月別アーカイブ : 2013/10

portfolio

注意

2013/10/18

薄暗い林内から狭いながらも視野を見つけ、スコープを覗いて様子を確認。デジスコで写真を数枚撮って一応目的は完了。ふと気づくと体中に大量に付着する黒い物体あり。

そう、黒山の人集りならぬ蝿集り。気温が下がったため、動物など体温の高いものにハエはよく集りたがるのだが、それにしてもすごい数だ。これはもしやと周辺を探すこと10分。15mほど離れた杉林の林床に何やら生きものの骸を発見。

骨だけならブログネタなのだが、まだ肉片がこびり付いた生々しいものであったため、アップには少々はばかる感じ。気温が低いので臭気はさほどでもないが、ハエの発生源はこれである断定。現場が現場なだけに直接の死因は不明だが、モノはまさしくカモシカ、それも幼獣だ。

付いて回るハエを払いつつ観察するも、明らかに何者かに食われているのは明白。それも割りとすぐ最近と見た。そしてこんな日に限って、うっかり唐辛子スプレーを車に忘れてきてしまった自分に気づく。林道途中の藪に走って逃げ込むのを目撃した、黒い体毛のアレかと思うと厄介なので、わざと大きな声を出しつつ、そそくさとその場を立ち去った。

20131018

注意?え、俺っすか?いやいや..

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

初冠雪

2013/10/17

20131017

その今シーズン初は台風とともにやって来た。

初フリース、初手袋、初ダウン(ベストだけど)、初カップラーメン(昼の外メシね)、初車内暖房、そして初冠雪。浅間山を除き、仕事部屋から望む上州武尊山と上越国境沿いの稜線部はほぼ軒並み冠雪模様で、谷川岳付近などは終日雲の中だったようだ。

先週辺りはまだ夏日がぞろぞろ徘徊していたのに、今日の奥利根界隈(標高1600m付近)はお昼の時点で3℃と冬のような寒さで、撮影中終始鼻をすする..おっとこれも初だな(笑)..有り様だった。

間髪入れずにまた次の台風が発生しているようだが、もういくら南から太平洋の空気を運んできても、さすがに暑いなどということもないだろう。

カテゴリ:|タグ:,

団栗小道

2013/10/10

20131010

一昨日辺りだったか、台風接近の余波でそこそこ強い風が吹いていたが、そのせいかいつになく大量のドングリが落下していた。ほとんどはコナラだが、一部はミズナラも混ざっている。

そんな落ちドングリを、クマにシカにタヌキ、リスにカケスと首を長くして待っていた連中がわんさといるので、一週間もすれば綺麗に片付いてしまうだろう。野生の生きものにとって、栗と並んでドングリは重要な秋の味覚なのである。

もちろんうちの駄犬も大好物。ご主人様がああでもないこうでもないとアングル変えて撮影してる背後で、カリッカリッと良い音させて拾い食いしている。ただ犬は臼歯がないので、食べるのにはそれなりに難儀しているようだが。

カテゴリ:花・植物|タグ:

夏日再来

2013/10/9

20131009

10月も中旬になろうかというのに、この暑さたるや一体何としたことか。聞けば日本海側では真夏日のところもあったとか。

台風が連れてきた南風の影響とは理解してはいるが、よもや先日秋冬物と入れ替えで仕舞い込んだばかりの、Tシャツ短パンの世話になろうとは。

せっかく秋らしい景色を探して回っても、何だか水を差されたみたいで気分が盛り上がらないぞ。

カテゴリ:季節感

写真にしろ映像にしろ、これは一体どうやって撮ったのだろうか、そう観る側に思わせたなら、それは一流のエンタテインメントと言っていいだろう。

VFXのような編集上の技術ではなく、アングルも含めたカメラワークでそれが実現できれば、それがドキュメンタリーというカテゴリであっても、そう異論はないだろう。

クレーンで釣ったりヘリで空撮してみたりと、昔から様々な撮影技術が考え出されてきたが、それら特機のような大げさなものでなくても、小型で高性能なカメラが出現したことで、コストをかけずに大胆なアングルでシーン演出することが可能となった。

GoPro HEROシリーズなどはその先鞭をつけた代表的なカメラだが、PVとはいえ率先してメーカー自身そのソリューション的な映像を配信しているあたりは、さすがだといつも感心している。

これは先日発表された新型モデルHERO3+のプロモーション映像で、既視感もあってどう撮っているかなど手の内はすでに判り切ってはいるが、それを差し引いてもエンタテイメントとしては尚秀逸だと思う。

カットのつなぎも素晴らしく、観ていて良い勉強になるしね。

20131003

今日は昼頃から風が強くなって予定していた外ロケは中断。

その帰りに村内で道を横切るカモシカに遭遇したが、親子だったせいか珍しく撮影前に足早に逃げられてしまった。

こんにゃく

2013/10/2

20131002

山の神様を慮ることなく無遠慮にバラバラと飛来するのは新◯本ヘリ◯プター。ここんちは東電系なんで、まあいつもの送電線巡視だろう。

天狗様は航空機の場合は絶対的な飛行高度が異なるためほとんど気にしないが、同じ飛行物体でもヘリやパラグライダー系は気になるとみえて、こちらが気付くはるか前に現状離脱して山向に消えてしまうのだ。

以前パラに関しては飛行禁止を申し入れたことがあったが、繁殖期に低空で飛ばれた日にはたまったもんではない。

それにしてもこの手のものを撮ると気になるのはコンニャク現象だ。専門的にはJello Effectなんて言うんだけど、特にDSLR系動画によるローリングシャッターの歪みはどうしようもない。

CCDに採用されるグローバルシャッターが望ましいが、高画素のCMOSセンサーだとコスト面で難しいようだ。

カテゴリ:猛禽