カテゴリ : ガジェット

portfolio

両刀遣い

2013/2/3

Appleのデバイスで何がイチオシかって、そりゃやっぱTrackpadだろう。

現在のノートPCのほとんどに同じような入力デバイスが装備されているが、私的にはWindows機のアレを操作できる人は尊敬ものである。うちにもWindowsのノートPCは何台かあるが、どれ一つとってもまともに操作などできない。もっとも、お前が不器用なんだと言われれば、ああそうかと納得しないでもないが(苦笑)。

と言うことで、ビデオ編集をする都合..特にカット編集時はマウスもしくはジョグダイヤルが必要だ..もあって、Windowsなら私はノートPCでも依然マウス派である。

90年代初期、MacのPowerBookを使っていた頃、Appleは当時としては先進的な静電感知式のTrackpadを装備していたが、その使用感は現在のWinノートと大差なかった。が、それも今は昔の話であって、現在のMacBookに装備されているマルチタッチテクノロジーを採用したTrackpadの操作感は、それはもう全くの別物、異次元の使い心地である。

スマホやタブレットPCでお馴染みのスワイプやピンチなど、直感的なジェスチャーが使えるのが良い。Lionからスクロールの向きがそれまでと逆..指を動かす方向にページが移動する..になったが、慣れるとこちらのほうがより自然であることが判る。何よりビデオ編集時..Final Cut ProやPremiereなど..でも、微妙なクリップの操作が行えるのが素晴らしい。

そしてAppleの面白さは、MacBookのそのTrackpadの操作感を、デスクトップPCにも持ち込んでいる点だろう。その名もMagic Trackpadと言って、デスクトップPCの世界観からはまさにマジック。MacBook Proをクラムシェルモードで使用..MBPに大型モニターを接続してMBP自体は閉じて使用する..する際に、ノートPC形態と変わらない使用感で便利に使わせてもらっている。

ただ、IllustratorやFireworksで微妙にオブジェクトなど移動させる際、やはり使い慣れた入力デバイスとしてマウスが楽なのも事実。そこで同じくAppleのMagic MouseをMagic Trackpadと併用している。ワイヤレスなので電池の分やや重いのが難点だが、このMagic Mouseもまた優れものなのだ。マウスの背中側にマルチタッチテクノロジーが採用されており、Trackpad同様のジェスチャーが使えてしまう。

これらAppleの入力デバイスを使って一旦それに慣れてしまうと、とてもじゃないがWinノートのそれはまったく使えない。ここは一つ、Appleには是非ともWindows向けにMagic Trackpad、またはMagic Mouseを出して欲しいと思っているのは、私だけは無いはずだ。

20130203

写真右奥の板状のデバイスがMagic Trackpadで、手前がMagic Mouse。そう言えば入力デバイスのほとんどがワイヤレス化してしまったが、そのうちなぜマウスをMouse(ネズミ)というのか判らない人が増えてくるのだろうなぁ..

カテゴリ:ガジェット|タグ:

新旧QuickTime

2013/1/25

QuickTimeの現在のバージョンは10であり、いわゆるQuickTime XとしてSnow Leopard(OS X 10.6)で実装されたもので、Xから64bitに対応された。

QuickTimeはAppleのマルチメディア技術の中核をなすもので、いわゆるライブラリ..他のコードから呼び出される汎用コードの集合体..のことである。映像編集ソフトであるFinal Cut Proや、私は全く使わないがiTunesなどはQuickTimeの上で動作している。従来のバージョンは7で、一見すると後継システムのようであるが、XはiOSのマルチメディア技術から派生したもので、それまでの7以前とは基本的に別物..7はCarbon、XはCocoaベースで作られている..である。

QuickTime Playerは、同じくQuickTime技術で動画や音声を再生するアプリケーションで、Xでは7以前ではPro版のみ可能であった簡易的な編集機能も備えており、私もmov形式のファイル(QuickTimeフォーマット)のトリムやカットに使用している。ただ、Playerとしての基本的な機能は従来の同7より劣っており、特にスロー再生ができないのが痛い。この辺りはバージョンアップで何とかして欲しいのだが、3年以上経っても未だに手が施されないのは残念だ。

ところで、意外に知られていないが、QuickTime Xと7は共存できる。それは、Snow Leopardでは別途インストールする必要があったが、Mountain Lionでは最初からインストールされている..ただしユーティリティフォルダだけど..ことからも判る。まだ対応コーディックの少ないXに対し、7では様々なプラグインが利用でき、多様なフォーマットやコーディックをサポートしているという事情もある。

20130125

と言うことで、撮影データをチェックする際にスロー再生する必要がある場合は、必然的にQuickTime Player 7を使用することとなる。映像クリップの静止画サムネイルも、該当箇所でcommand+shift+4の後、スペースバーでスクリーンキャプチャを切り出せばOKだ。

カテゴリ:ガジェット|タグ:

20年ぶり

2013/1/11

このほどMacBook Pro(Late 2011)をOS X 10.7(Lion)から10.8(Mountain Lion)へバージョンアップ。

Mountain Lionのリリースは昨年7月。Windowsは世代が古くても、セキュリティさえしっかりしていれば問題なく使い続けられる..実際はザル並に穴だらけなんだけどね(苦笑)..が、Macは逆に新しいほうが色々な意味で安心だ。とは言え仕事柄、すぐに新しいOSに飛びつくような冒険はしない主義なので、半年見送って様子見していたのだが、仕事の入れ替わり時期を考えると、更新は今がちょうどいいタイミングであった。

多くのユーザーはLionに上書きインストールして、Time Machineからバックアップを戻しているようだが、これまた職業柄というか性格というか、私は再インストールは常にクリーンインストールを行う主義である。過去の設定を引き継いで良いことがあった例しはないし、経験的にPCを安定して運用するには一から再構築するのが一番なのである。そんなことは面倒だという輩もいるが、PCのトラブルで仕事に支障を来すのはゴメンなのだ。

ところで、Mountain LionとLionとでは見た目も使い勝手も違いはなく、そのウリはiOSとの連携である。一応iPadはタブレット環境のデバッグ機として使用しているものの、日常デバイスとしてiPhoneを使っているわけではなく、さらにメールもメッセージもカレンダーもMac標準のアプリは一切使用していないので、iCloudでの連携自体にほとんど恩恵はない。とにかくHDDの大掃除目的が第一であることと、昨年追加で導入した27インチ iMac(Late 2012)にOSバージョンを合わせるという意味合いが大きい。

あ、そうそう、トラックパッドでのスワイプで通知センターなるものが現れて鬱陶しいので、ターミナルからlaunchctl unloadコマンド叩いて早々に無効化。いつかスマホがiPhoneになったら元に戻そうかな。でも当分AndroidからiPhoneに変更することはないだろうけどね。

と、ここまで書いてから、個人的にMac..Macintoshと言うべきか..のOSをバージョンアップしたのって、漢字Talk 6.0を同7.1にして以来であることに気がついた。あの時はそれこそ全く別物に変わって感動したものだが、それも実に20年ぶりだと思うと感慨深いなぁ(笑)。

20130111

家の前にもウサ公の足跡が。

カテゴリ:ガジェット|タグ:, ,

20130106

スマホの基本はクラウドサービスへのフロントエンドだけど、フィールドワークで何が便利かって、そりゃやっぱGPSと地図アプリだよね。

携帯電波の届く範囲ならGoogleマップと地図ロイド、たとえ圏外でもYamaNaviがあれば問題なし。特に国土地理院の地形図が利用できる地図ロイドは秀逸。これがあるからAndroidスマホを使っていると言っても過言でない。作者に依頼してある機能を追加してもらってからさらに便利になって、フィールドでは手放せないアプリだ。

地元の山をうろつくのにカーナビは要らないが、スマホのナビシステムは実に便利。周囲の見通しが悪い林内でも、地形図と航空写真で周辺の地形を把握できるからね。

カテゴリ:ガジェット|タグ: