見かけなくなるのだが、そもそも標高の高いところの湖沼等で生まれ育った個体群は、下界に降りることもないので、そこで産卵して次世代に種をつなぐことになる。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

標高2000m付近の池塘脇の木道で暖を取るアキアカネのペア。

雄は雌を掴んで離さず、飛ぶ時はいつも一緒。来年もまたこのペアの子孫たちが、彼の地を訪れる登山者を賑やかに迎えてくれることだろう。

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少し秋色

2023/10/13

野外で終日突っ立っていると、少しでも秋っぽい雰囲気を探すことに無駄に腐心してしまう。

時が過ぎれば自然と秋めいては来るのだが、まあヒマに任せてといったところで、カメラマン時代のある意味クセのようなものだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

特等席で秋色を眺めるかのような赤トンボ。

この時期アキアカネは当地ではすっかり見掛けくなったが、同じような標高の場所でも居るところにはまだ残っている。赤城高原にはトンボが繁殖するような水場が少ないので、そういう地勢的な理由が関係しているのだろう。

カテゴリ:季節感|タグ:

家の周辺の避暑トンボたちは数を減らしてあまり見掛けくなった。時折外界にまだ降りていない個体がいるが、赤とんぼの名前の通り体色が赤くなっている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

先日登った裏山も夏場に比べて数は減っていたが、同様に残っている赤い個体がナナカマドの実とその赤を競演していた。

カテゴリ:小動物|タグ:

望遠マクロ

2023/8/26

近所の避暑トンボたちが赤くなって少しづつ赤トンボらしくなっている。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H2 / XF18mmF1.4 R LM WR / PROVIA

1枚目は望遠ズームの望遠端、2枚目は広角レンズで近接して撮影。広角マクロでは絞り込んでパンフォーカスも可能だが、それだとスマホで撮っても同じなので敢えて少しぼかしている。

目的によりけりなのでどっちが良い的なものではないが、個人的には生息地の景観を写し込めるので広角接写のほうが好みかな。

昆虫も近づくことを許容する種とそうでない種がいて、許容する種でも時と場合で近づけないこともあるので、望遠レンズによる望遠マクロはできたほうが良い。

そういう意味でフジのXF70-300mmは優れもの。300mm..35mm版換算だと450mm..側で約80cmまで寄れ、最大撮影倍率が約0.66倍というのは望遠マクロとして使い勝手が良い。