宵を待つ花
2022/8/28
今の時期に路端に咲く花といえばマツヨイグサだ。漢字では待宵草などと洒落た名になるが、明治初期に移入されたれっきとした帰化植物である。
毎日見ているとさもずーっと咲いているように思えるが、和名の通り夕方から咲き始めて翌朝にはしぼんでしまう一日花なので、隣接する蕾がかわりばんこに咲いているだけである。
夜に咲くということ、本種は蛾の仲間が受粉させる虫媒花の位置づけになる。
FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA
本種のことを月見草と言う地方もあるようだが、ツキミソウはツキミソウでまた白い花が別に存在するので、方言ということになろうか。
尚、そのツキミソウ自体も本種同様に帰化植物である。