カテゴリ : 花・植物

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アスリートたちの活躍で金メダルの獲得数に脳天気な国民は日々一喜一憂しているが、それをはるかに凌駕する勢いで新コロナの感染者数が増加している。

県を跨いだ移動は自粛して控えろと国も自治体も言うが、そりゃどう考えても無理だろう。なんたって世界中の200を超える国々から様々な人々が大挙してやって来ているんだからな。

昨日は全国で一気に9000人を数えるに至り、関係者やマスゴミは大騒ぎだが、それでも無能政府は「五輪が感染を広げているわけではない」と未だに強弁する有り様。

発症までに最大2週間のタイムラグがあるので、五輪が始まってまだ1週間経ってない昨日の時点での感染者数は五輪以前のものと判断できようが、そもそもそれ以前からすでに世界中から五輪関係者が入国してきているので、バカでなければ「五輪は関係ない」などと言えるわけもなかろう。

こうなると未だに遅々として進まないワクチン接種が問題だ。絶対的な数が足りてないこともさることながら、接種する順番を完全に誤ったと言っていいだろう。

重症化するという理由で高齢者優先で始めたわけ..個人的には秋の衆院選の票目当てと見ているが..だが、現在世界中で猛威を振るうデルタ株相手では年齢を問わずに若い人でも重症化することが判っているので、今となっては年齢で優先順位を付けても無意味だったということになる。

当初から言われていたように、エッセンシャルワーカーを始めとして、工場や流通それに対面の接客を要するサービス業など労働世代を中心に接種を進めれば、リモートの無理強いや自宅待機などせずに経済を回しつつ感染拡大を抑えることができたはずである。

もうしわけないが現役世代ではない年寄りには家でジッと我慢してもらえば良いのである。何より年寄りのほうが大本営発表など何かとお上の言うことはありがたくよく聞くしね。

今となっては時既に遅しではあるが、公平にとか言って自治体任せにする前に、職域接種を優先すべきだったろうな。そうすれば五輪も多少は人を入れて開催できたろうし。

とにもかくにも、今も昔も兵站に関してまったく無能なのが我が国の情けないところだ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

今年は地区の草刈りのタイミングが悪かったようで、例年ならそこかしこで見られるヒルガオなど野草の花が少ない。

もちろんまだこれから咲き始めるものもあるとは思うが、そのせいかチョウの数も少ない印象だ。

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ねじれ五輪

2021/7/24

すったもんだの紆余曲折の末に東京五輪が開幕した。

未だ収まりやらぬ世界的な新コロナウィルスのパンデミックの中、一年の延期という事態となっての船出だが、始まった以上はこのまま何事もなく無事に閉会を迎えてもらいたいものだ..

と言いたいところだが、事前に漏れ伝わるバブル崩壊の感染対策に、昨日のお祭り騒ぎの密な開会式を観る限り、東京を中心とした国内感染状況の拡大はもはや必定と言わざるを得ない。

国の言う口先だけの安心安全など1mmも信用できないので、オリンピアンたちの躍動に一喜一憂はそれとして、期間中の各自の行動に自己防衛のために注意を払うことは、やり過ぎぐらいでちょうど良い。

それはさておき、聖火の最終走者にONが登場したのは我々の世代には感無量である。何より最後の点火ランナーに大坂なおみを起用したことも、老若男女バランスを取ったように思う。

ただ、新コロナ禍の最前線に従事するエッセンシャル・ワーカーとして医療従事者を登場させたのには演出として違和感があって、それなら掲げていた復興五輪という大義はどこ行ったと言いたくもなる。

さらに今回からミュンヘン五輪の時の犠牲者..パレスチナゲリラにイスラエルの選手が襲われれている..へ黙祷を捧げるという追悼が入るようになったが、東日本大震災の犠牲者にも同じように追悼してこそ復興五輪の名目を掲げられると思うのだが。

色々不祥事続きの東京五輪なので今更感はあるが、昨日の開会式を眺めていてちょっとそんなことを感じたぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / スジグロシロチョウ

五輪開催には賛成派も反対派もいて世の中ねじれているので、庭のネジバナでもアップしておこう。

写真は草刈り前のものだが、ネジバナは花期が短いので今朝の時点ではもう他の雑草に紛れて見つけるのは困難だ。

チョウのために何箇所かはそこだけ残して刈ったので、また来年の夏ということだな。

来るな、帰れと避難を浴びつつも超高待遇のオ・モ・テ・ナ・シを受けているくせに、その主役たる当事国の国民を隣国と言い間違えるという、よもやのネット世論に対して燃料投下をしでかしたロ・ク・デ・ナ・シのぼったくり男爵。

十把一絡げに極東地域を勝手に中国と思い込んでいる欧米人は多く、今回のような言い間違えは割とよく耳にするが、まさかトーキョーを冠した大会に乗り込んできておいてそこ言い間違えるかふつう?

日本が一時は世界第二の経済大国の座にあったとは言っても、中国人を目の前にジャパニーズの皆さんと言い間違えることは絶対ないので、貴族のような身分の欧米人は特に日本への関心が低いのは間違いない。

日本はすごいとかニッポン人は偉いとかメディアに踊らされて悦に浸っている日本人が多いが、日本など世界ではその程度の認識だと思い知ったほうが良いぞ。

FUJIFILM GFX100S / GF23mm F4 R LM WR / CLASSIC CHROME

針葉樹の青葉は防虫効果があるため、天狗様を始めとする猛禽類の仲間は、造巣の最後にスギやヒノキの枝を折って巣材に使う。

特にヒノキは消臭や脱臭の効果もあるので、昔は屋敷林を兼ねて家屋の周囲に並べて植えているのがよく見られた。

そう言えばうちの実家もトレイの裏に1本だけヒノキが立っていて、子供の頃は便所ヒノキと呼んでいたのを憶えている。もっともそのせいでトイレが臭くなかったかと言われればそこは何とも言えないがw

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ヒグラシ鳴く

2021/7/13

映画を観たと言えば、当然「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」の最終2作品も鑑賞済みである。

通称「るろ剣」は漫画原作で、少年ジャンプ連載だったのでそれ自体は荒唐無稽な創作ではあるが、幕末から明治までの時代設定で尚且一部の登場人物はよく名の知れた実在の人物ということもあり、純粋にアクション時代劇としてみても十分見応えがある。

戦国物など最たるものだが、水戸黄門でも暴れん坊将軍でも時代劇自体が講談など作り話の延長にあるわけで、いわゆるフィクションなのだから、空高く飛んだりするような漫画要素を可能な限り抑え込んで、いかにも史実っぽく作り込んであるのはさすがである。

とりわけ主演の佐藤健の身体能力の高さは特筆で、時代劇にありがちなチャンバラ劇をハリウッドアクションに遜色ないものに仕上げているのは、大友啓史監督の手腕と相まって日本映画史に残ると言っても良いだろう。

実写版るろ剣は10年前に公開された1作目から5作すべてがつながっているが、最終作である5作目のThe Beginningがその名の通り1作目の冒頭につながっているので、実は作品の流れがループしているのも面白い。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

昨晩の雷雨に打たれたホタルブクロが濡れている。ホタルこそいないが、小さな虫であればこの中で嵐をやり過ごすこともできようか。

夜半には相変わらず夕立がやって来るが、ここ3日ほど続けて夕刻になると庭先でヒグラシが鳴き始めているので、やはり梅雨明けが近いのは間違いないようだ。

肩こり

2021/7/2

今日は飯とトイレ以外ほとんど立つことなく座りっぱなしだった。我ながら集中力がよく続くと感心するが、もう良い歳した爺なんだからこれではいかんな。

やはり定期的に体を動かさんと。最近やたらと首周りから両肩がこるのはこういった運動不足が要因なのは間違いない。

やはりもっと山へ行こう。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

薄暗い林縁で見つけたフタリシズカ。しかし林の中はヤブ蚊がすごいぞ..

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今年も早くも半年が過ぎて、一年の折返しとなってしまった。

歳を取ると時間が経つのが早いとはよく言うが、昨年から今年にかけては新コロナ禍の影響は否めないな。

無能政府のせいでまだ年内はこの騒動は収まりそうもないので、今年も残すところ..などとブログの記事で書き出すのもすぐやって来そうだ。

あ、人生はもうとっくに後半戦だぞw

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA
LUMIX G9 PRO/ LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

長いものには巻かれろとはよく言うが、どうしても巻かれたくない我が人生。

ツタとツルアジサイにでも巻かれてみるか(意味不明)。

飲食店での酒の提供にはやたら制限をつけて自粛さえ要求しているのに、五輪会場での種類の販売はOKというこの二枚舌の危うさはなんだ。

それを問われて「ステークホルダーの存在があるので」と放言した担当大臣はありゃ何者だって話。

ステークホルダーってそりゃ利害関係者、つまりスポンサーに気を回したってことで、お飾りとは言え現役の大臣が公に「五輪は金のため」と言ったに等しいぞ。

そしてこのオチは一晩明けたら「やっぱり酒の提供はしない」って朝令暮改で、世論の猛反発食らって撤回というバカさ加減に呆れる。

口を開いて適当なことを放言する前に一旦立ち止まって考えりゃわかるはずだが、民意を汲み取れてない時点で国民の方をまったく見ていないことがよく分かるというものだ。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / アヤメ
FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA / ガマズミ

先日の尾瀬ヶ原でも咲き始めをちらほら見かけたが、近所の農道の路傍ではアヤメが咲き始めた。

同じく防風林では高木の花は終わりつつあるが、ノイバラやガマズミなど低灌木の花が見頃である。

端境期の尾瀬

2021/6/21

梅雨の晴れ間に久しぶりに尾瀬を歩いてきた。目的は主に開発中のアプリのフィールドテストを兼ねてだが、まあそっちの話は追々。

ミズバショウが終わってニッコウキスゲにはまだ早い、そんな閑散期を狙っての行動で、その狙い通りに人出もまばらでヤマツツジが見頃を迎えた静かな尾瀬を歩くことが出来た。今回はレアな?当ブログの中の人の姿をw

iPhone SE / 尾瀬ヶ原を征く

話は逸れるが、尾瀬ヶ原の特異な景観と自然環境は置いておいて、その尾瀬の何が嫌かって、とにかくあの木道を列をなしてハイカーが賑々しく歩いている眺めである。過去、最盛期に足を運んで何度ゲンナリして帰ってきたことかw

まあそれはさておき、ついでに見たかったのはシカの食害対策の現状である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ミツガシワ

尾瀬はこの20年余りのシカの食害被害が尋常でなく、ニッコウキスゲやミツガシワがだいぶやられてしまっている。

氷河期の生き残りと言われるミツガシワなど、昔は池塘や堀..尾瀬では川を指す言葉..の周辺に多数の群落が見られたが、15年ほど前に撮影仕事で入り浸っていた頃でもすでに数を減らしていた。

Google Pixel 5 / 下ノ大堀川

今回見たかったのはその対策現場。ミズバショウ群落と至仏山の撮影スポットである下ノ大堀川周辺を、ぐるりと防鹿柵..正確にはネット..で囲んだという話を聞いていたから。

高さ自体はこちらの背丈より低いので、この程度の柵はシカが本気を出せば飛び越えるのは簡単だが、ポイントは堀に沿って設置してある点だろう。この状況だと多くのシカは飛び越えるのは躊躇するはずである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ミツガシワ

その下ノ大堀川で見られたミツガシワの群落。この10年のスパンだと、例えそこが木道沿いで人の往来があるところでもこのような群落は壊滅状態だったので、明らかに柵の効果が出ていると考えられる。

竜宮周辺にも同様の柵が掘りに沿って施してあったので、またキスゲの季節に確認に足を運んで確認したい。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / コバイケイソウ

シカの食べ物という視点だと、コバイケイソウはシカが好まない毒があるので食害自体はない。ただ、年によって当たり外れがあるが、その点は今年は当たり年なのかな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

狭間の閑散期だったが、奇跡的に前幕の主役であるミズバショウ(写真左)と、次幕の主役であるニッコウキスゲ(写真右)を確認できた。

特にニッコウキスゲは木道沿いではこの1本だけだった。もちろんシーズンはまだちょっと先であるが。

Google Pixel 5 / 富士見田代から燧ヶ岳を望む

閑散期とは言えすれ違う度に受ける挨拶攻撃..時期が時期なんだから少しは考えろよって感じ..には閉口していたので、帰路は竜宮十字路から富士見峠を経てアヤメ平を周ってきた。

しかし、この尾瀬ヶ原(約1400m)からアヤメ平(中原山で約1970m)は富士見峠を経由するとその標高差は600m近くあって、平らなトレッキングコースと思われがちな尾瀬にあって、実はなかなか気合の入るコースである。

鳩待峠から至仏山が標高差で約630mなんで数字的にはそう大差ない。まあ実際の直登は300m程度ではあるが。

iPhone SE / 至仏山を正面に横田代を征く

尾瀬も全体的に設備が色々整備され、竜宮と富士見峠間にも昔はなかった木道があって驚いた。その分、鳩待峠・富士見峠間の整備が放置されているようで気になる。

アヤメ平は尾瀬ヶ原ほど人気がないのでシーズン中でも人はまばらだが、こういうご時世なんでいつ人出が溢れるかわからない。昔のように踏み荒らされる前に木道の整備は急務だろうね。

自然観察において、観ている景色の中でいかに「さっきは無かった」「いつもと違う」という記憶との差分を探し出す、または何となく違和感に気づくというのは大事である。

先だって探索に必要なのは経験則と感と書いたが、まさにその感の部分がそれ。

特に「さっきは無かったよな」という直近での気づきは大事で、それこそが生きものを探すのに必要な感覚なのである。

100m程度の距離内であれば目が効く人なら目視でもいけるが、猛禽類のように広範囲に動き回る生きものの場合は時にその距離は数kmにも及び、双眼鏡やスコープを覗くことで視野も狭くなるので、そこは経験が物を言うことになる。

ちなみにソースコードの海で違和感感じて、不具合の予兆を探し出すことにも通じる?かもw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ちょっと前にエゾハルゼミの大合唱がにぎやかなブナの森へ足を運んだ。そこが目的地ではなかったので正確にはブナ林を通り抜けて、というのが正しいが。

標高も1300mを超えていたので、赤城高原では花期を過ぎたムシカリがまだこれからだったり、北向きの斜面ではまだミツバツツジが咲いていたりしていた。

下山はGPSトレースを辿ってまた同じ森を通ってきたが、帰りは足元を見る余裕が生まれるため、エゾハルゼミの抜け殻やギンリョウソウなど見つけながら降りてきた。

そう言えば森に入ってすぐ、林内を枝伝いに移動していく大きめの猛禽を目視したのがこの日のトピックかな。クマタカだったと思うが、もしかしたらハチクマの線も捨てきれない。

恫喝するIT

2021/6/12

今度新設されるらしいデジタル庁。その準備中のWebサイトには「人に優しいデジタル化」と書かれている。

ところがその担当ワニ大臣は、五輪がらみのアプリ開発事業で「グチグチ言ったら干す」とか「NECには死んでも発注しない」とか、NEC会長名指しで「脅しておけ」と言い放って、これの一体どこ探したら「優しい」などという謳い文句があるのやら。

もはやヤクザと同じ所業と物言いでしかないな。

だいたいだ、iPadを使っているぐらいの理由で「ITに長けた政治家」と持ち上げられて徴用されるなど片腹痛いわ。笑わせんなって話だぞ。

そのワニ野郎も電通出身らしいので、もう昨今の業界事情の分かり味が深すぎてアホらしくなってくる。もうつくづく台湾のIT大臣が羨ましい。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

久しぶりにサンコウチョウの声を聞く。一瞬、森の奥をヒラヒラと長い尾羽が見え隠れしたが、林床がちょっと藪過ぎて足を踏み入れるのに二の足を踏んだ。

見上げると手が届きそうな高さにホウノキが花を開いていたが、基本的に高木なのでなかなかこの距離感でお目にかかることはないかな。

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