今年は玄関脇のクヌギが豊作で、郵便受けや玄関ポーチ周辺に沢山ドングリが落ちている。
風が強い日などは時折家人の車の屋根に落ちて、なかなか良い音が響く時があるw
山のミズナラは今一つとも聞くが、近所のコナラは例年並みと言った感じ。先日の大風で結構な数が地上に落ちて、リスやネズミが大喜びであろう。
昨日は信越国境の浅間山も初冠雪だったようだ。
昨日の時点では赤城高原からは雲の中で見えてなかったが、今朝確認できた。群馬と長野で観測日が異なるが、概ね平年より10日早い観測である。
谷川と比べると浅間はそれほど雪が多く積もる山ではないが、関東平野北部の住人にとって何かと季節の便りの指標となる山で、高崎に住んでいた頃は白浅間で冬の到来を感じたものである。
とは言ってもおらが村で浅間が見えるのはうちの地区辺りまで。
基本的に利根沼田地域では子持山の陰になってしまうので、浅間山はまったくと言っていいほど話題にもならないけどね。
上越国境は今日もまだ続く寒波の影響ですでに初冠雪となっているが、先週既のところで駆け込み山行をねじ込んで、今シーズン最後ので県境探索を敢行してきた。
百名山でもある巻機山は奥利根エリアの北西に位置し、標高こそ2000mに若干届かないものの、ブナ帯を抜けるとすぐに森林限界に達し、ササ草地少なくハイマツ帯もほとんど見られないことから、その気候の厳しさを感じさせる。
独立峰が如く魚沼側..というかそもそも山頂一帯は新潟県だけど..には何も遮るものがないので、厳冬期に日本海から吹き付ける雪風がそのまま奥利根エリアに入ってくることになり、それが当該エリアの積雪量の多さとなる。
巻機山は山頂と思われる位置に一応標識が立っているが、牛ヶ岳と割引山、それにニセ巻機山を含めた周辺一帯の山塊をそう呼んでいるようである。
谷川連峰から奥利根最深部まで続く上越国境の峰々をすべて見通せる視野の広さは、いつ来ても素晴らしい眺望である。
昨日は午後から天気が回復したが、山は終日雲の中。
そして夕方から気温がグッと下がって冷え込んできたので、これは朝は初冠雪だなと思っていたら、案の定上越国境の山々は今シーズンの初冠雪となった。
例年だと下旬から11月頭が多いが、やはり冬が早そうな気配が濃厚だな。
日の出前の外気温がちょうど0℃で、同時に庭先に初霜も降りた。こちらは初冠雪同様に例年に比べて若干早い。
そして我が家は一気に冬モードへ。まずはマメのためにコタツを用意、仕事場にもストーブを出した。
拙者自身はすでに先週からスウェットのパーカを着込んでいたが、今日よりフリースに衣替えである。
今年はホント天候に恵まれない。用事が外仕事の場合は予定が振り回されっぱなしである。
本来なら秋は天候が安定する季節なので、撮影でも山行でも得意日が多いはずなんだが、こう連日日替わり..しかも天気予報が当てにならない..では前もっての予定というのを立てづらい。
自分一人で行動する分にはいかようにもなるが、猛禽類など野生動物の調査のように人が複数関わるようだとそう簡単にはいかないので、諸々調整が大変である。
特に天狗様の調査では目視..しかも相当遠目の世界..が基本なので、天気が悪くてはそれこそ商売上がったりってやつになってしまう。
夏場に比べると日の出も遅くなり、そこに来て天気が悪いとさらにどんよりと暗く陰鬱なイメージとなる。
ただでさえ人家少なく灯りが乏しいおらが村ではなおさらだなw
てっきり開発用の古いMacBookのDisplayPortが死んだのだと思っていたら、今日何気にWin機と共用しているLGの4KモニターにDisplayPort経由でつないだら普通につながった。
それならメインモニターとして使っているBenQの4Kモニター側のDisplayPortが死んでいるということになるが、こっちはこっちで別のMac miniからは問題なくつながるので、一体どうなっているのやら状態にある。
まあこれでとりあえずマルチモニター環境が復活したのだが、ケーブル周りがやや複雑怪奇になってしまったので、やはりM1X搭載の新型MacBook Proよ早よ来たれって感じ。
新型は今月19日に発表されるのがもう決定で、どのみちどのモデルであろうとも今うちにあるどのMacよりも高性能なので、コストパフォーマンスの良いモデルを手に入れたいね。
昨日からぱったりとノビタキを見掛けなくなったが、ノゴマはまだ続いているようで、今朝は先日のそば畑から300mほど離れた休耕地で見かけた。
例のごとく地鳴きっぽい声が草むら..今シーズンの畑が終わったので雑草でぼうぼう..聞こえてきたので、しばらく様子を見ていたら、チラチラと草陰を動いているのが見え隠れし、一瞬だけ姿を見せたところを何とか押さえることができた。
写真の個体は特徴である喉の赤い部分がないので雌タイプらしく、他にも数個体いる感じであったが、結局姿を見せずだった。
とりあえずこれで先日の個体があの時たまたまだったのではなく、渡りの途上だったことが証明されたが、あとはこれが毎年続くのか確認したい。
ちなみに今年はここ数年続いていたエゾビタキの移動個体を見ていない。エゾビタキは当たり外れの年があるので、渡りのルートが特に固定されていないと考えているが、そういう意味ではノゴマも同様なのだろうな。
今年も民間調査による都道府県の魅力度ランキングなるものが発表され、我が県44位、栃木41位、茨城最下位と北関東3県は相変わらずの最下位近辺の安定の定位置であった。
全国と銘打ってはいるものの、アンケートの対象者がわずか3万人少々なので、定量的なデータを元にしているとは言えず、そもそもその3万人の人ですら全都道府県にまんべんなく足を運んで意見しているわけではないので、結局のところ本調査を含む「世間から得る印象」でしかないということになる。
そんな調査結果でもそれに一喜一憂する人たちいるので、今後もこの手のネタ調査は続くだろうとは思うが、こともあろうにそのネタに我が県の知事が訴えてやると吠えて、政治家として器量の小さいところ見せつけているのは何とも情けない限り。
埼玉や茨城のようにそれ自体をネタにするくらいの懐の深さを見せてこそ、行政のトップに立つ器だと思うが、若い頃にテレビに出てキャンキャン吠えていた時の印象そのままなのは残念でしかたないぞ。
仮に天地がひっくり返って下手にランキング上位にでもなって、そこかしこに観光客に溢れかえられても迷惑千万なので、個人的にはちょうど良いと思っている。現状でも休日は人出が多いと感じているくらいなのでね。
十代から二十代にかけて、単車にキャンプ道具を積んで全国をツーリングして回っていたことがある。写真は二十歳の頃に乗っていたヤマハSRXと若かりし頃の著者遠影。まあ今となっては別人だなw
当時九州まで出掛けて、薩摩半島南端の指宿で市全域で野天が出来ないこと知って思案していたところ、外湯の管理者から屋根裏部屋..と言っても物置だったが..を使って良い言われ、事なきを得たことがある。
その親父が単車のナンバーを見て、群馬ってどこだ?東北のほうかと言われたのをよく憶えている。まあ当時でさえ南東北と言っても良いかもとは思っていたが、まがりなりにも関東の1県を知らないってそんなことあんのかとその時は思ったものだ。
中曽根(当時の総理大臣)の出身地だと言ったら難得したようだが、その後は中曽根なんかろくなもんじゃねぇ的な話にこじれていったのもよく憶えているw
ちなみに酒を振る舞われ会話はなんとか成立したが、その薩摩言葉のほとんどが何を言っているのかよく分からず、適当に相づちを打つ異邦人と化していたのは内緒だw
秋も深まってきたと言いたいところだが、未だに気温が高い日が続くせいで近所ではツツジが狂い咲きしている。
例外的に寒椿や冬桜のように晩秋から冬に咲く花もあるが、多くの植物は店仕舞となるのが本来の秋である。
なのでさすがに標高の高いところではもう花を見かけることもほとんどなく、あっても秋の花のリンドウぐらいだが、月初に訪れた2000m級の稜線付近でトリカブトがまだ残っていた。
トリカブトの花は晩夏のイメージがあるので、これもまた温かい秋の名残ということになろうか。
名前の由来でもあるその花の形状と、秋の花の特徴でもあるリンドウ同様の紫味の強い青い花は、高い山の上の一足早い秋を感じさせてくれる。
有毒のトリカブトは日本3大毒草の一つとして知られている。漫画ゴールデンカムイでは主人公のアイヌの少女が矢尻にトリカブトから抽出した毒を塗って、ヒグマと対峙するシーンが何回か登場する。
多くの人は毒は根にあると思っているようだが全草有毒である。花が咲いていないとニリンソウやヨモギと酷似しているため、誤食で中毒になる事例が跡を絶たないのはそのためである。
毒と薬は紙一重ということで、昔から弱毒化して生薬として使われてきているが、軍事的に利用されていた時代もあるぐらいその強毒性が強いので、触らぬ神に祟りなしって話である。