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20130424

どこから見ても派手な色彩が特徴のニッポンの国鳥キジ。

本人は真剣に隠れたつもりであり、

おそらく見つからないという絶対的な自身があるはず。

そして実際、いざ探してみるとなかなか見つからないから不思議だ。

どんなものにも意味がある。たとえ自然界の創りだしたものでもそうだ。

キジも繁殖活動のためだけに派手なわけではない。

彼らの色彩を派手だと思うのは道理を知らない人の勝手であって、

それが本来の機能を果たした時、生き物は最高に輝く。

そう、まさにそれは生きる機能美の世界だ..

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春の霜柱

2013/4/23

20130423

昨日渡来したばかりのクロツグミが、

家の前で朗々と春を歌い上げているというのに、

未だ庭先には霜柱が立っている。

遅い時はGW明けても霜が降りることがあるので、

特に霜柱で驚くことはないが、

朝と日中の気温差のギャップには困りものだ..

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20130411

昨晩は宵の口にはすでにみぞれっぽい降りではあったが、

今朝は4月としては10年ぶりに春の雪となった。

そして当然のごとく寒い。吐く息も白く手もかじかんで、

再び上着を羽織ることになった。

咲いたばかりのダンコウバイもどこか迷惑そうだ。

そんな季節の逆回しのような赤城高原だが、

例年に遅れること半月でようやくウグイスが鳴いた。

あとはこれでツバメがやって来れば、

春の使者としては申し分ないところだ。

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春混沌

2013/3/21

先日この春のツバメ初日だった。さらにイワツバメも同様。

ただ、いまだにツグミ、カシラダカ、シメ、ウソ、それにジョウビタキもいて、

フィールドの鳥たちは春混沌としていて面白い。

不意に目の前に現れたジョウビタキの♀を、800mmでパシャ。

20130321

それにしても花粉の飛散がすごい。

もうスギはピークを過ぎたっぽいが、今はヒノキが真っ盛りだ。

取り立てて花粉症がひどいわけでは無いが、

野外に放置した撮影機材などが撤収時には黄色くなっているのには閉口する..

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白か黒か

2013/3/16

20130316

闇夜にカラスとはよく言うが、

雪原バックにカラスも厄介なシチュエーションだ。

白を飛ばすか黒を潰すか。

カラスの濡れ羽色と形容される独特の黒を表現すると露出オーバーで雪は飛び、

雪の白さを活かそうとするとカラスは黒く潰れるのである。

ただここで考えるべきは、カラスの映像なのか、

それとも雪景色なのかということ。

写真でも映像でも、ただ漫然撮っていてはダメなのだ。

考えて、そして意図して狙うべきである。

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北帰行

2013/3/3

20130303

春の大風は帰郷気分をあおるのか、

平野部の水鳥たちがそわそわと動きがはじめた。

コォー、コォーと鳴き交わし、せわしなく首を前後に動かして、

示し合わせたように飛び立っていく。

さぁ、また来年だ。

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20130302

全国的には昨日が春一番だったようだが、

赤城高原では昨日は無風、今日になって春一番となった。

それでも午前中はゆるく雪が降った程度。

餌台のヒマワリには全く用がないヒヨドリが、

雪解けが始まった庭の畑でブロッコリーを漁っていた。

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ヒマつぶし

2013/2/22

20130222

どこにでもいると言えばいるセグロセキレイ。よく河原の石の上で尾羽を振っている様子から、「石叩き」なんて呼ばれたりもする。

町中でも山の中でも普通に見かけるので、鳥屋の注目度は低いものの、一応は日本固有種である。台湾や朝鮮半島など極東全般で見かける話も聞くが、欧米あたりのバーダーには喜ばれたりするので、まあところ変わればと言うところだろう。

その昔、高校生の頃、近所の河原でカワセミを待っている間、手持ち無沙汰を紛らわすのによく撮影していたこともあってか、個人的には少々思い入れもあったりするから不思議なものだ。こちらがまだ写真を始めたばかりで、留まっている鳥さえ写すのがおぼつかない時期に、友人が飛翔写真を撮ったのを印象深く覚えている。

そして今日も例のアレを待っている間、目の前の電線に留まってよく鳴いていたので、何となく被写体になってもらった。時は移ろっても、やっぱりこいつは適当なヒマつぶし相手なんだなと、独り合点が言った次第(笑)。

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DSMC

2013/1/31

20130131

60pの動画から切り出したジョウビタキ♂。従来のインターレス画像とは一線を画す映りに、良い時代になったもんだと感慨深い。

pはプログレッシブのPであり、対義はインターレスのiである。静止状態の画を映し出すのに、インターレスが2フィールドで1コマ(フレーム)合成して表示するのに対し、プログレッシブは最初から写真と同じ1コマであるため、静止画という意味ではパラパラ漫画の原理と同じで再現性では有利である。テレビやPCでは30pが標準であるが、単純に情報量が倍になる60pなら尚更だ。

静止画を切り出すために動画を撮るわけではないが、記録という点では写真よりも動画のほうが色々な意味で情報量が多いのは自明の理。動画から必要な情報を取り出す、つまり静止画を切り出すという使い方は、報道や研究の分野ではすでに当たり前の使い方である。

そしてそれは映像業界の今後のトレンド「Digital Still and Motion Camera」の世界。昨年末に登場したC社のCINEMA EOS-1D Cは、まさに現在最強のDSMCである。

これで寒い?

2013/1/28

散歩中の人に「今日は寒いねぇ」って声を掛けられた。

背後の丘から太陽が顔を出し、暖かくなってちょうどアウターを1枚脱いだところだったので、ちょっと戸惑ったものの、まあ所変われば品変わるではないが、関東も南と北では五感のセンサーもずいぶんと違うものだと教えられる。

20130128

積雪が増えてから我が家の周囲ではすっかり見かけなくなったジョウビタキも、海に近い温暖なエリアまで下ってくると、そこら中で目に付いた。

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