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ヨンニッパ

2018/7/16

ソニーからCP+でモックアップ発表のあった、Eマウント版400mm F2.8、通称ヨンニッパの発売がアナウンスされた。モックアップの時点で軽量であることが示唆されていたが、いざ蓋を開けてみれば何と2.8kgという軽量なのには驚いた。

ヨンニッパと言えばスポーツ報道の定番レンズであり、今でもC社とナイコンの独壇場である。他社でも作って作れないレンズではないと思うが、主たる顧客が報道系とくれば、ボディ側がそれ相応の性能と頑強さを要求されるため、なかなかその2社以外からは聞かれないレンズである。

現行のC社とナイコンのヨンニッパが3.8kgと昔に比べたら軽量なのだが、それを更に1kgも下回るというのは、一体どんな魔法を使ったものか興味津々だ。パッと見でレンズ構成が先の2社とは大きく異なるのが判るが、老舗メーカーには思いもつかない方法を見つけ出したということなのだろう。

もともとソニーはビデオカムコーダーの市場ではパナと並んでプロ御用達のメーカーであるが、当然スチルの市場でもそこを狙ってきており、プロシューマー分野への足がかりとしてスポーツ報道への対応は必須条件である。

東京五輪を2020年に控え悲願のプロスポーツ分野への参入を目指すソニーにとって、昨年発表しているミラーレスのα9に引き続き、超軽量ヨンニッパはまさに渾身の一撃と言えるだろう。

しかし、160万という値段もまた最近のソニーの強気の姿勢が前面に出ている。既存のC社とナイコンより高い設定で果たして市場で受け入れられるのかどうか疑問ではあったが、早くも受注生産待ちが発生しているようで、どうやらその点は大きなお世話のようである。

Nikon F5 + AF-S Nikkor ED 400mm F2.8D / Canon IXY DIGITAL 200

もうかれこれ17年以上前の話だが、まだフィルムカメラ全盛期にC社EOSと併用する形でナイコンを使っていたことがあり、長玉系はロクヨンと一緒にヨンニッパも使っていた。

当時のC社とナイコンのヨンニッパはどちらも優に6kgを超える超弩級だったのだが、AF-S Nikkor ED 400mm F2.8DはAF-S化されると同時に胴筐がカーボンコンポジット製で登場、重量4.8kgは当時としては驚きの軽量だったのである。

ヨンニッパは元々は森の中や薄暮に活動する生きものを撮る目的で使っていたのだが、鳥を撮るには400mmは少々焦点距離が足らないので、常時1.4倍のテレコンバーターを噛ましていた。余談だが、ナイコンのテレコンは1.4倍も2倍も非常に優秀で、光が十分に回っている中ではテレコン装着をまったく感じさせない解像力だったのを今でもよく覚えている。

ちなみに2枚目の写真のバックパックに載っているのは、サブ機のNikon F4 + AF-S Nikkor ED 300mm F4Dである。このサンヨンがナイコン初の超音波モーター搭載レンズ..いわゆるAF-Sの始まり..だったと記憶しているが、このレンズもまたカミソリの如き切れ味のする描写力だった。

しかしまあ何れも時代を感じさせる懐かしい機材だ。撮影に使ったコンデジもIXYの200だしw

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