portfolio

梅雨入り

2021/6/15

関東も先日梅雨入りしたようだ。

ただ、強く降ったところとそうでもないところで明確に分かれているので、昨日今日は直接の梅雨前線によるものではない感じ。

赤城高原も一応降ったには降ったが一時的にパラパラしただけで、遠くで雷が鳴っているが今日も朝から良い天気である。

FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

ということで、今朝は利根川と片品川の河岸段丘に沿って見事な雲海となった。

カテゴリ:, 気象・天体|タグ:,

広く周囲を見渡す景色の中、見下ろす谷の中からヒラヒラと蝶が上がってくるのに気がついた。発見時は米粒程度で背景に溶け込んでいたのに、自分でもよく見つけたものだと思わず自画自賛で関心w

若い頃は誰にも負けないぐらいに思っていた視力も、寄る年波には勝てずすっかりしょぼついている昨今なので、まあそういう意味ではやはり偶然か。

自然が形作る規則性のない景色の中で動き回る生きものを探す行為は根気がいるものだが、そもそもある程度の目と感の良さ必要である。もちろん偶然に頼る部分も否定はしないが、やはり経験に裏打ちされた「この辺にいる」的な感は大事。

実際、この日は久しぶりに入った谷からアプローチした尾根近くからの探索で、なんとなく居そうだと思った辺りで対象の天狗様を発見してるしね。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

谷の中を飛んでいたのは旅をする蝶として知られるアサギマダラ。

ヒマだったので双眼鏡でしばらく追ったところ、ゆっくりではあるが次第に高度が上がって、最後はこちらの立っている尾根より更に高い位置まで上がった。

移動自体が風まかせ的なところもあるので、どこまで本人の意志で飛ぶ高さをコントロールできるのかは不明だが、より遠くまで移動するならやはり高く上る必要はあるだろうね。

カメラに持ち替え、背後に剣ヶ峰が入ったところでパシャ。

カテゴリ:小動物|タグ:

先日も書いたが、若い頃は某C社のEOS-1..特にフィルム機の初代が良い..が好みのデザインだったが、仕事で写真を撮るようになってからカメラは目的で選ぶようになっているので、殊更デザインの良し悪しや好みで選択することはなくなった。

もちろんデザインについては個人的な主観の問題でもあるので、良い悪いではなく好みであるかないかというのは当然ある。

今手元にあるカメラを見ていると、EOS-1のなで肩ジャミラデザインwではなく、ペンタ部が出っ張ったいわゆる一眼レフっぽいテイストのものばかりなので、そういう嗜好であることは否定しない。前述のEOS-1とは対極になるが、同F-1やニコンのF3以前のデザインも好みだ。

最近出たペンタのK3IIIはそういう意味では割と好みのデザインと言える。一眼レフなのでとんがりペンタ部がまさにペンタプリズムの収納場所であり、デザイン性を帯びたものではなく必然の結果だしね。全体的に凝縮感の塊のような雰囲気も良い。

まあ昭和のオヤジ的な見解で言えば、ニコンこそは昔に回帰したデザインのモデルがあっても良いと思う。すでにディスコンだが一応Dfというそれっぽいのはあったが、商業的には成功していないので後継機はない。

ちなみにデザインの好みで選ぶことはないとは書いたが、そうは言っても好みでないカメラを使いたくないという心理は働いていて、その代表格がニコンのZシリーズ。フィルム時代のF一桁機の反動からくるせいか、どこからどう見てもあのデザインはいけ好かないw 特にツルッとしたレンズのデザインはダメだな。

そういう意味ではソニーのαにも同じ匂いを感じていて、随分と二の足を踏んで未だに導入していない。パッと見はキヤノン New F-1のAEファインダー付きにそっくりなんだけどねw

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / ETERNA BLEACH BYPASS

制作中の某Webサイトのサブページに使う予定のイメージカット。趣味をテーマにしたセクションなので、写真趣味をイメージしてカメラを採用してる。

これはテスト撮影..さすがにここに成果物を掲載するわけにはいかない..なので仮にX-T4だが、実際はニコンF2のアイレベルファインダー付きにニッコールの50mm F1.4の組み合わせである。最初はペンタSPの予定だったが、個人的な理由でF2になったのはここだけの話だw

カメラを模したアイコンの多くはレンジファインダー機か、ペンタ部の尖った一眼レフである。前者は間違いなくライカであるが、後者はやはりニコンのF辺りだろう。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

恫喝するIT

2021/6/12

今度新設されるらしいデジタル庁。その準備中のWebサイトには「人に優しいデジタル化」と書かれている。

ところがその担当ワニ大臣は、五輪がらみのアプリ開発事業で「グチグチ言ったら干す」とか「NECには死んでも発注しない」とか、NEC会長名指しで「脅しておけ」と言い放って、これの一体どこ探したら「優しい」などという謳い文句があるのやら。

もはやヤクザと同じ所業と物言いでしかないな。

だいたいだ、iPadを使っているぐらいの理由で「ITに長けた政治家」と持ち上げられて徴用されるなど片腹痛いわ。笑わせんなって話だぞ。

そのワニ野郎も電通出身らしいので、もう昨今の業界事情の分かり味が深すぎてアホらしくなってくる。もうつくづく台湾のIT大臣が羨ましい。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

久しぶりにサンコウチョウの声を聞く。一瞬、森の奥をヒラヒラと長い尾羽が見え隠れしたが、林床がちょっと藪過ぎて足を踏み入れるのに二の足を踏んだ。

見上げると手が届きそうな高さにホウノキが花を開いていたが、基本的に高木なのでなかなかこの距離感でお目にかかることはないかな。

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

バカソーリの掛け声とともに鳴り物入りで始まった大手町の大規模接種センターは早くも閑古鳥が鳴いているという。我先にと予約が賑わったのも最初だけで、今や予約率は20%程度というからロジが問題になる遥か以前の話だな。

予想通りではあるが、ここに来て対象枠を一気に全国に広げると言うから、まさしく何言ってんだコイツらって感じになるのは当然だろう。緊急事態宣言下の東京に全国から接種のために人流を巻き起こすわけで、まさに本末転倒とはこのことである。

だいたい、都内近郊でも足を運ぶことに躊躇する状況にあるのに、ついでならともかく全国から金かけてわざわざ上京してくる65歳以上がいるかよってことに何故考えが至らないのか不思議でならない。

しかも接種は1回では済まないので、同じ種類を打つために2回目もまた交通費掛けて上京してくる必要があるんだぞ。

無能政府がやる気満々でも実際にやれるかどうかまだ未知数ではあるが、もし五輪が開かれれば東京に世界中から数万人規模で人が集まって、かなりの人流が巻き起こるのは分かりきっているわけで、そこを見越せば年齢に関係なく都内在住者..とりわけエッセンシャルワーカーだな..すべてを対象にするほうが合理的に決まっている。

身も蓋もない言い方になるが、そもそも大手町周辺の人全員を対象にするだけでも当初の目的は達せられるはずなのに、本当にこの国の政治家と役人はバカばっかりだ。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Nostalgic Nega.

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / PROVIA

天気が良いので今日は山に行ってくるかな。そろそろ巣立ちの頃合いだしね。

カテゴリ:独り言|タグ:

マメ科のシロツメクサは江戸時代に欧州から持ち込まれた..当時ガラス製品の梱包材に使われていた..外来種だが、今や国内どこででも普通に目にする植物である。

拙者はシロツメクサと聞いてカルピス劇場の「あらいぐまラスカル」の歌を思い出す世代だがw、世間では英名のクローバー(Clover)のほうが通りが良いだろう。

そのシロツメクサの小葉は3枚が基本だが、時々4枚以上の場合もある。探してもなかなか見つからず、珍しいが故に幸運の印されているのがいわゆる四つ葉のクローバーだが、小葉が4枚になるのは5千分の1とか1万分の1と言われていて、4枚以上ともなればその確率はさらに上がることになる。

遺伝的な変異か環境要因によるものか意見が分かれるようだが、見つからない場所では確かになかなか目にすることがないのも事実なので、運良く目にすればラッキーという感覚はわからなくもない。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

その四つ葉のクローバーも、我が家の庭ではそう労せずとも簡単に見つかる。上の写真でもざっと探して8つはすぐに見つけられるはず。

環境要因の面で言えば、月一回草刈りで問答無用に刈られるとか、庭の大半が畑なのでその往来で納付に踏みつけられているとか、考えればそういう辺りに理由がありそうだ。

ということで、我が家であまり幸運を現すものでもなく、どちらかと言えば庭に勝手に自生している面倒な雑草の一つという位置付けに過ぎない。

カテゴリ:花・植物|タグ:

先月からGoogle謹製スマホであるPixel 5が手元にあって色々いじくり回している。

PixelシリーズはAndroidの提供元であるGoogle製なので、言ってみればすべてのプロダクツの見本と言うか指標となるプレーンなモデルということになる。

いわゆる固有種のiPhone(iOS)と違ってAndroidの世界は多様性ありきなので、メーカーやキャリアに亜種が多く、下手すると方言もあったりするので、すべてのモデルを検証するのは不可能。

時々検証用に実機の提供があってその開発期間中は手元にあるのだが、当然作業が終わると返却してしまうので、複数の開発スケジュールが微妙にずれていると面倒。そこで別の理由も重なって今回はNexus7以来の自腹購入となった次第。

ところで、Android10からAndroid UIの代名詞的な戻るボタンやホームボタンが消えていて、まあ何となくiOSっぽいジェスチャーナビゲーションができるようになっていて、今後はその路線に変わることを予感させるが、よくあるフリック操作でメニュー等がスライド表示されるナビと被るのと、そもそもどうにもAndroidっぽくなくて違和感あり。

で、onSupportNavigateUpが残っているのはそこは互換性かと思っていたが、設定で以前同様の3ボタンナビゲーションに戻せることを若手エンジニアのA君から聞いて、オッサンプログラマーは目から鱗が落ちている次第。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Velvia

群馬は二毛作なので田植えは6月から始まる。冬場は休耕している北部の山間では他県同様に5月からというところもあるが、6月に入って始めるところも多く残っている。

カッコウ、ホトトギス、ツツドリが交互に鳴き交わす山間の田んぼ。谷奥からは時々アカショウビンの声が響き、そろそろ梅雨入りしてもいい頃合いだが、関東はまだもう少し先になる感じだ。

カテゴリ:ガジェット, 季節感,

我々プログラマーにとってたった一行のソースコードを直すのに数時間、いや数日掛かることなど日常茶飯事だが、それを映画の爆弾処理で最後に赤と青のどちらの配線を切るかに例えているのを見て、まさにほんそれ、言い得て妙だ。

今どきはアジャイルで作業を進めるので、コーディングの一進一退自体は通常行為だが、稼働中のシステムのバグ取りや機能向上のコード改変に関しては、まさにどっちを切るかの判断を迫られる。

時間を無尽蔵に掛けられればじっくりシミュレーションもできようが、バグの場合は大抵は「時間がない」状況に迫られているので、結構最後は思い切りを求められる。

もちろん望ましくない方、切ってはいけない方を切断してドッカーン!となる修羅場も周囲では時々耳にするがw、まあ何れ笑い事でもなんでも無い明日は我が身とエンジニアなら誰でも思っていることだ。

FUJIFILM GFX100S

ちなみにタイトルに深い意味はない。

いやー、今日は死ぬほど忙しかった。突発的な保守案件だったが契約の範囲外だったので、ちょっと小銭稼ぎにはなったけど。

もう今月は半月働かなくても良いなw

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20

小さなベニシジミを35mm版1200mm相当で望遠マクロ撮影。

カテゴリ:小動物, 独り言|タグ:

黒い巨鳥出現!みたいなニュースがここ数日賑わしていたが、ヘッドラインだけ見て最初はどこかで天狗様の三つ星か?と色めき立った。翼に白い部分があるとか言ってたし。

時期的に営巣谷の中ならありうるし、秋以降であれば生息地以外でも分散過程で可能性は十分あるが、今のこの時期に場所が千葉の房総と聞いてそりゃ無いなと。

まあ映像を観ればもちろん天狗様でないのは一目瞭然だが、体高が1mもある黒い鳥なら三つ星より大きい。

名前をミナミジサイチョウと聞いてサイチョウの仲間だとは分かったが、聞いたことはない名前なものの観た記憶はあるなと思い、アフリカ取材のフィールドノートと写真を漁ったところ、記録があった。

ただ自家製の観察記録データベース..25年もFileMakerで稼働しているw..で検索しても和名ではヒットせず、仕方ないのでポジのスキャン画像..20年以上前なので当然フィルムだ..から画像検索で探しだしたが、当時のフィールドノートも原版のポジも「Southern ground hornbill」と書かれていたのでまあそりゃそうだなとw

撮影場所はケニヤのMasai Mara N.R(マサイマラ国立保護区)で、当時は見かけた生きものは四足でも鳥でも何でも撮っていたので、まあその結果の一つだろうなろうと。

ニュースでは南アフリカの絶滅危惧種的に言っていたが、その情報の出どころは恐らくWikiで、名前に「ミナミ」とあるので最初の記述者が間違えたか適当に書いたかのようだが、実際はアフリカ大陸の南部に分布しているが正しい。確かに数は減らしているようだが。

↑これ書く前に再度Wikiを確認したら生息分布が正しく修正されていた。仕事早いなWikiの編集者w

Canon EOS-1n / EF500mm F4.5L USM / PROVIA / Masai Mara N.R

滞在していた現場を見れば分かるが、食性はサギの仲間とほとんど同じで、同様に湿性環境を好むようなので千葉はまさにうってつけと言った感じ。

正直あまり深い印象はないが、フィールドノートを読み返す限り、ケニヤでもアフリカスイギュウなどと一緒に湿地の近くにいたようである。

千葉の個体は当然ように篭脱けであり、先日無事に捕獲されて飼い主..ペットショップの商品だったようだ..のもとに帰ったそうだが、聞けば逃げ出してから1年半も経つというではないか。

単独個体だったとは言え、あの大きさの鳥が普通に生き延びることが出来ていた千葉の湿性環境..言ってしまえば田んぼだけど..の豊かさが改めてよく分かる一件であったな。

まさに房総のポテンシャル恐るべしだ。