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東京大改竄

2020/7/5

東京の新コロナの感染者数が日々増加の一途を辿っているが、緊急事態宣言が解除されて止まっていた社会活動が再開しているので、その点は取り立てて驚くことではないだろう。

昨日は50人を越えた、今日は100人を越えたと騒いでいるが、恐らくこれからもっと数字は上がると思うぞ。

何とか東京五輪の開催をと政府と緑のおばさんが高をくくっていた頃は、PCR検査を意図的に絞って数字を低く見せていたのは間違いなく、その当時と検査数が上がっている現在時点を比べてもあまり意味はないだろう。

それより緑のおばさんが、感染者数が上がってきた途端に東京アラートの指標を変えてみたり、日々の感染者数の発表時間を妙に早めたり..半日分しか集計しておらず午後の分は翌日に回されているぞ..しているのは、未だに意図的に数字を低く見せようとしているのが見え見えな点が問題だろう。

当初の発表では67人だった7月1日など、その後にこっそりと130人以上と倍の数値に修正されていて、これは東京大改革どころか東京大改竄だぞ。

これを書いている時点で誰が新都知事となるか定かではないが、都知事選が終わればそんな恣意的な数値操作は意味がなくなるので、週明けから一気に発表数値が増えると想像しているがこれいかに?

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / ホタルブクロ

X-T4から背面モニターがそれまでのチルト式から一般的なバリアングル式に変更され、一部のXフォトグラファーからは異論もあるようだ。

X-T3までのフジのチルト式は他社と異なり、縦位置の向きに構えてもモニター起こすことできる3軸構造のギミックで個人的には好みだったのだが、一点、ポジションを低く取ってアングルを上向きにしていくと、EVFの接眼部が邪魔をして構図が見辛くなる..特にX-H1は顕著だ..難点があった。

その点、バリアングル式はレンズとの光軸がずれるものの、そういった問題は起きないので、ローポジション・ローアングルでは有利だ。

手持ちではフジ以外のE-M1系もG9PROもバリアングル式であるし、動画撮影時は基本的に三脚運用なので、慣れの意味もあってバリアングル式に変わった点は特に気にしていない。

カイケン、カイケンとスキあらば連呼し、何がなんでも改憲したいアレ。爺さんの悲願だか何だか知らんが、そんなまったくもって私的な理由で憲法を変えようなんざ10万年早ぇぞ。

そしてその大好きな改憲を先に北のお友達のウラジミールが行うことが、ロシアの国民投票で決まったそうで、さぞかしアレが羨ましがっていると想像w

そのロシアの改憲、新コロナにかこつけて色々と餌巻きをした上で国民の支持を取り付けた形だが、ウラジミールことプーチンの目的は自身の大統領5選を可能とすることだと言われている。が、なんとそこに領土割譲の禁止条項も盛り込まれるとのことで、それはつまり我が国の北方領土交渉の頓挫、いや失敗という事実にほかならない。

外交のアレなどと自画自賛で、地球儀を俯瞰する外交と称して8年間むやみやたらと世界中を飛び回って..国会が嫌いで逃げるための外遊というのがもっぱらの見立てだ..マイルを貯めたことを自慢しているが、一体その外交力とやらでどんな成果を上げたというのか。

北の将軍様のロケット花火は打ち止まず、威勢のよいことを言うだけで拉致被害者は一人も帰らず、西の端の国境付近でのくまのプーさんとの小競り合いはヒートアップするばかり。そして毎日のようにお友達のウラジミールからの領空侵犯は止まず、一番近い隣国とは言った言わないだのやったやらないだのと子供じみた喧嘩ばかり。

挙げ句に国民から吸い上げた税金..というフザけた表現をアレは使っているぞ..をバラまいて花札野郎から高いだけで役に立たない兵器を山のように買わされ、TPP交渉からは逃げられた上に不要なトウモロコシを大量に買わされ、アレは良いやつだとSNSで呟かれて本人はご満悦だが、裏では米軍引き上げるぞとオラオラ脅されて法外な思いやり予算を要求されているという体たらく。

そして極めつけが、地元の山口に呼びつけたウラジミールに美味い飯を税金でおごった挙げ句、北方四島を固有の領土と呼ばないように釘を差され、これまた血税3000億円もの投資という名のたかりの果てが、今回のロシア改憲の領土割譲の禁止条項という屈辱的な仕打ちなのである。

自民党が戦後70年近く粘り強く続けてきた北方領土交渉を、たった8年で終わらせてしまったのがアレ外交だということに、当の自民党内部から誰も何も言わないのは実に不思議で奇妙な話だ。これはもはや外交ではなく害交だな。

改憲議論は虚栄心を持たず国民に対し誠実でウソをつかない他の人に任せて、カイケンはカイケンでもアレはとっと記者会見をして国民への説明責任を果たすべきだ。

もうかなり「真摯で丁寧な説明責任」という名のマイルが貯まっているはずだぞ。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Classic Nega.

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Classic Nega.
FUJIFILM X-T4 / XF16-80mmF4 R OIS WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-T4 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Classic Nega.

先月、近所の森でサンコウチョウの声を久しぶりに聞いて以来、ヒマを見つけては探しに入っているが、仕事の合間の短時間なので成果は上がらず。

先日は下の方から鳴き声が聞こえた気がしているので、南側の深い沢筋ではないかと思い始めている。が、そこは下生えが手入れもされていない藪なので、仮に見つかったとしても樹冠に近いところだろうと推察。

それ以上にヤブ蚊とダニの襲撃がスゴイので、実はそれが躊躇している最大の理由だったりするw

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一時撤退説まで囁かれていたオリンパスだが、ここに来てレンズのロードマップを更新するなどして健在ぶりをアピールしている。

出る出る詐欺ではないかと疑われて久しいED150-400PROもこの冬にはようやく販売される見通しが立ったようだが、それよりF4通しのED8-25PROという超高確率ズームがコンパクトそうでちょっと気になる。

ED150-400PROの方は1.25倍のテレコン..これは内蔵式の専用テレコンなので画質は保証付き?だろう..で常時500mm(35mmフルサイズ換算で1000mm相当)の運用ができそうでなかなか鳥の撮影には便利そうだが、こちらはまあ値段次第だろうな。

また、E-M1Xご自慢のインテリジェント被写体認識AFに、当初のアナウンス通り認識対象が追加になるとのことで、鉄道・飛行機・モータースポーツに次いで鳥というからちょっと驚いた。

まあ次は生きもの系でてっきりイヌとネコだとばかり思っていたが、そこをすっ飛ばして鳥が先になるというのは、現ユーザーを綿密に調査したマーケティングの賜物だろうな。もちろんED150-400PROを売る際のアピールポイントでもあるしね。

インテリジェント被写体認識AFは動体撮影時に有効なことは鉄道で試して実感しているので、鳥も飛翔中の行動を容易に捕捉できるようになることを期待したいところだ。

それとまだ公式でないので事の真偽は不明だが、新会社の社名は新たなものになるが、事業移管後もオリンパスブランドはそのまま使用できるような話も漏れ伝わってきているので、事実ならファンユーザーには喜ばしいことだろう。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

花が咲くのが早い分、結実もそれなりに早いのが桜の仲間だ。写真はヤマザクラの実で、見た目はいわゆるサクランボに似ているが、人が口にするには少々酸っぱくて食用にはイマイチだ。

サクランボは桜桃という実桜の果実のことで、食用に品種改良を重ねた種類である。

ちなみにソメイヨシノも一応は実ができるが、これまた酸っぱくてとても食べられたものではない。

廃プラ問題

2020/7/2

昨日からスーパーやコンビニでのレジ袋が有料化となった。

レジ袋は道端に落ちているのをよく見かけて辟易するが、それら打ち捨てられる廃プラは以前から環境問題やゴミ問題としてやり玉に挙がっていて、それが今回まずはレジ袋がターゲットにされた形だ。

有料化と言ってもせいぜい3円程度の負担なので、廃プラに起因する環境問題など意識の片隅にもない人にとってはほとんど関係ない話だろう。初日なので6割程度はマイバッグ持参という感じだったようだが、時間が立てばせいぜい良くて半分じゃないかな。

マスクしていないことを文句つけるマスク警察のように、マイバッグを携行せずにコンビニ入ったら文句を言うマイバッグ警察とか出てくれば良いのだが、なぜか環境問題絡みになると知ったことか的な態度に落ち着いてしまうのは気に入らんのう。

実はこの廃プラの問題、今回はレジ袋が人身御供にされた形だが、これは目に見えて分かりやすいという理由でターゲットにされていることはセクシー担当大臣の環境省も認めている話だ。

国内の廃プラは年間約900万トン排出されるらしいが、このうち半分の約400万トンが様々な包装資材向けであり、レジ袋はさらにそのうちの20万程度に過ぎないため、やらないよりはやったほうが良いが、決定的な廃プラの減量につながるものではないのである。

それよりスーパーの生鮮品のトレーや包装、コンビニ弁当の容器、ストロー、菓子類など小分けに使われる包等々、論えばきりがないほど世にあふれる過剰包装とも言うべき包装資材をどうにかするほうが、廃プラにまつわる環境問題には効果が高いのは間違いない。

ただ、店頭で販売するもので特に人が口にする食品については、新コロナの影響もあって今となっては逆に過剰包装であるほうが効果的であることは否めず、何ともタイミングの悪い話であるのもまた事実だ。

まだまだコストは掛かるが、近頃では畑のマルチにも使われだした生分解性プラスチックの利用促進など、国がもっと本腰を入れて対策していかないと、社会全体で廃プラの減量につなげるのは一朝一夕とはいかないだろうね。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia

朝から晴れ渡った赤城高原にアキアカネの第一陣がやって来た。昨年は7月3日だったので、まあ平年並みと言ったところである。

来たばかりで警戒心マックスなので、望遠レンズで少しづつ距離を詰めながら狙ってみた。

さて、下界から避暑トンボがやって来たということは、今年の梅雨明けは昨年みたいにちょっと早いのかも。

早いねぇ、ビジネスカレンダー上では今年も後半戦に突入ですか..

などと世間でそんな話をすれば、今年は新コロナの影響が大きいですよねぇみたいな流れになるのだが、個人的にはWeb制作案件がいくつか先送りになった..それに関係して撮影仕事は休業中..ぐらいで、今のところ日常生活で特に大きな影響はないな。

地元はいわゆる田舎の農村地帯であるし、天狗フィールドは奥山だし、世間の自粛ムードなど何のそのと春に裏仕事で出掛けていたエリアも基本的に山の中だったので、何がなんでもの自粛警察や、マスクしてないぐらいで文句を言うマスク警察もいないしね。

先週あたりから自粛を伴う行動制限が解除されて世の中が動き出している感はあるが、我々の表の仕事場は皆もともと自宅兼用なので、世の中がテレワークだのなんだのと騒いでいるのを横目に、こちとら四半世紀もテレワークだぜ!と仕事仲間と別の意味で盛り上がっていたくらいだw

zoomとか急に流行りだして、クライアントからzoom会議に参加できますか?なんて聞かれて、いやいやSlackつながりで新コロナとは関係なく普通に使ってますが何か?って感じである。

そのオンライン会議と言えば、昔からSkypeを使った打ち合わせはうちの業界ではスタンダードだったが、昨日今日zoomをやり始めた連中は妙にWebカメラを使いたがるのが厄介である。

そもそも声が聞こえればいいだけで、画面は資料を共有するのが目的なんだし、別に顔見せしなくても良いじゃんと言ってカメラはいつも切っているが、その辺の感覚の違いはジェネレーションギャップなんだろうなぁと思いつつも、ただ新しいオモチャでやってる感出したいんだろうとも勘ぐってみたり。

Webカメラと言えば、シグマのfpを皮切りにミラーレス一眼をWebカメラ代わりにして高画質でオンライン会議!っていうのがトレンドになっているようで、キヤノンとフジ辺りも後追いしているが、小綺麗に着飾った若い子どうしならともかく、やれたオッサンの顔を高画質で眺めてそれ誰に得あんねんw

そう言えば、そんなジェネレーションギャップ以上に笑えるのが、オンライン会議にまで古き社会構造と悪しき商習慣を持ち込もうとする連中の存在で、ログイン順に画面の上から参加者が並ぶという至極当たり前の仕様..米のサービスなので考え方が合理的なのだよ..なのに、立場のエライ順に上から並べろとか言い出すというから、思わずアホか!って突っ込みたくなる。

オンライン上のサイバー空間に上座も下座もねぇんだよ、って草薙素子なら言うかもねw

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Classic Nega.

ずーっとシモツケソウだと勘違していたが、これはただのシモツケだそうで、似て非なるものらしい。前者は日本固有種で生息地も限られているらしいが、本種はまあ山野草としては普通みたい。

とは言えこの赤い野草が花を付け始めると、高原の梅雨も後半戦といったところだ。

カテゴリ:独り言, 花・植物|タグ:

有事にまったく使い物にならないことが判明して、危うく巨額の税金を無駄にするところだったハリボテまがいのイージス・アショア。

てっきり諦めたのかと思ったら、舌の根も乾かぬうちに今度は敵基地攻撃能力の保有を検討するとかアレが言い出しぞ。憲法9条を護ろうなんて話、そのまま素通りする気満々だな。

新コロナ対策すら満足に実行できない無能無責任を絵に書いたような今の政府に、「相手に日本への攻撃の意志が認められる」「今だミサイルいてまえ!」などという映画の主人公のような緊張感みなぎる判断ができるとは到底思えないな。

どうせまた選挙向けに支持者に対するやってる感演出と、花札野郎から新たな高い飛び道具を買わされる前触れなんだろう。

しかし、仮に相手がブラフだけだった場合に当該の基地を攻撃してしまったら、それは先制攻撃となって国際法違反になるんじゃねぇの?国際法違反で揉めるぐらいで済めばまだマシだが、普通に考えればそれは戦争状態、まさにリメンバー・パールハーバーに他ならないぞ。

新コロナの第二波襲来と、これから来るであろう未曾有の経済危機への備えこそ何よりも優先すべきなのに、敵基地攻撃能力とか何とか気が狂っているとしか思えんな、この国の政府は。

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Classic Nega.

予報通り晴れたのは昨日だけで今日はまた雨模様。

どのみち月末でそれどころではないので天気はどうでも良いのだが、昨日午後に見た天狗様の動きが気になって仕方がない。

週間天気予報だと2日にチャンスがありそうな雰囲気あるけど、うーんここはいっちょいてまうか..

カテゴリ:季節感, 独り言

梅雨の晴れ間

2020/6/29

今月は良い天気に天狗フィールドへ出撃できていないので、週は明けたがまだ月末前日という理屈を押し通してw、朝から隣接ペアを2ヶ所ばかりハシゴしてきた。

午前中の谷はスマホ圏外なので色々根回しが必要という危うさもあったが、着いてすぐ観察機材を整える間もなく割とすんなりと目的を達したので、小一時間ほど観察の後に二つ目の山域に移動できた。

iPhone 11 Pro

午後は雲が湧いてきたが、梅雨の晴れ間の日差しは変わらず強く、今シーズン初の日傘を用意した。

カテゴリ:季節感

先日、オリンパスへの鎮魂を込めて..いや、その言い方縁起悪ぃってばよw..E-M1Mk3とパナライカVARIO-ELMAR100-400の組み合わせを紹介したが、天狗フィールドへ出張っていく時のお供はやはりこの組み合わせが多い。

林道脇など車輌から離れることがない場合はE-M1XとED300PROだが、観察機材一式を背負って歩行による移動や登山を強いられる場合は、収納性の高さから前述の組み合わせに落ち着く。

E-M1Mk3を入手する前はボディは超望遠コリメート兼用のパナ機..G9 PROやGH5など..だったが、レンズに関しては不動のセットである。

iPhone 11 Pro

セットというのは写真の組み合わせのことで、標準域は以前はパナライカのVARIO-ELMARIT12-60だったこともあったが、現在はED12-100PROに落ち着いている。

この2本だけで35mm換算にして24〜800mmを間断なくカバーでき、しかもE-M1Mk3なら必要とあれば手持ちハイレゾショットで5000万画素でも記録できるのは便利この上ない。

しかもサコッシュ的なカメラバッグに同時に収納できてしまうので、フラットな地形なら体の前に下げていつでも取り出せるようにしておいたり、登攀で両手を使わなければならない時はバックパックの上部に仕舞っておける。

たった25cm×15cm×12cm程度のスペースに上記2本のレンズとボディを収めることができる..どちらのレンズを装着しておいてもOK..のは、まさにマイクロフォーサーズの真骨頂だろう。

ソニーのα7系は35mmフルサイズながら小型であることを喧伝しているが、レンズをみればどれもこれも巨大で重く、システムでみればとても小型と言える代物ではない。一応、α6000系でAPS-Cもラインナップしているが、後述するキヤノン同様にそこに本気度が感じられない。

ナイコンはZマウントになってもAPS-C..DXとか言っているアレね..を続けるようだが、マウントは35mmフルサイズと共用であるため、どう考えても無駄にでかいレンズを使い回すことになろう。それに企業体力を考えても、もはやニコワンのような小型軽量なシステムなど望むべくもない。

キヤノンはEF-MでAPS-C専用マウントのレンズを用意しているが、RFマウントとのヒエラルキーが邪魔をして、レンズシステムがどうしても「それなり」のものしかラインナップしていないし、恐らくその営業戦略は今後も変わらないだろう。

当たり前だが写真はレンズも含めたシステムで撮るものである。ということで、ボディをどんなに小さくして「小型」を謳ってみても、マウント径を広げた結果巨大で重くなったレンズを使わなければ良質な画像が得られないのでは、本末転倒と言っても良い。

以前に35mmフルサイズのオススメはLマウントアライアンスのパナSシリーズと書いたが、では個人的に使うかと聞かれれば、ボディもレンズも妥協することなく巨大なその姿を目の前にすると、さすがにそこは躊躇するw

iPhone 11 Pro

というようなもっともらしい理屈はさておき、歳をとって体力が落ちたため、あまり大きく重いものを持ち歩きたくないというのが本音w

昔はそれこそLoweproのプロトレッカーにEOS-1付きのゴーヨンやロクヨン、F5付きのヨンニッパロクヨンを入れて、アラスカのバックカントリーなど道なき道を歩いていたこともあるが、もはやそれは過去の栄光?という思い出の世界となったw

その点、富士フイルムのXシリーズとオリンパス・パナソニックのマイクロフォーサーズシステムは、それぞれ規格に沿って最適化された専用設計であるため、システムとして無駄なく小型軽量であることが良い。画質も前述の各社35mmフルサイズと何ら遜色はない。

上の写真は歩きまわりながら撮影する際の機材セットの一例で、左がフジのXシリーズ、右がマイクロフォーサーズの場合である。

フジはバッテリーグリップ付きX-H1にXF14mm・XF18mm・XF35mm・XF60mmマクロ・XF90mm、マイクロフォーサーズはオリンパスのE-M1Mk3にED8mm Fisheye PRO・ED12-100 PRO・ED30mmマクロ、パナライカのVARIO-ELMARIT 8-18mm・同100-400mmである。

写真のカメラバッグはPeakDesignのスリング式のショルダーバッグで、フジなら21mm〜135mmの明るい単焦点レンズを5本、マイクロフォーサーズなら16mm対角魚眼から800mm超望遠までを、容量わずか10L程度のコンパクトなバッグに収納して携行できるのである。

EでもZでもRFでもLでも、35mmフルサイズで同じ焦点距離のレンズ群を一つのバッグで携行することを考えてみれば、これがどれだけ凄いことかお分かりだろう。

オリンパスから引き継がれる映像事業の動向は気になるところだが、さすがに今使っているカメラやレンズがすぐに使えなくなったり陳腐化したりするわけでもない。

仮に後継企業が事業継続に失敗して撤退になったとしても、工業製品としてその後数年のメンテナンスは担保されるはずなので、さほど問題はないだろう。

E-M1系ボディの素晴らしさに気が付いたのは遅まきながら昨年のE-M1Xからだが、レンズシステムはマイクロフォーサーズ規格なので、いざとなればパナもあるので何とかなるかと個人的には楽観視している。

そもそもうちにあるマイクロフォーサーズマウントは動画目的にパナを使っていたからに他ならずで、オリンパス機を使うようになってから手に入れたのは対角魚眼のED8mm Fisheyeのみである。

と言いつつ、そのパナも色気出して35mmフルサイズのLマウント機にも手を広げているので、実はパナのほうが先にマイクロフォーサーズから撤退するのではないかと思っていたのは否定しないw

マイクロフォーサーズの良いところはとにかくシステム全体がコンパクトに収まる点にあり、季節に天候それに昼夜を問わず野外で活動する生きものクラスター系カメラマンにとって他に選択肢のない唯一無二のシステムである。

営業戦略上お荷物になるようならE-M1Xは取り敢えず無かったことにしてもらっても結構なのでw、引き続きその方面への訴求というか配慮は怠らずに事業継続して行って欲しいぞ。

iPhone 11 Pro

E-M1Mk3とパナライカVARIO-ELMAR100-400の組み合わせは、生きもの系カメラマンにとってパナとオリのコラボの極みの一つで、それはつまりマイクロフォーサーズならではの賜物と言って良い。

800mm相当(35mmフルサイズ換算)までのズームレンズを装着したカメラを、ショルダー型のカメラバッグにこの状態で収納できるサイズ感は奇跡に近い組み合わせだ。

しかも同時にED12-100など標準ズームを装着したE-M1Xクラスのカメラをもう一セット収納でき、24mmから800mmまでを同時に肩がけで可搬できるそのコンパクトさたるや、まさにいわばwマイクロフォーサーズさまさまである。

ちなみに当該セットだと、Peak DesignのCaptureを使ってカメラバッグの脇に吊るすことも可能(写真右)。バックパックの時はセオリー通り左側のショルダーハーネスで胸元の位置に下げている。