白銀の山稜
先日の降雪は予想よりも早くに止んだので、家の周囲は朝のまま15cm程度で収まってくれ、今シーズン最初の除雪作業からは免れた。
ただ県境各地は終日降っていたので、一夜明けてみれば白銀の山稜となっていた。
これで来春まで山は根雪となったようだ。
先日の降雪は予想よりも早くに止んだので、家の周囲は朝のまま15cm程度で収まってくれ、今シーズン最初の除雪作業からは免れた。
ただ県境各地は終日降っていたので、一夜明けてみれば白銀の山稜となっていた。
これで来春まで山は根雪となったようだ。
昨晩から降り始めた降雪は予報通りの本格的な積雪となった。
この前の雨で先月早くに降った雪のアドバンテージはほぼ無くなっていたので、年末を前に県北のスキー場はどこも一安心だろう。
新型コロナではオミクロン株が新たに感染拡大になりそうな気配濃厚ではあるが、まだ世間が騒ぐほどではないので、この年始年末は第六波の前の駆け込み需要となりそうである。
ただ、群馬は東京や大阪を抑えて昨日とうとう感染者数が国内最多..東毛エリアで発生したクラスターだ..を記録しており、魅力的ランキングは最下位争いをしているくせにこんな時ばかり日本一ってどうよ、っていうのが県民としての偽らざる思いだなw
朝の時点で積雪はまだ15cm程度だったが、今日はまだ降り続くようなので、もう少し積み増ししそうである。
そして本日よりヒマワリレストランも開業。早速我が家の居候スズメ軍団で賑わっている模様。
先頃、ニホンリスがベニテングダケなど毒キノコの仲間をよく食べているという論文が発表された。
ベニテングダケと言えば、テングダケほどではないがれっきとした毒キノコである。信州のほうでは塩漬けにして冬季の食用にしているという話を聞いたことがあるが、大量に生食すれば中毒症状になる可能性が高い。そんな毒キノコをリスのような小動物が常食しても問題ないというのだから興味深い話である。
そもそもキノコに毒があるのは、植物の枝や葉に棘があるのと同様に、他の生きものから食べられることを防ぐ意味があるわけだが、自身が動くことのできないキノコや植物にしてみれば、逆に食べてもらうことで他の場所で糞となって胞子や種子が排泄されることで分布を広げられるメリットもあるわけで、その辺のさじ加減の妙が食物連鎖というべきだろうか。
ちなみに種類は不明だがシカもよくキノコを食べているので、同じように毒キノコに対する一定の耐性があるのかもしれない。
うちのサーバー内でリスの写真を探して真っ先にヒットするのがこの写真。
撮影は1984年1月の裏妙義で、チャリで天狗様の撮影に出かけた際に撮ったようで、自身リスを撮影したファーストショットである。
どんよりした冬の天候とあいまって、地形的に昼近くにならないと日が差し込まない谷沿いだったので、相当シャッタースピードは遅かった..多分1/8とかその辺だろう..と思われる。なにしろフィルムはASA64のKRなのだ。
三脚を使っているとはいえ500mmでよくブレずに写っているなぁと感心するも、手ぶれ補正に慣らされた現代の自分にはまず無理だなw
昨年暮れにOMDSのED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROを注文した知人は、先週になって一年越しで納品になったと喜んでいた。
ようやく供給が追いついてきたと言うことは、一年かけて一通り欲しい人の手元には行き渡ったということだろう。
件のレンズの場合は単純に生産能力の都合..熟練工が少ないとのこと..らしいので、昨今の半導体不足とは関係ないようだが、今年発表された新製品のほとんどは部材不足の影響がもろに出ている感じ。
Z 9とR3を注文した仕事仲間が何人かいるが、どちらも予約開始とそれほど間髪入れずに注文入れたにも関わらず、納期は未定のままだと嘆いていた。
今のところR3はメーカーの告知で半年の納期遅延が発表されているが、Z 9はクリスマス発売とあるだけで音沙汰がないので、S氏のもとにナイコンサンタが来るかは未知数のようである。
ここしばらく安定した天候が続いてたが、どうやら今晩あたりの冷え込みでドカっと来そうな雰囲気だ。
ふたご座流星群が話題のようで、火球を写し込んだコンポジット画像がSNSから流れてくる。
その昔、フィルムカメラ時代に知人に連れられ野辺山まで撮りに行ったことがあるが、この季節に夜半に野外に居続けるのは苦行でしかないので、更に歳を撮った今ではとても耐えられそうにないなw
あの時は国道の外気温計が氷点下15℃くらい..彼の地は1400m近くある..まで下がっていたように記憶しているが、持ち込んだ機材の中で、真っ先に死んだのがフルメカニカルのニコンF2で、最後まで動作していたのがキヤノンのEOS-1VとニコンF5だった。
F2はレンズ含め総金属だったので、霜で真っ白になってしまって操作できなくなったのが原因だった。今ならUSB給電できるレンズヒーターが普通に売られているが、当時の経験者たちは懐炉を使っていたな。
流れ星はそれほど興味はないが、明け方に頭上を見上げれば天頂近くに北斗七星。
1億画素、ISO6400の1/5秒で手持ち撮影。ピンはEVF拡大でマニュアルで合わせた。GFX100Sのノイズの少なさには毎度驚かされる。
先日アップした某記事の写真にカモシカが写っているとK君から報告あり。
そう、誰か気付くかなと思って静観していたが、さすがに生きもの屋系の人はよく見ているなぁと。
人ならとても容易には近づけそうにない斜面上の、それでも地形が少し緩やかになった辺りで寝ていたか反芻でもしていたか、という感じ。
こちらには気付いているようだったが、近づけないことは分かった上での行動であろう。
夏頃からSynologyのNASがHDDの状態に警告を表示するようになっていたのには気づいていた。
が、忙しさにかまけて放置していたら先月になっていよいよ重大な問題が的な内容に変わったため、こりゃさすがにまずいなということで、久しぶりにHDDを換装した。
NASに保管している内容はバックアップが別にあるので、万が一飛んでもリカバリーできるが、その辺の作業は面倒なのでトラブルにならないに越したことはない。
HDDの換装は入れ替えるだけで勝手にNASがやってくれるので、その辺りはRAID..正確にはSHRというSynology独自のもの..のありがたさでもある。
換装するには交換前のHDDと同容量かそれ以上が必要になるが、2年前同様に今回も拡張して容量を増やすことにした。前回は6TBを2台だったが、今回は8TBを2台で都合28TB..実際はそこまでは使えないけど..ということなる。
1台ずつ換装して修復したが、すべて終わるのに足掛け丸二日を要した。と言ってもこちらは待っているだけなので手間要らずだけどね。
HDDはコスパ優先でいつもWestern Digitalで、NAS用にはREDを使っている。このシリーズも以前とパッケージが変わったようだ。
それにしても8TBも安くなったもんだ。Seagate辺りなら14000円を切っている。半導体不足で一時よりは単価は上がってはいるが、それでも2年前から比べれば隔世の感ありだ。
南には佐久平と八ヶ岳連峰。
千曲川の河岸段丘を挟むように標高700〜900m前後の高原地形が広がり、冬季の積雪量もさほど多くはない点で、我が赤城高原とよく似ている。
南東方向には関東平野が望め、晴れていれば遠く筑波山も見えている。右側の岩峰群は妙義山。
北側の眼下には四阿山同様に嬬恋村のパッチワークが広がっている。四阿山と違うのは、山麓に鬼押出しと呼ばれる溶岩台地を挟んでいることだ。
北東側、子持山(中央)の向こう側には赤城山と我が赤城高原も見えている。写真左奥は日光白根山、男体山、皇海山などの日光連山である。
そして上信国境ではお馴染みのアルプスも。写真は北アの穂高山〜槍ヶ岳だ。
昨夏の話だが、北極圏ノルウェー領にあるスバールバル諸島で、ホッキョクグマがトナカイを海へ追い込んで捕食するというなかなか貴重なシーンが映像で記録された。
季節移動をするトナカイは川や沼を渡るために泳ぎが上手いことで知られているが、ホッキョクグマは海のクマを意味するUrsus maritimusという学名がつくほどこれまた泳ぎが達者なので、場面が海ともなると結果は推して知るべしである。
通常ホッキョクグマの主な餌はアザラシで、沖合にいるアザラシを捕食するためには海面が凍りつく冬季を待つ必要がある。
基本的に他のクマが持つような雑食性はないため、アザラシを狩ることのできない夏季は絶食して過ごすことが知られていたのだが、昨今の食事事情はかなり変化してきていると研究筋は見ているようだ。
一つは地球温暖化の影響による北極海の海氷の急速な減少が挙げられ、ホッキョクグマが海に出ていられる期間が短くなってきていること。
もう一つは、スバールバル諸島のトナカイの生息数が増えた..1900年代初頭に禁猟となっている..ことで、餌動物としてホッキョクグマの狩りの対象となってきたのではないかということ。
前者は地球温暖化問題ではよく知られた象徴的な事柄だが、後者については我々が知っているホッキョクグマの生態にもかなり地域ごとに差がある可能性を示唆していることになる。
実は見た目とは異なり、ホッキョクグマはヒグマと交雑できるほど近い存在であることが知られている..20万年ぐらい前なので種の分化としては割と最近..ので、本来クマが持つ雑食性が目を覚ましつつある、もしくは今でもその性質はそのままである、ということになるのだろう。
今のまま地球温暖化が進んで局地の氷が減少すると、ホッキョクグマは今世紀中に絶滅すると言われているが、先のスバールバル諸島の例など見ていると、我々が考えている以上に環境に合わせて生活史を順応させていくことも考えられる。
もちろんだからと言ってこのまま地球温暖化を良しとすることにもならないけどね。
県内のスキー場は今週末辺り開かれれるところがボチボチあるようだが、関係者は一昨日から続く雨を恨めしく思っていることだろう。
冬の雨は寒気が入っていれば標高の高い山では雪になるので、普通に考えれば恵みの雨なのであるが、こう暖かい日が続くと迷惑でしかない。