カテゴリ : 写真・カメラ

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年の瀬に求められる人の世の雑事は一通り終わり、年内の天狗納めも取り敢えず済ませたので、今日はNレコのアップデート作業を粛々と進める。ブログで確認したら昨年の大晦日もNレコ開発をしていた模様。

まあアプリのコード書くのは趣味みたいなところもあって、その趣味を仕事にしてしまったので、世の中で言うところの公私の区別が曖昧なのである。

それにこの歳になると若い頃のように年越しにイベント的な意味合いを見出だせないので、少し長い連休が挟まっているって感じ。

そもそも長期間のんびりするという感覚が基本無理な性分なので、手足を動かすか脳みそ回すかしてないと落ち着かないw

iPhone 13 mini

さて、今年はGFXを除き手持ちのカメラがほぼ総取っ替えになった珍しい年だった。中でも富士フイルムのXシリーズは第5世代になったことでガラリと変わった。

パナ・オリ・フジというあくまでマイナー路線を引き続き堅持する予定なので、来年はさすがにここまでドラスティックなこともないだろうと思うが、この手の話は鬼が笑いそうw

何はなくとも取り敢えずメインで使う全機種に被写体認識が搭載されたのは良かった。もうオッサンには昔のように瞬時に動体にピンを合わせるという生きの良さはないのでw

ということで当ブログをご覧の皆さま良いお年をお迎えくだされ..

昨日は仕事場の大掃除で、今日はチョロチョロと伝票整理など。締めは毎月のことなので大してやることはないが、不要な書類のシュレッダー送りはこの時期恒例。

以前に比べてかなり紙の資料は減ったので楽になったが、申告するまで必要な書類は分けておかないと来年面倒なことになる。

インボイスの資料が結構あったが、うちはもともと課税業者なので影響は軽微でまだ様子見、と言いたいところだが仕事を手伝ってもらっている関係者のことを考えるとそうも言ってられないので、悩ましい話である。

ビンボー国家がミサイル買う金をビンボーなフリーランスからも税でむしり取るイメージが強いので、果たしてどうなることやら。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

今年もっとも使ったカメラはOM-1と言いたいところだが、稼働時間という意味ではGH6が最長である。ひとたび天狗様がご登場となればその間GH6はRECオン状態になるので、動画機として使う以上は時間でみれば必然の結果であろう。

尚、今に始まったわけではないがLUMIXのGH系で写真はほとんど撮らない。特にそれはオリのE-M1系を使いだしてから顕著であり、今年OM-1が鳥認識を搭載したことが決定的なことでもあった。

パナの物体認識が悪いという話ではなく、餅は餅屋としてGH6には安定した動画収録という重要な役割があって、今年はその辺りがより明確になったということだ。

OMの動画性能がGHに追いつけばとも思わなくもないが、動画撮影の使い勝手の面でパナ機を超えるのは経験値で言っても難しいだろうね。

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よく「写真ばかり撮ってないで記憶に焼き付ける」という言い回しを耳にする。一見もっともらしく拝聴できる言葉ではあるが、先日も書いた通り人は忘れる生きものである。

忘れるだけならまだしも場合によっては都合の良いことばかり憶えていて、都合の悪いことは記憶を改ざんしたり、うろ覚えなことについては適当に別の記憶で書き換えたりと、誰しも身に覚えがある通り実に適当でいい加減なものである。

ファンタジーのような楽しい思い出ならそれでも差し支えないが、事実をありのままにとどめておきたい場合にはそれでは支障があるので、できる限り記憶を裏付けるような証拠があったほう良い。

という点でも、やはり写真または映像は記録のために撮るのである。

さらに言い換えれば、記憶をさかのぼって過去の事実を再発見するための補完行為であり、記憶のアーカイブということになろうか。

FUJIFILM X-H2S / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / CLASSIC CHROME

つい先日まで秋だったような気がするが、畳み掛けるように連日寒波がやってくると秋はすでに忘却の中だ。

でもスマホやタブレットの写真アプリをちょっとスクロールするだけで、半月前にはまだ秋の色が薄っすらとあったことを想い出す。

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こむらが返る

2022/12/18

昨日突然夜中に足がつって声にならない痛みで目が覚めたw そう、いわゆるこむら返りというやつ。

記憶では相当昔にあったようななかったようなそんなレベルで、少なくてもこの20年スパンでは初めてである。

理由は冷えや脱水症状みたいな話で、家人には運動不足だと一蹴されミネラルが不足しているからバナナを食えと朝からバナナを食わされた。

久しぶりに脚に湿布を貼る事態になって、取り敢えず夕方には筋肉痛のような痛みは引いたが、家人には追い打ちをかけるように歳とった証拠とも言われてまあそうだよなと合点している次第w

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

XF18-120PZは電動ズームということで動画撮影用に手に入れた。当然メーカーも動画推しなのかと思ったら、製品紹介にはトラベラーズームってあってああそうなのって感じではあるが、確かに普段使いにも悪くない。

インナーズームなのでズーム操作で全長が変わらず不変である。その代わり広角端にしても小さくはならず、概ねXF70-300の収納時と同程度の大きさになろうか。

そのズーム操作が電動なのでクイックに操作できないという文句を耳にするが、そりゃ使い方が合ってないって話であってXF18-120PZが悪いわけではない。あと思ったところで停止しないっていう意見もあったがそんなことはまったくなく、普通にズーム回して希望の位置でピタリと止まる。

とは言え写真撮影で電動がまどろっこしいのは確かにそうなので、動画用と理解した上で使うべきレンズだろう。

光学系がF4通しでコンパクトなのでその分重量は軽く、同じ標準ズームのXF16-55に比べてX-H2兄弟とのバランスは圧倒的に良い。

普段山行で使っているOM-1+ZD12-100PROに代えて何回か山で使ってみたが、望遠端が35mm版換算で180mmあるので十分代替え可能な仕様である。

尚、本来は動画目的なのでそっちの使い勝手はまた後日にでも。

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基本的に写真や映像は記録のために撮っているので、絶景と呼ばれるような眺めを特段狙うことはない。

人は忘れる生きもの。あくまで記憶を補完するために記録として撮る。

その季節その場所にどんな生きものがいたか。あの花はいつ咲いてあの木はいつ色づき散ったか等々。その時どんな景色を眺めていたか。景色なら季節感、生きものなら状況と行動を記録するため。

ほぼ日常のメモ代わりと言って良い。

そういう意味でスマホは最適。そういう意味で小さいカメラは絶対正義。ワイルドライフを撮るので望遠レンズがコンパクトなマイクロフォーサーズは最強。

観る行為のじゃまにならず、観に行く行動をスポイルせず、観た結果調べた結果をビジュアルで記録する。写真または映像は記録のために撮るのである。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / ETERNA BLEACH BYPASS

写真を始めた頃は作品づくり的なニュアンスも含んでいたことは否定しないが、仕事で撮影に関わるようになってからはその方向性はかなり薄まった。

なので業務では依頼されれば絶景でも何でも撮るのは言うまでもない。そりゃ仕事なんで基本的に被写体を選ぶ立場にはないということだ。

また、写真と映像の素材屋でもあるので、品揃えのために見栄えのする絵柄を撮ることは当然あるが、それはあくまで商品としてである。

個人的な写真と映像はあくまで記録のためということだ。

H2兄弟機

2022/12/15

X-H2とX-H2Sは兄弟機なので見た目の違いがない。グリップ感も同じメニューも一部を除いて同じで操作性にも違いがまったくない。

こんなにそっくりなのに方や高画素、方やスピード重視と性格が異なるカメラも近年珍しい。強いて言えば20年前のナイコンのD2H・D2Xと同じだ。

似た者同士というか一卵性双生児のような両機。統一性があると言えばそうだが、製品コンセプトは真逆なのでうっかり撮影目的と異なるボディを持っても気が付かないケースがあるのも事実。

X-H2Sはボディ前面にSの銘板があるがこれは撮影者には見えない。背面左肩に製品名が打刻されているがどちらもX-H2が目立つので小文字のsは目に止まらない。

そこでホットシューカバーに目立つようにSを貼って上から分かるように自衛。

が、難点はX-H2Sは動画機として使うので、シューに外部マイクを載せるため外したカバーをよく見失う点。で逆にX-H2に無印の意味で「無」を貼ってみたがこれは美しくないwのさすがに却下。

で結局はカバーが付いてなければSと見分けるオチw

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

何となくX-H2SにはX-H1の時のような、フジやっちまった感..セールス的な面でタイミングが悪かったのは否めない..というか不遇感が漂うがw、個人的にどっちを取るかという二択なら迷うこと無くSのほう。

AFレスポンスの良さに、4K120Pの威力と何と言ってもローリングシャッターの少なさは圧倒的。

無印H2は8Kが撮れるとは言うが、Sの6.2Kをアップコンしても遜色なくほとんどの人は見分けがつかないしね。

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一応初雪

2022/12/14

昨日の朝に一応今シーズンの初雪となって庭がそこそこ白くはなったのだが、お昼を待たずにすぐに解けてしまった。

例年に比べて一ヶ月以上遅い記録ではあるが、一応初雪だったということで。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

1枚目は庭先で日の出前に撮った写真で、 X-H2Sの鳥認識は最初は真ん中のスズメに認識枠が現れたが、AFオンで一番奥のツグミにピンが行った。

2枚目の場合は中央上のカワラヒワに認識枠が現れそのままそこに合焦。

アルゴリズムは不明だが、Ver.1.2以前のOM-1のように取り敢えず一番近い距離を選ぶ仕様ではない模様。対象が複数いた場合の挙動のクセを知ることは重要。

XF30mm Macro

2022/12/10

このところ日の出前は氷点下が続いており、ようやく冬らしい気温になってきた。

朝は庭に一面霜が降りて真っ白になっているが、それが日陰だと9時頃まで残っているようになった。

FUJIFILM X-H2 / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

XF30mmは35mm版換算で45mm相当のいわゆる標準レンズである。

開放でもF2.8とF1.2とかF1.4が多い標準域では暗いのだが、レンズ前1.5cmまで寄れて等倍撮影可能..APS-Cなので1.5倍になる..なマクロレンズという位置づけである。

普段撮る多くはネイチャー系のスナップではあるが、言うほどはマクロレンズの世話にはならず、どちらかと言うと望遠ズームによる望遠マクロのほうが使い勝手が良い。

以前、XF60mmマクロを持っていたことがあるが、解像度番長の異名をとるほど切れ味の鋭いレンズなれどどうにも肝心の近接時にピンがなかなか合わないというクセがあって使うのに難儀した。

使ったことはないがマクロなら評判の良い換算120mm相当のXF80mmマクロがあるもの、いかんせんあれは大きく重すぎてちょっと使うには憚られるレンズで、それこそマクロ撮影専科なカメラマン用だろう。

その点でこの実にコンパクトで軽量な30mmマクロは、明るさを除けば一芸に秀でた標準レンズとしても使い回せて便利である。

ちなみに単焦点レンズなのでフードがあったほうが良いが、前述した通りレンズのすぐ目の前まで寄れるので、フードの装着は邪魔になるため、付属してきた純正の大型のものは使っておらず、ネットで見つけたパンケーキ用のフードを常時装着している。

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世界初の動物認識は富士フイルムが10年前に出した「FinePix F80EXR」だったというのは以前書いたが、レンズ交換式カメラでは後発組であり、時流に乗ってX-H2Sにもようやく被写体認識を搭載してきた。

今の季節では生きものはやや端境期に当たるため検証例は少ないのだが、今のところ印象としてなかなか良い。と言うかOM-1のそれ..このネタの下書きを書いた先月時点ではVer.1.3の改善ファームはまだない..よりは安定している印象である。

明らかに検出アルゴリズムが異なっており、極端な話OM-1は画面内でそれっぽく見える物体を片っぱしから検出して知らせて来るが、X-H2Sではそこまで誤認識?も少なく無駄なくマークしてくる感じ。

情報量の多い構図でフレーミングした時、OM-1では検出枠が忙しくなく画面内を動き回る..相当に演算速度が早いとも言える..が、X-H2Sではピンポイントでいきなりそこを指し示すという挙動である。

で、ここが肝心なのだが、以前から言っている例の「認識はするがそこにピンが来ない時がある」という独特のクセがOM-1にはあるが、X-H2SではAFモードがゾーンであばれ検出した物体にピンを合わせに行くので、挙動としてはX-H2Sのほうが結果的に安心していられるというのがある。

ちなみにAF-Cのカスタム設定をメーカー出荷時のままではなく、ゾーンエリア特性を「手前」にするのを忘れずに。これを設定するだけでX-T4でもイイ感じでAF駆動されるはず。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

X-H2S最初の被写体認識は仕事場の窓から撮ったうちの居候スズメ。連中は人の気配を感じるとすぐに逃げ隠れするのだが、その刹那でもX-H2Sに被写体認識されてAFが素早く合焦した。

無印H2も同じAFシステムと言われているが、認識速度もAF駆動もSのほうが明らかに早いのは体感的にもすぐ分かる。フジのカメラで生きものを撮る人にはX-H2Sのほうがオススメだ。

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OM-1が期待以上に良いので、当初はその勢いでOMDSのZD150-400mm x1.25を手に入れるつもりだったのだが、価格がZDの1/3のXF150-600mmとX-H2のデジタルテレコンの組合せがさらにその上を行ってくれたので、OMDSには悪いがそっちの線は消えた。

手の出ない値段ではないが今更80万もするレンズに投資するのも気が引けていたのと、やはりどこかにOMDSの事業存続に対する不信感w的なものがあるのは事実でもある。とりあえずOM-1は出たがその後のOM-5がやや手抜き感あったこともあって、次の一手が見えてこないのがね。

と、OM-1の手前ついついOM-5にケチを付けてしまうが、先日OM-1との比較画像を見てそのコンパクトさと軽量(約360g)な点に驚いてるところ。

金属外装ではないらしいがOMDS自慢の防塵防滴仕様であり、見た目はE-M5そのままなれど中身はE-M1Mk3に置き換わっていて、プロキャプチャーも手持ちハイレゾも同等である。

あくまでサブ機としてとか、山行メインならどうせ単体運用なのでマイクロUSBなのは言うほど気にならないだろうし。

FUJIFILM X-H2S / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-H2 / XF10-24mmF4 R OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-H2S / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

FUJIFILM X-H2S / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Velvia

写真は県南の低山の紅葉。今年の秋は本当に色づきが良かった。

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