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ツユクサは朝咲いて日中にはしぼんでしまうので、朝露が如くのイメージからその名前がある。

夏草に分類されるが、時期的にはちょうど今頃から秋にかけてが盛りだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ツユクサは小さい花を付けるが、林縁などで群生していることと、花の色が青いために割と目立つ印象がある。

青は意外に野外で目立つ色の筆頭であり、よほど群青色のように深い色合いでなければ、ある程度の面積であれば遠目によく見える。

よく言われるのが登山などで遭難した際、青い雨具や上着は発見されやすいという話だ。工事現場などで使われるブルーシートも、そういった意味でよく目立つ。

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富士フイルムという何となくカメラメーカー然としないイメージに、APS-Cセンサー、それにクラシカルな操作性とデザインが好き嫌い分かれるとは思うものの、フジのX-T3はなかなかによく出来たカメラである。

無駄にお金を沢山払えば性能が良いカメラが手に入る昨今、このサイズ感この値ごろ感でここまでの高性能を有するカメラは、現時点でX-T3が頭一つ抜きん出ていると言ってよいだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA

唯一、他社との比較で足らない機能で言えばIBIS(ボディ内手ぶれ補正)が装備されていない点だが、これはサイズ・重さとのバーターと割り切るしか無いだろう。

ソニーαが35mmフルサイズ機で実現しているので、現在の技術で実装できないことはないと思うが、結果的にX-H1の大きさになってしまうのであればヒエラルキー的にX-T3の商品価値が失われてしまうし、それであればX-T3同等以上のX-H2の登場をおとなしく待つのが正解だろう。

さて、基本的に手放しで褒められるX-T3だが、2点ばかり何とかしてほしい要望がある..正確にはどちらか1点の改善を希望..ので、X-H1に倣って忘れないうちに記しておく。

露出補正ダイヤルが回せない
露出補正ダイヤルが右手親指の腹で回せない。正確には回せないことはないが、奥に引っ込みすぎて回しづらくなってしまったのだ。恐らくバッグ等の出し入れで勝手に回ってしまうというクレームが、X-T2以前のモデルにあったのだろうと想像する。それなら他のダイヤル同様にロックを設ければいい話なのだが、フジは残念で安易な解決方法を取ってしまった。

もちろん、上からダイヤルを摘むようにして回すのが正しい使い方なのだろうが、X-T2以前のモデルでは出来ていた以上、個人的には余計なことをしてくれたという印象である。

リアコマンドダイヤル
パナ機と同様にフジのカメラのカスタム設定も実に多彩で、ボタン類やダイヤル類の初期設定はほぼすべて変更できるのだが、何故かリアのコマンドダイヤルに露出補正機能を割り当てられないのである。その代わりフロントの同ダイヤルに露出補正を設定して右手中指でクルクル回しているのだが、併用しているX-H1と同じことが出来ないのは何とももどかしいのだ。

この話は①と連動していて、結局①が難しくなってしまったことに起因しての文句ということになる。物理的にダイヤル位置を動かすことは不可能だが、カスタム設定はファームアップで対応することは容易いことなので、これは即刻対応してほしいね。

ということで、騒ぐほど致命的な問題ではないが、全体的に良い感じであるだけにちょっとモヤモヤするのだな、これがw

それとこれはX-T3に限った話ではないが、マイメニューにフォーマットが入れられないのもいい加減何とかしてほしい。フェールセーフの発想は理解するが、ユーザーが登録しない限り誤ってフォーマットということはありえないので、登録するしないの選択はユーザー自身に委ねるべきだ。これもファームアップで簡単に対応できることなので、即刻改善を望む。

余談だが、カスタム設定で「シャッターを押したら電池蓋が開く」というようなものが出来ないというのはあるにしても、メーカーが「こうあるべき」という勝手な文化を押し付けてくるのは迷惑千万な話である。

経験的にキヤノンとニコンにこの傾向が強く、特にキヤノンにはこの点で大きなお世話だと言いたい..CPSの窓口で伝えたことはあるがあそこはあそこで色々とゴニョゴニョw..ね。

ナマビシン

2019/9/3

農道脇のU字側溝をこちらに向かって走ってくるけものを発見。上り坂なので駆け下りてくるという表現が正しい。

側溝自体が周囲の雑草に覆われていて、遠目には最初よく見かけるノラネコかと思ったが、アナグマほどではないにしてもネコにしては走り方がやや鈍重な感じで、近くまで来てから鼻筋の白い模様でハクビシンと判った。

こちらはその側溝の際に立ってカメラをバッグから取り出そうとしている間に、足元をお構いなしに走り抜けて行ってしまったが、すぐ先で側溝が畑土で埋まっていたため、そこから農道上に飛び出してそのまま反対側の防風林に入って見失ってしまった。

最近は路上の轢死体を時々見かけるくらいだったので、久しぶりにナマで間近で観たが、奇しくも11年前のほぼ同じ場所でよく似たシチュエーションで出会っていたようだ。当時は犬連れだったので先に犬が気がついたのだけどね。

それはそうと、たまにハクビシンを外来種とする話を耳にする..かくいう拙者も昔はそう思っていた..が、外来生物法では外来種とはされていない。

九州以外の西日本に生息地が少ないとか、DNAが台湾産と同一だとか、果ては国内でジャコウネコ科の化石が見つかっていないとかの理由で、以前は近代になって人為的に移入..またはペットが篭脱け..されたと考えられていたのである。

ただ、東日本の昔話に登場する雷獣として江戸時代に描かれた妖怪のモデルは、ハクビシンという説があるのも確かだ。夜行性でハッキリとその姿を目撃できない上に、タヌキやアナグマなど他の類似した生きもの..樹上や屋根裏に居る限りムササビも..と間違われていた可能性は否定できないからね。

何れにせよ、勝手に人家の屋根裏に棲み着いたり、果樹園で作物を食い荒らしたりと、人の生活圏では害獣扱いなので、イノシシやサル同様に肩身が狭い生きものには違いない。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA

庭先の雑草も盛夏に比べて元気がない。今月の草刈りをいつやっつけようかというのは目下の懸案事項である。

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パナSシリーズの動きには注視したいと先日書いたばかりだが、注視しすぎてwあることに気がついた。先日S1Hと同時に公開された最新のレンズロードマップから、さりげなく超望遠レンズが抜けているぞ。

昨秋発表時のロードマップには「Super Telephoto Lens」の記載があったので、これはソニーに続いて本気でニコンとキヤノンのプロシューマー市場..ここで言うプロとは報道系分野のプロシューマー..にガチンコで勝負に挑むとばかり思っていたが、この一年で心変わりしたようである。

韋駄天α9を擁するソニーは、ヨンニッパとロクヨンを順次発表して、着々と2大ガリバーに対峙できる環境を用意してきている。最初の勝負は来年の東京五輪になりそうだ。

野生動物のようなニッチな分野は横に置いておいて、スポーツ報道では大口径の超望遠レンズは必須である。ビデオカムコーダーのプロ市場でソニーと二分するパナがそんな事を知らないわけはないので、これは明らかにプロ市場を主戦場とする意図はない..少なくても数年は..ということだろう。

超望遠レンズは無くなったが、望遠ズームが新たに追加されているので、100-400mmクラスはありそうだ。それにシグマとのアライアンスがあるので、大して売れもしない高額なレンズを無理に自社で出す必要もなく、そっちはシグマに任せれば良いと考えているのかもしれない。

シグマからOEMという手もあるし、150-600mmのパナライカ版を期待しても良いのかな。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

夏の勢いはすっかり鳴りを潜めたが、さりとて目に見えてすぐに季節が移り変わるものでもない。

農村の路傍には、夏の名残の野草が過ぎゆく季節を惜しむように花をつけている。

昔は「よくそんな細かいことまで覚えているな」と感心されるほど記憶力が良かったのだが、このところ急性アルツハイマーでも発症したかと思うほど物忘れがひどい。

そのもの自体の像は頭に浮かぶのに、それにまつわる名前とか情報を記憶からすぐに引き出せないのだ。家人と話をしながら「ほら、あれだよあれ」「どれ?」「それだよ」みたいな会話になってw、特に人の名前は顕著だ。

業務上のことはiCloudのメモやリマインダーに登録し、必要なら期限を設けておくなどして対処しているが、口頭で言われたことで興味のないこと..家人いわく「都合の悪いことも」らしいが..はすぐ忘れてしまうのは困りものだw

そんな状況にある中で、自転車に乗らなくなってから30有余年経つが、いざまたがると問題なく乗れるように、取り敢えずカメラもそれなりに操作して撮影はできる。

特にフジのXシリーズはどれもレンズに絞りリングがあり、カメラの軍艦部にシャッターダイヤルとISOダイヤルがあるので、まず最低限の露出操作に迷うことがない。あとはピンを決めてシャッター押せば撮影は可能だ。

キヤノンのEOSシリーズを使っていた..今でも時々使うけど..期間が長いのだが、それほどまでに最初に操作して覚えたフィルムカメラの基本操作は記憶の深層心理に焼き付いているということだ。

というネタ話は、Xシリーズがいかにオッサン向けカメラなのかという裏腹でもあるなw

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

夏の終わりに黄昏時っぽい感じでエノコログサを撮る。実際は朝だけどw

8月も終わるが、お盆があるせいでそもそも8月は短く感じる。例年通り暑かったが、梅雨明けが遅くその分ジメジメと湿気っぽく、全体的にはやはり短い夏という印象だ。

さらにすでに秋雨前線が活発化していて、本格的な秋の訪れがいつ頃になるかが気になるところだが、北海道の道北ではヒシクイやカモが飛来し始めている報もボチボチ届き始めているので、シーズンに向けて諸々皮算用しておかねばと思うぞ。

ああでもその前に9月を無事に終えねばw

FUJIFILM X-T3 / XF16mm F1.4 R WR / CLASSIC CHROME / 谷川岳
FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA / 子持山

秋雨前線の影響で雲が多い日が続いている。その雲も風景写真では良いアクセントになるので、ドラスティックな展開はウエルカムだ。

カテゴリ:季節感, |タグ:,

今のこの時期、色あせつつある勢いのない緑ばかりなので、どうせ色がないならとモノクロで撮ってみる。

モノクロで切り取るだけで、何の変哲もない眺めが急にドキュメンタリータッチに見えてくるから不思議なものだ。

街なかスナップと違って自然がテーマだとモノクロは使いづらいので、要求されない限りは基本的にカラーで撮影するのだが、ブログに上げる程度なら気にならないね。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ACROSS

カラー画像でもPhotoshopでモノクロ化は簡単に加工できるが、やはり最初からモノクロで撮るほうが階調が損なわれず良い。

特にフィルムシミュレーションのACROSSモードはイイ感じに仕上がる。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

日本の商習慣で何が気に入らないかって、それはハンコである。大量生産されたその捺印をもって本人の意思確認とするという行為にまったく意味がわからない。

本人による直筆サイン以上に間違いないものはないのに、田舎のホームセンターにも売っているハンコで認証してしまうのはどう考えても腑に落ちない。

サインは模写できるとかいうが、ハンコだった複製できるし前述の通りどこででも手に入る。実印の登録制度がある言うが、それとてハンコがなければ厄介な制度すら要らないという本末転倒論なのだ。

いつ頃からかハンコをありがたくなるようになり、そこに業界が出来上がってしまっている現在において、お上が業界に気を使う逆忖度に陥る羽目になっているのは滑稽以外何者でもない。

Canon EOS-1n / EF300mm F2.8L USM / アフリカゾウ in マサイマラN.R

そしてハンコと言えば象牙である。象牙をありがたがる国は日本以外にも中国があるが、中国市場が原因でゾウの密猟が横行し世界的に批判を受けたため、中国では2017年に象牙の商取引を禁止している。

では日本はどうか。それが明らかに国内業界..あえて市場とは言わないぞ..に気を使うあまり、未だに象牙の商取引に制限はないのだ。

国内での取引では以前の在庫分でそれも減少傾向にあるので、近年の密猟とは関係ないというのがお上の言い分だが、市場がある限り裏ではそれを必要とする輩も減ることもない。

WWFジャパンの報告によれば、国内在庫の違法輸出も横行しているとのことで、その密輸の先は中国という悪循環の起点にすらなっている可能性あるのだ。

そんな中、先頃ヤフーが自社サービス内での象牙取引禁止を打ち出した。同じようなeコマースを展開する楽天は2017年に象牙取引禁止を禁止しているので、国内のネット通販大手がお上の意向とは別に軒並み禁止の方向にかじを切っているのは良い傾向..でもまだしらばっくれて通販しているショップもあるが..である。

供給源を断てば何れ市場も欲望も消滅する..まあ事はそう単純ではないが..わけで、日本にも即刻象牙取引の国内禁止を断行してほしい。それで件のつまらんハンコ文化も廃れることを期待したい。

センサーの違いは横に置いておいて、今の時点で新規にデジタル一眼を揃えるなら、写真も動画も撮る立場から見たトータルバランスという意味では、間違いなくパナのLUMIX Sシリーズだろう。

全方位で死角のないG9 PROのフルサイズ版である点で、操作性、堅牢性、防塵防滴性でこれほどエクストリームフィールドに適したカメラは他にない。

肝心のレンズシステムも、シグマとのアライアンスで将来的にまったく隙がない点で、まあS1というよりはLマウント機ならということになるだろうか。

そんなパナは今日あたり何やらまた玄人好みのモデルを発表しているので、まだしばらくSシリーズの動きには注視していたい。

FUJIFILM X-T3 / XF16mm F1.4 R WR / ETERNA

色はなくても光はある。夏の終りの花火をイメージして。

くたびれ感

2019/8/27

怒涛の最終週に突入である。盆明けから予定していなかった仕事がバタバタと舞い込んでチーム内がてんてこ舞いだ。

これを乗り切れば9月だが、半期末でさらなるてんてこ舞いとなるのが今から目に見えているのが怖いw

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA

庭先のミスジチョウも翅の一部が欠けてややくたびれ感あり。でも早く動くものには敏感にすぐに反応していた。

見る人が見ると判るようで、人もくたびれ感が出ているようだけどw

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