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台風落果

2019/9/10

千葉の方では大層な被害をもたらした台風だったが、赤城高原では一過のあと午後遅くなってやや強くなったものの、それもすぐに収まった。

ハウスの倒壊や作物への被害に気をもんでいた近所の農家も、ホッと胸を撫でおろしたことだろう。

iPhone 6

農道にポツポツ転がるのは、クリやコナラのドングリなど一過の後の落果だ。

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台風は結局当初の見込み通り東寄りのコースを取ったので、赤城高原では少し強い雨が夜半に短時間降っただけで、大風も大雨もなく、静かな台風一過となった。あの程度の雨なら夏のゲリラ豪雨のほうが遥かにひどい。

風は通り過ぎた後のほうが吹いているが、それでも思い出したように吹くだけなので、台風と言われなければそんなもんだという感じだ。

ただ、都内に住む倅たちのLINE報告では、東京はけっこうな大風で立って歩くのは困難だという話で、特に長男は夜勤明けだったらしく、駐車場まで歩くだけも一苦労だったらしい。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

明け方、台風の筋状の雲の合間から朝陽が差し込み、眼下の沼田市街地に一条の光が伸びた。

やはり台風が怖いのは直撃より西側を通過した時だ。

中京から東海辺りに上陸して日本海に抜けるコースだと、我が上州は台風の東に広がる雨雲の中に入ってしまい、特に赤城山の北西麓に位置する赤城高原では、赤城山を吹き下ろす東風の影響をもろに受けることになる。

とそんなふうに理解してはいるものの、昨秋は我が家も軽微ながら被害に遭っているので、念の為今回も事前に対策はしていた次第だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

日中の風も止み、秋の虫たちの心地よい音色の中、夕方は予想通りの台風焼けとなった。

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もう9月に入ったというのに、未だに軽減税率対応ってまだ間に間に合いますか?って聞いてくるところが下請け・直受け問わずあるけど、もはや何考えてんねんって感じ。

以前にうちが関わっていて尚且つ軽微な案件を除き、7月以降に来た話はすべて断っているが、そもそも設計に関わってもいない製造にも関与してない未知のシステムを、どないせぇ言うねん。

などとエセ関西弁で文句言っても始まらないが、「いくら掛かってもエエからやってくれ!」ならまだ判るが、この期に及んで「まず詳細な見積出してください」って一体何?

そもそもそういう電話とメールに対応するだけでも結構な手間と時間が掛かってますねん。そのコスト誰が負担してくれんの?

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

台風前夜の不気味さって感じを狙ってVelviaモードで少し色温度を下げて撮影。まあ前夜というほどのこともなく、日中は実に穏やかな一日だったけどね。

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このクソ忙しい時にまさかの台風直撃とは。もっと東寄りに逸れてくれと願いつつも、どのみち大風が吹くのは間違いないので、庭先のモロモロを片付けて物置に収納した。

ついでに今月の草刈りも一気呵成にと思ってやっつけたが、この時期の雑草群はとにかく重いので、右に左に刈払機を動かすのに難儀した。まあその分久しぶりのビールも旨かったけどw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

ソメイヨシノは紅葉して色付くのが早いが、これはいくらなんでもちょっとフライング気味だな。恐らく枝自体が弱っていて早くに力尽きたのかもしれない。

この台風の風次第で枝ごと折れてしまうかも。

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先だって、スコットランドのネス湖にネッシーは存在しないという残念な公式?発表があった。現在に至るまでに不明生物の目撃例があったのは事実だが、巨大なウナギではないかという、それはそれでまたショッキングwな話であった。

そんな巨大不明生物といえば屈斜路湖の我らがクッシーが有名だが、どんなに古くても百万年ぐらい前までしか遡りようのない屈斜路湖の歴史の中で、約2億5千万年前に現れて約6,600万年前に絶滅した恐竜がどうやって生き延びたのかを、決して突っ込んではいけないw

RICOH Caplio R1 / 屈斜路湖砂湯

そう、クッシーは永遠に観光の思い出の中にのみ生きるUMAなのだからw

ちなみに上の写真のクッシー像が今もあるのかは知らない。最近とんと北海道はご無沙汰だし..

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ツユクサは朝咲いて日中にはしぼんでしまうので、朝露が如くのイメージからその名前がある。

夏草に分類されるが、時期的にはちょうど今頃から秋にかけてが盛りだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

ツユクサは小さい花を付けるが、林縁などで群生していることと、花の色が青いために割と目立つ印象がある。

青は意外に野外で目立つ色の筆頭であり、よほど群青色のように深い色合いでなければ、ある程度の面積であれば遠目によく見える。

よく言われるのが登山などで遭難した際、青い雨具や上着は発見されやすいという話だ。工事現場などで使われるブルーシートも、そういった意味でよく目立つ。

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富士フイルムという何となくカメラメーカー然としないイメージに、APS-Cセンサー、それにクラシカルな操作性とデザインが好き嫌い分かれるとは思うものの、フジのX-T3はなかなかによく出来たカメラである。

無駄にお金を沢山払えば性能が良いカメラが手に入る昨今、このサイズ感この値ごろ感でここまでの高性能を有するカメラは、現時点でX-T3が頭一つ抜きん出ていると言ってよいだろう。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA

唯一、他社との比較で足らない機能で言えばIBIS(ボディ内手ぶれ補正)が装備されていない点だが、これはサイズ・重さとのバーターと割り切るしか無いだろう。

ソニーαが35mmフルサイズ機で実現しているので、現在の技術で実装できないことはないと思うが、結果的にX-H1の大きさになってしまうのであればヒエラルキー的にX-T3の商品価値が失われてしまうし、それであればX-T3同等以上のX-H2の登場をおとなしく待つのが正解だろう。

さて、基本的に手放しで褒められるX-T3だが、2点ばかり何とかしてほしい要望がある..正確にはどちらか1点の改善を希望..ので、X-H1に倣って忘れないうちに記しておく。

露出補正ダイヤルが回せない
露出補正ダイヤルが右手親指の腹で回せない。正確には回せないことはないが、奥に引っ込みすぎて回しづらくなってしまったのだ。恐らくバッグ等の出し入れで勝手に回ってしまうというクレームが、X-T2以前のモデルにあったのだろうと想像する。それなら他のダイヤル同様にロックを設ければいい話なのだが、フジは残念で安易な解決方法を取ってしまった。

もちろん、上からダイヤルを摘むようにして回すのが正しい使い方なのだろうが、X-T2以前のモデルでは出来ていた以上、個人的には余計なことをしてくれたという印象である。

リアコマンドダイヤル
パナ機と同様にフジのカメラのカスタム設定も実に多彩で、ボタン類やダイヤル類の初期設定はほぼすべて変更できるのだが、何故かリアのコマンドダイヤルに露出補正機能を割り当てられないのである。その代わりフロントの同ダイヤルに露出補正を設定して右手中指でクルクル回しているのだが、併用しているX-H1と同じことが出来ないのは何とももどかしいのだ。

この話は①と連動していて、結局①が難しくなってしまったことに起因しての文句ということになる。物理的にダイヤル位置を動かすことは不可能だが、カスタム設定はファームアップで対応することは容易いことなので、これは即刻対応してほしいね。

ということで、騒ぐほど致命的な問題ではないが、全体的に良い感じであるだけにちょっとモヤモヤするのだな、これがw

それとこれはX-T3に限った話ではないが、マイメニューにフォーマットが入れられないのもいい加減何とかしてほしい。フェールセーフの発想は理解するが、ユーザーが登録しない限り誤ってフォーマットということはありえないので、登録するしないの選択はユーザー自身に委ねるべきだ。これもファームアップで簡単に対応できることなので、即刻改善を望む。

余談だが、カスタム設定で「シャッターを押したら電池蓋が開く」というようなものが出来ないというのはあるにしても、メーカーが「こうあるべき」という勝手な文化を押し付けてくるのは迷惑千万な話である。

経験的にキヤノンとニコンにこの傾向が強く、特にキヤノンにはこの点で大きなお世話だと言いたい..CPSの窓口で伝えたことはあるがあそこはあそこで色々とゴニョゴニョw..ね。

ナマビシン

2019/9/3

農道脇のU字側溝をこちらに向かって走ってくるけものを発見。上り坂なので駆け下りてくるという表現が正しい。

側溝自体が周囲の雑草に覆われていて、遠目には最初よく見かけるノラネコかと思ったが、アナグマほどではないにしてもネコにしては走り方がやや鈍重な感じで、近くまで来てから鼻筋の白い模様でハクビシンと判った。

こちらはその側溝の際に立ってカメラをバッグから取り出そうとしている間に、足元をお構いなしに走り抜けて行ってしまったが、すぐ先で側溝が畑土で埋まっていたため、そこから農道上に飛び出してそのまま反対側の防風林に入って見失ってしまった。

最近は路上の轢死体を時々見かけるくらいだったので、久しぶりにナマで間近で観たが、奇しくも11年前のほぼ同じ場所でよく似たシチュエーションで出会っていたようだ。当時は犬連れだったので先に犬が気がついたのだけどね。

それはそうと、たまにハクビシンを外来種とする話を耳にする..かくいう拙者も昔はそう思っていた..が、外来生物法では外来種とはされていない。

九州以外の西日本に生息地が少ないとか、DNAが台湾産と同一だとか、果ては国内でジャコウネコ科の化石が見つかっていないとかの理由で、以前は近代になって人為的に移入..またはペットが篭脱け..されたと考えられていたのである。

ただ、東日本の昔話に登場する雷獣として江戸時代に描かれた妖怪のモデルは、ハクビシンという説があるのも確かだ。夜行性でハッキリとその姿を目撃できない上に、タヌキやアナグマなど他の類似した生きもの..樹上や屋根裏に居る限りムササビも..と間違われていた可能性は否定できないからね。

何れにせよ、勝手に人家の屋根裏に棲み着いたり、果樹園で作物を食い荒らしたりと、人の生活圏では害獣扱いなので、イノシシやサル同様に肩身が狭い生きものには違いない。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA

庭先の雑草も盛夏に比べて元気がない。今月の草刈りをいつやっつけようかというのは目下の懸案事項である。

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パナSシリーズの動きには注視したいと先日書いたばかりだが、注視しすぎてwあることに気がついた。先日S1Hと同時に公開された最新のレンズロードマップから、さりげなく超望遠レンズが抜けているぞ。

昨秋発表時のロードマップには「Super Telephoto Lens」の記載があったので、これはソニーに続いて本気でニコンとキヤノンのプロシューマー市場..ここで言うプロとは報道系分野のプロシューマー..にガチンコで勝負に挑むとばかり思っていたが、この一年で心変わりしたようである。

韋駄天α9を擁するソニーは、ヨンニッパとロクヨンを順次発表して、着々と2大ガリバーに対峙できる環境を用意してきている。最初の勝負は来年の東京五輪になりそうだ。

野生動物のようなニッチな分野は横に置いておいて、スポーツ報道では大口径の超望遠レンズは必須である。ビデオカムコーダーのプロ市場でソニーと二分するパナがそんな事を知らないわけはないので、これは明らかにプロ市場を主戦場とする意図はない..少なくても数年は..ということだろう。

超望遠レンズは無くなったが、望遠ズームが新たに追加されているので、100-400mmクラスはありそうだ。それにシグマとのアライアンスがあるので、大して売れもしない高額なレンズを無理に自社で出す必要もなく、そっちはシグマに任せれば良いと考えているのかもしれない。

シグマからOEMという手もあるし、150-600mmのパナライカ版を期待しても良いのかな。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

夏の勢いはすっかり鳴りを潜めたが、さりとて目に見えてすぐに季節が移り変わるものでもない。

農村の路傍には、夏の名残の野草が過ぎゆく季節を惜しむように花をつけている。

昔は「よくそんな細かいことまで覚えているな」と感心されるほど記憶力が良かったのだが、このところ急性アルツハイマーでも発症したかと思うほど物忘れがひどい。

そのもの自体の像は頭に浮かぶのに、それにまつわる名前とか情報を記憶からすぐに引き出せないのだ。家人と話をしながら「ほら、あれだよあれ」「どれ?」「それだよ」みたいな会話になってw、特に人の名前は顕著だ。

業務上のことはiCloudのメモやリマインダーに登録し、必要なら期限を設けておくなどして対処しているが、口頭で言われたことで興味のないこと..家人いわく「都合の悪いことも」らしいが..はすぐ忘れてしまうのは困りものだw

そんな状況にある中で、自転車に乗らなくなってから30有余年経つが、いざまたがると問題なく乗れるように、取り敢えずカメラもそれなりに操作して撮影はできる。

特にフジのXシリーズはどれもレンズに絞りリングがあり、カメラの軍艦部にシャッターダイヤルとISOダイヤルがあるので、まず最低限の露出操作に迷うことがない。あとはピンを決めてシャッター押せば撮影は可能だ。

キヤノンのEOSシリーズを使っていた..今でも時々使うけど..期間が長いのだが、それほどまでに最初に操作して覚えたフィルムカメラの基本操作は記憶の深層心理に焼き付いているということだ。

というネタ話は、Xシリーズがいかにオッサン向けカメラなのかという裏腹でもあるなw

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

夏の終わりに黄昏時っぽい感じでエノコログサを撮る。実際は朝だけどw