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どことは言わないが、9月に注文入れたのに未だに納品されない国産のメーカー製品がある傍ら、メーカーのオンラインストアに発表当日に注文入れたら発売日に速攻で配達されてきたメイドイン中華があるこの現実。

もちろん需要と供給の関係があるので一概に供給不足を論じるのは難しい面もあるが、市場で品不足に陥るということはすべからくマーケティングミスというのが大きいので、言ってしまえば失策なのは間違いない。

セールスが売りたいときにモノがないというのは、メーカーとしてもっともあってはならない事態だからね。

モノづくり大国ニッポンの神話が崩れてから久しいが、生産だけにとどまらず、商品企画などマーケティングから流通に至るまで、中国のメーカーにすっかり食われてしまっている分野があちこちに散見されている。

空撮用ドローンはその一つで、もはやDJIに太刀打ちできるメーカーなど国内には存在しないが、近々ソニーがそのドローン市場に進出するというニュースが流れてきてちょっと驚き。

今さらドローンか?と思わなくもないが、どうやらコンシューマ向けではなく、映画業界など付加価値の高い産業用ドローン市場への参入という面が大きいのだろう。

ソニーはaibo(アイボ)などトイロボットの分野に取り組んできた実績はあるが、ドローンは新規事業となる。得意の撮像センサーの技術を生かしてチャレンジしていくのだろうが、果たして後発でどこまでこの市場で通用するのかお手並み拝見と言ったところだ。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

日の出前のビーナスベルトの刹那が終わると同時に、利根の大地に夜明けが訪れる。

DJI Mini 2

先日届いたばかりのDJI Mini 2で、日の出を待って赤城高原フライト。新コロナ禍の影響で業務でドローンは飛ばしていないので、空撮自体久しぶりだ。

DJI Mini 2は200g以下のいわゆるトイドローンなれど、本格的に4K/30Pで空撮できるのが良い。昨年出た先代のMavic Miniに正直グラっと来ていたが、すぐに4K対応モデルが出ると読んでいたので踏みとどまった甲斐があった。

ドローンは物理的にローター回すことで飛ぶプロダクツではあるが、その中身はそれこそソフトウエアの塊なので、実はモノづくりとは言ってもICT分野のソフトウエア開発の要素のほうが大きい。

インプレッションは追々したいと思うが、DJIのUIは洗練されていてよくできていると思う。率直に言って、今の日本のメーカーでここまでソフトウェア的に優れたプロダクツを生み出すのは難しいだろうな。

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