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メジロの求愛

2022/5/15

メジロはカラ類同様に冬の間は群れで行動しているが、今は繁殖シーズンなのでペアまたは単独でうろついている。

うちの庭先でも毎年ヤマボウシに営巣しているメジロ。写真の個体が同じかどうかは不明だが、この時は雄が雌に求愛給餌を行って成功していた。

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM-1ほどではないがGH6の被写体認識もG5やG9PRO同様にちゃんと機能している。

パナの無駄なこだわりでAFがDFDなので、OM-1のようにアグレッシブな性能は期待できないが、OM-1を知らなければこれはこれで十分だ。

コントラストAFというだけでパナ機を敬遠する人はいるが、動きの早いスポーツでも撮らない限り、特に動画ではDFDで十分である。

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今どきのカメラは上位モデルであれば独自のカスタム設定を複数登録できるもの多いが、OM-1もその辺りはご多分に漏れず。

前モデルのE-M1同様にC1〜4まで4パターン登録できるので、動体用に高速連写設定でSH2とプロキャプチャ+SH2をC1とC2に登録している。普段はほとんど連写しないので、必要に応じて切り替えるので十分である。

そのカスタム設定で一度に必要な設定に切り替わるのは非常にありがたいのだが、右手にしろ左手にしろ、いざという時に軍艦部のダイヤルを回すのは意外に手間だったりするので、さらにボタン設定にそのカスタム設定を登録したりしている。

iPhone 13 mini

カメラ前面のマウント脇のボタンにそれぞれ先のC1とC2を割り当てているので、カメラ構えてファインダーを覗き、人差し指はレリーズボタンに置いたままで右手の中指または薬指で操作でき、一瞬で高速連写設定に切り替えられる。

E-M1Xの頃は中指AF仕様だったが、OM-1は独立したAF-ONボタンが装備されたのと、グリップ形状の関係で自然と親指がAF-ONボタンに当たるようになったので、本機では前面のボタンはカスタム切り替えとしている次第。

さらに言うと、Fnレバー1にS-AF(AFエリアはsmall)、同2にC-AF(AFエリアはall)をそれぞれ割り当て、AEロックボタンに被写体認識のON・OFF切り替えを充てて、AF-ONボタンと併せて右手親指だけで主たるAF機能の変更が済むようにしている。

ちなみにC3と4には動画設定を登録しているが、その辺りはまた後日。

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キジの雄は派手な色合いからしていかにも目立ちそうに思うかもしれないが、それは偶然見つけられたからそう思い込んでいるだけであって、緑深き野においては保護色と言って良いほど案外目立たないものである。

そもそも「雉も鳴かずば撃たれまい」の言葉通り、ケーン・ケーンという鳴き声とともに派手に母衣打ちをするからその存在が分かるのであって、枯野にでもいなければ見つけ出すのは至難の業である。

ということで、OM-1の被写体認識を持ってすれば、その枯野にうずくまるキジのおとっつぁんなら格好の対象だ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ではキジの雌のほうはどうか。こちらはもう完璧に保護色であって、近くの雄を見つけるか動いてでもいなければ、なかなかその存在を見つけるのは難しい。

雄とは逆に緑の野ではいかにも目立ちそうなのだが、その頃は子育てモードでステルス行動となって、雛が孵化して一緒に歩き回るようにならないとその姿を見ることはほとんどない。

ちなみにOM-1はそのキジの奥様方が枯野にあってもちゃんと被写体認識をして、しっかり目にバチピンであった。

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春の奔流

2022/4/23

雪解け水がほとばしる春の瀬をしゃがみこんで撮っていたら、目の前をカワセミ2羽が追いつ追われつ春のチェイスで上流方向へ。

そしてその直後には頭上をキャラキャラ鳴きながら下流方向へ飛び去るヤマセミが。

来月には対岸の沢沿いの棚田にアカショウビンも渡ってくるので、ここはカワセミ3種を同時に観ることができる貴重な場所だ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-1でライブNDに新たに追加されたND64モードで撮影。従来機はND32までだったが、OM-1から6EV相当の減光が可能となっている。

ピーカンの日中にNDフィルタも三脚も必要とせず、こういったシーンを手持ちで狙えるのはE-M系など旧オリンパス機とOM-1のみである。

時間を遡って記録するプリキャプチャなど、この手のコンピューテショナル・フォトグラフィをインチキなどと揶揄する了見の狭い輩を時々見かけるが、デジタルカメラで撮影している時点ですでに加工されたデータを見ていることに気がつないア○な情弱としか言いようがない。

ナイコンがファームアップでZ9に同様の機能を追加するようだが、そうなったらそのア○連中は手のひらを返すように「これからはカメラが何でもできないとイカン」とか言い出すに決まってるぞw

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赤城高原ではまだ見掛けないが、平野部ではもうアオダイショウが姿を見せている。奥山でもじきに出始める頃なので、営巣中の天狗様の餌動物にヘビの仲間がメニューに加わるのも時間の問題だ。

餌としてはノウサギなど獣の他、ヤマドリのような大型の鳥が望ましいのだが、岩場や林道の日当たりの良い場所で日向ぼっこしているヘビの仲間はハンティングの対象としては手っ取り早く、背に腹は代えられないのが日本の天狗様の餌事情なのである。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

トカゲの時と同じで、OM-1の鳥の被写体認識はヘビでも認識枠が表示されて一応目にピンが来た。

やはり鳥と親戚筋の爬虫類だからオッケーなのか?という戯言はさておき、実は被写体認識が反応したのジッとしていた最初だけで、アオダイショウがスルスルと移動を始めるとあさっての方に行ってしまって、AFが帰ってくることはなかった。

何となく頭部と目の位置関係がもっとも重要なようで、さらに首と体が分離できる形状、つまり肩のような構造があると確実なのかもとか邪推してみたり。

どうせそこはAIの仕事なのでどうでも良いと言えば良いのだが、鳥の被写体認識と言いながら鳥以外にも反応されるとどうもスッキリしない。

これが犬・猫を想定していると思われる動物認識だったらどうなるのか気になるところだ。

林内で立ち尽くしていると、カサカサと足元の林床で音がする。息を潜めていると、落ち葉の中を歩き回るトカゲを見つけた。

時々落ち葉の裏から顔を上げて周囲を確認しているが、身動ぎしないこちらに気が付かないのか、足元をウロウロして我関せずである。

春はツバメの飛来やウグイスの初鳴き、桜の開花が告げるものと世間の相場が決まっているが、森の中でうごめく爬虫類を目にしても同様に春を感じることができる。

それは爬虫類が自由に動き回れるほどに気温が高くなったという証拠でもあるからね。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

上の写真がニホントカゲの成体で、下の青くメタリックに光る方は幼体である。双方とも3mと離れていない場所で見掛けた。

どちらもOM-1の被写体認識で撮影しているが、鳥でもないのに鳥認識が発動したのは、やはり鳥類が爬虫類から進化した種であるとAIが判断しているのか!?

などと考えつつ、落ち葉の裏からトカゲが顔を上げる度に被写体認識枠がEVFに現れるのを面白く眺めていたが、まあ実際は頭部の形状とその中に目がある構造の物体に反応しているのだろう。

これは個人的な見解だが、恐らくOM-1の被写体認識はくちばしの有無はそれほど重要視されてないのかもね。

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鳥の写真ばかり載せていると野鳥カメラマンと思われそうだが、OM-1はレンズを向ければ歩留まりよく鳥の写真が撮れてしまうので、時期も時期だししばらくはそれも致し方なしだw

まあ写真を始めた理由がそもそも鳥だったので、その認識自体は当たらずとも遠からじだが、鳥を専門に撮るのは15年以上前に足を洗っていて、今は生きものと自然全般に広くと言ったところだ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

で、先日の妙義での与太話。

引き上げ時に駐車場に留めた車脇にヤマガラがフレンドリーにやって来て、花の中から何かの幼虫をついばんでいたので、OM-1で狙っていたところ、ニヤニヤしながら白レンズを抱えたオッサン..というか爺さんだな..が近づいてきた。

こちらが撮っているヤマガラを狙いに来たのかと思っていると、「何だヤマガラか」とつぶやきそのまま続けて、やれマイクロフォーサーズはセンサーが小さいからダメだの、オリンパスなんかもう終わりだとの腐し始めた。

何だコイツと思い振り返ると、抱えていたご自慢のEOS R5とRF100-500?を目の前にかざして、やっぱり写真はフルサイズだよねぇなどとほざきやがった。

これは久しぶりにフルサイズと白レンズでマウントするカメラ親父の登場だなと判断し、すかざす肩から下げていたGF100-200付きのGFX100Sで桜を撮るふりをしながら、「そうだよなぁ、やっぱ写真はセンサーサイズと何より画素数だよなぁ」とつぶやくと、バツが悪そうにR5を小脇に無言で去って行ったとさ。

ということで、GFXは悪霊退散によく効く御札のような存在だなと、あらためて思い直した日であったw

AIの賜物

2022/4/17

G9PROやGH5、それにGH6にも被写体の自動認識機能が用意されている。前者2つは後からファームアップされたものだが、GH6は最初から搭載されている。

当時G9PROの人物認識にはスポーツイベントなどの行事物で便利に使わせてもらったが、動物まで認識できるというのは後から知った。

ディープラーニングによるAI技術は家電屋に一日の長があるので、パナがその方面で優秀なのは業界では知られた話だが、カメラのAFの世界でもその技術が生かされているわけだ。

ということで、GH6もG9同様に人や生きものをファインダーに捉えれば、EVF上に認識枠が現れて補足し続けてくれる。何かと批判の的になるDFD..位相差式ではなくコントラスト検出式..によるAF駆動だが、G9よりは測距スピードも精度も向上していているのは確かだ。

ただ、GH6とOM-1を常にセットで使っているので、OM-1とAF周りを比べてしまうのは酷ではあるが、本機能についてはやはりOM-1のほうが優秀であると感じる。特に過剰とも言えるOM-1の動物の検出能力は、使えば使うほど撮影者が堕落していきそうで怖いw

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / シメとスズメ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO / ツグミ

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / カワラヒワ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ハシボソガラス

シメもツグミもまだ近所で見かけるが、先日のアトリ同様に北上中の立ち寄り組だろう。

何気にレンズを向ければ勝手にカメラが物体をAIで認識してくれるなど、フィルムとMFカメラで写真を始めたオッサンには夢のような話である。

鳥など画面内に占める割合が小さくともそこそこの検出率で、しかも写真だけでなく動画でもその被写体検出が使えるのだから、いやはや良い時代になったもんだ。

ちなみにGH6も複数の物体を同時に認識するとそれぞれに検出枠が表示されるが、OM-1同様にとりあえず一番近い物体に合焦しにいく仕様。ただ、OM-1と違って一番近い「検出枠」に合焦する確率?はGH6のほうが高い。

GH6は大食らい

2022/4/14

パナのGH系には昔から総じて言えることだが、中でもGH6はバッテリーの持ちがよろしくない。使わないときはこまめに電源を切っているが、1個で3時間もてば良いほうだろう。

大食らいの理由は画素数アップでプロセッサーの消費電力が増えたとか、強力な手ブレ補正だとか、クーリングファンの動作だとか、そりゃまあ電気を食わない理由などどこにもないのは事実だ。

仕事の撮影ではないので1回せいぜい3時間ももてば十分というのはあるが、山で天狗様相手に1日中コリメート撮影..電源入れっぱなしで終日待機状態になる..ともなるとそうも言っていられない。

その点で今どきのデジタルカメラはUSB-CでPD対応なので、モバイルバッテリがあれば電源供給不足への不安は解消される。

iPhone 13 mini

仕事柄モバイルバッテリは常に複数持っているが、現在現役なのはこの3つで、昔からモバイルバッテリとケーブル類はAnkerの一択である。

左からそれぞれ10,000、25,600、26,800mAhで、理論上は10,000あればDMW-BLK22を4回チャージでき、20,000以上あれば常時電源入れっぱなしでも2〜3日は十分に持つ。

通常の撮影なら予備バッテリ2個と10,000mAhのモバイルバッテリがあれば十分で、20,000クラスが2つあるのは山でコリメート撮影にカメラ本体の他に外部モニターを接続することがあるため。LCDモニターを常時点灯させておくのが何より一番電気を消費するのでね。

iPhone 13 mini

ちなみに仕事場ではUPS(無停電電源)代わりに同社のポータブルバッテリを使っている。これは容量が216,000mAhで最大778Whの出力がある。

近頃のニッポンはビンボー国家に成り下がっているので、電気が足らなくなると意図的に停電させるとかフザケたことを平気でやらかすので、自前でこのくらいの装備はあったほうベターだ。

それに1週間程度の遠征に車載していけば、PC含め携行する電子機器のすべての電気をまかなえるので便利である。拙者は持ってないが、ソーラーパネルの充電アクサリーを使えば、災害時にも使えるというのがメーカーのウリでもある。

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写真も動画も一度に撮る場合、それぞれ別々に機材を携行して使い分けるという方法がある。拙者の場合なら動画はパナ担当、写真はフジX担当みたいな感じで。

ただそれだとボディだけでなくレンズも同じ焦点距離を用意する必要があるので、まあ面倒というか運搬に難ありというか、なかなか厳しいものがある。

その点でGH系のようなハイブリッド機なら同じレンズをそのままどちらにも使い回すことができるのだが、そこで問題になるのはシャッタースピードの設定だ。

今さら書くほどのことでもないが、動画は静止画と違ってフレームレートによってシャッタースピードに制約があるので、日中の明るい時間帯だとシャッタースピードを妥当な値まで下げることができずに不都合が生じるのである。

そこでNDフィルタの登場であるが、本来写真用である交換レンズを流用する関係上、レンズ前面にNDフィルタを取り付けて露出倍数を調整する必要があるが、これを写真と動画の撮影のたびに脱着を繰り返すのは恐ろしく面倒で骨が折れることである。

一眼ムービーの黎明期や、積極的にドローン撮影をしていた頃は動画もフジXに担当させていた時期があって、まさにその頃はフィルタ交換地獄だったw

iPhone 13 mini

今ならマグネット式で簡単に脱着できるタイプや、フィルタを上下左右のどちらかに避けておけるタイプがあって、まあ便利になったなという感じだ。拙者はNDにしか用がないので以前から後者を利用している。

これに濃度を変えられる可変型のNDフィルタとの合わせ技で、写真と動画の同時撮影の敷居をさらに下げることが可能である。

ちなみに上の写真のタイプを使う場合、フィルタ径は最低でもワンサイズ大きいものでないと、広角レンズの場合はケラれる可能性があるので注意が必要だ。

それにしても、フィルタワークという言葉があるくらい、デジタルになった今でも写真や映像の世界では物理的なフィルタの必要性が重要視されているが、カメラ本体の性能は日進月歩しているにも関わらず、フィルタ脱着に関してはどこのメーカーも無関心だったことの罪は重い。

百歩譲って交換レンズのマウントはメーカー毎に異なっていたとしても、せめてフィルタの取り付け規格ぐらいは共通化して欲しいね。未だにねじ込み式って一体いつの時代だよって話だぞ。

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