月別アーカイブ : 2018/10

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上越国境は雪化粧とはならなかったが、浅間山が例年より一週間早く初冠雪となった。

嬬恋村が今シーズン初の氷点下で冬日となり、赤城高原もこの秋一番の冷え込みに。まだ体が寒さに慣れていないため、早朝はフリースジャケットなくしては寒くて震えるようだった。

いよいよ冬着たりなばと言ったところか。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ルリタテハ

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / キタテハ

それでも日中は逆に気持ちが良いくらいよく晴れて、ポカポカ陽気に誘われた虫たちが庭先で活発に動き回っていた。

ルリタテハとキタテハはタテハチョウの仲間で、どちらも翅を広げたときと閉じたときではまったく印象の異なる蝶だ。閉じた状態では枯れ葉に似せたいわゆる擬態となり、そのまま物陰にジッとされると、虫屋ではないのでなかなか見つけるのは容易ではない。

ちなみに両種とも成虫の状態で越冬するらしいが、今日うちの庭にいた個体はどうなのだろうか。

iPhoneは安い?

2018/10/20

古いiPhoneがバッテリーの劣化で意図しないシャットダウンに陥らないようにするとか何とか、そんな理由で意図的に動作クロックを下げて動かしていたことが判明。

その公式見解を受けてユーザーが訴訟を起こす事態となり、Apple社が渋々..ユーザーのためにやっていたのにブツブツw..謝罪に追い込まれた騒動は記憶に新しい。

同問題に対するApple社の対応は、保証期間外でも低料金..通常なら8千円以上するものが3千円少々になる..で新品バッテリーと交換するというもので、その期限が年内いっぱいとなっているため、思い出したように急遽手持ちのiPhoneのバッテリーを交換してきた。

実は今年に入って仕事で上京した際に何回か銀座のAppleストアに立ち寄ってみたが、いつも混んでいて対応叶わず。そこで先日久しぶりに地元のビックカメラ高崎..昔はここが本店だったなんで今の人は知らんだろうなw..に立ち寄ったら、5分と待たずに即対応で、作業待ち自体も10分も掛からず完了である。

手持ちのはiPhone6で、すでに4年前の旧世代モデルである。毎年のように新型が登場するが、今どきのスマホなどiPhoneもAndroidも似たような機能で、電話とLINE、それにクラウドサービスにつながればそれ以上にこだわりはないので、古いモデルでも動く限り問題ない。

が、さすがに4年近く経つこともあってか、バッテリーの最大容量も65%という交換オススメします状態であり、ドローンで空撮中にシャットダウンしたことが何回か続いたこともあって、新品に交換してみた次第。

中華ロイド製のスマホもあるので、いざとなればSIMを入れ替えて使えるので、iPhoneが無くても日常はさほど問題はないのだが、アプリ開発用に動く旧機種の実機としてまだ必要というのもあるしね。

ちなみにバッテリーが新しくなったiPhone6は、意外に動作がキビキビして良い感じである。今まで何をするにもモッサリしていたが、すっかりその遅さに慣れてしまっていたようだ。

交換前は、LINEやTwitterのタイムラインをちょっと眺めているだけで、バッテリーが急速に減っていくのが見て取れたが、そんなこともなくなって、モバイルバッテリーの必要性も減って助かる。

それにしても、4年も型落ちしたモデルが、OSのバージョンアップに耐えて未だに現役で使えてしまう辺り、iPhoneはよく出来たデバイスだ。iPhoneは高いというのを耳にするが、そりゃ毎年買い替えている人にとってはの話であって、ここまで使い切れるとむしろ安上がりと考えるべきだろう。

拙者のようなiPhoneユーザーはApple社にとっては決して優良ユーザーではないだろうが、その分iPadやMacなど他のAppleデバイスにも定期的に投資しているので、全体としてはそこそこ貢献していると思うぞ。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

今日は終日北風が吹いて、何となく冬の到来を予感させる一日であった。今朝はアルプスなど本州各地の3000m級の稜線部は軒並み冠雪したようだし。

上越国境は昨日から雲の中でその様子を知る由も無いが、昨晩の冷たい雨が白く化粧を施しているかもしれない。

カテゴリ:ガジェット, 季節感|タグ:

木が無い

2018/10/19

奥山の紅葉の主役はブナをおいて他にないと思う。

ブナは漢字では木が無いと書いて「橅」となる。幹がまっすぐ育たない上に腐りやすく、建材や建具に用いるわけにも行かず、同じ高木でも針葉樹のように人の生活の糧にならないからだろう。

直接的に人の役には立たないかもしれないが、多様性を育む山の自然の豊かさ、豊穣さを現す時、そこにブナの森が残されているかどうかは一つの指標と考えて良い。

海辺の干潟や湿地帯なども同様であるが、役にたたないことが否である考え方は何とも貧困であると思う。役にたたないものにも価値を見いだせる、そんな寛容な考え方があっても良いのである。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

幹がまっすぐ育たないとは書いたが、多雪地帯のブナは実はあまり横方向に枝を張らない。大きく枝を張り出しすぎると、雪の重みで折れてしまうからだ。

なので日本海側のブナ林の多くは、太平洋側に比べると比較的樹高の高い森が形成される傾向にある。

カテゴリ:花・植物|タグ:

中央アルプスの駒ケ岳で、半世紀ぶりにライチョウの生息が発見されたらしい。巣と卵の殻が見つかっているので、昨年繁殖したのは間違いないようだ。

隣接では御嶽山に生息しているが、糞や羽毛によるDNA解析で、さらに北の乗鞍岳周辺の個体群と判明したとのこと。

あまり遠距離を移動するイメージのない種であるが、これで少なくても50km以上飛翔する能力があることが分かったことになる。

数を減らす一方の種であることは間違いないので、理由はともあれ数が増えるのは喜ばしい話だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

タイミングが上手く合ったのかもしれないが、今年の紅葉はいつになく赤の色付きが良い。カラ松の黄葉が始まったばかりで、赤、黄、橙、緑の競演が美しい。

カテゴリ:季節感, |タグ:,

使いやすいとか握りやすいとか、はたまたシャッターフィーリングが良いとか、そんな感覚的な理由でウン十万もするカメラ機材を買うことはない。

ましてや気持ちの入り方が違うとか何とか、そんな精神論的なものにも興味はない。

もちろん、カメラなど道具だから何でも良いとうそぶくつもりもないので、とどのつまりは人様ほど感覚的な部分が鋭敏でなく、単純に鈍くさいということに他ならないのかもw

とは言えそれこそ15年くらい前までキヤノンかニコンかみたいな選択肢しか見てなかったが、その頃は求める性能がその両社にしか無かったからに他ならない。

それが今や、何百mmの望遠レンズとか、日常的な高感度域でノイズが少ないとか、そんな必要に迫られた絶対的な最低限の性能は求めるものの、そこそこのコストで納得する結果が得られさえすれば、まあ基本的にカメラ機材はどこのメーカーのものでも何ら問題ない、そんな状況にあることはまずは幸せなことだと思うべきかな。

でもタイトルの「名を捨てて」はちと極論だったかなw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

多忙の合間を縫うように、過ぎゆく奥山の秋を記録中..

カテゴリ:写真・カメラ, 季節感|タグ:

朝早く、キョッキョッ、キョッキョッと断続的にアオゲラの声が響いてきた。しばらく鳴き続けていたので、窓から探してみると、隣家境の防風林の樹冠にいるのを発見。

LUMIX G9 PRO / Canon New FD800mm F5.6L 改

意外に近かったので、最近使ってなかった800mmをアルカスイスモノボールB-2に固定して撮影。

写真は換算1600mm相当でさらに1/2ほどトリミング。ISOは1600に抑えたので、Web用途なら十分イケるかな。

カテゴリ:|タグ:

連日のように朝に晩にシカのラッティングコールが響いている。遠くの森から聞こえることもあれば、すぐ目の前の畑の防風林の時もあり、雄ジカたちは恋の季節に余念がない。

さらにここ数日、夕方日が落ちる頃になるとフクロウの鳴き交わしも聞こえてくるようになった。いよいよ山の秋は深まりしだ。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

今日は夕方少し晴れ間が出るかと思って、用事で下に降りた帰り道に少し遠回りしつつ寄り道して戻ってきた。

朝晩に車に乗っているとヒーターを点けるのが日常化しつつあり、車載の装備類もそろそろ冬仕様にせねばなるまいと思う今日この頃である。

カテゴリ:ほ乳類, |タグ:,

先月、新宿へ仕事で出た際、ペンタックスフォーラムのギャラリーで尾瀬の写真展をやっているのを横目で見つつ、時間が取れなかったので立ち寄ることは出来なかったが、その写真展のサブタイトルに「太古からの..」という表現があったのが少々気になっていた。

太古という表現には諸説あって、単純に有史以前を指す場合や、恐竜が闊歩していたような古生代を指す場合がある。約45億年という途方もなく長い地球の歴史を考えた時、縄文時代などつい最近の話であるため、個人的に太古というのは後者のイメージが強いのである。

で当の尾瀬の話だが、東から尾瀬沼〜燧ヶ岳〜尾瀬ヶ原〜至仏山という現在の景観で考えた場合、例えば、蛇紋岩で形成された至仏山は約2億年前にできたかなり古い山であるのに対し、燧ヶ岳が現在の形になった噴火は約2万年前のことである。

尾瀬沼はその燧ヶ岳の噴火でせき止められた沼尻川によって生まれており、いわゆる尾瀬ヶ原が現在の高層湿原となったのはさらにその後の話で、約8千年前と以外と最近の話なのである。

なので私見ではあるが、言葉の上で尾瀬のすべてを太古と表現するのにはやや違和感があるのである。

尾瀬ヶ原

Canon EOS 5D MarkII / EF24-105mm F4L IS USM / 晩秋の尾瀬ヶ原

これは余談だが、何年か前に友人を案内して尾瀬を歩いた時のこと。

尾瀬の木道をハイカー..賑やかな大阪のオバちゃんの一群だった..を引き連れ歩いていた若いガイドが、湿原を指差して「湿原はとても脆弱です。何万年もかけてこの状態になったので決して足を踏み入れてはいけない。回復するのにまた何万年も掛かってしまいます。」といった内容のことを訳知り顔で説明していたのを横で聞いてしまって..

尾瀬の貴重な自然を大切にしようというメッセージとしては良いのだが、ちょっと事実関係に間違いがあるので、いやいやそれはちゃうで!ってどれだけ突っ込みたかったことかw

カテゴリ:景勝地|タグ:

赤い実

2018/10/13

今朝は寒かったなぁ。日中も日が差さないし、Macの前に拘束された状態で体を動かさないこともあって、日中もフリースが手放せない。

何かこのまま仕事に振り回されている間に秋が深まってしまいそう..

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ガマズミ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ガマズミ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / マムシグサ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / マムシグサ

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ノイバラ

旅の途上の鳥たちは黒いミズキの実にご執心だが、路傍の林縁では赤い実がよく目立つ。

鉄も秋の装い

2018/10/12

そう言えば、撮影中は気が付かなかったが、10月に入ってSLみなかみ号も車両前のプレートが秋バージョンに変更されていた。

恐らく紅葉の一ノ倉沢だと思うが、グンマーでもそんなことに気が付くかどうか微妙だw

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / ETERNA
FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

さらに言うと、形式の書かれたSLプレート..と言うか知らないけど..も、夏は赤だったのが秋は逆に青になっている。

しろ鉄..素人鉄ちゃんのことね..にはそこの事情はよく判らないが、以前は黒いプレートもあったので、JRが適当に気分で着せ替えでもしているのかね。

カテゴリ:乗り物|タグ:,