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うちのサイトの趣旨とはかなりかけ離れた話題だが、姉妹サイトで群馬の観光キャンペーンを応援しているのと、旬の生きもの?ネタということで。

群馬県の公式キャラクターである『ぐんまちゃん』が、今年のゆるキャラグランプリで優勝したらしい。なんでも2年続けて3位だったとかで、今年はかなり応援に力が入っていたようだ。

ぐんまちゃんは昨今の流行りに乗って一応ゆるキャラという扱いになっているが、誕生そのものは遡ること20年前になり、昨日今日のブームに便乗して作られた安直なキャラではないのだ。あの人気者くまモンですら足元に及ばない長い歴史がある、まあ言うならばゆるキャラの元祖的な存在なのである。

当初の名前はゆうまちゃんと名乗っていたと記憶しているが、県のマスコットであった初代ぐんまちゃん..これはゆるキャラ的な位置付けではない..からその名前を受け継いで改名しているので、初代から数えればそれこそ30年以上の歴史があるのである。

今年は富岡製糸場の世界文化遺産登録で沸いた群馬県だが、午年にあってポニーがモデルのぐんまちゃんが話題なるのは悪い話ではない。何しろ、魅力度ランキングでは常に最下位を争うのが定位置なので(苦笑)。

ちなみに来年の大河ドラマ『花燃ゆ』の後半は群馬が舞台。主役の大沢たかお演じる長州藩士小田村伊之助は、明治維新後の初代群馬県知事である。

20141104

森の中でアオバトの羽を拾った。周辺には他に落ちてなかったので、単純に換羽だったのだろう。

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干し柿色

2014/10/20

家人が干し柿のようだと称するジョウビタキが、赤城高原にもやって来た。先週のうちに来ていたかもしれないが、まあ概ね例年通りである。まだ縄張りが確定していないので、しばらくは出入りがあると思うが、根雪になるまでは姿を見ることができるだろう。

20141020

早朝の林縁なので見た目よりは暗いのだが、こんな時は電子シャッターがブレ知らずで助かる。こいつら頻繁にお辞儀するので、タイミングによってはよく被写体ブレするのだ(苦笑)。

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秋進行中

2014/10/10

近所の牧草地に冬羽のノビタキがやって来た。この辺りは春と秋の渡りの途中で立ち寄っていくのだが、今はその南下の途上だ。滞在は3、4日と短く、すぐにまた南へと移動していく。また、防風林ではジェージェー賑やかなカケスに混ざって、コサメビタキの姿もちらほら。コサメビタキもノビタキ同様に夏鳥なので南方へ渡って行くが、カケスは国内の低地で越冬する個体も多い。

20141010

夜になるとシカのラッティングコールが響き渡る。今し方もしばらく鳴いているのが聞こえていたが、知らない人が聞けばうら若き女性の悲鳴のように聞こえるだろう。それと毎日ではないがフクロウも時々鳴いている。

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日陰道

2014/8/2

20140802

先日業者が草刈りを終え、見通しの良くなった別荘地の中を移動する影一つ。50mも離れていないので、いつものアイツに違いない。もともと用心深い性分からか、それとも単に暑いからか、ひたすら木陰をたどって横切って行く。

おとっつぁんの通過後もしばらく見ていたが、いつもの取り巻き娘たちは見つからなかった。繁殖期間中はハーレム状態のキジも、用事が終われば雌雄で別行動となるが、もうそんな頃合いだろうか。近所でオオタカとノスリ巣立って森が賑わっているので、まあもしかしたらの可能性もあるかな。

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ケーン、ケーンと鳴きながらバサバサと翼を打ち下ろす独特の行動はドラミングの一種であり、雄キジの縄張り宣言でもある。

キジは一夫多妻である。人間を除けば、たいていの生きものの一夫多妻というのは、個々の子供を大切に育てることよりも、多くの雌を抱え込むことで、自分の子孫をより多く残そうという戦略に基づくものである。それには、自分以外の雄が雌に近づくことを徹底して排除する必要があるわけで、雄キジにとって自分の縄張りへの他の雄の侵入は認められず、常に縄張り周辺での個別的自衛権の発動に駆られている、ということになる。ちなみに、キジは一夫多妻であっても、他の群れと行動を共に生活をしているわけではないので、集団的自衛権を行使することはない。

その点では、常に集団で行動する草食動物、例えばバッファローやヌーそれにインパラなどは、ライオンなど捕食動物に対して集団で防衛行動を取る。コロニーを形成して子育てをするペンギンやアジサシなども、トウゾクカモメやカラスなどの侵入に対して連携して追い払いを行うが、これはいわゆる集団的自衛権の行使ということに他ならない。

ちなみに、散歩中の人がクマに襲われ、それを飼い犬が撃退するというのが話題になった。同じようなケースで、米でも飼い猫が野良犬を追い払う動画が話題になっていた。何れのケースも、当事者である人に対して密接な関係にある他種による防衛行動が行われたので、見方によっては集団的自衛権の発動とも受け取れるが、飼育下の動物の場合は家族という同じグループに属した関係であることがうかがえるため、実際は個別的自衛権の発動と考えるのが筋だろう。

話が時節柄の話題に逸れたが、生きものにとっての自衛権というのは、その生活様式によって立ち位置が変わる。前述のキジにとって、他のキジがオオタカに襲われようがキツネに食われようが、そんなことは知ったことでない。自分だけ生き残れればそれでオッケーなので、自分の縄張りを守る個別的自衛権は使っても、決して集団的自衛権は使わない。が、後述の例に挙げたアジサシは集団で行動し、敵の侵入を連携して撃退することで、集団的自衛権のメリットを最大限受益していると考えられる。

集団で行動するということの意味を狭義に捉えるか広義に捉えるか、それこそそれは解釈の違いということになるのだが、我々人間は集団で行動する際のルールを話し合いで決めるという習慣がある..ない人達もいるが..ので、そこの手続きを端折ってしまうのはルール違反と言われても仕方ないことだろう。事が大きい話だけに、筋はしっかり通したほうが後腐れないはずだ。

20140702

こうして一部分だけ切り取ると仲睦まじいペアのようだが、写っていないだけで実際は周囲にもう2・3羽いる。こうしてキジ雄は今日も個別的自衛権の行使に余念がない。

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葉隠れの術

2014/7/1

20140701

本人は隠れたつもり。おそらくかなり自信満々のはず。それが証拠にこの姿勢のまましばらく微動だにせず。でもずーっと追尾していたのですべてお見通しなのさ。

ただ、今日もまた根比べは我々の負けなのであった。ま、ちょっとこっちは急いでたしね。

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胸を張って堂々と畑の真ん中を歩いていたヤツをファインダーに捉えたのと、向こうがこちらに気付いたのがほぼ同時。このケースは一目散に走って逃げていくだろうと踏んだのだが、ヤツが取った行動には驚いた、いや笑った(笑)。

そう、なんと突然パタッと倒れ込むように伏せたのである。いや、本当に倒れたのかもしれない。とにかく薄く平たく、なんの遮蔽物もない畑の真ん中に伏せたのだ。

20140627

最初からこのシーンならまさかそれがキジだとは誰も思うまい。見事に鳥以外の何かが畑に転がっているようにしか見えないのだから。でもその瞬間を見てしまったのだからもうキジにしか見えないのである。足元にお座りする駄犬君も気付いているようだが、不思議そうに鼻を高く掲げて匂いを嗅ぐのに忙しい。

残念ながらレンズは中望遠の単焦点。どの程度近づいたらこちらの期待する反応を見せるのか、非常に興味があったのだが、先日Mちゃんがキレイにうなったばかりの畑に足跡を残すのは忍びない。結局こちらが根負けして帰途についたのだが、背中を向けて歩き出した途端、ロードランナーの如くスタコラと走って逃げていくヤツの姿が視界の隅に入ったとさ。

どうでもいいけど鳥なんだから飛べよなぁ..

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20140626

ピーチクパーチクと青天でさえずり飛翔をするヒバリ。

ヒバリは春先のイメージが強い鳥だが、雨上がりの翌日などにも結構鳴いている。特に朝、まだそんなに気温が上がらない時間帯に鳴くことが多いようだ。

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路征くキジ

2014/6/25

20140625

霧の中、一人路征くキジの雄。

いつもはコソコソしているくせに、視界が悪いと案外堂々と振舞っている。こっちには犬もいるっつぅーのにね。

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私のことを鳥屋だと勘違いしいている人が未だにいるが、そのような立ち位置は随分前に引き払っている。

エコシステムの中のワイルドライフ。つまり生態系という枠組みを俯瞰したものの見方にシフトしているので、生きもの個別の種類に固執することはあまり考えていない。とは言いつつも、天狗様に30年以上入れ込んでいるのは事実だが、アンブレラ種として生態系の頂点に立つイヌワシだけは別格で、私の中で種を超越した存在なのである。

ただ、アフリカやアラスカなどど異なり、日本でワイルドライフと言えば野に生きる鳥がもっとも身近なのも事実である。クマやキツネなどに比べ、しゃかりきになって探さずとも、日常的に野外で目にすることが多い。おっつけ、写真の被写体になるのも鳥が多いという必然の結果になるのだ。

20140624

昔取った杵柄で、日常的に行動するエリアで見かける鳥はだいたい識別できるのだが、今も昔もこの手の雌タイプはなかなか白黒判断できずにいる。近くに雄でもいれば何ということはないのだが、ヒョロヒョロと聞きなれない鳴き声..結果的に巣立ち雛を探していたようだが..だけでは何とも同定できず。

最終的には鳥写真の専門家に聞いてキビタキの雌だとなったのだが、言われてみれば上尾筒にオレンジが見えるよね。

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