カテゴリ : 写真・カメラ

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残念ながら、LUMIX Sにはマイクロフォーサーズレンズは装着ならずだった。フランジバックが同じ20mmでは仕方なしだし、クロップするとS1Rの4800万画素でも1200万画素になっちまうし、あまり訴求力は無かったか。

こうなると、某C社同様に同じメーカーで異なるマウントを維持していかなければならないので、メーカーとしてなかなか大変と思われるが、マイクロフォーサーズのユーザーも一定数存在しているので、そのマーケットを見限るのももったいないところだろう。

パナもマイクロフォーサーズから撤退などと要らぬ煙が立たぬよう、先日の発表ではG用のマイクロフォーサーズで10-25mm F1.7などという、何ともまた玄人好みのレンズを発表している辺りは抜かりがない。しかもSUMMILUXにVARIOが付くというのは初めてではないだろうか。

S1は先日の発表だけでは詳しい仕様が不明だが、とりあえず今のパナ機は4K/60Pが標準になっているのは間違いない。プリ連写のような飛び道具はともかく、恐らくG9が実現していることで基本的な部分はほとんどできるのでないだろうか。

ちょっとだけ期待していた8Kも、最初のモデルでは見送られたようだが、2020年までには何らかのアナウンスがあるかもしれない。α7Sのような動画特化モデルの登場など、その可能性は充分あるだろう。

まだまだGFX50Rから目が話せない、あ、あれ?

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

先日、富士山が例年より4日早く初冠雪だったらしいが、赤城高原も寒い日が続いている。寝る時は毛布掛けだし、日中も気温が上がらないのでフリースベストを着て過ごしている。

それより本州直撃コースの台風24号が気になる。21号には庭の桜(ソメイヨシノ)の枝をやられているので、ちょっと風が心配なところだ。

フォトキナの前日カンファレンスをYouTubeで眺めていたが、まずはパナ..&ライカ&シグマ連合..がやってくれたなぁというのが第一印象。

企業としてあらかじめ予定されていた通りの筋書きなのだろうが、結果的に後出しジャンケンの帝王と言われていた某C社のお株を奪うような、一連のフルサイズ狂想曲の中ではもっともインパクトのある発表だったと言える。

何しろナイコンZとEOS Rに無いものがすべて入っているというスキのない仕様なのだから、まさにどうだといった感あり。しかも派手にアドバルーンを打ち上げた割にやや残念感漂う両社と異なり、フォトキナの前夜祭で粛々と発表を行うというスマートさも好印象。王者とチャレンジャーの違いがなせることなのだろうが、パナの攻め方に本気度がうかがえる。

正直な話、パナのマイクロフォーサーズ機を10年近く使ってきている割に、心の何処かに「家電屋のカメラ」とか「女流一眼でしょw」とか、卑下したレッテルを貼って使っていたのも事実で、何かそれが今回のパナの本気度を見せられて、ようやくシン・パナソニックになった感じだw

と言いながら、その後の富士フイルムの発表の方に心ときめく自分がいるのも確かだったりする。1億画素のカメラはまあともかく、他社の高級フルサイズ機と同じ価格帯に落としてきたGFX50Rは、なかなか良いところを付いてきた。

レンズを一から揃えるのはなかなか大変だが、どのみち各社ともミラーレス対応の新型マウントに変更しているので、その恩恵を最大限受けるためには同様に最新のレンズに買い換える必要がある、という点では皆同じ。

それにGFXにはマウントアダプタを介せばEFレンズを3000万画素クロップで使える機能もあるので、次を見越して再びEFマウントレンズを揃えても無駄がないかも。EOS Rはもちろんのこと、αにも、フジXにも、m4/3機にも、そしてシグマがEF-Lアダプタを出せばLUMIX Sでも使えそうだしね。

こうなると俄然不利になったのはどことも友好的でない鎖国状態のナイコンZだなぁ。盲目的ニコ爺はともかく、将来を憂う先見の眼を持つユーザーたちの注文キャンセルが増えなければいいけどねw

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / Dレンジ優先

黄金色のライスフィールドを走るSLみなかみ号。9月の里で秋らしい景色といえば稲穂の海だろう。

三代目XのT

2018/9/25

各所でX-T3はどうですかとか、買わないのですかとかよく聞かれる。何れそのうちX-T2を置き換えるかもしれない..まだやっぱりX-H1を追加しようか揺れている..が、今すぐの必然性は高くない。

先日の記事で「中身はまったく別物に仕上がっている」と書いたが、それはAF周りと連写性能、それに動画についてであり、海外のサイトで作例を見る限り、画素数が若干アップしても画質はX-T2と変わらないし、裏面照射センサーの割に高感度性能もそれほど向上したようには見えない。

動画と連写に関して言えば、4K60Pなら動画専用機化しているGH5があるし、連写が必要なシチュエーションならG9を使う。この辺り、今のところはパナのマイクロフォーサーズ機と役割分担が出来上がっている。

AF周りでは、サンプル映像を見る限り進化した顔認識と瞳AFには惹かれるものがあるが、これもそれが厳密に求められる状況となればG9を使う。それほどG9の人体認識機能は高く、まだパナに一日の長があると見ている。

フィルムシミュレーションにETERNAが入った..想像通り搭載プロセッサーに依存する機能のようだ..が、これもメイン機であるX-H1で使えるのでまあそれで良し。

ただ、GFX譲りのカラークロームエフェクトにはかなり興味がある。物撮りで商品撮影する際に、彩度高いオブジェクトで階調表現の幅が広げられるのは素晴らしく良い。X-T3を率先して使う理由があるとすればこれだろうか。

その他、先だって丸の内で実機を触って感じた点で言えば、記事でも書いた通り視度調整にロックが付いた点はカイゼンである。が、露出補正ダイヤルが小さくなったのか奥に引っ込んだのか、とにかく右手親指の腹で回しづらくなってしまったのはカイアクと言わざるを得ない。

動きやすいとか何とか意見があったのだろうが、それならば視度調整同様にロックを設ければいい話なのに、なぜこういう何気に使い勝手が良かったところをわざわざ悪くするのか理解不能だ。

という事で、最初に書いた通りX-T3には今のところ食指は動かない。年が明ける頃にはキャシュバック以上に値が下がるだろうから、検討するとすればその頃だろう。

よく比較されるが、X-H1とX-T系はまったく別のカメラである。出力される絵がX-T2と同等でもX-H1を買い足す意味は大いにあり、それはフィールドで使う前提であれば尚更だ。なのでX-T3導入に早急な必然性を感じない理由は、その逆を理解できれば自明の理であろう。

ちなみにX-T3には最初からシルバーモデルが用意されており、実機を見た限りノスタルジーとかそんなことを抜きにしても美しいと感じた。では自分で使うかと聞かれれば、趣味であれば半分イエス、でも仕事でも使うからやっぱりノーだ。

その理由は2つあり、野外で野生動物を撮る都合上、反射して光るものはアウトというのが1つ。2つ目は、ブツ撮りする際のライティングの反射が、意図せず商品に写り込む可能性をできるだけ排除する必要があるためだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

マルチに反射する光。野の生きものが警戒するのはこんな乱反射である。と、こんな夏を思わせる写真も最後だな。

我が道を行く富士フイルムが、昨今流行りのフルサイズ機を出すことは当面ないだろう。当面と書いたのは、上場企業なのでそこは市場の声が高まれば可能性はなくはないという意味であって、個人的な本音ではその線はないと思っている。

そもそも自社のX-Trans CMOSセンサーで、35mmフルサイズ機に対して画素数が同クラスなら画質で追いついたと説明しているし、特にそれ以上の高画素フルサイズ機に対しては、中版センサー機で挑むことをGFX50Sの発表時に明言している。

近日中にGFX50Sの下位モデルが出るようだが、驚くべきは来年辺り100メガピクセル(1億画素!)センサー搭載の上位モデルが出るという話もある。確かにGFXの発表会でGFレンズは1億画素までOKという話があったので、あながち噂レベルのことでもないのだろう。

以前から言っていることだが、業務で使う限り高画素は必要ないのだが、富士フイルムのあの色を中版センサーで出力できるGFX50Sには大いに興味がある。純粋に仕事の道具として見るとコスト的にまったく割に合わないので二の足を踏んでいるが、趣味として見ればコストは度外視できる..金があればの話だがw..のでね。

そんなことで、各社のフルサイズ機が百花繚乱の様相を呈してくると、うっかりGFX50Sに手を出さないような言い訳を色々思案できるので、それはそれでありがたいことだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

先日の台風に飛ばされたのか、はたまた誰かが運んだのか、庭に1本だけ植わっているクヌギのドングリが、駐車場脇に落ちていた。我が家のあちこちにこうして木の実が運ばれ、気が付かないうちに勝手に発芽していることがある。

このクヌギ、15年くらい前になるだろうか、下の倅が小さい時にどこかで拾ってきたドングリを、となりのトトロの映画よろしく庭先に埋めたもののうち、どれかが発芽して勝手に成長したものだ。日当たりが悪いところに植わっている割に、樹高が7mほどに成長している。

雨のSL

2018/9/21

パナの噂のフルサイズ機は、どうやらライカのSLマウント..正確にはL/TマウントLマウント..に決まりっぽい。その場合、先日の記事でも書いたが、ライカブランドレンズの価格の高さがネックとなるのだが、そこにシグマが加わることでその懸案が解決することになる模様。

シグマは言わずとしれた世界最大の交換レンズメーカーであり、実はライカと昔から縁の深いことは知る人ぞ知るである。かくいう拙者も、ライカRを使っていた頃にシグマ製Rレンズ..シグマ銘ではなくライカブランド..を何本か使っていたことがあるくらいだし。

ということで、このパナ・ライカ・シグマ陣営は、シグマ製SLレンズのラインナップ次第で、意外にC・Nより早くにシステムが完成する可能性が出てきたかも。ナイコンの金ラインや某C社のLレンズ的なプライム製品にはライカSLレンズを、普及価格帯にはパナとシグマのSLレンズをと言った具合に。

と、ここで気になるのはマイクロフォーサーズレンズとの互換性だ。確かライカはL/TマウントLマウントの口径もフランジバックも正式には公開していないはず。口径は比較サイトで51mmと記載されているのを見かけるが、フランジバックは不明のままだ。

もちろんミラーレス仕様なので短いことは当然だが、フランジバック長が20mmあるマイクロフォーサーズとの差を上手く埋められるマウントアダプタを介せるかが気になるところだ。

仮にマイクロフォーサーズレンズを装着できても、35mmフルサイズと比べてクロップされる分画素数が減るので、そこに意味があるのかという意見もあろうが、そこはほら動画番長を目指すパナのことだ、クロップされた場合は4Kで120Pのハイスピードができるとか何かそんな飛び道具的なギミックを期待せずにいられない。

αにZ、それにEOS Rも良いが、今のところパナのFF機の動向が最右翼な感じだね。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR/ PROVIA

この日は風こそ吹かなかったが、雨が強く降っていて撮影にはイマイチだったので、1/15で軽く流し撮りしてお茶を濁した。

背景が空なので、もう少し流動感を出すなら1/8でも良かったかもしれないが、雨の影響はやはり大きい感じ。

夏の間Velvia中心だったフィルムシミュレーションも、CLASSIC CHROMEやETERNAを使う機会が増えてきている。過剰なコントラストで演出された夏感から、落ち着いた秋の光の質感を表現したい。

CLASSIC CHROMEではいわゆる撮って出しで一発OKだが、ETERNAの場合はそのダイナミックレンジの広さを利用して、ハイライト・シャドウともに少々手を加えて仕上げることが多い。

動画と違って写真の場合、ETERNAはそのままだとシャドウの情報が多すぎるので、少し階調が沈むようにレタッチし且つハイライトが白飛びしないよう特に雲の質感には気を使う。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA(レタッチあり)

上州武尊山。

日の出直後なので、本来なら川場谷は剣ヶ峰が陰になって暗く沈むところだが、人の目は広大なダイナミックレンジを誇るので、実景ではシャドウ部のディテールもしっかり見えている。

そこを不自然にならない程度まで見せつつ、朝の光を反射する雲の質感を出してみた。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA(レタッチあり)

上越国境と沼田の市街地。

日はすでに赤城山の裾野から顔を出しているが、ちょうどその東側に雲が広がっているため、沼田の市街地はまだ暗い状態であるが、市街地の構造物が潰れること無く表現されているのはさすがETERNAである。

この場合はシャドウはデフォルトのまま、ハイライトだけ少し調節して雲の立体感を残した。

ロクヨン

2018/9/17

先日EOS Rと一緒に発表されたキヤノンの新型ヨンニッパとロクヨン。軽くなるだろうとは思っていたけど、それぞれ約2.8kgと約3kgってどんだけ軽くなったん?

ヨンニッパなんて軽さが話題になったソニーより見事に軽いし、何より驚きは3kgのロクヨンだって。その昔600mm F4なんて6kgを超えているのが当然だったのにねぇ。

どちらも光学系はソニーと同じような感じなので、超望遠レンズの設計自体がそういうトレンドなんだろうと思われる。いずれナイコンも似たようなスペックでラインナップを図るだろう。

それにしてもだ。同じように設計できるなら、ゴーヨンがまさかの2kgを切るってこともあり得るのか。先日発表されたナイコンのPFレンズを使用した500mm F5.6が約1.5kgなので、2kg切る500mm F4の登場はちょっとセンセーショナルかも。

いやー、キヤノンさんエゲツないことするわ。EOS RをRFレンズ含めたシステム全体で押し出してナイコンZを軽くいなし、さらに軽量刷新の超望遠レンズ群で東京五輪に向けてチャレンジャーのソニーを振り払うとは。

Nikon COOLPIX5000 / ベニヤ原生花園にて

在りし日の懐かしきロクヨンたち。まずはNikon F5とAF-S Nikkor ED 600mm F4D IIの組み合わせ。時期的にこの頃は真面目に鳥を撮っていた最後のほうだね。

このロクヨンはAF-Sロクヨンの二代目で、先代は6kg超えだったが、このモデルは5kgを切っていたと記憶。AF-SサンヨンやAF-Sヨンニッパと並んで、画質はさすがのニッコールという写りだった。テレコン付けてもほとんど画質が劣化しないのも良かった。

ただ、残念ながらこの個体はハズレ品で、手持ちの2台のF5のどちらを使っても、AF-Cで時々前ピン気味になる持病持ちだった。当時、ナイコン大井とはずいぶんやりあった記憶がある。そりゃ安い買い物じゃないから当たり前だが、ナイコンの製品に見切りをつけた元凶でもあった。

Nikon COOLPIX5000 / サロベツ原生花園にて

雲台は耐荷重68kgを誇る、知る人ぞ知るアルカスイス モノボールB-2。この時は機材を担いで歩き回ることを優先して、ジッツォの3型カーボンの脚に水平出し用の同レベラーを挟んでいる。15年以上前の写真だが、載っているカメラとレンズ以外はまだうちでは現役..F5は1台残っているが..だ。

この後、故あってCOOLPIXのコンデジ系を買うことはあったが、自前のナイコン一眼レフは手にしていない。デジタルになって業務で仕事仲間の機材を使うことはあるけどね。

IXY DIGITAL 400 / 以久科原生花園にて

こちらはCanon E0S-1VとEF600mm F4L IS USMの組み合わせ。手に入れたのは20世紀の終わりで、EFゴーヨンと並んでもっとも使用期間が長かったAFの長玉だ。フードが黒いのは、白塗装前のカーボン素材のままのもの..純正の試作品っぽい話だった..を、知り合いのとあるルートで貰い受けたもの。

実はAF-Sロクヨンと同時期に保有していた時期もあって、画質はニッコールのほうが良かったのだが、EFロクヨンには天下無双の手ぶれ補正が付いていたので、車内からのブラインド撮影ではこちらをよく使っていた。

今でこそニッコールにもVRが付いているが、この当時は手ぶれ補正はキヤノンの長玉だけの特権で、超望遠レンズといえば三脚運用が当たり前の時代に、その固定観念を取り払ってくれた。

IXY DIGITAL 400 / 群馬県某所にて

それとこの頃から天狗様の行動記録用に使いだしたキヤノン社製ビデオカムコーダーXL-1・2でもよく使っていたかな。まだビデオコリメート撮影が実用的でなかった時代なので、換算4200mmを超える焦点距離..XLシリーズは1/3の3CCDで約7倍で計算..のビデオカメラは魅力的だった。

下にエクステンダー付きのEOS-1Vが転がっているが、写真撮影とビデオ撮影を同じレンズマウントで使い分けられるというのも、当時のキヤノンならではと言える。今でこそデジタル一眼の動画撮影は当たり前の機能だが、この当時は画期的な運用だったのである。

そしてこの頃、自身のデジタル黎明期に突入するに当たり、デジタルはキヤノンで行くと決めていたので、ナイコンの機材は徐々に放出することになる。AF-Sロクヨンの前ピン問題がなくても、どのみちナイコンとは縁が切れる流れにあったということだ。

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水平を保つな

2018/9/16

先日の「水平を保て」は南方向を向いて撮影したので右下がりだが、赤城高原から見て日光白根山が見えている言うことは北向きになるので、この写真の通り左下りになる。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

このケースも先日の記事に倣って散布用のブームが水平になるように写さないのか?という話になるのだが、まず、背景に日光白根山という巨大なランドマークが写り込んでいるので、基本的にそれは無理である。そもそもこの写真を見て、水平に違和感を感じる人はまずいないだろう。

仮に日光白根山が写り込んでいないとしても、例えば左端に電柱が写っていることで、自ずからこの構図の水平がキッチリ取れていることが判る。さらに言えば背景の木立も電柱同様に垂直を表現されているので、これまた同様である。

先日の記事含め何が言いたいのかと言うと、水準器を見て何が何でも水平出しにこだわるのは風景屋くらいであって、コマーシャル系の商業写真も撮るカメラマンにとって、写真の水平とは必ずしも物理的な水平を指すものではなく、写真を見て違和感のない構図を保つこともあるという話である。

ちなみに動画に関して水平出しは重要..ただしフィックス映像を除く..である。録画の頭で見た目の水平を出しておいても、左右にパンした際にすぐに構図が破綻して努力が無駄に終わるので、カメラを三脚に据えたらまず最初に必ず水平を出すこと、これ必定なり。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

朝の光の力を借りてレタスの新鮮感を演出する。フィルムシミュレーションをVeviaにしてコントラストを強調することで、盛りを過ぎていてもまだ夏の雰囲気を出せるものだ。

だが、高原野菜のメッカである赤城高原もそろそろ収穫は終盤戦に入っている。日差しの強かった夏場ほどには野菜の成長も早くないので、作付けもあと1回くらいこれで今シーズンは終了になるだろう。

カテゴリ:写真・カメラ

動画屋としてEF-EOS R ドロップイン 可変式NDフィルター にクラクラしてしまうw もうキヤノンったらホントに商売上手というか、他のメーカーに比べて一枚も二枚も商売が上手だね。

ナイコンのFTZはFマウントレンズが無駄にならないようにするための「タダ」のアダプタだが、キヤノンはアダプタに様々な付加価値を付け、従来のEFレンズ群もまだまだ健在感を醸し出すことに見事に成功している。

RFレンズから新設されたコントロールリング..これなどは新基軸のインターフェイスだがまさにしてやったりだろうね..が、EFレンズでも改造なしで使えるというのも、さすがと言わざるを得ない。

こういう商品企画1つとっても、メーカーの考え方に差があることがよく判る。新しく世に出したものを最高!とアピールするのは良いが、それまでの既存製品の立ち位置をよくよく考えねばなるまい。

新しいもので今までのものをすべて置き換えられない以上、殊更に新製品の優位性をアピールすのは逆効果になりかねないぞ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ACROS

秋雨前線の影響で朝から天気が優れず。

仕事が立て込んでいてどのみち撮影には出られないので、まあどうでも良いっちゃ良いのだけどね。

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噂のソニーの次なる一手は、初のグローバルシャッター搭載機という話もチラホラ。

ソニーのサイトを見る限りセンサー自体はすでにAPS-Cとm4/3用がラインナップしているので、まずはAPS-Cのα6000系がそれに置き換わるのかもね。

来春予定されているらしいオリンパスの新型も、フルサイズでなくm4/3で行くことを明言しているので、もしかしたらこのm4/3用のグローバルシャッター搭載センサーを使うのかもしれない。

ソニーはα9に搭載したアンチディストーションシャッターで、ローリングシャッター歪みをかなり問題ない程度まで抑え込むことに成功していて、この性能には未だどのメーカーも追いついていない。

先日発表された富士フイルムのX-T3がローリングシャッター歪みを低減しているという話であるが、恐らく程度の問題であって、α9並になっているとは考えづらいので、まだしばらくはα9が優位性を保つのではないかな。

そんなα9のアンチディストーションシャッターでもベースはローリングシャッターなので、根本から歪みのない世界になるには、グローバルシャッターの普及を待つほかはない。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

朝夕の影を見ていると、すでに結構陽が傾いてきているのが判る。

夏至を過ぎた時点ですでに南中高度は低くなりはじめ、それに伴い昼夜の長さの逆転が始まっているが、夏場は日差しの強さがそれを感じさせないのだろう。

涼しくなってくると途端にこういったことに敏感になる。