月別アーカイブ : 2019/05

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残雪山行

2019/5/11

一昨日は今シーズン最初の山行調査。久しぶりに観察機材と撮影機材をがっつり背負って高山へ。

登坂中は大汗かいてシャツ一枚だったが、稜線に上がってしまうと今度は鼻水垂らしての観察となった。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / ETERNA

ややモヤっていたので遠望はイマイチであったが、目的は目線より低いところなので問題なし。

それでもここからの遠望は最高。ただ、そこまで見せると判る人には場所がすぐ判ってしまうので、お見せできないのは残念w

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昨日は久しぶりに奥山の高い稜線部に上がって鼻水垂らしながら谷底を見下ろしていたのに、今日は急遽お江戸上京を余儀なくされ、都内某所で汗をかきかき新元号対応で終日カンヅメ。

地元では伊勢崎で一気に30℃の真夏日だったとかで、どおりで暑かったわけだ..

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA

最近、風景、特に山を遠望から撮る場合に、3:2ではなく16:9のアスペクト比に凝っている。後からトリミングするのではなく、撮影時に16:9で切り取るのがミソ。

一番の理由は安定したフレーミングであるというのがあるが、前後して動画を抑えている場合は特にその傾向が強い。

フイルムからデジタルに移行した時期と、ハイビジョンカメラで動画撮影を始めた時期がちょうど重なるため、何となく16:9でのフレーミングが染み付いているようだ。

プリントを想定すると上下に無駄な余白が生まれてしまう難点はあるが、中望遠辺りの焦点距離でも広がりのあるフレーミングになるので、Webページのヘッダー画像などで結構使いである。

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桜散る

2019/5/9

今年のキビタキだが、桜の近くに縄張りを構える個体がいたので、桜に留まる絵を想定して毎朝楽しみにしていたが、結局満開のうちはチャンスがなく、留まったところを取れたのは散ってしまった後であった。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PRO Neg. Hi

ピッコロピッコロと毎朝良い声で鳴いてくれるのだが、こうなってはどうにも絵にならないよね〜

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PRO Neg. Hi

ピーヨピーヨと蜜が目当てのヒヨさんだが、鳴くというより雄叫びを上げると言った感じ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ACROSS

防風林のヤマザクラも散り始めた。隣接の畑には風花の如く春が終わりを告げていた。

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遅霜

2019/5/8

一昨日寒気が入ってから気温の低い日が続いているが、今朝は霜が降りていた。5月の遅霜は久しぶりである。

そういった寒さの影響なのか全体的に芽吹きが遅く、防風林のヤマザクラも遠目にはまだ健在で、残雪の上越国境共々未だに春といった風情を感じさせる。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PRO Neg. Hi

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PRO Neg. Hi
FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia

先日の寒冷前線の通過時に山は雪だったようで、苗場山などは少し雪が積み増した感あり。

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八重の季節

2019/5/7

ミズキが芽吹き、初夏の香り漂うGWにはヤエザクラが満開となる。ソメイヨシノと違ってヤエザクラの仲間は花期が長いので、しばらく見頃が続く。

蜜を目当てに集る鳥たちの中でも、メジロは特にご執心だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PRO Neg. Hi

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PRO Neg. Hi / Dレンジ優先

いやぁ〜、それにしても今日はメールとチャット、電話が忙しい一日であった。もちろんある程度は予想していたが、間断なく続くとはまさにこれ然り。

デバッグ用の2台のPCに新元号対応のWindows Updateを走らせつつ、あの時こう言ったよね?とか言われるのを避けるべく、打ち合わせなど口頭で答えた内容をMacでメモにタイピング。

もう寄る年波には勝てず、記憶でなく記録に頼る日々である。

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この連休中にキビタキ同士のいざこざはあらかたの決着を見たようだが、一箇所だけまだいざこざが続いている林がある。

あまり長くやり合っていると肝心の営巣行動に影響が出そうで、黄色い人たちの仁義なき戦いをヤキモキしながら観察しているが、先日も書いた通りこの状況では周囲に目が行き届かないので、人が立っていてもお構いなしである。

実際、歩行中のそれこそすぐ掴めそうな目の前をブブブ言いながら行き交ったりするので、もう少し離れてくれると撮影できるんだけどなぁ、などと思ってしまう。

何より近くではオオタカも営巣中なので、あまり目の前のライバルにばかり集中していると、自分自身の命が危ういぞ。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

2枚目の写真はISO3200だが、驚くほど低ノイズでありつつディテールが潰れることなく解像しているのが判る。XF100-400の高画質さもあるが、X-T3はX-H1に比べて高感度性能が一段上がっているのが間違いない。

この辺り、マイクロフォーサーズ機のG9やGH5なら粒子荒れることを覚悟で使う値だが、X-T3ならISO6400を常用する..生きものの撮影に関して..ことも躊躇しない。

こどもの日

2019/5/5

こどもの日ということで、今年子供や孫が生まれたうちの庭先には鯉のぼりが優雅に泳いでいる。

周囲はそれなりにお大尽様の農家が多く、どこのうちも無駄に庭が広いので、一ヶ月くらい前から立派な鯉のぼりが上がっていた。

大きな鯉のぼりが泳ぐ姿は日本の原風景ともいうべきもので、田舎の農村ならではの眺めだろう。都市部ではなかなかこうはいかないよね〜

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

Hさんちの鯉のぼりは唱歌の歌詞の通り屋根より高い。しかもジョン・ディアのトラクターといかにもミスマッチだw

ちなみに写真に写っている家は旧宅で、本宅は立派な二階建ての日本家屋である。

FUJIFILM X-H1 / XF16mm F1.4 R WR / PROVIA

我家の庭はシバザクラとタンポポが花盛り。

平成最後の桜があるなら令和最初の桜もある。が、当地は標高の高い高原のため、それは来年の春ではないというのがオチw

ソメイヨシノは同じ時期に植えられたものは一斉に花を付け、そして一緒に散りゆくことになるが、自生したヤマザクラの仲間はそれこそ微妙に時期をずらして花をつけるので、割と長い期間楽しませてくれる。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PRO Neg. Hi

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia

さらにこの春は4月の冷え込みで少し遅れ気味なので、GWを迎えても桜がまだ見頃という状況。

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カメラメーカー各社がしのぎを削る今どき流行りの顔認識AFは、仕事で人を撮るときには非常にありがたい機能である。

さすがにグラビアを飾るようなモデルさんを撮ることはないが、企業の会社案内用に代表者や社員の方のポートレートを撮るというのは普通にあることなので、今やその恩恵は計り知れない。

ただ、被写体の多くは生きものや風景、建物、乗り物なので、顔認識AFや瞳AFを常時は使っていない。が、時々前日の設定のまま山に入って撮影し、設定の戻し忘れに気がつくことがままある。

そんな時、誰もいないはずの森の中で、不意に顔検出モードに切り替わってビックリすることがあるのだが、そんな時は思わずEVFから目を離して二度見したりしてしまう。

そこに誰か居るのかってねw

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

誰かに見られているような気配を感じて思わずドキッとするが、紛らわしいもの(画像クリックで拡大)をこんなところに立てるなって言いたいw

恐らく案山子なんだろうけど、民家や畑があるわけでもないのに、なぜこんな山の中に?

メインで使用しているX-H1は、フジXシリーズ機では最上位機の立ち位置にある。

が、ヒエラルキーを無視した遠慮ないフジの商品企画により、X-H1自身が持つアイデンティティであるその堅牢性やIBISを除けば、後発であるX-T3のほうがカメラとしての基本性能は上である。

画質面ではその差を看破するのは難しいほど仔細の差..高感度域では結構差がある..ではあるが、ことAF性能に関しては完全にX-T3のほうが上というのは使ってみればすぐに判る。

特に像面位相差AFの測距点が画面内の99%、つまりほぼ全面に配置されているため、AF-C&ワイド/トラッキング時における動体の捕捉能力がかなり向上している。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x 1.4 / CLASSIC CHROME

そこにダイサギが居るのは判っていたが、この連中は漁をしている時はいつ飛び立つか予測は難しい。というか目的の対象ではないのでずーっと観ているわけにもいかない。

が、飛び立とうする時の動作は経験上判る。意識の外にはあったものの何となく視野の隅でそんな気配を感じ、X-T3を掴んで構えようとした途端に飛び立ったので、AF-C&ワイド/トラッキングの840mm相当で流し気味に連写した。

連写20コマほどの中でピンが背景に抜けたカットはゼロ、全コマでダイサギに合焦している。通常X-H1だと、この手の背景ではピンを持っていかれる場合があり、その都度AFを駆動させるクセがついているが、X-T3ではその辺りはかなり改善していると言って良い。

ちなみにこの時はメカシャッターだった..普段はほぼ電子シャッターに設定している..ので、ローリングシャッター現象も出ていない。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x 1.4 / PROVIA

突然低空で現れて眼の前を通過していったトビを、この時はAF-S&ゾーンで一枚だけ。こんな感じに至近距離でコントラストがハッキリしているケースは雑作もない。

ソニーやオリンパスにはまだ追いつかない場面があるものの、フジのAFも結構良い線来ているのをヒシヒシと感じる。来年のオリンピックイヤーに出るであろうX-H1の後継機..X-H2?..には期待したいところだ。