月別アーカイブ : 2022/02

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にしても市場が縮小しているから仕方ない側面もあるが、カメラボディと特にレンズの価格が全体的に高くなっているのは間違いない。

例えば車が若い人に売れなくなったという嘆きをメーカーが公然と口にするが、デフレ貧乏のニッポンで今の車両価格は高すぎる。

バブル当時のハイソカーは300万も出せば高級車だったが、今や倍の600万クラスとなり、普通車でもちょっと上を見るとすぐに300万が見えてくる。

主要先進国の中で30年間平均給与がまったく上がっていないニッポンで、車を買おうなどという若い人がいなくなるのは当たり前だ。

という結果的に自分達で自分達の首を絞めるかのような現象が、何れカメラ業界のそう遠くない未来と被るよなぁというのを、最近のカメラ、特に高級機の価格帯を見ているとヒシヒシと感じる昨今である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

マスゴミが騒ぐと意外に大して降らないと言われているが、都内はその通り事前の予想程は積もらなかったようだ。

我が家の周辺は30cm強と言ったところで、雪かきするほどの積雪量ではなく、お天道様の日光パワーにお任せである。南岸低気圧が降らせた水分量の多い雪なので、もうこの時期は解けるのも早い。

Z9が注文殺到で品不足!とカメクラ界隈にニュースが流れ、ナイコン復活の狼煙か!とそれに続くことに、どこかニッポン凄い!という気持ちの悪いあの妙なアゲアゲ感を感じるぞw

Zヨンニッパもそうだが、そもそも生産台数が少なすぎるだけで、予想を超えた注文が!というのはミスリードも甚だしく、単に販売予測と生産計画の誤りを美化して上塗りしているだけだろう。

ミラーレス市場に本格的に参入してから3年も経ってようやくここまで来た..言っちゃ悪いが7も6も価格の割に手抜きし過ぎ..というのが実際のところなのに、界隈のナイコンへの忖度っぷりは見ていてやや気味が悪い。

ただ、Z9のあの性能で意外に価格を抑えて出してきたのはよく頑張った..見誤っただけかもだけどなw..なとは思う。某C社やソニーなら間違いなく100万越えになっていたに違いない。同程度の金払うならどう贔屓目に見てもR3よりZ9のほうが満足感高いし、α1の80万と比べるとZ9のお買い得感はかなり高いぞ。

これでZ9の登場でαに流れていた相当数のナイコンユーザーに揺り戻しが起きるのは間違いない。この後、F5時代に登場したF100のような普及価格帯にZ9譲りの性能を盛ってこられたら、某C社はともかくソニーにとってはかなり脅威だろう。

もちろん、当のナイコンの生産能力にそんな余裕があればの話だが..

FUJIFILM GFX100S / GF30mmF3.5 R WR / Velvia

今日は予報通り終日雪っぽい。赤城高原ではちょうど朝の7時頃から降り始めた。

北海道や日本海側の大雪そっちのけで、ニュースは今日明日予想される首都圏の混乱ぶりを報じるのに忙しい。

ちょっと前にミコアイサの雄がニュースに取り上げられていたそうだ。

見た目がパンダのような色合いのカモということで、上野動物園の双子パンダや、折しも北京で冬季五輪の真っ最中というのもあろうか。

カモの仲間は今の季節が求愛期に当たるので、雄が飾り羽を含め目立つ羽衣に変わるのにはそんな事情がある。特にミコアイサの雄の変化は抜きん出たものがあるカモw

実際パンダガモの愛称があるのは事実だが、ミコアイサのミコは漢字の巫女を当てており、文字通り巫女の白装束に似ていることから付いた和名だ。

目立つことで雌の気を引くという本来の目的は生きものとして致し方ないところだが、積雪のない地域では水辺で良く目立つので、オオタカなど捕食者にも狙われやすいというデメリットもあるだろう。

ちなみにミコアイサはカルガモやマガモのように植物の根っこや種子も食べるが、主食は魚など水棲生物なので、潜水を得意としており、同じアイサ同のカワアイサやウミアイサと同様によく水に潜る。

本州では冬鳥だが、北海道では一部繁殖している個体も見られる。

なんでミコアイサをネタにしたかというと、SNSでニュースが流れていたというのもあるが、うちのフォレストの検索ワードに入ってきたから。

が、残念ながらミコアイサの素材は少ない。てかそもそも水鳥系は少ないな。もう少し品揃えを考えねばのう、Sさん(ここちょっと業務連絡気味w)

Canon New F-1 / New FD800mm F5.6L / PROVIA 100 / 鳴沢湖

Canon EOS-1n / EF500mm F4.5L / PROVIA 100 / 新潟県瓢湖

ミコアイサは近所の用水池によく浮かんでいるが、手持ちの写真を検索したら最も直近で1995年だった。いくらワシ屋だとしても27年前とは呆れるくらい古いなw

渡鳥としてその生態系には大いに興味があり、実際テーマの一つにしていたこともあるが、個々の種にはそれほど思い入れがないので、水鳥の写真が少ないのはまあ仕方ないか..

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新型コロナ絡みの税金の無駄遣いと言えば、鳴り物入りで登場した接触確認アプリのCOCOAもだ。

立ち上げ当初に有志が集まって一気呵成に開発したまでは良かったが、その後にその運用を引き継いだ国がまるでやる気がなく、更新のテストもろくにせずに放置だったのは既報の通り。

そもそも感染者情報の登録がまったく追いついていない..厚労省の求める入力情報が複雑すぎてダメダメ..ため、実用性はないに等しい。

そしてここに来て「見なし陽性」などという適当すぎるその場しのぎの対策が採られ始め、感染者は事実上の野放し状態となったため、COCOAなどまったく意味をなさないことが確定。

ここでもウン十億の税金がまったくもって無駄の泡と消えてしまったわけで、中長期の視野を持てず、近視眼的に何とかとりあえず目の前の事態をやり過ごせればそれでオケみたいな、政治家と役人の無能さがよくわかるというものだ。

仏作って魂入れずとは正にこのことだな。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

赤城の向こうが白み始め、東の空に明けの明星が輝く頃、遠くでフクロウが鳴きわしているのが聞こえる。

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捨てるなら6千万で済む..それも大金には違いないが..のに、アホのメンツのためにさらに10億もの税金を投入するってとても正気の沙汰ではないな。

バカにつける薬はないと言うが、まさにほんそれ。さらに無能な政治家への極まれりで、官僚も国民も考えることをやめてしまった感じだ。

布マスクなど新型コロナの前では無力に等しいのに、捨てるのは勿体無い、無いよりはマシ的な意見も耳にするが、10億あったら何枚の高機能マスク、何台のPCR検査機を用意できるとわかって言ってんのかって話だぞ。

国税の無駄遣いなど調べりゃ他にも掃いて捨てるほどあろうが、これほど愚かで無駄の極みは聞いたことがない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

と、確定申告の準備をしつつムカつくわけであるが、ゴジュウカラではないがソッポをむきたくもなるw

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道東のオホーツク海沿岸に流氷がやって来て、新コロナ禍とは言えど観光シーズン真っ盛りの中、先月小清水町で回収されたオオワシの死骸からH5型の鳥インフルが検出された。

オオワシから検出されたのは国内では初めてのことだが、すでにクマタカやオジロワシでは例があるので、取り立てて驚くには値しない。

オオワシは国内での繁殖例はなく、冬季に越冬のためにサハリンやカムチャッカから渡ってくる。今の季節に道東を訪れれば数はそれなりに見かけるのでありがたみが薄れる感はあるが、生息地は極東だけに限られており、生息数も少ない世界的に希少種の扱いである。

そんなオオワシやオジロワシを餌で流氷上に集め、観光船で撮影させるツアーが人気だが、鳥インフルが出ているとなると催行自体が危ういものとなるだろう。すでに阿寒のタンチョウでは数年前から警戒が続いており、一部の施設では給餌行為をやめているところもある。

餌資源が不足する時期に給餌で鳥を集めるのはハクチョウ類などで昔から行われきており、度々問題視されているが、希少種の場合は特に注意が必要になろう。

国内では他には九州出水のナベヅル・マナヅルや、意図的な餌付けではないが宮城の伊豆沼周辺に集まるマガンなどの一極集中は、一歩間違えば全滅という事態も十分にありうる。

多くの生きものは繁殖期は単独またはつがい単位で行動するが、特に鳥類が冬は群れる傾向があり、餌があればそれは尚更強まる。そろそろこういった観光目的で生き物を集めるやり方は、見直す時期に来ているのではなかろうか。

Canon EOS-1D MarkIII / EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM

流氷の中を進む観光船。露出補正で明るく仕上げているが、この時はまだ夜明け前。乗船しているのはほとんど海ワシ目当てのカメラマンたち。

この後、適当な沖合で流氷上にスケソウダラの切り身を投げ置いて、オオワシ・オジロワシが集まるのを待つと言う流れで、SNS界隈でよく見かける流氷バックの写真は十中八九この観光船からの撮影だ。

拙者も当時何度か乗船しているが、撮りたかったのは餌に群がる海ワシの姿ではなく、スケソウ漁船団..出漁の時間帯が同じなので並走するシーンを狙えるのだ..とその網からこぼれ落ちる魚のおこぼれを狙う海ワシだった。

もちろん目の前にオオワシやオジロワシが飛んで来れば撮りはするが、あくまで狙っていたのは豊饒の海である根室海峡に集まる海ワシたちであり、羅臼沖の海では漁船の絵は外せなかったからに他ならない。

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仕事場の窓辺で何者かの衝突音がしたので、モニター越しに外に目をやると、チャコールグレーの鳥が裏の庭木に留まるのが目に入った。

この季節は窓辺の木々が葉を落とすため、午後遅くになるとガラス面が反射する関係上、時々鳥がぶつかることがある。いわゆるバードストライクってやつだ。

大抵はヒヨドリかスズメだが、この時はハト大ほどと割と大きめの種類で、衝突音もゴトっというやや重い感じのものだった。

庭木に止まった個体は双眼鏡を覗くまでもなくすぐにハイタカの雌の成鳥とわかったが、どうもカラスに追われて逃げていたらしく、2羽のハシボソがモビングを仕掛けているところであった。

庭の餌台に集まる小鳥を狙って時々ハイタカがやって来るので、この時はただの通り掛かりだったかもわからないが、慌てていたのは確かであろう。

衝突も角度的に斜めだったせいか感じた音ほどは大したことはなかったようで、カラスの攻撃の間隙を縫ってすぐに飛び立ち、カラスを連れ立って隣家の影に消えた。

FUJIFILM GFX100S / GF63mmF2.8 R WR / PROVIA

餌台と言えば、この冬はシメが多い。例年2羽ぐらいなのだが、今年は5羽程度やって来ているようだ。

餌台には常に2羽なのでしばらく気がつかなかったが、裏庭に3羽待機して入れ替わり立ち替わりしているのを知っているw

その分アトリをほとんど見ない。暮れと正月に数羽が来ていたが、その後はぱったり見かけない。

今年は全体的に冬鳥が少ないと言う話もちらほら耳にするが、これから春に向けて増えてくるのかどうか気になるところ。

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今でも動画関係の仕事の依頼が時々入ってくるが、表向きそっち方面はもうだいぶ前から看板を下ろしているので、巡り巡ってっていう感じの案件がほとんどだ。もちろん専門の仕事仲間に高速パス回しだけどw

10年前ならいざ知らず、YouTube含めSNSにでこれだけ個人で動画を流せる時点で、質はともかくも、今や動画も写真なみに誰でもできる分野に成り下がっており、そこを商売のネタにするのはいささか危うい。

拙者が動画仕事を始めた頃はデジタルハイビジョンの黎明期だったので、撮影も編集も特別な領域だったので良い稼ぎになったが、今や撮影など4Kであろうが8Kであろうが特別な行為でもなんでもなく、それなりの機材とちょっとした心得さえ学べば誰が撮っても同じと言って良い。

ちょっと前に知り合いから動画の世界で飯を食うにはどうすれば的なアドバイスを求められたが、そもそも写真と違って動画はそれ単体ではアウトプットとして成立しない。編集あっての動画なのである。

なので動画で飯を食って行きたかったら絶対に編集技術を学んだほうが良く、正直言って撮影しかできない動画カメラマンに生き残る道はない、と言うことを伝えたところ。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mmF4 R OIS WR / Velvia

今朝は再び寒さが戻って氷点下10℃まで下がった。しばらく気温は下がって上がってを繰り返すのだろう。

カテゴリ:映画・映像