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日中は再び暑さがぶり返して今更ながらの残暑だが、朝晩はそれなりに涼しくなった赤城高原。

庭先ではキチキチキチとモズが高鳴いて縄張りを主張し始めている。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

モズはの高鳴きはさえずりの類ではないので雄も雌も鳴く。繁殖期はペアでせっせと子育てに勤しむのだが、秋になるとさっさと夫婦別居を決め込んで、お互いに縄張りを宣言する。

モズに限らず鳥類の多くは繁殖期にペアを形成するが、通年を通してペアで行動するイヌワシのような種もいるから不思議なものである。

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半分青い

2023/9/9

風に乗ってどこからともなくオオルリの囀りが聞こえて来た。

まさかこんな時期にそれはないだろうと最初は気のせいかと思ったが、それでも声の方向の視界を探すと約80mほど先の伐開地の疎林にその声の主を発見。

どうやら若い個体がさえずりの練習をしている様子。全体の調子は親に負けず流麗だが、よく聞いているとオオルリ特有の最後のジェジェを忘れる時がある。

夏鳥の成鳥はもう移動を始めている時期だが、その年生まれの若い個体は少し遅れて南へと渡っていく。

この個体がこの土地の生まれなのかもっと北から移動してきたのかは不明だが、来年の繁殖時は日本三鳴鳥の名に恥じないような歌をしっかり歌えると良いね。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

季節移動というとタカ渡りのように群れをなして飛んでいく..もちろん同じグループというわけではないが..ことを想像しがちだが、小鳥たちはひっそりと人知れず渡っていく。

この小さな体のどこにそんなエネルギーがあるのかなどと、ついぞ不思議に思ってしまう。

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20230817

2023/8/17

盛夏ともなればさえずる鳥は珍しい。ちょっと前までアレだけ叫ぶように飛び回っていたホトトギスも静かなものである。

その点、ホオジロは盛夏でもよく鳴く姿を見かける。時期的に求愛目的ではないのは間違いなく、子育て中でもないので縄張りの主張というわけでもなさそうだ。

そこに生態的な意味を見出すよりは、ただ鳴きたいから鳴くというほうがそれらしいか。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

まだ毬が小さい山栗の梢で一筆啓上。

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鳥影少なし

2023/8/14

鳥屋に言わせるとこの時期は鳥枯れということになるらしい。確かにお盆の頃ともなるともう鳥の姿は巣立った若鳥ばかりだ。

それでもそろそろ平野部では秋の渡りが始まっていて、山でも来月に入ればタカ渡りの時期となるので、今は中休みといったところだろうか。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

8月に入ってすぐぐらいまではまだヒバリが鳴いていたものだが、最近は姿を見かけても囀ることはもうない。

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昨日8月10日は8と10の語呂合わせで「ハトの日」だったそう。もちろん公式なものではなく、鳩サブレーを販売する鎌倉の豊島屋が提唱しているネタ話である。

そんな鳩と言えばキジバトかドバトをイメージするが、キジバトと並んでヤマバトと別名されるアオバトも忘れてはならない。

アオバトは海沿いの地域だと岩場に打ち付ける波をものともせず海水を飲みに集まるのが有名だが、もちろん内陸の山間地にも生息しており、我が県だと温泉成分の湧く沢に集まってくる場所が知られている。

名前が鳴き声由来というのはその通りだとは思うが、アオジのように昔は緑をアオと表現していたのでその辺りもあるのではないかと。実際、漢字表記では「緑鳩」と書くしね。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-2

うちの近所でも通年その独特なアォーアォーという鳴き声を耳にするし、時々庭先をかすめて小群で飛ぶ姿を眺めることもある。

近くの沢にはよく留まるパーチポストがあって、タイミングが合えば目線の高さでその和のテイストの美しい色合いを眺めることができる。

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陽炎ヤマドリ

2023/7/31

ゆらゆらと陽炎揺らめく300mほど先の道路を横断する鳥影あり。

事前にヤマドリが多いとは聞いていたが、昼の日中の炎天下、親子連れで堂々と姿を晒すのは初めて観た。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

地元では天狗様がぶら下げて飛んでいるか、山間地の林道を走行中に時々見かける程度。

真夏の夜、いや昼の夢か。

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河畔林でアオサギが妙な恰好をして佇んでいたが、これは決して露出狂の不審者を装っているのではなく、濡れた翼を乾かしているだけである。

川で採餌した後や、夜半に雨が降った翌朝の日の出の頃によく目にするシーンである。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA

昨日はSNSの鳥界隈でアオサギが話題であったが、これはジブリアニメの最新作、というか宮崎駿の最後の作品と言われる「君たちはどう生きるのか」の公開初日だったことに起因する。

事前に映画の興行に関してまったく情報がなく、ジブリ自身も宣伝を一切行わないという前代未聞の映画公開とのこと。で、その唯一の公開情報であるポスターに描かれているのが、件のアオサギなのである。

その同作を封切り初日の初回で鑑賞して来た。で、当初ネタと思ってた件のアオサギはまさかのそのまんまであった。

これ以上語るは憚るが、過去作のオマージュっぽいシーンてんこ盛りで、宮崎駿の最後の監督作品かと思うと感慨深い。まあジブリ映画好きはそれなりに楽しめるだろう。

それでも評価は割れるとは思う。分かりづらい的な感想があるのも、原作のないオリジナルストーリーで且つファンタジー要素強いのでそこは仕方ないのかなと。

尚、タイトルにある伏線は終盤で主人公が迫られる選択で回収される。世界を創るか世界に留まるか、なかなか重い決断であろう。

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突然頭上に「キャラ、キャラ」と声が響いてきたので双眼鏡で周囲を見回すと、結構な高度をヤマセミが通過していくのが視野に入ってきた。

ヤマセミは一般的には河川に沿ってその上空を飛ぶことがほとんどだが、この時立っていたのは原野の高台で、地図を見る限り少なくても1km四方に河川や湖沼の類はない。

案の定、近くに営巣しているハシブトガラスのペアがスクランブルして行ったが、ヤマセミは更に高度を上げて飛び去っていった。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / 結構トリミングしている

高校生の頃に碓氷川でカワセミ撮っていたら、明後日の方向からヤマセミが飛んできて驚いたことを思い出した。

その時もヤマセミは川に沿ってではなく別のエリアから移動してきたと思われ、その方向には烏川があるのだが、両河川域は2kmぐらいは離れているので、普通にそういう移動をする習性があるのだろう。

そういう意味でカワセミよりは移動距離は長く飛べそうではある。

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特許許可局

2023/7/8

トケン類の中で赤城高原でもっとも多いのはホトトギス。渡来直後の勢いはさすがに無くなったがそれでも早朝と夕方になるとよく鳴いている。

LUMIX GH6 / Swarovski STX95 / 4K120P静止画切り出し

止まっていても特許許可局

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

飛んでいてもトッキョキョカキョク

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

もちろん無言の時もある。

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巣立ちモズ

2023/7/7

最近、家の前の電線にカッコウが姿を見せないなと思っていたが、出張中に庭のモズが巣立っていた。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

巣立ってしまうと周囲にバラけてしまうので、餌を運ぶ親も探し回るのに苦労しているようである。

あまり目立つところには出てこないが、親の動きで大体どの辺にいるのかは仕事部屋にいてもわかる。

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