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庭のヤマボウシで初めてキジバトが営巣を始めた。仕事場の窓からブラインド越しに覗きこむと、卵は2つであった。

最近、ヤマボウシによくキジバトが止まって、デデッポーポーと鳴いているのに農作業中の家人が気付いた。庭の畑によく降りているのを見かけていて、巻いた豆が芽を出さないのは連中の仕業ではないかと農夫は勘ぐっているのだが、直接現場を抑えたわけではないので何とも言えない。

農夫の心配の通りハトといえば豆を連想するのが定番ではあるが、キジバトは昆虫なども採餌するので雑食系の鳥である。そんなキジバトが他の鳥と異なる点は、繁殖期がほぼ通年であるということだ。

猛禽類を除けば、一般的に鳥類はタンパク源を昆虫などに頼るため、その昆虫の発生時期である初夏から夏にかけて子育てを行う。ところが、キジバトは雛にピジョンミルクなる自身が分泌する..これは雌だけでなく雄も作り出せる..タンパク質と脂肪を含む栄養素を与えるため、必ずしも餌資源として大量の昆虫を必要としないのである。親さえ餌が採れていれば、仮に真冬でも本州以南であれば子育てができるのである。ちなみにフラミンゴも同様な分泌物を与えて子育てをすることが知られている。

キジバトというか、ハトの仲間が他の鳥と違う点はもう一つあって、それは水の飲み方である。一般的に鳥は嘴に水をすくうと、頭を持ち上げて喉に流し込むという動作を行うが、ハトの仲間は嘴を水につけたまま吸い込むことができるのだ。雛のうちに親鳥の口の中に頭を突っ込んで、前述のピジョンミルクを摂取することから、流動物を吸い込むという動作が普通にできると考えられる。

20140605

仕事場にいる時は、簡易ブラインドを窓に垂らして、4Kカメラでインターバル撮影を試みている。常時シャッターチャンスを狙うほどヒマではないので、この撮影方法はなかなか便利である。以前ならビデオカメラの出番なのだが、静止画の切り出しはそれなりになってしまうので、これからは4Kカメラの出番が増えそうだ。

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カッコー鳴く

2014/5/22

自分が聞いたのは今朝なのだが、家人は昨日の朝聞いたと言っているので、
今年の赤城高原への渡来日は21日ということなる。

音源が近かったので近くにいるとは思っていたが、
隣家との境に立っている電柱で2羽で争っているところだった。

ツツドリは早くて4月中旬、ジュウイチはGW頃には声を聞くようになる。

一番遅いのはホトトギスということになるが、
カッコウのほうが遅くやって来ることもあるので、
この辺りはどちらが早いという印象はない。

20140522

しかしこの5月は気温が安定しない。
相対的には寒いという感覚が強く、天狗様のエリアに足を延ばしても、
いつもならうるさいくらいのエゾハルゼミも静かなもんだ。

これだけでこの夏を占うのも何だとは思うが、
巷で言われるように今夏は久しぶりに冷たい夏なのかもしれない。

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カモは夜行性

2014/1/12

大型のハクチョウやガン類、それにアイサ類のように魚食性が強い水鳥を除き、カモの仲間は基本的に夜行性である。いやいや、昼間に公園の池などにいるじゃないかという意見もあろうが、日中に水上に浮いているのはもっぱら休息のためであって、採餌活動のためではない。

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山間地の湖で羽を休めるオシドリ

水に浮いて休息するのは外敵から身を守るために他ならない。日中は羽繕いなどしつつ、キツネなど捕食者が近づけない湖沼の開水面で羽を休め、陽が落ちてから周辺の田んぼや草地、それに岸辺に上がって餌を採るのである。そして陽が昇る頃にはまた休息地である湖沼や池に戻ってくるため、知らない人にはカモは一日中水の上に浮いていると思われているのだ。


20140112

そんな事情があるため、休息地である湖沼が凍結してしまうと、見事にカモの姿が見えなくなる。朝から水鳥調査の手伝いで近所の水たまりに足を運んだが、湖面中央部を除くほぼ90%が氷結していたため、それこそ双眼鏡を一回覗いただけで用事は終了した。

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スナイパー

2013/11/30

朝、近所の演習林でジシギを見た。

狩猟犬だったご先祖様の血が騒いだのか、珍しく駄犬が2mほど目の前を鼻先でポイントしてみせたのだ。薄暗いせいもあったが、目を凝らしてみてもこちらには何も見えない。

犬がさらに一歩踏み出した途端、鼻先の枯れ草の塊と思っていた物体が飛び立って、低空をジグザグに体を揺らしながら飛行しつつ移動、隣の杉林の林床に降り立った。もちろん姿はすぐに見失ったが、大きさはキジバト程度であったし、時期的にみてヤマシギで間違いないだろう。

ジシギの仲間に水田や湿地を好むタシギがいるが、英名ではSnipeという。狩猟鳥で味も良いとされるが、そのSnipeもまた飛び立って逃げる際にはジグザグに飛翔するため、後ろから狙い撃つのは難しいとされる。そんなジシギをも簡単に撃ち落とす狩猟の名人を指してSniperと呼ぶそうだ。

スナイパー、そう狙撃手のこと。確かに今朝見た目の前を逃げていくヤマシギを撃ち落とすのは、結構難しそうだと思った。

20131130

好天が続くせいで放射冷却が起きて朝が寒い。日中は日差しがあればフリース程度で耐えられるが、朝晩はもう1枚必要だ。

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居候

2013/11/24

20131124

我が家に住み着いているスズメたち。後から増設した軒の隙間に並んで詰まっていて、日の出前後に全員揃って出掛けていく。寒くなってからはその時間も徐々に遅くなり、今は駄犬の散歩とほぼ同じ時間だ。数えてみると、居候一家(6羽)よりちょっと多いような気がするが、春までには半分もいなくなる。冬は餌台を設置して食料を提供しているが、自然界で生き残るのは厳しい。

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20131114

氷点下3℃。再びこの秋最低を更新。快晴で放射冷却が起きているので、今シーズン初の山焼けが見られた。モルゲンロートの朝は神々しい時間帯。キョキョっと鳴きながら庭先をツグミが飛んで行く。寒波に乗ってやってきた、冬鳥最終ランナーの彼らもこの冬初認となった。

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WinでもMacでも、OSのバージョンアップはリリース後すぐには行わないのが主義であったが、先日のOS X Mavericksはさすがに先送りできなかった。デュアルモニターのサブ側にも、ようやくメニューバーが表示されるようになったのである。

名前の通りウィンドウ単位でアプリケーションが動作するWinな人たちには?な話..ウィンドウにメニューバーが表示されるので..だと思うが、Macでデュアルモニターにした時、従来のOS Xではサブモニターにはメニューバーが表示されず、メニュー操作のたびにメインモニターまで戻らなければならず、どうにも使いづらかったのだ。特にろくにキーボードショートカットを覚えていないAdobeのアプリケーションなど、サブモニター側で操作しようものなら苦行以外なにものでもない。自ずからサブモニターはParallels(Windows7)の定位置となっていたのが、ようやく解消されたのである。

それともう一つ。デュアルモニターでアプリケーションを最大化すると、もう1台も真っ黒けで使えなかった。これはどう考えても設計ミスだったのだが、これもMavericksで解消された。前述のParallelsなどは常に最大化しておきたい筆頭なので、これもまた待ち焦がれた機能向上の一つである。

20131031

週のはじめに北部山沿いでは確認していたが、赤城高原にも冬鳥であるジョウビタキがやって来た。隣家の植え込みから飛び出してはヒッヒッヒッとゆっくり鳴いて、季節がら干し柿のような特徴的な体型を披露していた。例年だと10月20日前後なので、ちょっと遅い渡来のようである。

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20130520

ということでカッコウを今シーズン初認。

と言っても北東北に滞在中の話なので、ちょっとイレギュラー。

ま、この辺りにいるなら関東界隈にも当然来ているだろうけどね。

しかしこっちはまだまだ寒い。フリースの上着が手放せない。

新緑も萌黄色でそこかしこで桜も咲いている。

春はこれから北上のようだ。

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まだいたの

2013/5/10

20130510

来るのが遅いぶん、帰るのも遅いつぐみんたち。

今頃うろついている個体は天気が良いとぐぜり出すので、

配色地味目の保護色であっても、畑の畦にいればすぐ判る。

そう言えばシメもまだチラホラ見かけたような。

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子供の頃に憧れた職業の一つに林業があった。

某国営放送の「はたらくおじさん」という番組が好きでよく見ていたのだが、

そこで紹介された林業従事者が妙に格好良く(見えた)、

学生時の職業選定では最後まで営林署勤めを模索していたものだ。

実際の職業はまったく林業とは関係ないものになったが、

以前は調査仕事で結構深く関わったことがあったり、

今もワシの保護絡みではお世話になっているので、

単なる子供の頃の思い出だけでは終わってないのかもしれない。

20130505

今日はキビタキを今年初認。近所のオオタカも順調。

まだツグミが徘徊してはいるものの、トケン類を除けば概ね出揃ったかも。

あ、でも夕方ツツドリは声を聞いたかな..

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