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30年前に国を相手取って、誤った植林政策によるスギ花粉被害の裁判が起こされたことがあったそうで、その後に原告が取り下げたので裁判自体の白黒は付いてないという主旨のニュースを目にした。

取り下げの理由は因果関係の立証や、原告の数など含め色々あるようだが、今なら国民3人に1人と言われる発症者全員が被告で集団訴訟すれば、彼の国のように勝てるのではないだろうか。

で、勝訴のあかつきには金銭的な補償より、放置しっぱなしで荒れ放題の林野を国有民有問わず、問答言わせず順次植え替えさせればどうか。

それに戦後の拡大造林事業の被害者は人だけではない。特にイヌワシはその最大級の被害者と言ってよい。植林事業が活性化すればイヌワシは狩場創出の恩恵を受けることになるので、花粉症対策との一石二鳥と言える。

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先週出張った県南の天狗フィールドでは、流石に目のかゆみを感じるようになった。これはいよいよ花粉症の症状が本格化するのかと戦々恐々である。

視界の範囲で杉の植林は殆どなかったが、ゴヨウマツの立つ尾根上で風に吹かれていたので、どこからか花粉が運ばれてきていたのだろう。

取り敢えず花粉ガードのスプレーで防御しつつマスクでしのいで観察を終えたが、今週は県北のフィールドにしたほうが良いかと思案中。

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