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何を想う北のキツネよ。

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すでに日が昇った冬仕舞いの畑を小走りに横切り、農道に姿を現したキツネ。この時間にうろついている個体も珍しいが、この辺りでは見かけない顔である。

残念ながら疥癬にやられているようで、少し野生の覇気が足らない感じであったが、この後はこちらの様子をうかがいつつ、ゆっくりと牧草地の中へと消えていった。

今朝は寝坊して駄犬の散歩催促に促されて出てきたのだが、寝坊は三文の得といったところか。

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家の前のうなったばかりの畑にノウサギの足跡が付いていた。冬の積雪期だと日常的な景色だが、この時期に足跡が残るのは珍しい。

ノウサギは場所によっては数が少なくなっているが、ここ赤城高原ではそういった印象はない。だが、姿を見かけるかと言われればそれはまた別の話で、夜に寄り合いでもあってその行き帰りのヘッドライトの光芒に浮かび上がることもあるが、シカやカモシカほどは頻度は少ない。

以前、トラップカメラを仕掛けて近所の動物の生息状況を調べたことがあるが、その際もノウサギが映ったのは数回程度であった。

なのでこういった足跡でその存在を意識するわけである。ただ、作物が育ち始めると畑でも足跡を見つけるのはなかなか困難なことなので、うなった直後などタイミング次第といったところではある。

20160519

写真手前から奥に向かって小走りに走っていった様子が判る。奥はキツネのものだが、お互いに干渉していないので、キツネが先に歩き、時間差を置いてノウサギが通ったと考えられる。

これが逆の場合、キツネはノウサギの足跡に沿って歩くのである。

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春の嵐

2016/4/7

今日は朝から風雨強し。再び前日とは打って変わった空模様であるが、こう日替わりに目まぐるしく変わるのも、春とはいえ珍しい。

平野部の桜にとっては花散らしとなってしまったが、この冬の利根川水系の積雪量は例年のわずか40%代らしいので、農作業が始まり農業用水が大量に必要となるこれからの時期、少しでも山に雨が降ってくれないと困るというものだ。

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赤城高原の桜はまだつぼみだが、同じ村内でも、沼田と同じ標高だと桜..写真は早咲きの種?ソメイヨシノではない..もかなり咲く気満々である。

20160407b

昨日アップし忘れていたが、昨日の朝もキツネのネズミ待ちが見られた(笑)。

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再びズボッ!

2016/3/31

すっかり親ギツネの狩場と化した近所の牧草地。毎日というわけではないが、3割程度の確率で朝夕の張り込みが当たる。

こちらが草地内に乗り入れた車内にいるのは承知しているようで、怪しい奴と思いつつも害を及ぼすものではないと認識したのか、最近は割と近くでも逃げずにうろつくようになった。

実際の行動の多くは夜間だと思われるが、さすがにm4/3機での動画撮影は光が回らないと辛いので、できれば日の出後がありがたい。

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狩りの方法は至って単純。牧草地内をひたすらウロウロ..することで地面に振動を伝えてネズミが右往左往することを誘発するのだ..しつつ、ネズミの匂いを感じるとしばらく巣穴の前で待つ。

同じような待ち伏せ猟をする猛禽類のノスリやクマタカなどは数時間でも待つ時があるが、イヌの仲間であるキツネはせいぜい待っても15分程度が良いところだ。

少しでも巣穴の付近に動きがあれば、ジャンプ一閃、巣穴に鼻先を突っ込んでネズミを捕らえる。もちろん成功率100%ではないので、空振りしていることも多いが、ネズミの巣穴は近くにいくつもあるので、場所を変えて何回かチャレンジすることが多い。

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ズボッ!

2016/3/18

法面越しに気付いた時にはすでに何かに飛び掛からんばかりの姿勢であった。

カメラを肩から外して構えるのと同時にジャンプ一閃、ズボッっと..音がしたかどうかは判らんがそんな雰囲気(笑)..枯れ草に鼻先を突っ込んで、ネズミをくわえて走り去って行った。

20160318

今年もいつもの資材置き場で子育てしているので、朝夕の時間帯によくキツネを目撃する。

本州で昼の日中にけものを撮るのはなかなかハードル高いが、子育て中のキツネは日中でも獲物を探すので、巣穴さえ判ればそう難しくはない。

何とかこの年度末多忙期をしのげれば、しばらくは楽しませてくれそうだ。

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あの山越えて

2016/1/23
20160123

雪原と化した畑の上にキツネの足跡が残っていた。

キツネがこんな開けた農耕地に出てくる時は、大抵ハタネズミを探している時だ。キツネは嗅覚に優れているので、雪の下にトンネルを掘って移動しているハタネズミを探り当てるために、常にあちこち移動して歩いている。

ノウサギも雪が積もってその痕跡がよく目立つようになった。キツネ同様に夜になると餌を求めて農耕地に出てくる。普段は林縁部など積雪の少ない場所を選んで採餌しているが、風で飛ばされて雪の下から出ている残り物の農作物なども食べるため、時々畑の真ん中まで不用心に出てくることもある。

キツネはノウサギも狙っているが、ハンターとしていかに俊敏と言えど、オープンな場所にいるノウサギを捕らえることは至難の業である。ノウサギはカンジキのように足の指を開いて雪上を駆けることができるが、キツネは犬の仲間なのでどうしてもツボ足になってしまうのだ。

雪の上を駆けられるものと、雪をかき分け進もの。この違いはそのまま捕食される側とする側に当てはまり、言葉以上にその違いは大きい。他の生きものの命を奪って自分の糧にするというのは、やはりそう簡単ではないということだろう。

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20151018

周辺の山々はそれなりに紅葉が進んでおり、子持山も山頂から獅子岩のラインまでは色付いている..実際は見頃は過ぎているとは思うが..のが見て取れる。一昨日には隣家の庭先で冬鳥であるジョウビタキも初認しており、ゆっくりではあるが秋は静かに進行中である。

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ブナがいち早く色づき始め、カツラがその独特の甘い匂いを漂わせている我が家の庭に、真っ昼間から珍客が姿を見せた。

少し前から駄犬が低く静かに唸っているのが聞こえていたのだが、その鳴き方はいつもの人に対したものではなく、夜間に時々耳にするくぐもった声に近い。

家人が外に犬が来ているようだと言うのだが、どうもいつも見かける野良より一回りは小さい感じで、そっとカーテン越しに覗いてみると、そのシルエットからすぐにキツネであることが判った。しかもキツネはデッキの上に上がり込んで、カーテンと窓ガラス1枚のすぐ向こう側に寝そべっているではないか。

どうにかして写真の1枚も抑えたいのだが、如何せん窓のすぐ向こうに寝そべっているため、カーテンを開けることもままならず。しばらく様子を見ていると、唸る犬を横目にデッキを降りて、庭の畑を横切って向かいの家の防風林へと消えていった。

以前、庭の畑で懐中電灯に照らされたタヌキの兄弟を見掛けたり、冬にはノウサギやテンの足跡が玄関前を横切っていたり、側溝内に仕掛けたトラップカメラにアナグマが写ったりと、野生動物の話題には事欠かない我が家周辺だが、用心深いはずのキツネまで敷地の中に入り込んでいるとは思わなかった。

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同じイヌ科の仲間でも、より雑食性の強いタヌキと異なり、キツネが農作物を荒らすことはほとんど無いと言ってよい。キツネの主食はハタネズミなどノネズミ類であり、畦に穴を穿ったり穀類を食い荒らすネズミを捕食してくれるので、農家にとってはどちらかと言えば益獣になる。農業の神でもある稲荷神社の使いが、狛犬の代わりにキツネであることはよく知られたことであろう。

キツネは古来より大神(ニホンオオカミ)などと同様に山神の一種として崇められてきた。そのような意識は、全国各地にキツネにまつわる伝説や口語伝承が残ることからも見て取れる。狐に化かされる的な昔話などはその代表格であり、擬人化することでより人間社会との強い関係性が判るというものだ。

ちなみに群馬には、年老いた翁に化けたキツネが将来起こる吉凶禍福..幸いと災いのこと..を伝え歩く「コウアンギツネ」という妖怪伝説が残っている。

■ホンドキツネ毒殺
http://asianaturevision.com/?p=13583

しかし何を勘違いしているのか、田舎では時々キツネを害獣のように扱ってしまうこともある。これは間違いなく別の生きもの..例えばハクビシンやタヌキ..の何らかの仕業を取り違えているに違いないが、往々にして田舎の因業な輩には、その理屈が通じないのである。いやはや困ったもんだ..

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今年も昨年と同じ資材置き場の隅っこでキツネが子育てをしている。巣穴からの出入りを昨年とは変えていたので、しばらく気が付かなかったが、明るくなるまで親ギツネが頻繁に動き回っているので、まず間違いないだろう。

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ジャンプ!

2015/3/18

昨日の赤城高原は午後に一気に20℃まで上がったため、暖かいを通り越して暑く感じ、今シーズンの屋外活動では初めて手袋を外してシャツ姿になった。それでも周囲を見回すと、未だにダウンを着込んでいる地元のおっさんたちの頑なな姿勢には驚かされる(苦笑)。

極地のエスキモーやイヌイットたちは、−40℃の日が続く中、ある日突然不意に−20℃になったりすると、暑い暑いと毛皮のパーカを脱いでしまうと聞いたことがある。人は環境に慣れそして生かされる生きものなので、感覚としてみればさもありなんという話だ。

その点、祖を同じくするモンゴロイドであっても、日本人は律儀な民族なので暦に従ってしまう傾向がある。旧暦の感覚なら春であっても、桜が咲く前の3月はまだ冬のしっぽくらいに捉えているフシがある。とは言え目の前の景色がまだ白いようではそれもまたさもありなんか。

20150318

キツネも春の暖かさに嬉しく飛び跳ねている..というわけではなく、これはイヌ科の仲間に見られる狩りの瞬間だ。

キツネの主食はネズミなど小動物だが、冬ごもりをしないネズミの仲間は雪面と地面の間にトンネルを掘って移動しているため、その匂いを嗅ぎつけると、タイミングを見計らって上からトンネルを壊し、ネズミを捕らえるのである。

ネズミも時々は雪上に出ることがあり、その穴の周囲で待ち伏せしているケースもあるが、大抵はウロウロ歩き回りながら雪の下に振動を与えて、ネズミたちが逃げ惑うように仕向け、その動きを逆探するような狩りの方法を取るようだ。

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