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我々の世代にはオウム真理教と並んで悪名高き統一教会。その昔、少年時代憧れの花の中三トリオの一人が広告塔まがいのことをして驚いたものだ。

高価な壺を売りつける霊感商法が社会問題となって以降、オウム事件のドタバタを挟んでいつの間にか表社会から姿を消していたのだが、先だってのアベ元総理暗殺事件で再び日の目を見ることになろうとはよもやよもやである。

しかもいつの間にか名前を変えて世界中で信者を集め、宗教を隠れ蓑にした金集めではないかという言説は未だ健在ということである。

全財産を巻き上げられた信者家族の身内に私怨で暗殺された元総理は、その統一教会の関連組織で華々しく演説ぶちかまして称賛し、その団体が発行する機関紙の表紙を何度も飾っていることから、どう言い逃れしようとも広告塔の役目を担っていたのは明らかだ。

宗教の自由が認められているので個人的にどんな宗教を信じていようとも構わないが、政治家がそれも党を挙げて悪徳教団の広告塔しているのは、実際に被害者が多数いる限り道義的に問題があるのは自明の理。

それが結果的に箔をつける形になったのは明白なので、殺された理由にされていても何ら不思議はない。それを民主主義への挑戦だの何か裏があるのではないかだのと陰謀輪めいて言い出す辺りも片腹痛い。

にも関わらず某NHKなどいまだに固有名詞を出さずに宗教団体としか報道しないのだからふざけた話である。この点では一切の忖度もしない海外メディアのほうが遠慮なく手厳しい。

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しかもここに来てその元総理を神格化しようと画策、メディア挙って連日のようにその功績..があるのかどうかすら怪しいもんであるが..賞賛の嵐で、ついに国葬にするとまで言い出し始めた。

まさかこの令和の時代、いや21世紀になって「リアル20世紀少年」を見ることになろうとは、もはや開いた口が塞がらないぞ。

カテゴリ:独り言