春を前にこの冬のちょっとしたシーン集め。
さすがにビーナスベルトは来冬までお預けだな。
春を前にこの冬のちょっとしたシーン集め。
さすがにビーナスベルトは来冬までお預けだな。
この日の繁殖調査は県南だったが、南東向きの谷筋を観察することになるので、晴れると朝から日差しが強い。
夏ほどではないがこれから5月ぐらいまで日焼けシーズン突入なので、日焼け止めの携行は欠かせない。
しかも今は花粉ガードのスプレーも必要なので、観察ポイントまで小汗かいてひと登りしたら、せっせと色々塗りたくるのが最初のアクションw
南向きの視界は長時間の観察には不向き。岩壁は真っ暗けだし花粉含めヘイズだらけの空気の層を長距離から圧縮して観ることになるので、それを凝視するのはなかなか辛い。
この春最初の蝶はヒオドシチョウだった。成虫で冬越しするので暖かい日が続くと動きが活発になる。
早いという予報通り今週14日に都内で桜が開花した。去年より6日早く平年比では10日早いとのこと。
植物の開花は日照時間ではなく気温の積み上げと言われており、先月から続く冬とは思えない気温の高さが影響しているようだ。
東京が全国の桜開花のトップバッターなのは、近年のヒートアイランド現象の影響と言われているので、その辺りも原因としては符合する。
そんなことで利根沼田界隈の桜もそれなりに早いということで、上手くすれば入学式が満開の時期に当たるかも。
桜が咲くような季節感に逆らって雪山の景色など。何れも武尊にでも登らないと望めない景色だ。
30年前に国を相手取って、誤った植林政策によるスギ花粉被害の裁判が起こされたことがあったそうで、その後に原告が取り下げたので裁判自体の白黒は付いてないという主旨のニュースを目にした。
取り下げの理由は因果関係の立証や、原告の数など含め色々あるようだが、今なら国民3人に1人と言われる発症者全員が被告で集団訴訟すれば、彼の国のように勝てるのではないだろうか。
で、勝訴のあかつきには金銭的な補償より、放置しっぱなしで荒れ放題の林野を国有民有問わず、問答言わせず順次植え替えさせればどうか。
それに戦後の拡大造林事業の被害者は人だけではない。特にイヌワシはその最大級の被害者と言ってよい。植林事業が活性化すればイヌワシは狩場創出の恩恵を受けることになるので、花粉症対策との一石二鳥と言える。
先週出張った県南の天狗フィールドでは、流石に目のかゆみを感じるようになった。これはいよいよ花粉症の症状が本格化するのかと戦々恐々である。
視界の範囲で杉の植林は殆どなかったが、ゴヨウマツの立つ尾根上で風に吹かれていたので、どこからか花粉が運ばれてきていたのだろう。
取り敢えず花粉ガードのスプレーで防御しつつマスクでしのいで観察を終えたが、今週は県北のフィールドにしたほうが良いかと思案中。
先週末にヒバリが鳴いてロウバイが咲いた。どちらも今シーズン初鳴き、開花ということになるが、今年は春が早いという大方の予想を裏切って、どちらも例年より遅い結果に。
もう世の中は梅から桜へと話題が移っている中、当地ではまだこれからウメの季節だ。
ヒバリは赤城高原では漂鳥なので、越冬地の状況もあってか年によってバラつきがある。
ロウバイは月初には咲くかと思っていたのでちょっと意外。2月はそこまで日照時間が少ないことはなかった思うけど、自然は人が考えているほど単純ではないってことかな。