タグ : アナグマ

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冬眠する哺乳類について調べていて、そう言えばアナグマも冬眠するんだったなと。

冬眠することでよく知られているのは同じクマの名を冠するツキノワグマとヒグマがいるが、体型からくる印象からかアナグマをクマの仲間だと思っている人は多い。

分類上、目まで遡れば同じ食肉目に属するが、ツキノワグマやヒグマは独立したクマ科で、アナグマはイタチ科に分類される。つまりクマと名前に付いていても、どちらかと言うとテンやイタチに近い仲間ということになる。

テンやイタチは冬眠せずに冬でも活動するが、アナグマは科の異なるクマ同様に冬眠する辺り、なかなか分類というのはややこしく素人には理解が難しい学問である。

アナグマにしろクマにしろ、冬眠と言ってもヤマネのように仮死状態に入るわけではなく、穴の中でうつらうつらして一冬を過ごす..ただし積極的に採餌活動は行わない..ので、正確には冬の巣篭もりという表現のほうが正しい。

ただ、食生活だけ見るとアナグマはかなりの部分でイノシシと似通っているが、イノシシは冬ごもりをしないので、アナグマのほうがより動物性の餌資源に依存しているということになろうか。

E-M1X / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

林道の奥、150mは離れていたが何かがよたよたと動いているのに気がついた。同じ場所でよくキツネを見かけるのでいつもの個体かと思いつつも、双眼鏡で覗くとアナグマであることが分かった。

こんな時間帯に珍しいと思い、こちらに向かってくるのを期待してその場にしゃがみ込んで姿勢を低くして待機..アナグマは近眼で目が良くない..したが、残念ながら100mほど先で畑脇の防風林へと姿を消した。

目が悪くとも鼻は非常に良いが、こちらに気がついたわけではなく、興味がそっちに向かったというところだろう。もちろん興味とは餌探しであって、大好物のミミズやカブトムシの幼虫などを終日..一般的に活動時間は夜間が多い..探し回っているのである。

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ケモノ道

2020/5/31

先日はこんな日もあるかと言うほどケモノのオンパレードであった。

まずは早朝の峠道でテンの轢死体。そしてその30m先にはアナグマのこれまた轢死体が。異なる種類が同じ場所同じ夜..前日の夕方に通った時には無かったので..に轢かれているのも珍しい。

緩いカーブの途中であったが、谷側が谷戸っぽい水田地帯だったので、アナグマはカエルの卵塊でも食べに来ていた可能性がある。

そしてさらに5kmほど先の同じ県道上にまたまたまアナグマの轢死体が。ここも周囲が水田地帯なので状況は最初のと同じと思われる。

そしてこれにはノスリの若い個体が乗っかって食事中で、すでに内臓は引き裂かれて周囲に結構な血が飛びるほどの凄惨な殺人現場状態w

しかもそのすぐ脇に車を停めて窓を下げても我関せず。すぐに車載のE-M1Mk3とED12-100PROで記録写真を撮ろうとしたが、運悪く対向車がやって来てさすがにノスリも飛んでいってしまった。待っていれば間違いなく戻ってくることは分かっていたが、先を急いでいたのでここは諦めた。

さらに30分ほど進んで一度入った国道から逸れて新道を走っていたところ、進行方向左側をキツネが道脇を走っているのを発見。すぐに山側へ逃げるかと思いきや、なんとそのまま車と50mほど並走したのには驚いた。

とどめはもう目的地に到着間近と言う渓谷沿いの山道で、不意に路上を横切ったイノシシのご家族御一行さま。距離はまだ100mほどあったので余裕があったが、ちょっと前にネットで何頭ものイノシシが次々に道路を横切る映像を観た記憶があったので、さすがに徐行して通り抜けることにw

と言うことで、やたらとケモノ(+猛禽)に出会う道すがらであった。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

辛うじて撮れたのはキツネだけ。

一度は道から逸れて草むらに入ったが、通り越してバックミラーを覗いたら再び出てきて道路を横断していたので、この時は600mm相当で狙った。

まさに一心不乱と言った風情だったので、子どもたちへの餌を探すので忙しかったのだろうな。

小雨模様の中、三脚の前に立ってファインダーを覗いていると、目の隅に何やらモコモコしたものがうごめく気配を感じた。

ふと足元を見下ろすと、そこにいたのは何とアナグマ。しきりに三脚の脚の一本に鼻を寄せ、クンクンと匂いを嗅いでいる。予想だにしない思わぬ珍客に、こちらは身動きもできずに立ち尽くす。そう、時間にすれば10秒ほどだろうか、アナグマは気がすんだのか、匂いをかぐのをやめ、こちらの視線に気がついて顔を上げたため、お互い目が合うことに。

そしてここで再び10秒ほどの沈黙の後、フフンと鼻を鳴らすとスタコラ歩き出し、信じられぬことに何とこちらの股の間を通りぬけ、そのまま森の中へと消えていったのである。アナグマの目が悪いのは知ってはいたが、よくもここまで平然と近づいてくるものだと感心することしきりである。

まあ長いこと山や森をうろついてはいるが、ここまで呑気なアナグマは初めてのことだ。

20130613

そして三脚に寄ってきたのはアナグマだけではない。ジャノメチョウの仲間であるヒカゲチョウが、どんなに追い払っても執拗に集ってきて、雲台周りをしきりに舐めていた。恐らく付着している手汗からミネラルを補給していたのだろう。特に害があるわけでもないので、最後は気が済むまで放っておいた。

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