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何でもござれ

2020/12/13

とある秋の日に森歩きをした時の機材、その2。

iPhone 11 Pro

フジがX-T4にXF10-24mm F4・XF16-55mm F2.8・XF55-200mm F3.5-4.8それにXF50mm F1.0、オリンパスがE-M1XにED300mm F4+MC-14という、15mm超広角から840mm相当の超望遠までのダブルマウント仕様である。

前回のは極端の例で、狙いが特に定まっておらず「秋の景色」的なざっくりとした撮影目的では通常はこんな感じの「何でもござれ」セットが多いかな。

世の中のカメクラ界隈では、広角・標準・望遠の3本のF2.8ズームを大三元と称してこだわるようだが、拙者はF2.8に特に固執はしていない。ネイチャーでは絞るケースがほとんどなので、夜景や星景でも狙わない限りは明るさは二の次である。一応35mm版で言うところの70-200mm F2.8の望遠ズームに当たるXF50-140mm F2.8も持っているが、あれは完全に取材仕事用のレンズである。

とは言え、明るさは二の次としつつも最近はボケ担当でXF50mm F1.0を常備しているけどね。

ちなみにすべてフジで統一する時は、E-M1系とED300mm F4ではなく、XF100-400mm F4.5-5.6とテレコンがその役割を担うことになる。

そしてこのケースもフジのシステム一式はスリング式のショルダーバッグにすべて収まる。ED300mm F4はさすがにこのバッグには入らないが、速射性を求めて常にたすき掛けにして携行しているので、それ自体は特に問題ない。

軽さは正義だw

とある秋の日に森歩きをした時の機材。

iPhone 11 Pro

魚眼から超望遠まで一式と言いたいところだが、フジがX-T4にXF50mm F1.0とXF14mm F2.8、オリンパスがE-M1Mk3にパナライカ100-400とFisheye8mmに30mmマクロという、どちらのマウントも両極端仕様だ。

狙いが決まっているとレンズの選択はシンプルなものである。

異なるマウントでしかも予備機はないのか?と思うかもしれないが、クライアントのいる依頼仕事ではない..創作活動なので仕事ではあるが..ので、そこは利便性が優先。これが依頼仕事なら万全を期して同じメーカーのボディを2つ以上用意するところだ。

どちらかのカメラは常に肩がけなれど、APS-Cとマイクロフォーサーズなので、飲料と三脚含めこれだけの機材がスリング式のショルダーバッグに収まるのがありがたいね。

軽さは正義だw

先日発売されたDJI Mini 2は運用時の機体重量が199gで、いわゆるトイドローンというカテゴリに入る。

同じく199gである先代のMavic Mini含めトイドローンはどこでも自由に勝手に飛ばせると勘違いしている輩が多いが、トイドローンが法的に適用外なのは航空法であって、依然として小型無人機等飛行禁止法の対象にはなるので、そこを理解せずに飛ばすと罰則が課せられる可能性がある。

最初に200gで線が引かれてから5年程度経過して、その間に飛行ドローンはめざましくし進化してきているため、次回の改正では100gまで上限が引き下げられることになっている。

そういう意味で今回のDJI Mini 2の発売は訴求ラインギリギリを攻める事情があったろうが、HUAWEI同様に世界的に中華製デジタルガジェットへの締め付けが厳しくなっていく状況は、今後もさらに広がっていくと思われる。飛行ドローンは兵器にも転用可能で実際にテロ行為にも使われている状況からすれば、そういうこともやむ無しだろうな。

国内の飛行ドローンはもうホビーユースで飛ばすのは敷居が高くる一方で、ソニーが急にドローンビジネスに進出すると表明したのもそういう事情あってのことと推察する。

まあどのみちうちは仕事で飛ばす都合上、包括申請で許可承認を取っているし、主な飛行エリアの所管官庁にも許可申請を受けているので、重さによる航空法の適用云々は関係ない話であるけどね。

iPhone 11 Pro

小型ミラーレスカメラのE-M1 MarkIIIと比べてみるとその小ささは一目瞭然だ。このサイズで4K30Pの空撮映像が記録できるのだから恐れ入る。

元祖折りたたみ式ではMavic Proも十分コンパクトであった。この手の小さいガジェットにデバイスを詰め込むのは日本のお家芸だったはずだが、もはやDJIに太刀打ちするのは厳しいと思わせる製品に仕上がっている。

iPhone 11 Pro

さらにローターを畳むとこのサイズに収まる。下からコントローラ、予備バッテリー収納ケース(3本収納可)、本体。とにかくザックやカメラバッグへの収まりが良く、せいぜい交換レンズ1本程度で、35mm版なら標準ズームよりも小さく軽いぞw

本格的にドローンでの空撮を専門でするわけではなく、あくまでフレーミングやアングルの多様性確保が目的なので、交換レンズ1本分というサイズ感は非常にありがたい。

DJI Mini 2

雪化粧をし始めた初冬の上越国境と奥利根方面を空撮。先日と同じようにこの尾根への取り付きにも1時間半程度を要するため、ミラーレスカメラ含め荷物は軽ければ軽いほど良い。

E-M1Xの最新ファームによってインテリジェントAFに追加された鳥認識AF。機械やエレキの力で実現するなら、わざわざ人が職人技を磨かんでも良いがモットーの拙者としては大歓迎な機能である。

サンプル動画では鳥が枝に止まっていても飛んでいてもしっかり捕捉しているように見えているので、案外使えるのかもと期待を寄せるものの、すぐに試せるような適当な個体はそうなかなか見つからないものだw

オープンな水辺でカモやカモメなどの水鳥や、トビやノスリが帆翔しているシーンなら逆に簡単に撮れて当然と思っているので、確認したいのはよくある込み入った背景や枝被りにどう対応してくれるのかという点だ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS

とりあえずテストなんで適当なカットで恐縮。ちょうど家の周りをエナガの小群が周回していたので、ネコに邪魔されながらもw横着して家の中から狙ってみた。窓は開けて撮っている。

ちゃんと追尾被写体設定を追加された「鳥」に設定したものの、最初は全然鳥を認識しているふうがないので妙だなと調べたところ、AFがただのコンティニュアスAF(C-AF)だとダメで、追尾AF(C-AF+TR)にする必要があった。普段は車とか鉄道とか飛行機を撮ることがなく、インテリジェントAFのお世話になったことが殆どなかったので、これは知らないとちょっとワナっぽいかもw

追尾AFに切り替えてエナガを追いかけてみると、これが面白いようにエナガを見つけ出しては被写体枠..四角い枠が体全体を囲う..が表示され、画面内を動き回るエナガをしっかり追尾して回る。

エナガは時に重力を無視したようなアクロバティックな動きをするので、人の目で見ても鳥と認識しづらい形状になると当然のように諦めるが、再び鳥?と認識できる形状になるとすぐに被写体枠が復帰してくれる。

白い被写体枠が鳥全体を囲んだタイミングでAFを作動させると、エナガの目を中心とした緑枠に切り替わり、そこでシャッターを切ると目にピンが来たカットが撮れる仕組みである。

実は枝被りなどがまったく期待していなかったのだが、手前に枝や葉っぱが被っていてもその後ろのエナガにちゃんとピンが来ているのはちょっと感動。特に目が見えている時の歩留まりはなかなか素晴らしい。

もう少し実践的なシーンで試してみるが、とりあえずうちでのE-M1Xの立場は延命しそうではあるなw

何だか知らない間にE-M1Xの価格が値下げされとるやないか。しかも直近ではE-M1 MarkIIIより安いって何さそれw

E-M1Xは営業的に成功したとはまったく言えないオリンパスのお荷物モデルなので、在庫処分で値下げはやむ無しであろうが、それにしても鳥認識AFなど機能アップがなされた..使い物になるかは未定..というのに、エライ鬼っ子扱いやなw

それならいっそのこと、先般受注が開始されたED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROにオマケで付けるとかするほうが良いんじゃね?と思ったものの、件の百万円レンズは逆に予約が入りすぎて困っているという話。

まあ件の百万円レンズを買う層はE-M1Xは絶対持っているよな、というのも一理あるしねw

FUJIFILM X-T4 / XF50mm F1.0 R WR / Classic Nega.

師走のおらが村で秋の風情を探すのは厳しいが、標高の低い村の中心部付近でなら無理やりなんとか。

もうさすがに残り物にはなんとやらとはいかないが..

先だって「9月に注文入れたのに未だに納品されない国産のメーカー製品」と書いたが、それは9月に発売されたオリンパスのED100-400ISのことである。

ズームレンジが丸かぶりのパナライカ100-400があるので当初はその気はなかったが、気が変わってちょっと試してみるかと注文入れたところ、注文過多で納期未定のままが続いていたのが先週辺りまでの話。

でようやく納期のお知らせが入ったと思ったらなんとこの年末ギリギリとなって、まあすぐに必要なものでもないので気長に待つかと思ったら、キャンセルでも入ったのか突然先日納品されてきた次第。

それでも発売済みで納品に2ヶ月待ちなんてレンズでは初めてのことだが、注文が殺到したのか元々数作ってないのか分からないが、まずは新生オリンパスも取り敢えずホッとしているのではないだろうか。

ま、中身はシ◯マのライトバズーカっぽいので、何となくOEM生産のほうが追いついてなかっただけかもしれないが。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS + MC-20

連休中はプレ大掃除で丸2日unboxingできずに放置していたが、昨晩風呂から上がると月齢8日の半月が天頂付近に差し掛かっていたので、テストには丁度良いとばかりに試し撮り。

スペック的にパナライカ100-400と丸かぶりと書いたが、ED100-400ISはテレコンが使える点が決定的に異なる。パナライカは発売時にまだテレコンが無かったせいか非対応なのである。

ただでさえ35mm版換算で200-800mm相当の超望遠ズームとなるが、テレコンを使うことで1.4倍なら280-1120mm、2倍なら400-1600mmというさらに超の付く超望遠ズームとなるので、面白い使い方ができそうだと考えた次第だ。

ED100-400ISはPRO仕様ではない割とお手頃価格なこともあって、他のPROレンズに比べてややプアな部分がある。例えば手ブレ補正がオリンパスご自慢のIBISとシンクロしないので、メーカー公証で約3段分というやや見劣りする仕様だったりする。

それでも窓枠に寄りかかって姿勢をしっかり保てば、換算1600mmの手持ち撮影もそんなに歩留まり悪くもなく可能であることは分かった。

実際のところ1600mmの手持ち撮影など条件次第なところもあって未知数ではあるが、できるかできないかの差は大きいと言ってよいだろう。

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危うく出る出る詐欺になりかけていたオリンパスの「ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」が、ようやく発売にこぎ着けたようだ。開発発表はE-M1Xと同じくらいの時期だったと思うが、ここに至るまでに相当な紆余曲折があったと推察する。

もしカメラ事業が譲渡されずオリンパス本体に残っていたら、事業自体の縮小は目に見えていたわけで、とても数がさばけそうにない当該レンズは逆に中止になっていた可能性が高く、今回の動きは結果的に身売り話の賜物かもしれない。

正直、生来の望遠野郎としては気になるレンズであるのは間違いないが、何しろお値段百万円を超える代物だからね。その予算を投じるならGFX100がとか、ブラマ12Kがとか考えてしまうので悩ましいw

実売は80万をやや切っているので、CやNそれにSの似たようなハイエンドレンズに比べれば安いものだが、どうしてもオリンパスであることと、マイクロフォーサーズであることが要らぬ心配を生む足かせ的な要因なのか。

ま、一番躊躇する理由はやはり現在進行中のその新生オリンパスの動向なので、今々軽々に手を出すわけにはいかない。新型のセンサーとEVFを積んだE-M1Xの後継機でも発表されていれば検討の余地はあるけどね。

ED150-400mm F4.5 IS PROは、CやNの望遠ズームそれに放送用レンズが実現しているテレコン内蔵型のレンズで、レバー操作で180-500mm F5.6に変化するギミック感満載仕様だ。

このレンズの購買層..国内ならほとんどが鳥屋のアマだろう..からすればどう考えても常に180-500mm F5.6として使うのは目に見えているので、テレコン内蔵なんて言ってしまえばオリの技術力の誇示的な意味合いと、ハイエンドレンズのラインナップの拡充、何より販売価格の底上げ的な目論見が透けて見えているな。

外付けのテレコンだと画質低下の要因のイメージが付いて回るが、内臓式なので画質に影響がない..そこまで含めたレンズ設計ということだ..のは担保されていると見て良いだろう。そういう部分は同社のPROレンズの性能を見ていれば、値段なりの性能であろうことは容易に想像できる。

180-500mm F5.6は35mm版換算で360-1000mm F5.6だが、そこにさらに各テレコンを組み合わせるとMC-14付きで500-1400mm F8、MC-20付きで750-2000mm F11というレンジになって、この仕様こそがオリンパスのマイクロフォーサーズというアドバンテージと言うこともできるので、前述した買うのに躊躇する理由と相反する部分でもあるので、このレンズを欲する購買層のこれまた悩ましい部分だろうか。

尚、個人的にはED300mm F4 PROの系統で、ED500mm F5.6 PROを1.5kgで実売40万くらいならと思っているが、どうだろうね新生オリンパスさん。何ならED600mm F8 PROで1.8kgなんて仕様でも良いかもw

さすがにE-M1Xの後継機はまだその気がないようだが、春頃に事前にアナウンスのあった鳥認識AF対応のファームアップは行われるとのことで、これについては非常に気になっているところだ。

何しろかねてから公言している通りE-M1Xの身の振り方に関わってくる問題なんでねw

サンプル映像だと最初にAIで鳥自体を大まかに認識し、その後のAFオン動作で顔もしくは目にピンが来るような感じである。

自分の使い方に合うのかは実際にフィールドで試さないとまだ何とも言えないが、映像だけ見れば使えそうなレベルにありそうではある。少なくてもキツツキとアオサギ、飛んでいるタンチョウのシーン辺りは無難にこなしているのではないだろうか。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

ツグミもこの冬の越冬個体が定着し始めてきているようで、まとまって行動していた一時よりは数が少なくなってきている。

ただ、まだドライフルーツ的に木の実が得られるようで、なかなか樹冠付近から地面に降りてこないけど。

さて、件のE-M1Xの鳥認識AFが上のような状況で使えるのか気になるね。サンプル映像のキツツキやアオサギは同様に背景があるものの、鳥との間が離れていたり、背景の絵柄自体はそこまで込み入ってないので、現段階では割り引いて見る必要があるかな。

まあ被写体の認識にAIを用いているなら問題ないと思うけども、こればかりは実際に試さないとね。

OMDか

2020/10/1

オリンパスの映像事業を引き継ぐのは「OMデジタルソリューションズ株式会社」となるらしい。

年内はまだオリンパスの完全子会社だが、最終的には日本産業パートナーズが設立した持株会社に譲渡され、年明け2021年よりOMデジタルソリューションズが事業を開始する段取りのようである。

当面は本社機能がオリンパスから出るだけで、製造その他は現在と変わらず..生産拠点は諏訪とベトナムだったはず..ということで、さて今後の展開は引き続き注視したい。

オリンパスというメーカーに特段の思い入れがあるわけでもなく、会社が変わったからといって今手元にある機材が使えなくなるわけでもないので、事業が継続される限りどうでも良い話と言えばそうなんだが、引き続きマイクロフォーサーズの主軸であるのは間違いないので、もうちょっと頑張って欲しいとは思うぞ。

ちなみに早晩「オリンパス」名は使えなくなるらしいので、年明け以降に発売される製品からはオリンパスが無くなる公算だ。OMデジタルソリューションズを略して「OMD」になるのは想像に難くないので、ブランド自体は現在の型番と同じ「OM-D」がそのまま使われるのだろう。

ただ、仮にペンタ部のロゴが「OLYMPUS」から「OMD」に変わるとすると、相当に見栄えが悪いので、ここをどうするのかが当面の課題かw

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今日から10月となって今年も残すところ3ヶ月となったが、新コロナの影響で今年は色々な面で時間の立つのが早く感じたな。

引き続き未だ渦は収まらずなので、この冬どうなるかは見通しが立たず、粛々と推移を見守るしか無い感じだ。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

先日発売されたオリンパスのED100-400mm F5.0-6.3 ISだが、手に入れた周辺の仲間の間でことのほか評判が良い。望遠端の画質は当然ながら、近接性能が高いのでいわゆる望遠マクロとしての使い勝手が素晴らしく良いとのこと。

すでにコンパクトなパナライカ100-400を持っているので、同じレンジを揃えてもと思いつつも、テレコンも使えるとあって正直心が動いている。E-M1系ならカメラ内の深度合成にも対応できるしね。

値段的にそう高いレンズではないので、そんなに良いなら手に入れて使ってみようかと思ったものの、なんと売れすぎて店頭在庫がどこにもないという状況らしい。手に入らないと聞くとこれがまたなかなか複雑な気持ちにw

そう言えばEOS R5も宣伝するだけしておいてまったく入荷の目処が立ってないという話で、新コロナ禍の影響でどこも生産ラインを絞っているということか。

まあED100-400mmはある程度行き届けばそのうち店頭に並ぶと楽観視しているが、R5は下手すれば年内は手に入らないのではないかという悲観論が周辺に漂っている模様。

買うほうもさることながら、売りたいときにモノがないというのは営業的には辛いだろうなぁ..

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

晴れれば日中はまあそこそこ気温が上がるが、朝晩はめっきり涼しい赤城高原である。

山野へ出掛ける際は長袖の出で立ちであるし、秋の虫が鳴く夜は居間着としているジャージが秋冬用に変わり、バーボンのロックがここ数日は芋焼酎のお湯割りになっている。

もう半袖を着ることは来春までないが、お湯割りはさすがに行き過ぎなのでw、またロックに戻るだろうな。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

E-M1X延命か

2020/9/16

最近使ってない筆頭はE-M1Xだ。だってデカイし重いしw

っていうのは半分冗談だが、春先から外ロケの撮影仕事をほとんど受けていないので、その目的で持ち出す機会が減ったのが一番の理由。依頼仕事以外でオリを使う際は、どうしたって小型軽量なE-M1Mk3になるのは仕方ないことだ。

E-M1Xにはインテリジェント被写体認識AFなるものがあるが、車・飛行機・鉄道は被写体にしていないので、個人的にこれはまったく恩恵なし。それ以外、両機でできることはほぼ同じなので、E-M1Xを売り飛ばしてもう1台E-M1Mk3にとはずっと考えていたのだ。

ただ、この冬のファームアップでE-M1Xのインテリジェント被写体認識AFに鳥が追加されるというアナウンスが出ているので、とりあえずそれを待って判断しようというのが現在の状態。

そして先日はなんと、外部出力なれどRAW動画に対応するという公式アナウンスが出てきてちょっとビックリ。外部レコーダーは「ATOMOS NINJA V」という指定で、フォーマットはAppleのProRes RAWとのこと。しかもこれはE-M1Mk3にも対応らしい。

オリ機をバリバリ動画で使う想定は持っていなかったが、マイクロフォーサーズでRAW動画が撮れるようだと、BMPCC 4K以外では初になるかな。恐らくパナのGH6がRAW動画対応となるのは間違いないが、早くても登場は来年だろうから、これはちょっと期待したいな。欲を言えばBRAWにも対応してくれると嬉しいが、さすがにそこまではないかな。

マイクロフォーサーズの動画で何が良いかって、35mm版で問題となる4K/8K動画の発熱による記録時間の抑制がほぼない点だ。センサーサイズが小さいことが逆に良いほうに作用しているのがマイクロフォーサーズの利点なのである。

以前にも書いたが、動体撮影はもうプリ連写(プロキャプチャー)か動画の4K/8K RAWの時代だと考えているので、オリもそこへ向かってくれるのはありがたいね。

ということで、E-M1Xは鳥認識AFとProRes RAW対応待ちとなって、とりあえず年内は延命決定だw

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME

家の近所で巣立ったツバメたちは9月の初め頃には当地を去っていたが、北から南下してきたと思われる個体群が一晩だけ家の周辺でねぐらを取ったようだ。

夕方、マメが妙に窓辺から離れないなと思って庭を眺めると、暗くなり始めた周囲の電線に50羽程度の群れが音符のように留まっているのが見えた。

もちろん翌日の朝には1羽残らず姿を消していたが、これからまだ数回こんなことが繰り返される。秋は渡りの季節なのである。