五郎助奉公
2014/6/22
ゴロスケホーコー、五郎助奉公と夜のしじまを破るようにフクロウが鳴いている。ゴロスケはこのところ雨の日を除けばほぼ毎日にように聞こえる。音源は概ね南側300mほどの沢筋からだが、時に遠くまた近くと常に移動しながら鳴いているようだ。
フクロウが鳴くのはやはり繁殖期、それも初期の頃なので、冬から春先にかけてである。ペアリング期のような鳴き交わしではないので、今この時期に鳴く理由とすれば、巣立ち雛を探していると思われる。
赤城高原は意外にフクロウが多い。朝早くに牧草地脇の杭に止まっていたり、防風林や雑木林の林縁で餌を探す姿を、夜の寄り合いの帰りに見かけたりする。一帯が開けた農耕地であるため、餌となるノネズミの数は相当なもので、それを狩るための適度な防風林の存在も大きい。
家の近くでいくつか樹洞巣は判っているのだが、近年は忙しさにかまけて確認には至っていない。天狗様が一息つけば、4Kを理由に久しぶりにフクロウでも狙ってみるのも面白いかな。
このところ朝と夕方、または宵の口に雨が降る。夕方以降の雨はもう5日連続なのだが、先月の乾季のような乾きに比べれば、畑に良いお湿りなのは確かだ。