巣立ってからが忙しい
家の周囲のツバメも巣立ちラッシュで親は大忙し。巣立ちとは言うが、人の社会生活と違って実は巣から出てからのほうが親は忙しいのである。
天気がグズグズしている時は、おばあちゃんの格言通りツバメはあまり高く飛ばない。手が届きそうな低いところ飛んで餌となる羽虫の類を捕食している。
ホオジロも人が近くにいてもお構いなしに地面に降りて餌探し。
家の周囲のツバメも巣立ちラッシュで親は大忙し。巣立ちとは言うが、人の社会生活と違って実は巣から出てからのほうが親は忙しいのである。
天気がグズグズしている時は、おばあちゃんの格言通りツバメはあまり高く飛ばない。手が届きそうな低いところ飛んで餌となる羽虫の類を捕食している。
ホオジロも人が近くにいてもお構いなしに地面に降りて餌探し。
平野部ではよく目にするが、赤城高原で滅多に見かけない鳥として以前からサギの仲間を上げている。
もちろん水場が少ないのでいわゆる水辺の鳥はそもそも少ないのだが、農業用水の貯水池があるので時期が合えばカモの仲間はそこそこ目にする。
そういう意味で芦原のような湿性の草地を好むオオヨシキリもほとんど見かけない。正確には過去に一度だけ秋の渡りの時に近所に立ち寄ったことがあったが、繁殖の話は聞かない。
ということで、何れも当地以外での撮影。
営巣が始まると途端に鳴かなくなるが、それまでは朝から晩まで行々子ギョウギョウシと終日賑やかな鳥である。
先だって北東北を訪れた際、標高500m程とさほど高くない山間の農耕地でアマツバメを見かけた。
地元でもアマツバメは生息しているが、そのほとんどが県境付近の亜高山帯なので、ところ変わればと言うかちょっと驚いた。
折しも巣立ち時期だったようで、流れるように群れて飛んでいる様はなかなか壮観である。
曇天だったからか飛行高度が異様に低く、時おり小生の立っている頭上スレスレを飛び交ったり、何度か三脚との間をすり抜けるなどアクロバティックな飛翔にはヒヤヒヤさせられた。
何せ至近距離での風切り音は凄まじく、数羽によるすり抜け時の衝撃波もなかなかもので、もしもぶつかったらかなり痛いよなと思いつつその姿を眺めていた。
サシバは奥山にも生息していると以前書いたが、関東周辺だとその多くが集落近くの谷戸地形に集中している。
営巣はスギやヒノキの人工林で、餌場はそこに隣接する雑木林の林縁や谷戸の中の田んぼであることが多く、畦の脇に立っている電柱や家屋に止まって探餌している姿が見られる。
電柱の上から田んぼの周辺で餌探し。
谷戸内の構造物に立っているアンテナで餌探し。
上の写真は幹線道路脇の標識に止まって探餌しているところ。恐らくは道を横切る生きものや、途中で車に轢かれた轢死体を狙っていると思われる。
そこまで交通量は多くはなかったが、自身も交通事故に巻き込まれる可能性も高いので、眺めていてヒヤヒヤものであった。
この辺りの習性はカンムリワシによく似ていて、西表島では実際にカンムリワシが交通事故に遭うケースが少なからず報告されている。
よく「物凄く大きな鳥が河原で魚を捕っていた!イヌワシに違いない!」と、所属する研究会の問い合わせに送られてくる情報はほぼトビである。
イヌワシとトビではその大きさは1.5倍以上違うが、一般の人からすればトビも十分に大きい鳥ということだ。
問い合わせの7割が残念ながらトビで、残りはノスリかハチクマまたはクマタカである。
特にハチクマは識別が難しいようで、野鳥の会の会員レベルでも間違えるまたは識別困難..もしかしてイヌワシですか?的な..のようである。
まあかく言う小生でも5kmぐらい先の陽炎の中を飛ぶハチクマを時々誤認することはあるので、エラそうに言えた義理ではないのだけどね..