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河畔林でアオサギが妙な恰好をして佇んでいたが、これは決して露出狂の不審者を装っているのではなく、濡れた翼を乾かしているだけである。

川で採餌した後や、夜半に雨が降った翌朝の日の出の頃によく目にするシーンである。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

昨日はSNSの鳥界隈でアオサギが話題であったが、これはジブリアニメの最新作、というか宮崎駿の最後の作品と言われる「君たちはどう生きるのか」の公開初日だったことに起因する。

事前に映画の興行に関してまったく情報がなく、ジブリ自身も宣伝を一切行わないという前代未聞の映画公開とのこと。で、その唯一の公開情報であるポスターに描かれているのが、件のアオサギなのである。

その同作を封切り初日の初回で鑑賞して来た。で、当初ネタと思ってた件のアオサギはまさかのそのまんまであった。

これ以上語るは憚るが、過去作のオマージュっぽいシーンてんこ盛りで、宮崎駿の最後の監督作品かと思うと感慨深い。まあジブリ映画好きはそれなりに楽しめるだろう。

それでも評価は割れるとは思う。分かりづらい的な感想があるのも、原作のないオリジナルストーリーで且つファンタジー要素強いのでそこは仕方ないのかなと。

尚、タイトルにある伏線は終盤で主人公が迫られる選択で回収される。世界を創るか世界に留まるか、なかなか重い決断であろう。

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突然頭上に「キャラ、キャラ」と声が響いてきたので双眼鏡で周囲を見回すと、結構な高度をヤマセミが通過していくのが視野に入ってきた。

ヤマセミは一般的には河川に沿ってその上空を飛ぶことがほとんどだが、この時立っていたのは原野の高台で、地図を見る限り少なくても1km四方に河川や湖沼の類はない。

案の定、近くに営巣しているハシブトガラスのペアがスクランブルして行ったが、ヤマセミは更に高度を上げて飛び去っていった。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / 結構トリミングしている

高校生の頃に碓氷川でカワセミ撮っていたら、明後日の方向からヤマセミが飛んできて驚いたことを思い出した。

その時もヤマセミは川に沿ってではなく別のエリアから移動してきたと思われ、その方向には烏川があるのだが、両河川域は2kmぐらいは離れているので、普通にそういう移動をする習性があるのだろう。

そういう意味でカワセミよりは移動距離は長く飛べそうではある。

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特許許可局

2023/7/8

トケン類の中で赤城高原でもっとも多いのはホトトギス。渡来直後の勢いはさすがに無くなったがそれでも早朝と夕方になるとよく鳴いている。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

止まっていても特許許可局

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

飛んでいてもトッキョキョカキョク

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

もちろん無言の時もある。

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巣立ちモズ

2023/7/7

最近、家の前の電線にカッコウが姿を見せないなと思っていたが、出張中に庭のモズが巣立っていた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

巣立ってしまうと周囲にバラけてしまうので、餌を運ぶ親も探し回るのに苦労しているようである。

あまり目立つところには出てこないが、親の動きで大体どの辺にいるのかは仕事部屋にいてもわかる。

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家の周囲のツバメも巣立ちラッシュで親は大忙し。巣立ちとは言うが、人の社会生活と違って実は巣から出てからのほうが親は忙しいのである。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

天気がグズグズしている時は、おばあちゃんの格言通りツバメはあまり高く飛ばない。手が届きそうな低いところ飛んで餌となる羽虫の類を捕食している。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ホオジロも人が近くにいてもお構いなしに地面に降りて餌探し。

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平野部ではよく目にするが、赤城高原で滅多に見かけない鳥として以前からサギの仲間を上げている。

もちろん水場が少ないのでいわゆる水辺の鳥はそもそも少ないのだが、農業用水の貯水池があるので時期が合えばカモの仲間はそこそこ目にする。

そういう意味で芦原のような湿性の草地を好むオオヨシキリもほとんど見かけない。正確には過去に一度だけ秋の渡りの時に近所に立ち寄ったことがあったが、繁殖の話は聞かない。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

ということで、何れも当地以外での撮影。

営巣が始まると途端に鳴かなくなるが、それまでは朝から晩まで行々子ギョウギョウシと終日賑やかな鳥である。

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ガビチョウ

2023/6/29

高原のカッコウはそれなりにらしくて風情があるのだが、それでも朝まだ暗いうちから家の脇で派手に鳴かれるとさすがにうるさい。

が、それを遥かに上回る大音量で騒々しいのがガビチョウ。近所に定着してだいぶ経つので聞き慣れた感はあるが、やはり朝から庭で鳴かれるとかなり騒々しい。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

ガビチョウは雌雄で見た目が一緒なので、鳴かないことにはオスメスの区別がつかない。

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電線カッコウ

2023/6/28

ホトトギスは毎日のように朝に夕に鳴いているが、カッコウは近所をあちこち巡回しているようで、数日置きに姿を見せる。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

家の東側の電線でよく鳴いてそれだとすぐ目の前で撮れるのだが、この日は庭の反対側で鳴いていた。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

うちの庭先だとモズが毎年子育てをしているので、そのモズに托卵してくれると面白いのだが、それは今のところまだ見ぬ夢である。

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若ツバメ

2023/6/25

巣立ったツバメの若鳥たちが、梅雨晴れの空を元気に連れ立って飛び回っている。巣立ってすぐはまだ親に面倒見てもらわないとならないので、電線に並んで給餌の順番待ち。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

面白いもので、異なる巣であってもツバメは巣立つと皆で一緒に飛び回る。ただ、当たり前だが親は自分の子供にだけ給餌するので、親が餌を持ってきても騒ぐのはその子供だけのようである。

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先だって北東北を訪れた際、標高500m程とさほど高くない山間の農耕地でアマツバメを見かけた。

地元でもアマツバメは生息しているが、そのほとんどが県境付近の亜高山帯なので、ところ変わればと言うかちょっと驚いた。

折しも巣立ち時期だったようで、流れるように群れて飛んでいる様はなかなか壮観である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

曇天だったからか飛行高度が異様に低く、時おり小生の立っている頭上スレスレを飛び交ったり、何度か三脚との間をすり抜けるなどアクロバティックな飛翔にはヒヤヒヤさせられた。

何せ至近距離での風切り音は凄まじく、数羽によるすり抜け時の衝撃波もなかなかもので、もしもぶつかったらかなり痛いよなと思いつつその姿を眺めていた。

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