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梅雨に逆戻り

2022/7/20

梅雨前線は一旦は日本列島を離れ、各地で梅雨明け宣言まで出されたはずなのに、まさかまた前線が復活したかのような雨模様に逆戻り。

一度宣言を出しているのでこれは梅雨前線とは呼ばれないようだが、どう見ても前線が再び降りてきたようにしか見えない。

先月の時点では今年の暑い夏は長いのかやれやれと思っていたが、逆にこのまま短い夏で終わる可能性も出てきたな。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

梅雨は本来雨滴る季節なわけだが、戻ってきた前線はさらに勢いの強いこと。先週など久しぶりにおらが村にも大雨洪水警報が出た。

まあうちの近所はどんなに降っても大水とは無縁だが、村内でも河岸段丘の下のほうは気が気じゃないだろう。

カテゴリ:季節感

我々の世代にはオウム真理教と並んで悪名高き統一教会。その昔、少年時代憧れの花の中三トリオの一人が広告塔まがいのことをして驚いたものだ。

高価な壺を売りつける霊感商法が社会問題となって以降、オウム事件のドタバタを挟んでいつの間にか表社会から姿を消していたのだが、先だってのアベ元総理暗殺事件で再び日の目を見ることになろうとはよもやよもやである。

しかもいつの間にか名前を変えて世界中で信者を集め、宗教を隠れ蓑にした金集めではないかという言説は未だ健在ということである。

全財産を巻き上げられた信者家族の身内に私怨で暗殺された元総理は、その統一教会の関連組織で華々しく演説ぶちかまして称賛し、その団体が発行する機関紙の表紙を何度も飾っていることから、どう言い逃れしようとも広告塔の役目を担っていたのは明らかだ。

宗教の自由が認められているので個人的にどんな宗教を信じていようとも構わないが、政治家がそれも党を挙げて悪徳教団の広告塔しているのは、実際に被害者が多数いる限り道義的に問題があるのは自明の理。

それが結果的に箔をつける形になったのは明白なので、殺された理由にされていても何ら不思議はない。それを民主主義への挑戦だの何か裏があるのではないかだのと陰謀輪めいて言い出す辺りも片腹痛い。

にも関わらず某NHKなどいまだに固有名詞を出さずに宗教団体としか報道しないのだからふざけた話である。この点では一切の忖度もしない海外メディアのほうが遠慮なく手厳しい。

Google Pixel 5

しかもここに来てその元総理を神格化しようと画策、メディア挙って連日のようにその功績..があるのかどうかすら怪しいもんであるが..賞賛の嵐で、ついに国葬にするとまで言い出し始めた。

まさかこの令和の時代、いや21世紀になって「リアル20世紀少年」を見ることになろうとは、もはや開いた口が塞がらないぞ。

カテゴリ:独り言

「ニコン、一眼レフカメラ開発から撤退 60年超の歴史に幕」というのは日経のいつもの適当な飛ばし記事で、何を今更って感じである。

とは言えニコン自身が自社発表ではないと報道自体は否定しつつも、一眼レフカメラ開発の撤退自体は否定していないので、まあそういうことで大人の事情なんで察してくれってところか。

そもそもペンタックス(現リコー)以外で一眼レフを主力にしているカメラメーカーは存在せず、マーケットはミラーレスが主戦場の現在において、敢えて「一眼レフの終焉」などと報道するのはいかにも恣意的である。

フィルムカメラからデジタルカメラへと移行し、いまやカメラと言えばデジタル記録が当たり前であるように、そう遠くない未来にミラーレスカメラの「ミラーレス」も取れて無くなる日が来るはずだ。

そもそもミラーがないのにそれを主張すること自体おかしいではないかw

Google Pixel 5

うちのニコン F2 フォトミックは、25年くらい前に田舎のカメラ屋のショーウィンドウに飾ってあったのを中古で手に入れたもの。

生産時期からすればすでに40年以上経過していると思われるが、今でもシャッターを押せばミラーアップされてメカシャッターもきちんと切れるし、モータードライブMD-2も電池を入れればガシャガシャと動作するのはさすが往年のメイドインジャパンだ。

フォトミックファインダーは一応メーターの針は振れるが、さすがに指し示す値が正しいのかは怪しいので、コレクション用途してはアイレベルファインダーが欲しいね。

カテゴリ:写真・カメラ|タグ:

赤い流れ

2022/7/15

鋭くそそり立つ岩峰に赤く染まる流れはまさに日本離れしたといった風情の眺めで、しばし目を奪われる。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

川が赤いのは火山を源にする硫黄成分に由来。実際立ち込める匂いもそれなりで、長時間立ち止まってはならないとあった。

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マミジロ

2022/7/14

全身黒色で名前の通り眉斑にワンポイントの白がよく目立つマミジロ。西日本では旅鳥的な扱いだが、本州中部以北の標高の高い地域では夏鳥で、局地的に分布している印象。

絶滅危惧種にまでは分類されてはいないが、国内で繁殖する個体数は減っていると言われており、見たことがないという鳥屋も結構いるある意味珍しい種である。

個人的には標高の高い山域で活動するせいで時々見かけるのだが、出会う時は大抵は行動中でカメラを手に持っていないので、写真は言うほど撮ってない。

食性や行動は同族のツグミのそれとほぼ一緒。人影でサッと逃げていくというよりは、徐々に距離を空けながら少しずつフェードアウトしく感じなのも大型ツグミ類共通の特徴で、それ故手持ちの写真も後ろ姿ばかりw

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

この時は林内の開けた林床で休憩中、森の中から落ち葉をひっくり返しながら現れた。エゾハルゼミがうるさかったが、カサコソと音がしたので気が付いた。

一旦はすぐ目の前まで来たのでZD12-100で動画撮影したが、パナライカ100-400にレンズ交換しているうちにいつものようにシェーンカムバック状態にw

このエリアではさえずりを聞く機会も多いものの、なかなかその姿を拝ませてはくれない。

カテゴリ:|タグ:

別に節目の意味でもなんでもないのだが、昔書いた記事を探していてふと今年はこのブログを始めて10年経っていることに気が付いた。

正確には昨年が10年目に当たるのだが、散文駄文なれどよくまあ10年もつらつらと続いているものだ。ちなみにその前のココログは約8年続いた。

さらに言えば、最初にWeb上にサイト..いわゆるホームページってやつね..を開設したのが2002年なので、そう考えるとネットに関わり始めて都合20年ということになる。

20年ともなるとそりゃ自分の倅が成人して社会人にもなるわけだなw

よくSNSはやらないのかと聞かれる。以前はこのブログでもコメント欄を開いていたこともあったが、他人の反応に応答するのが面倒極まりないので今のところ個人ではその気はない。基本的に昭和のオッサンなんでリアルな人付き合いでないとなかなかねぇ。

そもそもことさら世間様に認知を得ようなどという承認欲求も持ってないし。

とは言っても仕事柄色々アカウントは持っていて、特に企業アカウントでの発信代行はサイトの保守契約のメニューにあるので、その辺は推して知るべし。もちろんデマを流すようなナンチャラサポーターみたいなのはお断り。

あくまで関係する企業プロモだけよんw

撮影年・機種ともに不明 / 90年代前半はF-1がメイン機だった

さらに最初にネットに繋いだのはいつだったっけ?と記憶をたどってみれば、1992年のMacintosh LC IIで始めたNIFTY-Serveだったと思い当たる。

そんなLC IIは残ってないが、今となってはこんなオーパーツがまだ残っている。

当時はまだインターネットが一般には普及しておらず、NIFTY-ServeはいわゆるPC通信のBBSだった。言われてみれば、そのBBS内のフォーラムにあったFBIRDで知り合った何人かとは未だに繋がっているぞ。

そのPC通信まで遡れば20年ではなくさらに30年ということになって、いやはや何とも隔世の感ありだな(笑) ← 昔はこう書いたなぁw

カテゴリ:独り言

神々の山陵

2022/7/12

先週末より上映している映画「神々の山嶺」は、夢枕獏の長編小説を原作とし谷口ジロー(故人)の作画をもとにしたアニメーションだ。

2016年に岡田准一と阿部寛で実写版が制作されているが、今作は日本ではなく仏制アニメーションという点が意外である。

原作通り時代背景的に我々の世代にはどこか懐かしい雰囲気の情景が描かれているが、アニメーション自体も今どきの、例えば新海誠あたりの作画を観てしまうと古さを感じてしまうものの、それもあって郷愁の雰囲気を受けるのかもしれない。

仏制とは言っても作画が谷口ジローなので、E電や新橋駅前、カセット式の初代ウォークマンにテレカの公衆電話の列など見事なまでに当時のバブル期の東京が描かれていた。ただ一点、セミが鳴き交わす季節に広大な麦畑の中を子供時代の主人公が歩くシーンがあるが、それはいかにもおフランスって感じで、日本の田舎の風景なら青田に稲が揺れてないとね。

未だに欧米人の視点では黄金のジパングを想像するのかと思いつつ、大陸の中華の景色を描かれなかっただけでも良しとせねばなるまいか。

登場する山道具なども時代考証がなされているようで、最近のものではなく当時の意匠で描かれている。主人公が山岳カメラマンなのでカメラも登場するが、ニコンF4と思われる意匠でちゃんとフィルムも描かれていたな。

ちなみに実写版ではキヤノン New F-1が使われていて、あの時は1980年代と勘違いしていた..というか羽生という登山家の全盛期設定が80年初期だった..が、主人公の時代は1990年代初期の話なのでF4で問題はないね。

上映は県内はMOVIX伊勢崎だけだったので、久しぶりにMOVIXへ行ったが、本作の客層がいかにもって感じの山屋風情のおっさんばっかりだったのが特に印象的w

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Classic Nega. / 撮影5月

山に神々が住むという想像は、おいそれと人が近づけないということと、より天に近いからということなんだろう。信仰の修験の地という見立ては日本では珍しいことではない。

そう言えば、文字通り山のドキュメンタリー映画である「アルピニスト」も観たいのだが、都内へ足を延ばさないと上映していないのが残念である。何れこちらWOWOWかNetflix待ちだな。

カテゴリ:, 映画・映像|タグ:

静かな尾瀬

2022/7/11

尾瀬も昔に比べるとだいぶ鳥が減ったなぁという印象。

四半世紀前なら夏の尾瀬はそれこそカッコウとオオジシギがうるさいくらい鳴いていたが、この10年ははるかな尾瀬というより静かな尾瀬と言った様相である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ホオアカ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ノビタキ

以前なら写真のホオアカ、ノビタキ、それにヒバリ、ビンズイも湿原内では至るところで営巣していたが、木道近くで見られるのはわずかである。

尾瀬ヶ原はまだ湿地の印象が強いが、基本的に高層湿原なので徐々に乾燥化が進み、何れは奥日光の戦場ヶ原のように環境が変化していくので、植生の遷移と同時に生きものの種類も変化することになる。

が、そういった自然の摂理よりもやはり鳥の数そのものがこの30年くらいで劇的に減ったな感が強い。

カテゴリ:景勝地, |タグ:, ,

ソーリ暗殺

2022/7/10

選挙終盤のタイミングで、公衆の面前で元総理が暗殺されるとは何ともただならぬ事態なことで。

明治から戦前なら現職総理が暗殺されるというのは珍しいことではなく、そう近代史を遡らずとも政治家が暴漢に襲われるというのは現代でもあったが、ここまで騒がれるのは殺されたのがつい最近までソーリをやっていた現職議員というのが大きいのだろう。

平和ボケの日本では珍しい事件だと倅たちがチャットで感想を漏らしていたが、我々が子供の頃にはまだ赤軍を名乗る極左グループが世間を騒がしており、人質取って立てこもり機動隊とにらみ合ったり、成田闘争も然り、丸の内でビル爆破とか起こしたりと大暴れで、海外でハイジャック事件なんかもやらかしていたのをよく覚えている。

それに今どきの強盗は包丁持ってコンビニに押し入いるのが関の山だが、当時はテレビドラマよろしく猟銃で銀行強盗とかも普通にあったな。

話を戻すが、今回の事件についてすでに犯人の自供で「政治的信条への不満ではない」ことが判っているので、極左の活動家が右翼政治家を襲った的な問題ではなく、単なる宗教がらみの個人的な逆恨みという線が強そうだ。

そしてその噂の「特定の宗教団体」というのが大いに気なるところだが、政教分離を否定しない自民党では何か都合の悪い話でもあるんだろうくらいは穿ったほうが良いな。ま、この続きは文春に..

iPhone 13 mini

庭で勝手に育っている野良いちごはそろそろ終盤で、入れ替わるようにぼちぼちブルーベリーが採れ出した。

ちょっと前にお中元でメロンが届いており、この後はナシとモモのシーズンが続く..実家の周辺は産地なんでね..ので、しばらくはフルーツ三昧である。

カテゴリ:独り言

与党とゆ党がお題目のように唱える防衛費増額。何でも今の倍まで引き上げたいそうで、目指すはGDP比2%の11兆円だそうである。

露がウクライナに侵攻したことを受けてここぞとばかりに声高に叫び出したが、その多くは「いつロシアのような国が攻撃してくるかわからない」みたい論調である。

事実ウクライナは露に攻め込まれているわけだが、現時点でウクライナはNATOに加盟していないし、何より米軍が駐留していない。

そう、日本には日米安保条約があって、国内数カ所に米軍の基地がある。もちろん国民感情として米軍の駐留には賛否があって、しかもその多くの経費を日本が負担してる事実はあるが、世界最強を自他ともに認める米軍の駐留地に戦争を仕掛けてくる国などあるわけない、という考え方は楽観論でもなんでも無く、それが現実というものだ。

ウクライナのように地続き且つ隣国であれば地上からの侵攻も可能だが、レーダー網が整備され周囲を海に囲まれた日本で露がウクライナで行っているような陳腐な戦術は立案すら難しい。

万が一攻め込むとすれば、そこは弾道ミサイル的なものを最悪戦術核を搭載して打ち込んでくるというもはや最凶の想定に至るが、それはその時点で抵抗不可であり、戦闘機や戦車を増やしたところで勝負になどなるわけない。

そうすると敵地攻撃論..普通に考えてこれ先制攻撃だぞ..を持ち出してくるが、仮に相手がロシアとしてそのロシアの弾道ミサイル発射基地に同時に攻撃する能力を保持することなど荒唐無稽としか言いようがないし、そんなことを米とて黙って見ているわけがない。まさに絵に描いた餅で笑止千万である。

話を戻して、その防衛費増額も余裕があればやぶさかではないが、そもそも論として我が国にそんな金があるのかという話。

景気が悪いから消費税を下げろ、いや消費税無くせには財源がない。国を豊かにするには教育は欠かせないので教育費を無償するかもっと支援をしろにはこれまた財源がない。年金支給年齢が上がってしかも金額も減っているのはおかしいにも財源がない。ガソリン単価が高騰しているのでトリガー条項を発動しろにも財源がない。

その財源がない、財源がない、とにかく財源がないビンボーニッポンで、どうして防衛費増額だけ財源が出てくるのかが不思議でならない。

財源が限られているというなら、いつ襲ってくるかわからないものに対処すべくミサイルを装備し維持費を掛けて日夜磨くよりも、将来国を背負って立つ子どもたちに投資をする、基礎研究を後押しし科学力を高めていく、そういった方向性が結果的に国を富ます、国家百年の計になるということになぜ気づかないのか不思議の国のアリスであるぞ。

大体だ、富国強兵的な明治の世のような前時代的な論調は、併せて最近よく耳にする日本の家族のあり方!みたいなカビの生えたような話と一緒で、それいつの時代の話ししてんだって感じ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

ブナ林の林床にひっそりと生えるギンリョウソウ。自身では葉緑素を持たず、特定の菌類とその菌が寄生する植物から養分を得ている。

ギンリョウソウを貶める意図はないが、自分では稼がず国民の税金を好きなようにジャブジャブ湯水の如く浪費する無能な政治や官僚組織とどこなく似ているw

ついでに言うと、ギンリョウソウの種子を広めているのは森に生息するチャバネゴキブリの仲間である。嫌われもののGが仲間を増やすという点でも無能な政治家とよく似ているな..

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