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胸を張って堂々と畑の真ん中を歩いていたヤツをファインダーに捉えたのと、向こうがこちらに気付いたのがほぼ同時。このケースは一目散に走って逃げていくだろうと踏んだのだが、ヤツが取った行動には驚いた、いや笑った(笑)。

そう、なんと突然パタッと倒れ込むように伏せたのである。いや、本当に倒れたのかもしれない。とにかく薄く平たく、なんの遮蔽物もない畑の真ん中に伏せたのだ。

20140627

最初からこのシーンならまさかそれがキジだとは誰も思うまい。見事に鳥以外の何かが畑に転がっているようにしか見えないのだから。でもその瞬間を見てしまったのだからもうキジにしか見えないのである。足元にお座りする駄犬君も気付いているようだが、不思議そうに鼻を高く掲げて匂いを嗅ぐのに忙しい。

残念ながらレンズは中望遠の単焦点。どの程度近づいたらこちらの期待する反応を見せるのか、非常に興味があったのだが、先日Mちゃんがキレイにうなったばかりの畑に足跡を残すのは忍びない。結局こちらが根負けして帰途についたのだが、背中を向けて歩き出した途端、ロードランナーの如くスタコラと走って逃げていくヤツの姿が視界の隅に入ったとさ。

どうでもいいけど鳥なんだから飛べよなぁ..

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20140626

ピーチクパーチクと青天でさえずり飛翔をするヒバリ。

ヒバリは春先のイメージが強い鳥だが、雨上がりの翌日などにも結構鳴いている。特に朝、まだそんなに気温が上がらない時間帯に鳴くことが多いようだ。

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路征くキジ

2014/6/25

20140625

霧の中、一人路征くキジの雄。

いつもはコソコソしているくせに、視界が悪いと案外堂々と振舞っている。こっちには犬もいるっつぅーのにね。

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私のことを鳥屋だと勘違いしいている人が未だにいるが、そのような立ち位置は随分前に引き払っている。

エコシステムの中のワイルドライフ。つまり生態系という枠組みを俯瞰したものの見方にシフトしているので、生きもの個別の種類に固執することはあまり考えていない。とは言いつつも、天狗様に30年以上入れ込んでいるのは事実だが、アンブレラ種として生態系の頂点に立つイヌワシだけは別格で、私の中で種を超越した存在なのである。

ただ、アフリカやアラスカなどど異なり、日本でワイルドライフと言えば野に生きる鳥がもっとも身近なのも事実である。クマやキツネなどに比べ、しゃかりきになって探さずとも、日常的に野外で目にすることが多い。おっつけ、写真の被写体になるのも鳥が多いという必然の結果になるのだ。

20140624

昔取った杵柄で、日常的に行動するエリアで見かける鳥はだいたい識別できるのだが、今も昔もこの手の雌タイプはなかなか白黒判断できずにいる。近くに雄でもいれば何ということはないのだが、ヒョロヒョロと聞きなれない鳴き声..結果的に巣立ち雛を探していたようだが..だけでは何とも同定できず。

最終的には鳥写真の専門家に聞いてキビタキの雌だとなったのだが、言われてみれば上尾筒にオレンジが見えるよね。

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会う人会う人にその後キジバトはどうなったかと聞かれ、その度に答えるのは面倒なので、とりあえず結末を書く。結論から言うと営巣は失敗に終わった。

原因は何とも釈然としないのだが、夜に居間でテレビを見ながらプレゼン資料のベースを書いていたところ、駄犬が二声ほど鳴いた。そしてその数秒後に、キジバトの巣があるヤマボウシ付近からバサバサと鳥が飛び立つ音がして、カーテンの隙間から外を覗くが、夜であるため何事かは判らずじまい。朝になって仕事場から巣を見るとすでにもぬけの殻で、2つあった卵も付近には落ちてないという状況であった。

考えられるのは何者かに襲われた可能性が高い。それもあの夜のあのタイミングであるのは間違いないだろう。何者かについてはまあ十中八九、Sちゃんちのクロ..よく庭を通り過ぎて行く近所の飼い猫..だろうな。うちの駄犬は喧嘩上等なところがあるので、見知らぬものにはめっぽう吠える..タヌキとかノウサギとかだと大騒ぎなのだ..クセがあり、先日はそれが二声、それも甘えるような調子だったので、お気に入りのクロだったとみて間違いないだろう。

20140623

主のいなくなったキジバトの巣を下から見たところ。もともとそんなに凝った巣を作るタイプではないが、この巣は過去見た中では最も粗雑で手抜き感漂うものだ(苦笑)。

放棄したであろうその翌日に、1羽が巣材を入れているの見たのだが、結局その後は音沙汰なし。他でやり直しているのかどうかも不明だが、雄と思われる個体は今日もデデッポーポーと呑気に電線で歌っている。

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五郎助奉公

2014/6/22

ゴロスケホーコー、五郎助奉公と夜のしじまを破るようにフクロウが鳴いている。ゴロスケはこのところ雨の日を除けばほぼ毎日にように聞こえる。音源は概ね南側300mほどの沢筋からだが、時に遠くまた近くと常に移動しながら鳴いているようだ。

フクロウが鳴くのはやはり繁殖期、それも初期の頃なので、冬から春先にかけてである。ペアリング期のような鳴き交わしではないので、今この時期に鳴く理由とすれば、巣立ち雛を探していると思われる。

赤城高原は意外にフクロウが多い。朝早くに牧草地脇の杭に止まっていたり、防風林や雑木林の林縁で餌を探す姿を、夜の寄り合いの帰りに見かけたりする。一帯が開けた農耕地であるため、餌となるノネズミの数は相当なもので、それを狩るための適度な防風林の存在も大きい。

家の近くでいくつか樹洞巣は判っているのだが、近年は忙しさにかまけて確認には至っていない。天狗様が一息つけば、4Kを理由に久しぶりにフクロウでも狙ってみるのも面白いかな。

20140622

このところ朝と夕方、または宵の口に雨が降る。夕方以降の雨はもう5日連続なのだが、先月の乾季のような乾きに比べれば、畑に良いお湿りなのは確かだ。

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キビタキ

2014/6/20

家のすぐ近くでキビタキを発見。近くの演習林では朝夕によくその鳴き声を聞くのだが、庭木を除けば家の周囲にはあまり高木の類はないので、なかなか珍しいことだ。

20140620

ピッコロ、ピッコロと大きなよく通る声でしばらく鳴いていたが、近くに来たメジロを追い払いにそのまま飛び去ってしまった。とりあえず300mmで数枚シャッターを切る。画像をよくみれば、まだ少々若い個体のようである。

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そろそろか

2014/6/19

月初に営巣始めたキジバト。窓の一番東端まで寄ると、ヤマボウシの花と一緒にフレームに収めることができた。

20140619

抱卵期間は2週間ぐらいのはずなので、そろそろ頃合いかと思いつつ、時々様子見。四六時中ビデオを回しているわけではないのだが、抱卵交代をしているシーンが一度も映らないのが不思議。日中もう1羽は近くの電線でデデッポーポーと鳴いているのだが、朝早くとか夕方とかそいうタイミングなのかな。

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転卵のために夜も起きる必要があるので、抱卵中は昼も夜もないのだろう。あとで動画を見返すと、案外うたた寝していることが多い。

GH4以降、物撮りなど仕事でも電子シャッターをよく使うのだが、確かによく写る。動画も4Kデータということを割り引いも、切り出し静止画でここまで羽毛が見分けられるのは驚異的だ。これから、いやすでに写真の世界での仕事の有り様は、急激にそしてドラスティックに変化していくのだろう。

(上の画像は4K動画からの静止画/下は電子シャッター使用)

朝も早よから人の家の枕元でうるさいこと。霧の漂う森の向こうから聞こえてくる分には風情もあるが、三拍子を耳元で連呼されるとさすがにやかましい。

今年は近所に居着いていると先日記事にしたが、近所も近所、2日おきくらいに我が家の周囲をうろついているようなのだ。そう言えば、今年もモズが東側の法面に餌を運んでいるし、隣家との境の生け垣付近ではセグロセキレイが営巣している。現場を見たわけではないが、カッコウが庭先にいるときはやたらとモズの警戒声が響くので、托卵相手として狙っているのかもしれない。

挙句に今日はホトトギスとバトルをしていたので、もしかしてウグイス辺りを巡って争っていた可能性もあるなぁ。

20140614

営巣中のキジバト撮影用に窓辺にセットしてあるGH4をそのまま移動して4K撮影。カッコー、カッコーと調子よく鳴いている時に限って、朝採り農家のトラックが通り過ぎ行ったりする(苦笑)。

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今年は久しぶりにカッコウが近所に居着いている。

カッコウはトケンの仲間なので、他の鳥に托卵する習性がある。仮親はオオヨシキリ、ホオジロ、モズ、セキレイ、アオジ、ノビタキなどで、割りと限定的な他のトケンに比べると多岐にわたる。赤城高原にはオオヨシキリとノビタキ以外は普通に生息しているのだが、家の近所に限って言えば、ここ数年は通過していってしまうことが多かった。

託卵する都合上、あくまで仮親の状況に依存するので、カッコウ自身の都合だけでは生息地を選べない。それ故か托卵相手を広げてきているようにも思うが、より少ない仮親を選ぶホトトギスは毎年繁殖していくので、実際の理由はよく判らないものがある。

20140609

カッコー、カッコーと家の前の電線で朝からうるさい。しばらく鳴いていたので、GH4にFD500を装着して4K撮影。どんよりとガスが巻いて条件はよろしくないが、ISO800まで感度を上げてもGH3のようなノイジーな感じはない。

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