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気味が悪い

2022/7/22

暗殺されたアベ元ソーリの国葬の件で、生前から評価が真っ二つの政治家だけあってネットではそれなりに反対意見も多い。

国葬とする透明性の高い条件があるわけでもなく、国民栄誉賞のように基準が曖昧で時の政府が人気取りのために実施するようでは、税金を使って行う行事として賛成はできない。

いざなぎ景気の中、高度経済成長時代を牽引した佐藤栄作ですら法的根拠がないために国葬は行っていないのに、ナンチャラミクスと名前だけ威勢はよく実体経済がまったく伴わなかった..一時的に株価が上がっただけで国民の収入は変わっていないので実質的に意味がない..ボンクラソーリが国葬扱いというのは、与党支持者でも納得できない人も多いはずだ。

世論は賛成が多いとは言うが、関係各所からネットサポーター同様に動員が掛けられていても不思議ではない..例の献花や葬儀お見送りすら疑わしい..ので、今回ばかりは軽々にマスゴミの言う世論は信用できないぞ。

それにしても30年前はあれだけ大騒ぎした統一教会だが、今回はいよいよ自民党とただならぬ関係を築き上げていると暴露されているに関わらず、NHKも読売・朝日・毎日の大手マスゴミがだんまりなのは奇妙であり、モヤモヤとした気持ち悪さを感じる。

陰謀論的なものは映画やドラマの中でだけにしておきたいが、問題を抱えた悪徳宗教団体が国の中枢に関わっているという事実それこそ、どこかアングラなB級映画を観ているようで気味が悪いな..

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

毎夏のこととは言え、この時期は午後遅くなると庭でヒグラシが鳴き出すが、すぐ窓辺のヤマボウシで鳴くのでまあうるさいことうるさいこと。

ここ数日は寒いほど北風が吹いているので窓を締め切っているが、暑さがぶり返すとそうも言っておられず戦々恐々である。

カテゴリ:独り言

X-H2Sはフジの思惑ほどは売れて無さそう。各社恒例となった供給不足アナウンスも一応出ていたようだが、XF150-600共々今はどこも店頭在庫を抱えている様子である。

思うにこの状況の要因は2点あって、そもそもAPS-Cで30万円代に手を出す購買層がフジユーザーには少ない..高い買い物するならGFXと考えているはず..のではないかということと、4000万画素のX-H2を同時に用意していて、それが9月には出ると最初に明かしてしまったことに尽きよう。

個人的にセンサーサイズや画素数でカメラの優劣をつける考えは持っていないが、世間はそうは捉えていないので、フルサイズより小さいAPS-Cに高い金は払わないとか、より高画素のモデルがそう間を空けることなく登場すると知ってしまったら、そりゃ様子見しましょうかとなるに決まっている。

X-H2Sはハイエンド市場をターゲットにしているので、無印H2と合わせてなんぼくらいに考えていると思われるが、フジの場合はかなりの確率でカニバリズムがある..X-ProユーザーはまずX-H系には興味を示さない..のはメーカー側も意識しているはずなので、実施的に他メーカーのハイエンド市場、つまり新規開拓を狙っているのだろう。

ただ、APS-CのR7があの価格帯で出てくるとフジは厳しいだろうね。カメラの基本性能は値段なりにX-H2Sが高いにせよ、世間のAPS-Cに向けられたフルサイズの廉価版的な位置づけをひっくり返すのは並大抵のことではない。

ということでT1以来のXユーザーの拙者でも、今回ばかりは無印H2を見てから判断することにしている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

薄暗い森の中ですぐ目の前までやって来たコガラ。ナナカマドの花に集まる虫を食べに来たようで、朝露に羽毛が濡れていた。

この日は晴れて暑くなると予報が出ていたが、新潟県境で雨が強く降っていた影響で結局気温も上がらず終日どんより。

梅雨に逆戻り

2022/7/20

梅雨前線は一旦は日本列島を離れ、各地で梅雨明け宣言まで出されたはずなのに、まさかまた前線が復活したかのような雨模様に逆戻り。

一度宣言を出しているのでこれは梅雨前線とは呼ばれないようだが、どう見ても前線が再び降りてきたようにしか見えない。

先月の時点では今年の暑い夏は長いのかやれやれと思っていたが、逆にこのまま短い夏で終わる可能性も出てきたな。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

梅雨は本来雨滴る季節なわけだが、戻ってきた前線はさらに勢いの強いこと。先週など久しぶりにおらが村にも大雨洪水警報が出た。

まあうちの近所はどんなに降っても大水とは無縁だが、村内でも河岸段丘の下のほうは気が気じゃないだろう。

カテゴリ:季節感

我々の世代にはオウム真理教と並んで悪名高き統一教会。その昔、少年時代憧れの花の中三トリオの一人が広告塔まがいのことをして驚いたものだ。

高価な壺を売りつける霊感商法が社会問題となって以降、オウム事件のドタバタを挟んでいつの間にか表社会から姿を消していたのだが、先だってのアベ元総理暗殺事件で再び日の目を見ることになろうとはよもやよもやである。

しかもいつの間にか名前を変えて世界中で信者を集め、宗教を隠れ蓑にした金集めではないかという言説は未だ健在ということである。

全財産を巻き上げられた信者家族の身内に私怨で暗殺された元総理は、その統一教会の関連組織で華々しく演説ぶちかまして称賛し、その団体が発行する機関紙の表紙を何度も飾っていることから、どう言い逃れしようとも広告塔の役目を担っていたのは明らかだ。

宗教の自由が認められているので個人的にどんな宗教を信じていようとも構わないが、政治家がそれも党を挙げて悪徳教団の広告塔しているのは、実際に被害者が多数いる限り道義的に問題があるのは自明の理。

それが結果的に箔をつける形になったのは明白なので、殺された理由にされていても何ら不思議はない。それを民主主義への挑戦だの何か裏があるのではないかだのと陰謀輪めいて言い出す辺りも片腹痛い。

にも関わらず某NHKなどいまだに固有名詞を出さずに宗教団体としか報道しないのだからふざけた話である。この点では一切の忖度もしない海外メディアのほうが遠慮なく手厳しい。

Google Pixel 5

しかもここに来てその元総理を神格化しようと画策、メディア挙って連日のようにその功績..があるのかどうかすら怪しいもんであるが..賞賛の嵐で、ついに国葬にするとまで言い出し始めた。

まさかこの令和の時代、いや21世紀になって「リアル20世紀少年」を見ることになろうとは、もはや開いた口が塞がらないぞ。

カテゴリ:独り言

「ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 60年超の歴史に幕」というのは日経のいつもの適当な飛ばし記事で、何を今更って感じである。

とは言えニコン自身が自社発表ではないと報道自体は否定しつつも、一眼レフカメラ開発の撤退自体は否定していないので、まあそういうことで大人の事情なんで察してくれってところか。

そもそもペンタックス(現リコー)以外で一眼レフを主力にしているカメラメーカーは存在せず、マーケットはミラーレスが主戦場の現在において、敢えて「一眼レフの終焉」などと報道するのはいかにも恣意的である。

フィルムカメラからデジタルカメラへと移行し、いまやカメラと言えばデジタル記録が当たり前であるように、そう遠くない未来にミラーレスカメラの「ミラーレス」も取れて無くなる日が来るはずだ。

そもそもミラーがないのにそれを主張すること自体おかしいではないかw

Google Pixel 5

うちのニコン F2 フォトミックは、25年くらい前に田舎のカメラ屋のショーウィンドウに飾ってあったのを中古で手に入れたもの。

生産時期からすればすでに40年以上経過していると思われるが、今でもシャッターを押せばミラーアップされてメカシャッターもきちんと切れるし、モータードライブMD-2も電池を入れればガシャガシャと動作するのはさすが往年のメイドインジャパンだ。

フォトミックファインダーは一応メーターの針は振れるが、さすがに指し示す値が正しいのかは怪しいので、コレクション用途してはアイレベルファインダーが欲しいね。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

赤い流れ

2022/7/15

鋭くそそり立つ岩峰に赤く染まる流れはまさに日本離れしたといった風情の眺めで、しばし目を奪われる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

川が赤いのは火山を源にする硫黄成分に由来。実際立ち込める匂いもそれなりで、長時間立ち止まってはならないとあった。

カテゴリ:|タグ:,

マミジロ

2022/7/14

全身黒色で名前の通り眉斑にワンポイントの白がよく目立つマミジロ。西日本では旅鳥的な扱いだが、本州中部以北の標高の高い地域では夏鳥で、局地的に分布している印象。

絶滅危惧種にまでは分類されてはいないが、国内で繁殖する個体数は減っていると言われており、見たことがないという鳥屋も結構いるある意味珍しい種である。

個人的には標高の高い山域で活動するせいで時々見かけるのだが、出会う時は大抵は行動中でカメラを手に持っていないので、写真は言うほど撮ってない。

食性や行動は同族のツグミのそれとほぼ一緒。人影でサッと逃げていくというよりは、徐々に距離を空けながら少しずつフェードアウトしく感じなのも大型ツグミ類共通の特徴で、それ故手持ちの写真も後ろ姿ばかりw

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

この時は林内の開けた林床で休憩中、森の中から落ち葉をひっくり返しながら現れた。エゾハルゼミがうるさかったが、カサコソと音がしたので気が付いた。

一旦はすぐ目の前まで来たのでZD12-100で動画撮影したが、パナライカ100-400にレンズ交換しているうちにいつものようにシェーンカムバック状態にw

このエリアではさえずりを聞く機会も多いものの、なかなかその姿を拝ませてはくれない。

カテゴリ:|タグ:

別に節目の意味でもなんでもないのだが、昔書いた記事を探していてふと今年はこのブログを始めて10年経っていることに気が付いた。

正確には昨年が10年目に当たるのだが、散文駄文なれどよくまあ10年もつらつらと続いているものだ。ちなみにその前のココログは約8年続いた。

さらに言えば、最初にWeb上にサイト..いわゆるホームページってやつね..を開設したのが2002年なので、そう考えるとネットに関わり始めて都合20年ということになる。

20年ともなるとそりゃ自分の倅が成人して社会人にもなるわけだなw

よくSNSはやらないのかと聞かれる。以前はこのブログでもコメント欄を開いていたこともあったが、他人の反応に応答するのが面倒極まりないので今のところ個人ではその気はない。基本的に昭和のオッサンなんでリアルな人付き合いでないとなかなかねぇ。

そもそもことさら世間様に認知を得ようなどという承認欲求も持ってないし。

とは言っても仕事柄色々アカウントは持っていて、特に企業アカウントでの発信代行はサイトの保守契約のメニューにあるので、その辺は推して知るべし。もちろんデマを流すようなナンチャラサポーターみたいなのはお断り。

あくまで関係する企業プロモだけよんw

撮影年・機種ともに不明 / 90年代前半はF-1がメイン機だった

さらに最初にネットに繋いだのはいつだったっけ?と記憶をたどってみれば、1992年のMacintosh LC IIで始めたNIFTY-Serveだったと思い当たる。

そんなLC IIは残ってないが、今となってはこんなオーパーツがまだ残っている。

当時はまだインターネットが一般には普及しておらず、NIFTY-ServeはいわゆるPC通信のBBSだった。言われてみれば、そのBBS内のフォーラムにあったFBIRDで知り合った何人かとは未だに繋がっているぞ。

そのPC通信まで遡れば20年ではなくさらに30年ということになって、いやはや何とも隔世の感ありだな(笑) ← 昔はこう書いたなぁw

カテゴリ:独り言

神々の山陵

2022/7/12

先週末より上映している映画「神々の山嶺」は、夢枕獏の長編小説を原作とし谷口ジロー(故人)の作画をもとにしたアニメーションだ。

2016年に岡田准一と阿部寛で実写版が制作されているが、今作は日本ではなく仏制アニメーションという点が意外である。

原作通り時代背景的に我々の世代にはどこか懐かしい雰囲気の情景が描かれているが、アニメーション自体も今どきの、例えば新海誠あたりの作画を観てしまうと古さを感じてしまうものの、それもあって郷愁の雰囲気を受けるのかもしれない。

仏制とは言っても作画が谷口ジローなので、E電や新橋駅前、カセット式の初代ウォークマンにテレカの公衆電話の列など見事なまでに当時のバブル期の東京が描かれていた。ただ一点、セミが鳴き交わす季節に広大な麦畑の中を子供時代の主人公が歩くシーンがあるが、それはいかにもおフランスって感じで、日本の田舎の風景なら青田に稲が揺れてないとね。

未だに欧米人の視点では黄金のジパングを想像するのかと思いつつ、大陸の中華の景色を描かれなかっただけでも良しとせねばなるまいか。

登場する山道具なども時代考証がなされているようで、最近のものではなく当時の意匠で描かれている。主人公が山岳カメラマンなのでカメラも登場するが、ニコンF4と思われる意匠でちゃんとフィルムも描かれていたな。

ちなみに実写版ではキヤノン New F-1が使われていて、あの時は1980年代と勘違いしていた..というか羽生という登山家の全盛期設定が80年初期だった..が、主人公の時代は1990年代初期の話なのでF4で問題はないね。

上映は県内はMOVIX伊勢崎だけだったので、久しぶりにMOVIXへ行ったが、本作の客層がいかにもって感じの山屋風情のおっさんばっかりだったのが特に印象的w

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Classic Nega. / 撮影5月

山に神々が住むという想像は、おいそれと人が近づけないということと、より天に近いからということなんだろう。信仰の修験の地という見立ては日本では珍しいことではない。

そう言えば、文字通り山のドキュメンタリー映画である「アルピニスト」も観たいのだが、都内へ足を延ばさないと上映していないのが残念である。何れこちらWOWOWかNetflix待ちだな。

カテゴリ:, 映画・映像|タグ:

静かな尾瀬

2022/7/11

尾瀬も昔に比べるとだいぶ鳥が減ったなぁという印象。

四半世紀前なら夏の尾瀬はそれこそカッコウとオオジシギがうるさいくらい鳴いていたが、この10年ははるかな尾瀬というより静かな尾瀬と言った様相である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ホオアカ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ノビタキ

以前なら写真のホオアカ、ノビタキ、それにヒバリ、ビンズイも湿原内では至るところで営巣していたが、木道近くで見られるのはわずかである。

尾瀬ヶ原はまだ湿地の印象が強いが、基本的に高層湿原なので徐々に乾燥化が進み、何れは奥日光の戦場ヶ原のように環境が変化していくので、植生の遷移と同時に生きものの種類も変化することになる。

が、そういった自然の摂理よりもやはり鳥の数そのものがこの30年くらいで劇的に減ったな感が強い。

カテゴリ:景勝地, |タグ:, ,