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山でこの時期、赤い花と言えばアカヤシオやヤマツツジがよく目立つが、林道など明るい林縁部で目を凝らせば、路傍でひっそりと咲くミツバアケビの小さな花を見つけられるはずだ。

どちらかと言うと赤よりは紫が強いので、日陰になっていると意外に目立たないが、透過光を通せばきれいな赤紫が浮かび上がる。

そうして花を見つけて記憶しておけば、秋には美味しい山の味覚にありつけるというわけだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

ミツバアケビは1cmにも満たない小さい花だが、1.4mまで寄れるZD300PRO(600mm相当)ならテレマクロ撮影が可能となる。

ズームレンズを含め600mmを超える超焦点でここまで寄れるのは、同じマイクロフォーサーズのZD100-400(200-800mm相当)を除けばZD300PROだけである。

ZD100-400にテレコンを併用すれば最大倍率はさらに上がるが、最短撮影距離付近での手ブレ補正の歩留まりはZD300が圧倒しているので、実質的にテレマクロ最強はZD300PROと言って良いだろう。

余談だが、旧オリンパスユーザー界隈ではフォーサーズ含め同マイクロフォーサーズマウントのレンズをZD(ZUIKO DIGITAL)と略式呼称するのが通例らしいので、それにならって今後は当ブログでもZDと表記することにした。