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先週末の au利用者は阿鼻叫喚だな。それほど今回の大規模通信障害の影響は大きい。

電話はともかくも、田舎住まいの拙者でもキャッシュレス化している..それでも現金は常に携行しているぞ..くらいなので、都会で日常をそれに慣らされている人はさぞかし大変だろう。

水道や電気同様にもはや携帯回線はインフラという位置づけなので、こんなIT後進国のニッポンであってもそこに付帯するサービスもすべからく全滅である。例えば気象庁のアメダスもau回線を使っていたようで、この猛暑の折りの重要な気象データが収集できないでいたようだ。

なので携帯回線の障害復旧もスピードの速さを求めらることになるが、今回のauの障害はちょっと遅過ぎだな。

ちなみに拙者はマルチSIM運用者なので、ドコモとauの両刀使いである。電話番号の関係でメインはドコモだが、バックアップを兼ねてauも契約して、常にフェールセーフに努めている。

稀に山間の過疎集落でドコモ回線が取れない地域があって、そういうエリアでも意外にauが入ったりすることもある..その逆もまた真なり..ので、そう言う意味でのバックアップでもある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

梅雨明け後しばらく好天続きだったが、昨日は久しぶりに夕立があって猛暑も一段落である。

台風が近づいているが、西日本では懸念通り早くも水不足のところがあるようなので、恵みの雨となることを期待したいね。

カテゴリ:独り言

うだるような地上の暑さをよそに、尾瀬の池塘ではアカハライモリが涼しそうに泳いでいた。

トカゲ同様に九州以北ではイモリは本種だけなので、一般的にイモリといえば本種のことを指す。和名の漢字表記では「井守」で、この場合の「井」は水田を指す。

アカハラの名の通り腹側に派手な赤い模様があるが、上から見ている限りそれをうかがい知るのは難しい。

止水域を好むので条件が合えば平野部の池や沼地などにも生息している。子供の頃は田んぼにもいたが、農薬の多用など近年はなかなかお目にかかれないず、今や準絶滅危惧に指定されている。

今頃の尾瀬では写真のように池塘で泳いでいるところをよく見かけるが、これは春のカエル合戦と同じで繁殖行動をしているところ。幼生は脚が生えるまで水中で過ごすが、成体になって成熟するまでの数年は森の中など地上で過ごす。

欠損した部位が再生する脊椎動物としてトカゲが有名だが、トカゲの場合は尻尾だけでそれも骨までは再生されない。その点イモリの再生能力は半端じゃなく、尻尾のみならず脚も骨を含め完全に再生できる。

ちなみに似たような姿形で名前の語感もよく似ている生きものにヤモリがいて、よく双方互換で間違われるが、ヤモリは爬虫類でイモリは両性類である。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

意外に知られていないが、イモリは少量ながらフグと同じテトロドトキシンを体内に持っているので、体液に触れた手で口や目に触れるとただでは済まないので要注意だ。子供の頃もイモリだけは触らなかったな。

そんな毒があるからなのか昔から精力剤として重用されていたらしく、千と千尋の神隠しでも小道具としてイモリの黒焼きが使われていた。

ちなみに我が県の観光大使に井森美幸がいるが、イモリとはなんの関係もないし、これはただ言ってみただけw

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下界の暑さを逃れ標高2500mの世界へ。ガスが漂う荒涼とした景色はさながら火星のよう。行ったことないけどw

iPhone 13 mini

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

折しもこの日は伊勢崎が6月としては異例の40℃超えで話題になっていたが、山頂付近は風が強かったせいで寒いのなんの。

フリースジャケットにレインウエアにと持っていた衣類総出で何とかしのいだが、日本列島は南北に長いこと以上に標高差による寒暖差のマジックがスゴイなとまじまじ感じた次第。

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午前中に家の南側の谷筋からサンコウチョウの鳴き声が聞こえてきた。

近年、谷の上流域の杉林で繁殖しているのは判っていたが、以前から当たりをつけている林分からはそこそこ離れているし、何より家の中にいながらツキヒーホシホイホイホイを聞けるとは思わなんだ。

そしてさらに驚いたのはエゾゼミが鳴き始めたこと。例年だと7月後半の梅雨明けしてからなので、梅雨が開けた途端という意味では例年通りではあるが、それでも6月に鳴き出すのは非常に珍しい。

それにその前にまずはヒグラシが先なんだけど、カナカナはまだ音無し。でもこっちもそろそろカナ..

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

路傍ではホタルブクロが見頃。今年はアヤメをあまり見かけなかったが、草刈りし過ぎるのも問題だな。

節電対策でエアコンの設定温度を下げろとか言っている傍から、その舌の根も乾かぬうちに熱中症対策で屋外にいてはならない!と警告してくるのは何とかならんか。

家の中にいれば必然的にエアコンを長時間使うことになるので節電にならん。とは言え熱中症にかかればポイント2000円..しかももらえるのは8月以降だとさw..などまったく割に合わない医療費が掛かるわけで、無能政府の方針が支離滅裂なことがもはや人為的災害と言っても良い。

言っちゃ悪いが東電管内なら東京都内のそれも都市部が積極的に節電すべきで、うちのように普段からエアコンなど使ってない田舎の節電対策など雀の涙にもならんぞ。

何より、どこぞの元アイドル崩れを選挙でトップ当選させるような選択をしているのはその都民なのだから、政府主導のこの人為的災害のツケはそっちで払ってくれって感じだ。

それでもWindows機や外付けハードディスクは使うときだけ電源入れる..さすがにNASまでは切れないが..とか、トリプルモニターの一つは電源を落とすとか、一応それらしいことはしている。

それとメイン機のMacBookはM1になって劇的に省電力になったので、時折ポタ電(ポータブル電源)をUPS替わり..厳密にはUPSではないが..に使っており、節電を目指したわけではないが結果的にそれが節電対策につながっている。

なので電力需給ひっ迫注意報とか出たら、日中はポタ電から給電し、世間的に電力需要の少ない明け方..拙者は朝が早いのよw..にポタ電へ充電するようにしている。

iPhone 13 mini

ということで、早くもネコが床に落ちている季節の到来となったw

カテゴリ:ガジェット, 独り言|タグ:

もう梅雨明け

2022/6/29

6月は梅雨の季節と世間では言うが、実際には7月前半もまだまだ梅雨時。そして関東の梅雨明けと言えば例年なら7月20日前後で、その後半月もすればお盆前に赤城高原には秋風が吹き始める。

それがどうだ。今年はその7月の声を聞く前に梅雨明けしてしまって驚き以外ない。ついこの間までコタツに入っていたこともあるwほど例年にない寒さだったのだから、さすがにこれは異常気象と言われても仕方ないことだ。

その梅雨明け宣言を受けてテレビでいかにもなコメンテータが「今年はゴルフがいっぱいできそう」などと頭の悪そうな感想を言っていたが、能天気にもほどがある。

このところ、どうあっても止まっている原発を動かしたい政府と電力会社がマスゴミを煽って電力逼迫を訴えているが、電力だけでなく水不足が心配されるのは必定。農業用の利水の需要は下がってくる時期ではあるが、これから台風シーズンを迎えるまでは飲料水の確保が懸念される。

このまま雨が降らないなどということはないだろうが、近年多発している都市部でのゲリラ豪雨では下流域に一気に水が増すだけですぐ海に流れ出してしまうので、やはり山間部を中心にジワジワと雨が降るいわゆる梅雨でないと貯水に至らない..台風直撃でも済むが..のである。

日本列島は温暖多湿な環境にあって、全国津々浦々水道が整備されているので、多くの地域で水に困ることが少ないためか、水の重要性に思い当たらない輩はとかく雨を否定する。

が、水はすべての生命の源あることを強く認識すべきで、異常なまでに短い梅雨は憂うべき事態なのである。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / Classic Nega.

農業用の需要が減っていると書いたがそれは水田の話であって、おらが村のような畑での水不足は農家にとって死活問題である。

早々と梅雨明けしてこのまま好天が続くと必然的に畑への散水機会が増えるので、当地では逆に農業用の利水需要は増加する。

カテゴリ:気象・天体

尾瀬の木道上で落とし物を見つけた。いわゆるオトシブミの揺籃ってやつで、この中に数個の卵が産み付けられている。

オトシブミはゾウムシの仲間で、その造形は際立って特徴的である。そして彼らが幼虫のためにこしらえるこの揺籃..卵の保護と同時に餌の提供を兼ねている..の構造もなかなかに複雑。

自分の体より大きい一枚の葉に切れ目を入れ、器用に追って畳んで巻き上げるのである。そして最後に残しておいた中央の葉脈を切って地面に落とすわけだが、普通はそこは落ち葉が堆積したような林床なので見つけるのは一苦労だが、それが今回はたまたま木道上であったためにすぐにそれとわかった。

オトシブミはナラ・クリ・クヌギ、それにハンノキを好むが、尾瀬の場合は湿原だとハンノキということになり、必然的に河畔林内ということで、この揺籃もヨッピ川に沿った河畔林内で見つけた。

落ちていたのは木道の中央付近だったが、朝から人の往来はそこそこあったわりによくも踏まれずに無事だったものだ。

Google Pixel 5

オトシブミの名の由来は「落とし文」から来ていると言われている。

元の落とし文自体は、恋文など人目をはばかる手紙を伝えるべき相手に直接渡さず、それとなくわかるように相手の近くに置いておくことを指すが、オトシブミにはそんなロマンチックな考えは毛頭なく、そもそも目立つことを逆に避けたい意図があるはず。

今回はそれが期待通りに機能しなかったわけだが、彼らも下がどうなっているかいうところまで気を回していないのだろう。

それに場所が河畔林ということもあって、下が川面だった場合でも構わずちょきっと切ってしまうのか気になった。

カテゴリ:小動物|タグ:

8Kの使いみち

2022/6/27

先日GH6を写真も動画も一度に撮れるハイブリッドと書いたところ、今どきのデジタルカメラはどちらもふつうに撮れるじゃないかと言われた。

そう、「ふつう」で良いなら確かにどのメーカーのカメラを使おうとも同じというのは間違ってない。さらに誤解を恐れずに言えば、写真に関して言えばどのメーカーでも大した違いはないというのが個人的な印象。

1億画素だの2000万画素だの画素数の大小こそあれど、ソニーαでなければ撮れないとか、ニコンZだから撮れた的な話は誇大妄想でしかなくw、どんなカメラ使っても目視できるほどの違いなどありはしない。

ただ、動画に関してはアレはできるがコレはできない、できてもアレでなければコレできないなどエクスキューズがありすぎて、現時点でどのメーカーでも同じと言える段階にはない。

そういう意味で、今どきのデジタルカメラがすべて真のハイブリッドカメラとは言えないのである。

いやいやGH6はZ9やα1と違って8K撮れんじゃないかという意見もあろうが、8Kで撮ってもそれをオリジナルで視聴できる環境が一般的ではないので、加工前提のフッテージでない限り8Kの意味など実質的にないと言って良い。

それでも敢えて8Kに意味を見出すのであれば、現在のフルHDに対する4K同様に編集の自由度が高まるということと、動画から切り出す3300万画素の静止画だ。後者は動画記録を連写と捉えて、任意の位置から特定のフレームを取り出すということ。

そしてその場合、目的は静止画である以上はシャッタースピードを高速で切ることになるので、それを動画として使うのは無理だということになる。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Classic Nega.

その8Kが撮れそうなので今のところX-H2を狙っているのだが、その前にX-H2Sのレビューで特に海外のを眺めていると、もしかしてOM-1より物体認識のAF精度が良いのではないかと感じている今日この頃。

前にも書いたがX-H2SだとOM-1とGH6に丸かぶりで、XF150-600も思いの外でかい..というか長い..のでその辺りを理由に踏みとどまっている。

まあ今注文入れても無印H2の登場前にH2Sが手元に来ることはなさそうなので、それも手を出さない言い訳としては十分かw

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:,

観察行為だけなら65mm口径のフィールドスコープとトラベル三脚程度で済むのだが、記録としてムービーを撮影する場合はそうもいかず、その場合は天狗様仕様の超望遠システム一式と大型三脚を荷揚げする必要がある。

若い時は毎日機材背負って天狗谷に張ったブラインドまで通ったこともあったが、今やそんなことは体力的にままならずで、週に2・3日がせいぜいである。

iPhone 13 mini

これが現在の天狗様仕様の標準山装備というか商売道具一式。水やら食料やら簡易ブラインドを兼ねた雨具やらで約15kg程度。もちろんスチル用にいつものマイクロフォーサーズセットも込みで。これにさらに三脚一式の約5kgが加わるw

この季節は林道が開いているので天狗谷近くまで車でアプローチできるから楽だが、残雪期の県北フィールドは延々と雪上歩きを強いられるのでそれがまあなかなか大変。荷物もスノーシューやアイゼンが追加されるし。

さらに谷の入口から観察場所まではいわゆる登山になるのだが、これはもう生息地によって千差万別で、標高差が100m未満で済むところもあれば、500m以上登らないとならない場所もあって、当然後者の場合は一日がかりとなってしまう。

その登りも一部を覗いて登山道ではないのでまったく整備されておらず、特に県南フィールドはところどころ岩場が多いので、うっかりすると帰らずの人になりかねないので最新の注意を払って行動している次第。

カテゴリ:写真・カメラ, 猛禽|タグ:

どちらかと言えば動画機に寄せているGH6の背面モニターは一応バリアングル型..パナではフリーアングルと称している..という位置づけになるが、チルト式としても使用できるスグレモノで、評判の良いS1Hのものを継承している。

可動式の背面モニターがバリアングル式かチルト式かという話は、好みがまっぷたつに分かれるある種の宗教じみた論争になるが、おおよそムービー派は前者でスチル派が後者という分かれ方になるようだ。

最初に使ったチルト式はX-T1だったが、3方向チルトで縦構図にも対応したのはX-T2からで、その頃はチルト派だった。

チルト派はモニターがレンズと同軸にないと不便という意見らしいが、拙者はハイビジョン以前からビデオカメラを使用してきているので、同軸とならないバリアングル式でもそう気にならず、今はその辺はどちらでも良いと思っている。

余談だが、自他共に認めるキヤノン使いだったが拙者がC社に見切りをつけた理由の一つにこの可動式モニターの存在がある。

今でこそEOSも可動式を採用しているが、当時は世界が滅んでも絶対に可動式は採用しないもんねと言わんばかりに、頑なに背面モニターを固定していたC社に嫌気が差したというのがあった。

昔からC社は殿様商売なので、自分たちの考えを使う側に押し付けてくるところがって、それが鼻に付くのである。言い方を変えればC社のカメラはどこか使わされている感があるのだ。

iPhone 13 mini

GH6のチルト式は天狗様仕様の超望遠システムの時にプチ便利。待っている間、楽な姿勢で少し離れて見ていられる。これが以前使っていたGH5やG9のバリアングルだと、横に載せている双眼鏡と干渉して上手く開けないのである。

GH6はバリアングル式に横開きにした場合はEVFと背面モニターは動的に切り替わる..同時表示も可能..が、チルトした場合はEVFは表示されない。どのみちモニター起こしたらEVFは覗きづらくなるので、節電の意味でもそれが合理的である。

ちなみにモニターに映し出されているのは巣立ちした小天狗様。2km少々離れたN谷を見下ろすピーク付近で親天狗を探しているところ。

今週に入ってようやく県内生息ペアのすべての繁殖確認が済んだので、これでしばらく山通いから開放される。

カテゴリ:写真・カメラ, 猛禽|タグ:,