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朝、畦を通って谷戸の対岸に向かおうとしたところ、目の前で突然立ち上がったカルガモにびっくり。

どうやらこちらが近付くまで伏せて隠れていた様子。小生はまったく分からなかったので、伏せていればそのままやり過ごせたカモだが、耐えきれなかったようだ。

当然飛び立って逃げるかと思いきや、静静と歩きだして少しずつ遠ざかって行った。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

この時は車から降りてすぐでカメラを片手に持ったままだったので、そのまま構えてシャッターを切った。

まったく背景に引っ張られることもなく、バッチリピンが合うのはさすがのOM-1である。

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朝から山間の渓谷内を行ったり来たりして忙しそうにしていたミサゴ。

目的の種ではないのでチラ見程度だけど、営巣木の位置は何となく判る動きだった。下から見上げでは見えない尾根筋の高い場所と思われる。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

午後には目の前を餌持ちで飛んできて、高度を上げて推定営巣ポイント付近で尾根陰でロスト。直後に一瞬だけ羽ばたきの影がチラッと見えたので、概ね位置は合ってそう。

ミサゴの多くは季節移動する漂鳥や冬鳥なので、SNSなどでは撮影しやすい冬しか情報が流れてこないが、繁殖期は奥山でも結構見掛ける。

もちろん営巣環境にそれなりの湖沼や水系が必要ではあるが。

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先週尾瀬ヶ原に足を延ばした際、木道脇にダイサギがいるのに気が付いた。まあ気づくも何もまだ冬枯れ状態の湿原に白い大きな鳥がいればそれは目立つに決まっている。

家人の「釧路湿原みたい」「サギがツルみたいにしているのはそれこそ詐欺w」の言葉で、このケースは要らぬ誤解が始まるのではないかといささか不安が頭をよぎる。

案の定、後からやって来たハイカーの一群が「もしかしてツル?」みたいな会話でスマホで撮影していたので、これはまずいと思い、わざと声を出して「こんなところサギが珍しい」と言ったところ、「なんだサギだって」みたいな落胆の流れに落ち着いて人垣は崩れた。

とまあその辺はどうでも良い話ではあるのだが、よくよく個体を眺めていてダイサギにしてはやや不自然さを覚えた。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA / 燧ヶ岳をバックに

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA / ヤマアカガエルを捕食
FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA / 傍らにミズバショウ

まず冬羽であること。いくら尾瀬ヶ原がまだ寒いからと言っても下界はすでに繁殖時期なので、このタイミングで冬羽というのは解せない。

それと脚の基部(脛)が黄色味を帯びていること。ダイサギなら観えている部分は黒いはずである。

ということで、帰ってから調べてみたところどうやら「亜種ダイサギ」と呼ばれるダイサギの亜種のようであった。

亜種ダイサギは国内では冬鳥扱いということなので、北へ帰る途中に眼下に見えた湿原で腹ごしらえでもといったところと想像。実際、木道上の喧騒をよそに湿原でヤマアカガエルを捕食していた。

以前に尾瀬沼にアオサギがいるのを観ているのでそれ自体は珍しい話ではないのだが、尾瀬ヶ原に白い大きな鳥というのは家人が言う通り確かに釧路湿原味があるな。

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キジの雛は孵化してすぐに自力で歩き回り、餌も親から給餌されることはなく自力で確保できる。なので雌が雛たちを連れて歩いて見守ることをするが、その点で雄はナワバリの防衛行動以外は子育ては基本的に我関せずである。

この日も時折ケーンケーンと鳴いて自分のナワバリの監視に余念がなった。この子育て期間を過ぎると、こうしてオープンな場所に姿を表す機会も少なくなる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

そう言えば、キジは日本の国鳥として知られているが、その理由の一つに「食って美味いから」というのがあるのを最近知った。

日本固有種というのも大きな理由らしいが、古くは古事記や日本書紀、昔話の桃太郎に登場するなど日本人に馴染みが深いというのもあるそう。

しかし食って上手いというのはついぞ知らなかったな。

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この時期の山野は鳥たちの巣立ち雛で賑やか。渓流沿いに立って眺めていると、キセキレイやハクセキレイ、カワガラスが終日雛に餌を運んで大忙しである。

巣立ったと言っても狭くなった巣から雛たちが出てきただけで、まだしばらくは親から餌を運んでもらわないとならない。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / キセキレイ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ハクセキレイ

巣立ち雛は親の後を追ってあちこち移動してしまうので、子が多い小鳥の親は上流に下流にとその姿を探してなかなか大変なことである。

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尾瀬は厳冬期を除き、映像記録の仕事などで残雪期から初冬まで何度も足を運んでいるので、近年はいわゆる混雑するオンシーズンは避けるようにして出かけている。

行ったことある人は分かると思うが、ミズバショウやニッコウキスゲのシーズンなど木道をハイカーが間断なく連なって歩いているため、落ち着いて景色を眺めることができない。

では平日にと出かけても、今度は尾瀬学校なるイベントとかち合うと、観光客が学生に変わるだけで状況はあまり変わらない上に、要らぬあいさつ攻めを受けて辟易させられる。せいぜい先頭の一人が挨拶すれば良いものを、全員がするもんだから煩わしいったらありゃしない。指導教員が前後に付いているが、そもそもその教員自体が挨拶しないのだから教育もなにもないぞ。

ということでそうなると初夏のミズバショウ前か、真夏の花期の終わりか、晩秋の草紅葉の後というのがうちの定番シーズンとなっている。

この日は平日ではあったが、週末の直前ということもあってお昼ごろにテン泊ハイカー組が結構出張ってきていた。それでもあの目もくらむような込み具合からしたら天国ではあるけどね。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

折しもこの前日に氷点下3℃という5月も下旬とは思えない寒さに見舞われたらしく、ちょうど顔をのぞかせ始めていたミズバショウの先遣隊は軒並み霜枯れてしまっていた。

この日も多くのハイカーがダウンを着込んで行動する冷え込みで、ヤマアカガエルこそ鳴いていたものの池塘の中はアカハライモリの姿も見られず閑散としていた。

鳥類はカッコウ、ホトトギス、ノビタキ、ホオアカ、オオジシギ、ヒバリなど夏の尾瀬定番は一通り確認。年々渡来数が減っているように思えるのが気がかりではあるが、高層湿原にカッコウの声が響き渡るのはいつ聞いても良い。

余談だが、2枚目の写真を見て水平が出ていない!とケチを付ける水平風景ジジィがいるが、尾瀬ヶ原は北東に向かって緩やかに傾斜しており、写真の左奥でヨッピ川と沼尻川が合流して只見川となるので、燧ヶ岳を背景にした場合は左下がりのように見えるのが正しい。

もし同じようなカットで水平が出ているようであれば、逆にそれがおかしいということになるのは知っておいて損はない尾瀬トリビアである。

チラッ

2023/5/25

渡ってきた直後は各々がテリトリーを主張し合うので、それこそ朝から日がな一日ピックィーと鳴いて賑やかなサシバだが、ペアリングが済んで営巣に入るとあまり鳴かなくなる。

営巣林に近付く若い個体や、近隣で同じく営巣中の他種を見掛けるとひたすら無言で追尾して追い回す排斥行動は相変わらずだけど。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

頭上を旋回するサシバに気が付いたのは、目の前の休耕地を行ったり来たりしていたハクセキレイが、不意に止まってチラッと空を見上げたから。

サシバが積極的に小鳥を襲うことは滅多にないが、ハクセキレイからしてみれば上空に天敵のタカが現れればそれは気になるところ。

でもハクセキレイもサシバは安全パイと知っている?ので、すぐに再び餌探しに戻ったけどね。これがオオタカやハイタカだとそううかうかもしていられない。

カテゴリ:猛禽, |タグ:,

先週はジェットコースターの如く気温が上がり下がりしていたが、この週末はそこまでではなさそうで一息と言ったところ。

この時期は寒いのはまだ耐えられるが、暑いのには体が慣れていないため、まだしばらくは難儀しそうである。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

雨が降ろうともピーヨピーヨと常に賑やかなヒヨドリ。一部は渡り鳥として季節移動するので日本固有種というわけではないが、その多くは留鳥。

例のごとく35mm換算1200mm相当の超望遠域を手持ちで撮影。

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週の初めは上着を着込まないと寒くて仕方なかったのに、一昨日・昨日と5月とは思えない暑さは一体どうしたんだって感じ。

例のごとく高崎など平野部では30℃超えの真夏日で、赤城高原でもさすがに家中の窓を開け放ってのデスクワークとなった。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

どこか涼しそうに聞こえるホオジロのさえずり。お気に入りの道祖神をソングポストにして日がな一日一筆啓上とやっていた。

カテゴリ:季節感, |タグ:

先週から気温が上がらず、ここしばらく初夏らしくない日が続くが、長期予報でエルニーニョが囁かれだしたので、このまま梅雨に突入して冷夏となるのかちと心配。

昨冬の奥山の積雪の少なさから農業用水など水不足を心配していたが、その辺りは大丈夫そうでも長雨の日照不足もそれはそれで農家には打撃となるからね。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

ニュウナイスズメはフォルムはまんまスズメのそれだけど、どこか垢抜けて見えるのは気のせいかな。

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