いや〜ぁ、何というかホント目つき悪いっすね、この連中。自然界のスカベンジャーとしては同じ立ち位置にいるカラスが、可愛く見えてくるから不思議なもんだ(笑)。それでも上州の山人間が久しぶりに海へ出たもんで、やはり海鳥はいと珍しきかな。
余談だが、この鳥を見てカモメ、と思った人はハズレ。カモメは北極圏に近いところで繁殖して、日本近海には冬鳥として渡来してくる。今この時期に海辺で屯しているこの目つきの悪い連中は、ウミネコ(夏鳥)である。
P900は一応ハイスピード撮影が可能である。ただし、メーカーの製品ページでもそこにはまったく触れていないので、特筆すべき機能ではないし、そもそも仕様を見ればああそうね的なものに過ぎないのはすぐ判る。先日記事に書いたソニーのサイバーショットRX10 IIとそこは一線を画していると言ってよい。
フレームレートは480で4倍、720で2倍となり、ハイスピード感を期待できるのは当然480のほうだが、4Kの影がチラチラしているこの時代に、今更480はねぇよな、というのが普通の感覚であろう。
出掛けに10分程度、軒下のツバメの巣でちょこっと試してみたが、それでも手持ちで超望遠領域のハイスピード撮影ができるのは大したものだ。Web等で資料映像として使うには、まあこんなもんだろうといった感じである。
恐らく2回めの繁殖であろうか。そろそろ巣立ちも近いだろう。
朝のニュースでは午後遅くに雨模様という予報で、県内の平野部では結構な突風被害が出たようだが、赤城高原はちょっとお湿りがあった程度で終わってしまった。近所の農家の落胆ぶりが目に浮かぶようだが、しばらくは不安定な天気が続くらしいので、梅雨らしくはないにしてもまったく雨が降らないということもなさそうだ。
山道を走行中、路上にアカゲラ雌のバードストライク死体を発見した。恐らく道を低空で横切っていたところを運悪く車と衝突したのだろう。まだ流血が生々しかったので、事故はつい今しがた起きたといった感じであった。今は子育ての時期なので、もしかしたら近くの巣穴で腹を空かした雛たちが帰りを待っているかもしれないが、あとは雄親に頑張ってもらうしかない。
これは実際は道路の中程に落ちていたのだが、この後は間違いなく誰かの胃袋に収まることになり、その当事者がまた車にはねられる可能性もあるので、道脇に移動してから撮影している。野生の世界では、誰かの死は誰かの生につながっているのである。
先日のヒバリに続いて鳥を2000mmで撮影。
ホトトギスのシーンは、鳴き声を頼りに樹間からその姿を探し出したが、立ち位置が斜面であることと、爪先立ちというスチル撮影でも悪条件であったため、正視するには厳しい結果になった。
カッコウのシーンは、農作業中に庭先の電線に留まっているところを撮影。先日のヒバリよりは安定して撮れているが、時々手ブレ補正の揺り戻しが起きるため、小刻みに左右に振れることがある。これはP900の手ブレ補正の挙動が原因のようである。
2000mmなどという超の付く焦点距離で安定して動画を撮影するのは、やはり相当無理があるというものだ。
ちなみに撮影者自身が動き回るケースでは、比較的な緩やかなカメラブレに対応するACTIVEモードというのがあるようだが、今のところその機能を使うシチュエーションはない。
コンデジの動画撮影機能は、割りと黎明期の頃から標準装備であったが、それこそオマケ機能の粋を出ておらず、お世辞にも積極的に使おうというレベルのものではなかった。それが何時頃からか、フルHDの解像度(1920×1080)を記録できるようになって、WebやYouTube的にはまったく気にならないレベルになってきているカメラもある。
コンシューマ向けのハイビジョンカメラの歴史は2004年にHDVから始まったが、その頃のビデオカメラに比べれば、今どきのコンデジ動画もそんなに悪いものではない。専用機でないため、音声収録やスチルカメラ然とした操作性による問題はあるものの、メモ代わりに記録すると考えれば必要十分だったりする。
で、ご多分に漏れずP900でも動画の撮影は可能である。センサーはスチルカメラであるため3板ではないが、サイズは1/2.3型なので少し前のコンシューマ向け専用機と同じである。フレームレートも今どきフルHDは当然としても、生意気にも1080/60pで記録できる辺りは、運動会やアクティブな撮影領域もターゲットにしているのだろう。特に本機の特徴である24-2000mmという83倍ズームは、趣味性の高い分野では強力なセールスポイントになっている。
そんなとんがった異端児P900で、フッテージ屋としてはあるまじき行為..意図的に狙わない限り映像素材は三脚が必須..である手持ち撮影を試してみた。特に2000mmを手持ちで撮影するという禁断の行為が、どの程度視聴に耐えるうるか、という点がサンプル映像の主旨である。
まずは畑でさえずるヒバリを2000mmで撮影。犬連れで歩行途中という条件であったが、やはり2000mmの画角を安定的に保持するのは難しい。中央に位置するAFフレームで捉え続けないと、すぐに背景にAFが引っ張られてしまうので、撮影中の意識はどうしてもそこに集中してしまい、かえって画面が小刻みに動くという結果である。
カッコウのカッコー、カッコーという鳴き声はどことなく西洋的な雰囲気がある。3拍子でワルツ的なイメージというか、まあそんな感じ。
実際、昔から日本人はカッコウよりホトトギスを好んできたようで、和歌や俳句に詠まれるのもほとんどホトトギスのほうである。個人的にはホトトギスのトッキョキョカキョクやテッペンカケタカのほうが寂しい感じがする..血を吐くように鳴くと表現されるしね..のだが、意外にも日本人はカッコウの鳴き声をうら寂しいと感じてきたようである。
それは「閑古鳥が鳴く」の閑古鳥が、カッコウに由来するということからも判るというものだ。
シャイなホトトギスと違って陽気でオープンな性格のカッコウ。例のごとく朝も早よから家の前の電線に留まって、カッコウー、カッコーと賑やかである。
夜の静寂に響くホトトギスの「トッキョキョカキョク、特許許可局」という特長ある鳴き声は、聞けば大概の人はああアレねと頷くはずだ。が、姿を見たことあるかと問われれば、それはなかなか難しいかもしれない。
夜に鳴くことが多い鳥だが、昼間鳴かないわけではないので、決して姿が見えないことはないのだが、どうしてどうしてこれが意外に難しい。いわゆる声はすれども姿は見えずをそのまま体現しており、声のする方を凝視してみても、その姿を見つけるのは一筋縄ではいかないのだ。
近くで例の「トッキョキョカキョク、特許許可局」が聞こえたので、音源のする方向を立ち位置を色々変えてみて、ようやく樹間の隙間からその姿を見つけることができた。爪先立ちして撮影しているので2000mmでは歩留まり悪くほとんどブレてしまったが、P900だからこそ何とか押さえることができたカットである。
ホトトギスの足元にメジロが写り込んでいるが、これはメジロのペア..もう1羽はすぐ上にいる..がホトトギスに対しモビングしているところである。もしかしてメジロに托卵か..メジロへの托卵例はまだ無いはず..と色めき立って、すかさずトケンの生態に詳しい写真家のY氏に確認したが、トケン類は鳴いているだけで近くの鳥にモビられるので、必ずしも托卵相手とは限らないとのことだった。
この5月が観測史上最も暑いとか何とか言われているが、畑をやっていて何が一番困るかといえば水不足だ。ここまでカラカラだと日々の水やりが欠かせないのだが、水道代もバカにならないことも含めその手間が結構掛かる。
農作物は、植える時期と肥料の与え方が、その成長度合いに占める割合が高いのだが、それでもやはり基本は水である。特に根付くまでは十分に水を与える必要があり、自家消費分だけ採れればそれでオッケーの猫の額菜園であっても、それはそのまま収穫量に直結するので管理はしっかりしたいところだ。
赤城高原に引っ越してこの方、近所の農家から大量に旬の野菜をもらうため、八百屋で買うことなどすっかり無くなったが、採れたて野菜は少しでも早いほうが美味いのは自明の理なので、家人の趣味もあって自家栽培もやめられないのである。
乾いて土埃が立ちそうな畑でヒバリが朝から騒々しい。ちかくの畦に頻繁に出入りしているので巣があるのだろう。

近所の観光農園が季節営業の終わりということで、イチゴの余り物をもらってきた。さすがにプロが手を掛けて作った売り物だけあって粒が大きく色合いも良く、何より甘いのなんの。うちでも露地物栽培をしているが、ちょっと比べるのが恥ずかしい出来だ(苦笑)。