メーデー、メーデー、メーデー
5月は英語でMay。その1日は世界共通の労働者の祭典の日であるメーデー。古くは欧州の五月祭のことで、労使騒動を一時休戦的な日としてお祭りにしたのが由来だ。
よくハリウッド映画のワンシーンで緊急事態に「メーデー、メーデー、メーデー」とコールするシーンがあるが、あれも文字にするとMay Dayではあるが、これは単に語感を合わせただけのことで、本来はフランス語の「m’aider 私を助けて」が語源である。
20世紀初頭、航空機による往来が最初に行われたのがドーバー海峡を超える英仏間だったので、その際に緊急事態を知らせるために考えられたということだ。
電波状況が芳しくない無線でも聞き間違いが起きないよう語呂の良い言葉に置き換え、3回繰り返すルールは現代に置いてもそのまま有効である。
日本では無能無策の後手後手のバカ政府のせいで、今年のGWも1年前と同じ新コロナ禍の真っ只中にあるという悪夢のような事態に置かれているが、こんな状況下でも五輪を強行しようとする国に国民の思いはまさに「メーデー、メーデー、メーデー」であろう。
赤城高原で新緑と桜、それに上越国境の残雪を1枚に収められるのは今の時期、ちょうどGWの頃である。
近所の農家のお大臣様の庭先で、競うように立派な鯉のぼりが泳ぐのも五月の節句の頃。孫の代に跡取りとなる男の子がいる証でもあるな。
あらかたの冬鳥がすでに渡去し、続々と夏鳥がやって来ているにもかかわらず、未だに農地をうろつくツグミ。秋に渡ってくるのが遅い分、帰るのもまた遅いということのようだ。