カテゴリ :

portfolio

赤啄木鳥

2015/2/27

二十四節気でいうところの雨水も過ぎて、ちょっと前なら降雪だったところが、気温が高めで冷たい雨模様となっている。それでも昨日は午後遅くには雪に変わったので、今朝は一面雪景色に逆戻りだ。こうして寒い、暑い、降雪、雨模様を交互に繰り返して、徐々に春めいていくことになる。

20150227

牛脂を置くようになってから常連となったアカゲラ。朝から家の周囲をうろついていることが多いが、雪が降り出したらとっとと森へとシケ込んだようだった。

ちなみに写真がブレているように見えるのは、ガラス越しに写しているから。どんなに最新のカメラとレンズであっても、サッシの厚いペアガラス越しではかなり厳しい。

カテゴリ:|タグ:

トラ現る

2015/2/7

まあ、トラと言っても当然トラツグミのことなんだけど、珍しく朝早くに餌台の下をうろついているところを目撃。ヒーフーという特長ある声は夏前に時々聞くことはあったが、姿を見たのは久しぶりであった。

すぐ近くにツグミがいたので比較になったが、やはり大型ツグミ類では最大に近いだけあって存在感は半端無い。ただ、地上性だけにさすがに動作は敏捷で、窓の隙間からレンズ出して狙ったけど撮れずじまいであった。トラは動画もロクなのがないので、一度しっかり撮っておきたいものだ。

20150207

このところ朝は寒いので谷川がよく染まる。ただこの後はいつもの通り雪雲が降りてきて、すぐに見えなくなってしまった。

カテゴリ:, |タグ:,

雪多し

2015/2/1

今年はそこそこ雪が多いと言っていいだろう。昨冬のようなドカ雪こそまだないが、暮れに積もって以来、地面は雪に覆われたままなのだ。庭の餌台にやって来る小さなお客たちも過去始まって以来の盛況ぶりで、終日引きも切らずで大賑わいを見せている。

ただ、自家製のヒマワリの種もとうに底をついており、ホームセンターでハムスター用を大袋で購入させられる始末。このまま春を迎える前にヒマワリ貧乏になりそうだ(苦笑)。

20150201

地面が雪に覆われて困っているのはツグミたちだろう。この期に及んでもさすがに餌台のヒマワリを食べに来ることはないが、家人が甘党向けに枝に刺した干し柿を狙って、ヒヨドリと争っている姿をよく見かける。

カテゴリ:|タグ:

ツグミ来る

2014/11/5

すべて同じ日ではないが、ここ数日の周辺の山々の様子。紅葉は概ね標高800m前後まで降りてきているようだ。

20141105

20141105b

20141105c

今朝、庭のブナにツグミが止まって、キョキョっと鳴いて飛び去るのを確認。フィールドも含め今シーズン初認だが、ちょっと早い気もするので、もしかしたらまだ南下する途中だったのかもしれない。

カテゴリ:|タグ:,

うちのサイトの趣旨とはかなりかけ離れた話題だが、姉妹サイトで群馬の観光キャンペーンを応援しているのと、旬の生きもの?ネタということで。

群馬県の公式キャラクターである『ぐんまちゃん』が、今年のゆるキャラグランプリで優勝したらしい。なんでも2年続けて3位だったとかで、今年はかなり応援に力が入っていたようだ。

ぐんまちゃんは昨今の流行りに乗って一応ゆるキャラという扱いになっているが、誕生そのものは遡ること20年前になり、昨日今日のブームに便乗して作られた安直なキャラではないのだ。あの人気者くまモンですら足元に及ばない長い歴史がある、まあ言うならばゆるキャラの元祖的な存在なのである。

当初の名前はゆうまちゃんと名乗っていたと記憶しているが、県のマスコットであった初代ぐんまちゃん..これはゆるキャラ的な位置付けではない..からその名前を受け継いで改名しているので、初代から数えればそれこそ30年以上の歴史があるのである。

今年は富岡製糸場の世界文化遺産登録で沸いた群馬県だが、午年にあってポニーがモデルのぐんまちゃんが話題なるのは悪い話ではない。何しろ、魅力度ランキングでは常に最下位を争うのが定位置なので(苦笑)。

ちなみに来年の大河ドラマ『花燃ゆ』の後半は群馬が舞台。主役の大沢たかお演じる長州藩士小田村伊之助は、明治維新後の初代群馬県知事である。

20141104

森の中でアオバトの羽を拾った。周辺には他に落ちてなかったので、単純に換羽だったのだろう。

カテゴリ:独り言, |タグ:

干し柿色

2014/10/20

家人が干し柿のようだと称するジョウビタキが、赤城高原にもやって来た。先週のうちに来ていたかもしれないが、まあ概ね例年通りである。まだ縄張りが確定していないので、しばらくは出入りがあると思うが、根雪になるまでは姿を見ることができるだろう。

20141020

早朝の林縁なので見た目よりは暗いのだが、こんな時は電子シャッターがブレ知らずで助かる。こいつら頻繁にお辞儀するので、タイミングによってはよく被写体ブレするのだ(苦笑)。

カテゴリ:|タグ:

秋進行中

2014/10/10

近所の牧草地に冬羽のノビタキがやって来た。この辺りは春と秋の渡りの途中で立ち寄っていくのだが、今はその南下の途上だ。滞在は3、4日と短く、すぐにまた南へと移動していく。また、防風林ではジェージェー賑やかなカケスに混ざって、コサメビタキの姿もちらほら。コサメビタキもノビタキ同様に夏鳥なので南方へ渡って行くが、カケスは国内の低地で越冬する個体も多い。

20141010

夜になるとシカのラッティングコールが響き渡る。今し方もしばらく鳴いているのが聞こえていたが、知らない人が聞けばうら若き女性の悲鳴のように聞こえるだろう。それと毎日ではないがフクロウも時々鳴いている。

カテゴリ:|タグ:,

日陰道

2014/8/2

20140802

先日業者が草刈りを終え、見通しの良くなった別荘地の中を移動する影一つ。50mも離れていないので、いつものアイツに違いない。もともと用心深い性分からか、それとも単に暑いからか、ひたすら木陰をたどって横切って行く。

おとっつぁんの通過後もしばらく見ていたが、いつもの取り巻き娘たちは見つからなかった。繁殖期間中はハーレム状態のキジも、用事が終われば雌雄で別行動となるが、もうそんな頃合いだろうか。近所でオオタカとノスリ巣立って森が賑わっているので、まあもしかしたらの可能性もあるかな。

カテゴリ:|タグ:

ケーン、ケーンと鳴きながらバサバサと翼を打ち下ろす独特の行動はドラミングの一種であり、雄キジの縄張り宣言でもある。

キジは一夫多妻である。人間を除けば、たいていの生きものの一夫多妻というのは、個々の子供を大切に育てることよりも、多くの雌を抱え込むことで、自分の子孫をより多く残そうという戦略に基づくものである。それには、自分以外の雄が雌に近づくことを徹底して排除する必要があるわけで、雄キジにとって自分の縄張りへの他の雄の侵入は認められず、常に縄張り周辺での個別的自衛権の発動に駆られている、ということになる。ちなみに、キジは一夫多妻であっても、他の群れと行動を共に生活をしているわけではないので、集団的自衛権を行使することはない。

その点では、常に集団で行動する草食動物、例えばバッファローやヌーそれにインパラなどは、ライオンなど捕食動物に対して集団で防衛行動を取る。コロニーを形成して子育てをするペンギンやアジサシなども、トウゾクカモメやカラスなどの侵入に対して連携して追い払いを行うが、これはいわゆる集団的自衛権の行使ということに他ならない。

ちなみに、散歩中の人がクマに襲われ、それを飼い犬が撃退するというのが話題になった。同じようなケースで、米でも飼い猫が野良犬を追い払う動画が話題になっていた。何れのケースも、当事者である人に対して密接な関係にある他種による防衛行動が行われたので、見方によっては集団的自衛権の発動とも受け取れるが、飼育下の動物の場合は家族という同じグループに属した関係であることがうかがえるため、実際は個別的自衛権の発動と考えるのが筋だろう。

話が時節柄の話題に逸れたが、生きものにとっての自衛権というのは、その生活様式によって立ち位置が変わる。前述のキジにとって、他のキジがオオタカに襲われようがキツネに食われようが、そんなことは知ったことでない。自分だけ生き残れればそれでオッケーなので、自分の縄張りを守る個別的自衛権は使っても、決して集団的自衛権は使わない。が、後述の例に挙げたアジサシは集団で行動し、敵の侵入を連携して撃退することで、集団的自衛権のメリットを最大限受益していると考えられる。

集団で行動するということの意味を狭義に捉えるか広義に捉えるか、それこそそれは解釈の違いということになるのだが、我々人間は集団で行動する際のルールを話し合いで決めるという習慣がある..ない人達もいるが..ので、そこの手続きを端折ってしまうのはルール違反と言われても仕方ないことだろう。事が大きい話だけに、筋はしっかり通したほうが後腐れないはずだ。

20140702

こうして一部分だけ切り取ると仲睦まじいペアのようだが、写っていないだけで実際は周囲にもう2・3羽いる。こうしてキジ雄は今日も個別的自衛権の行使に余念がない。

カテゴリ:独り言, |タグ:

葉隠れの術

2014/7/1

20140701

本人は隠れたつもり。おそらくかなり自信満々のはず。それが証拠にこの姿勢のまましばらく微動だにせず。でもずーっと追尾していたのですべてお見通しなのさ。

ただ、今日もまた根比べは我々の負けなのであった。ま、ちょっとこっちは急いでたしね。

カテゴリ:|タグ: