月別アーカイブ : 2013/10

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WinでもMacでも、OSのバージョンアップはリリース後すぐには行わないのが主義であったが、先日のOS X Mavericksはさすがに先送りできなかった。デュアルモニターのサブ側にも、ようやくメニューバーが表示されるようになったのである。

名前の通りウィンドウ単位でアプリケーションが動作するWinな人たちには?な話..ウィンドウにメニューバーが表示されるので..だと思うが、Macでデュアルモニターにした時、従来のOS Xではサブモニターにはメニューバーが表示されず、メニュー操作のたびにメインモニターまで戻らなければならず、どうにも使いづらかったのだ。特にろくにキーボードショートカットを覚えていないAdobeのアプリケーションなど、サブモニター側で操作しようものなら苦行以外なにものでもない。自ずからサブモニターはParallels(Windows7)の定位置となっていたのが、ようやく解消されたのである。

それともう一つ。デュアルモニターでアプリケーションを最大化すると、もう1台も真っ黒けで使えなかった。これはどう考えても設計ミスだったのだが、これもMavericksで解消された。前述のParallelsなどは常に最大化しておきたい筆頭なので、これもまた待ち焦がれた機能向上の一つである。

20131031

週のはじめに北部山沿いでは確認していたが、赤城高原にも冬鳥であるジョウビタキがやって来た。隣家の植え込みから飛び出してはヒッヒッヒッとゆっくり鳴いて、季節がら干し柿のような特徴的な体型を披露していた。例年だと10月20日前後なので、ちょっと遅い渡来のようである。

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冬型の天気図となれば、上信越国境の山々は、当然のごとく雪氷をまとった初冬の景色へと早変わり。高湿な雪は寒さで木々に凍りつき、見事な樹氷を造り出す。山腹の森の中のギャップには薄っすらと積雪が見られ、台風の置き土産である林床の水たまりには薄氷が張っていた。ここに来てようやく季節がそれらしく装ったようだ。

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微妙なm4/3

2013/10/27

このところレンズマウントの話を続けているが、m4/3(マイクロフォーサーズ)という規格があったのを思い出した。と言いつつ思い出すも何も、動画撮影ではほぼ毎回お世話になっているので、それはもう何とも白々しい話だが(笑)。

余談だが、元々はオリンパスの4/3規格というのあって、後から参入したパナソニックがミラーレスに最適化した互換規格としてm4/3を提唱、軒を貸したら母屋を乗っ取られた的な状況にあるのが現在である。オリンパスがm4/3に集中すると先日発表したことからもそれは明白だろう。

センサーサイズの関係で、いわゆるフルサイズの2倍の焦点距離が稼げるm4/3。例えば300mmの望遠レンズがそのまま600mm相当になるので、望遠系に振りたいという事情があって、そういう意味合いで現時点でベストな規格..ワイルドライフ撮影という実にニッチな世界の話だが..であるが、では未来があるのかといえばそれは微妙かな、という気がしている。

そう、それはこれから4Kの世界が待っているという映像市場の都合に他ならない。解像度が高くなればセンサーがより大きいほうが有利であることは言うまでもなく、フルサイズ>スーパー35>APS-C>m4/3>1インチ>2/3インチ>1/3インチという関係が無条件に成立する。何よりパナは4Kビデオカメラにm4/3を採用することを明言しておらず、実際にはスーパー35..これはほぼAPS-Hに相当する..を採用した試作機を展示しているのだ。つまりm4/3は今のところ2K(フルHD)止まりであり、先行きは不透明なのである。

今のところ、と書いたのには理由がある。ソニーが発売を予定しているFDR-AX1は民生機初の4Kビデオカメラだが、そのセンサーサイズは何と2/3インチなのである。2/3インチでも4Kの情報を取り出せる..しかも聞くところによれば4K(800万画素)はさらに小さいエリアというではないか..のであれば、それより面積比で4倍大きいm4/3でも十分可能だと言える。

何れにせよパナの動向については、ソニーほど事前リークが活発でない..GH3の上位機がm4/3で4Kという噂が最近出てはいるが..ため、まあそれ故先行き不透明という意味なのだが、期待して投資するほど懐に余裕はないので、何となくソニーのEマウント機に傾きつつある昨今なのである。まあGH2を使い始めた時からそう思っていたので、m4/3レンズは3本しか持ってないしね(笑)。

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台風一過で快晴かと思いきや、今日の赤城高原は冬型の空模様で終日北風ピューピュー。

さらばIE6

2013/10/27

Webサイトの統合を機に、これまた放置しておいたIE6対策を講じました。と言ってもIEハックで閲覧対応したわけでなく、単純に「ゴメンナサイエツランデキナイアルヨ」アラートを表示するだけですが。


20131027

2・3年前ならIEハックはまだ対策として必要でしたが、解析でもIE6以下の訪問者は非常に少なく、海外からの訪問..多分画像検索からだろうね..が中心なので、どうせ日本語サイトだしってことで、今回の改修からIE6以下の訪問者にはご遠慮いただくことに。どのみちIE6以下ではデザインが崩れて見辛かったから、まあ問題ないかな。

という見てくれの問題もさることながら、姉妹サイトであるネイチャー・イメージング(弊社ビデオ映像ライブラリ)がECサイトでもあるので、機能的な不備で商取引に問題が生じても困るという現実的な懸案もあってのこと。実際のところ、企業利用だと設備更新の関係で未だWindows XPからアクセスしてきて、尚且つブラウザは最初のIE6なんてケースも想定できるのですが、事実上のサポート打ち切りで、XPでのインターネット利用が来春以降さらに減ることが期待できるので、まあその先手を打った感じで。

取り敢えず映像を扱うような編集プロダクション系の企業さんは、割りと新しいOSを使っている傾向が強く、特にMac系のSafariなら不都合なく閲覧できる..もちろんIntel Mac以前は論外だが、Macユーザーは新しい物好きなのでその点は杞憂..ことは確認しています。

ま、解析ではWindowsでもそのほとんどが7なので、特に問題はないかな。

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20131026

我が村の空撮映像..というのは冗談。これはPCの基板だ。見りゃ判るって?でもこれだけで機種まで判ったらそりゃ相当のマニアだ(笑)。

実はちょっと前に仕事仲間からノートPC用のDDR3の16GB(8GB×2)メモリを貰った。理由は特に聞かなったが、間違って注文しちまったとか、まあそんなところだろう。

うちのデスクトップPCはどれも32GB積んでいるが、DELLのノートもMacBook Proも上限の8GB積んでいるのでこれまた必要ない、と思って色々調べてみたら、どうもうちのMBP(Late 2011)は16GBまで載せてもOKらしい。一応、スペック上も構成変更もMBPは8GB上限なんだけど。

MBPに重い仕事をさせることはあまりないが、ちょっとした動画の変換とかしつつ、ParallelsでWin7を動かしたりすると結構メモリを使いきってしまうことがあったのも事実。USB3.0化やマルチモニター仕様など周辺機器を増強したこともあって、渡りに船と久しぶりにMacの裏蓋を開いた次第。

久しぶりにというのは、昔はMacintoshのバラしはご法度であって、蓋を開けた時点でサポート対象外となる運命だったのである。自分でメモリ1つ交換できないなど、PC-AT互換機の世界では考えられないことだが、私が以前にMacを使っていたのはそういう時代のことだったので、何となく今でもそんな感じでいたのである。

交換後、パリティチェックを行って問題ないことを確認。ノートPCで16GBなんて昔なら考えられない容量にちょっと感動(笑)。試しにParallels起動中にPremiere Pro CCを動かしてみたが、実に快適である。

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先日の記事の続き。

先日はニコンを持ち上げたが、実はそんなニコンであっても、ニコン1なるミラーレス機になった途端、キヤノンのEF・EF-Sマウントと同じ状況に陥るというミスを犯している。

ニコンはミラーレス機のセンサーサイズを極端に小さくしたため、ニコン1の専用レンズはFマウントには装着できないのだ。これはニコン・キヤノン両者ともセンサーサイズによる製品の差別化を行って、マーケットを意図的に分けようとしていることに他ならない。

ソニーもαだのNEXだのとブランド分けを進めている段階では同じようなものであったが、ここにきてフルサイズのミラーレス機α7・α7Rを出してきたことで状況は一変。センサーサイズに依らず、Eマウントであればフルサイズ..正確にはFEマウントという呼称らしい..でもAPS-Cでもレンズは相互に装着できて、必要に応じて自動でクロップされる。しかもそれはNEX系のビデオカメラでも同様なので、事実上、写真でも動画でも同じレンズを有効に使い回せることを意味するのだ。

もちろんソニーも以前の一眼レフブランドであるαだと事情はN・Cと変わらず、Eマウントレンズを旧αボディには装着できない。今回の話はあくまでこれから市場に出てくる製品を前提とした話であることを断っておきたい。

しかし、NEXのEマウントが最初に登場した時、誰がフルサイズでも使えると予想しただろうか。NEX-VG900というマーケティング的に成功したかどうか何とも微妙なビデオカメラがあるが、その登場で初めて今の状況を予見できたというものだ。

さて、過去はどうであれ、これからどう使うかという視点に立って見れば、ソニーのE・FEマウント製品群を選択するというのは大いにありだろう。キヤノンのEFレンズ、はたまたニッコールレンズを沢山持っていると嘆くこともない。何しろ市場には両者のレンズ群をEマウントに変換する..しかも電気的に連動する..アダプターが溢れているのだから。

20131024

紅葉撮影に出掛けたいのだが、台風が2つも近づいているとなれば、天候の回復など望むべくもない。さらにこれで大風でも吹いた日には、軒並み葉っぱが落ちてしまうのは必定。今年は県北での撮影は難しいようだ..

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永らく懸案だった、業務用サイトと個人ブログを統合しました。

ブログを始めた当初は、@niftyのココログを匿名で使っていた関係で、業務用サイトとはドメインが別でした。そのブログも昨年リニューアルを行い、tm-imaging.jpで実名公開に切り替えたのですが、古い造りの業務用サイトの改修が面倒で、ついついそのまま放置して一年が経過してしまいました。

別だからといって特に不都合があるわけではないですが、デザイン的に統一が取れていないのは仕事柄説得力に欠けるので(苦笑)、コンテンツの一部不備の見直しを兼ねて、相互に調整を図ってシームレスなデザインとしました。

これでもう少しマメに更新できるとSEO的にもベターですが(苦笑)、そちらはなかなか思うようにいきませんね。

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マウント互換

2013/10/23

先日の記事の続き。

で、何を言っているのかといえば、交換レンズの要であるレンズマウントの互換性の話だ。キヤノンのEFマウントはフィルム時代から続く35mmフルサイズであるが、デジタル時代になって登場したEF-Sレンズは使えない。当然のように最近登場したEF-Mレンズも然りだ。何れも装着すらできない..フルサイズレンズの下位互換は可能..という情け無用の仕様なのである。

これがニコンだともう少し融通が効いて、マウントはいわゆる伝統のFマウントに統一されていて、APS-CサイズのDXマウントであってもフルサイズのFXマウントに装着可能で、有効範囲に自動的にクロップされて撮影も可能である。

EFマウントは新旧のレンズとボディの何れの組み合わせでも使用可能であったり、逆にFマウントは装着こそできるが実用上使えない組み合わせがあったりと、それぞれで良い悪いは存在しているのだが、そういった過去のしがらみを捨てて、デジタル時代の未来を見据えて眺めてみると、キヤノンとニコンの関係一つとってもどちらがユーザーにとって利益があるかは、容易い想像のうちである。

少なくても、結果を見越しての使用に制限を加えず、メーカーお仕着せでなくユーザーにその選択権を与えている時点で、これはもうニコンの勝ちと言ってもいいだろう。最初から使えないというのと、エクスキューズは付くがそれなりでも使うことが出来るというのでは、ユーティリティ性は雲泥の差がある。

ちなみにセンサーサイズで自動クロップする点について、キヤノンが実装しないことでニコンの特許を穿つ見方もあったが、後述するソニーのEマウント・FEマウントの関係でも自動クロップは実現されているので、これはもう企業のユーザーに対する姿勢の問題だと考えられる。

と、今日もまた明日に続く..

20131023

雲の中に住んでいるので、終日ガスの中だと思っていると、下界に下りてはじめて下は晴れている、なんて判ることがある。なので仕事仲間にLINEでそっちはどう?とか、配達に来た宅配便の兄ちゃんに下の天気を聞いたりして、随時情報を得るようにしている。

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ソニーの元気

2013/10/22

デジタルガジェットの市場が活況している昨今、日本のモノづくり代表メーカーとも言えるソニーが元気だ。

先般話題にしたDSC-QX100/10のような奇抜なアイデアを製品化してしまう辺りは、いかにも先駆者ソニーらしい企業風土で、率先して市場形成を担おうとする姿勢はさすが世界のリーダーカンパニーである。もっとも、その分売れないと見切るや撤退も早いけど(苦笑)。

このタイミングでこの話題は、当然のことながら先日発表されたフルサイズミラーレス、α7/α7Rがきっかけに他ならず。

以前ミノルタのカメラ部門を買い取った際、ソニーが欲しいのはレンズ製造とレンズ交換式カメラに関する技術であって、決してミノルタユーザーではなかったはずだ。なのでαブランドは、ミラーレス普及に伴い、早晩NEXに統合されるものと思っていたが実際はその逆で、NEX..こっちはビデオカメラブランドになるのかな..がαに統一されてしまって少々驚いた。

まあそんな名称のことより大事なのは中身なのだが、ソニー好きでないことを公言してはばからない私にも、昨今のソニーの動向は無視できない状況にある。というもの、仕事で使うものとはいえ正直何本ものレンズを揃えるのは経済的に辛い。プロアマ問わず、1本のレンズが写真でも動画でも使えるというのはありがたい話なのである。

と、この話題の続きはまた後日..

20131022

今週は台風連発で身動き取れず。スタジオと違って野外撮影はお天道様次第なんで大変..

カテゴリ:写真・カメラ

こたつ降臨

2013/10/19

富士山が平年より二十日近く遅い初冠雪らしいが、我が家では上越国境が初冠雪したらコタツを出すことになっており、本日めでたくそのコタツシーズン突入である。

早速コタツにMacBookとタブレットを持ち込んで仕事する私に、電気代がかさむと家人は渋い顔だが、コタツ大好き人間の私にとっては待ちに待った日なのである。これでたとえ風花でも初雪が来れば、次はストーブの出番だ。

20131019

うちの紅葉はブルーベリーから始まり、ヤマボウシ・ブナと続くが、何れも今年はあまりパッとしない感じ。やはり秋らしくない陽気が影響しているのだろうか。

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