寒ぅ!というのが今朝起きた時の感想だ。
それそのはず、寒暖計は何と10℃というこの秋一番の冷え込みに。
空を覆っていた湿気が東へと抜けたせいで放射冷却っぽくなり、
赤城高原の空気が一気に秋の気配へと入れ替わった。
先日まで家の前の電線で音符のように並んでいたツバメたちも、
今朝はもうすっかり姿を消しており、
ぼちぼち生きものたちの季節移動が始まったようだ。
徹夜でもしていない限り、基本的に朝は早い。
仕事が色々重なってくると、1日の時間を有効に使う必要があるからだ。
2020年のオリンピック開催地決定のニュースは朝5時と聞いていたので、
駄犬と散歩中だったが、休憩がてらスマホのワンセグを起動して様子を確認する。
IOCの一番偉い人が短く「トウキョウ」と言ったのを聞いたところで、
ワンセグを切って家に戻った。
先日までは接戦とか何とか報じられていたが、
個人的には出来レースだったのではないかと勘ぐったりしている。
世を騒がすフクシマ第一原発の汚染水問題に対し、
時の首相に責任ある発言をさせたかったのではないか、とね。
穿ち過ぎと言われればそれまでで、他にも色々言いたいことはあるのだが、
まあオリンピックをしないよりはした方がいいとは思っているので、
まずはおめでとうニッポン(トウキョウじゃねぇよ)と言っておこう。
↑ この当時はその後の顛末を知る由も無かったなw
日の出前はもう結構涼しく、半袖一枚では肌寒い。
そして月見草(マツヨイグサ)が閉じ始めるのもちょうどこの頃だ。
うちは仕事柄WinとMacが混在する運用環境なので、HDDのフォーマットはexFATで統一している、と言いたいところだが、Macを再導入したのはここ3年程度の話なので、それ以前からあるHDDのうちいくつかはまだNTFSのままだ。
NTFSのままではMacから読めるが書けない状況なので、何かと不都合も多く、HDDを入れ替えるタイミングで少しづつexFATへと移行している段階だ。先日の記事でも書いたが、何せ膨大な容量となるので、なかなか全面移行とはいかないのである。
ビデオ編集をメインとするWin7の64Bit機には、USB3.0で常時Droboをつないで10TBほどを運用している。もう1台のWin7機とiMac(Mid 2012)、それにMPB(Late 2011)にはNAS2台の他、裸族の集合住宅5Bay2台に映像ライブラリ用のHDD(20TB少々)を取っ替え引っ替えして運用する方式をとっている。同じUSB3.0でも、Byond RAIDを採用するDroboよりも裸族のほうがデータコピーが早いのだが、それはあくまでUSB3.0の話で、USB2.0のMBPでは死ぬほど遅くて使う気にならない。
ただ、うちのMBPにも一応Thunderboltが装備されている。今までは単なる外部ディスプレイ用にしか使ってなかったのだが、先日のHDDトラブルのどさくさに乗じ、BelkinのThunderbolt Express Dockを導入、ここにGigabit Ethernet、FireWire800(これも6TBほどある)、外部モニター(ThunderboltとUSB3.0→DVIコンバータでマルチモニター仕様だ)、それに裸族をつないで、デスクトップPC並みの環境も用意した。実際はiMacがあるので稼働率は低い(MBPはモバイル用だしね)のだが、業務上のバックアップとしては必然の準備である。
ちなみに、裸族の集合住宅5BayをうちのMBPにつなぐとUSB2.0で遅いと先に書いたが、実はこれをBelkinのDockにUSB3.0でつなぐ(MBPとはThunderboltで)と、理論値よりも遅くはなるが、それでもUSB2.0の5倍程度の速度が出るので十分実用的なのである。実際にDockを手に入れるまでは一抹の不安があったが、これで稼働中の全PCで高速データ転送が可能となった。
栗は今年も豊作。近所の栗もほとんど人が食べることはないので、少しはクマの餌になるか。まああまり目立つところに出てきてもらっても困るけどね。
ソニーの新製品でもう一つ気になるのが、民生品向けハンディカムでは初の4KカムコーダーとなるFDR-AX1だ。デジタルシネマ向けではすでにPMW-F5やPMW-F55などがあるが、何れも業界向けの高価な業務用機器だ。NEX-FS700なら外部レコーダーで4K撮影できるという向きもあろうが、そもそも外付けレコーダーなんてものは過渡期の製品(足らない機能を補うという意味で)であって、私のようにフィールドでワンマン撮影するものにとっては無用の長物である。単体で4K撮影・記録できることに意味があるのだ。
FDR-AX1の解像度はシネマの4096×2160(いわゆる4K2K)ではなく、3840×2160(16:9)である。これは放送を含めテレビでの再生を前提にしているためで、恐らく今後のスタンダードになるだろう。例えばEOS-1DCはシネマカメラに当たるため前者にカテゴリーされる。
FDR-AX1のベースは、細かい仕様の違いはあるがHDR-AX2000らしい。そして4K60p(2160p)の150Mbpsという、それまでの民生動画の世界からは考えられない膨大なデータを転送するのに、ネックとなるのが記録メディアであるが、FDR-AX1では64GBのXQDカードに最高解像度で約50分記録可能とのことだ。
記録フォーマットはXAVCの拡張版であるXAVC Sで、ファイル形式はMP4(MPEG-4 AVC/H.264 Long GOP)となる。これは最近のデジタル機器との親和性を考えてのもので、民生機ならではと言えるだろう。4Kの圧縮コーディックとしてXAVCが業界標準と決まったわけでないが、折しも次世代HDMIとして1本のケーブルで4K/60pを伝送可能とするHDMI2.0が公開された。業界をリードするソニーが民生機にまで手を打ったことで、追随するメーカーがすぐに出てくるであろう。
さて、ニュースリリース読めば判ることをダラダラと書いてしまったが、とにかくFDR-AX1は単体で4K撮影が完結することに意味がある。そしてセンサーは1/2.3型のExmor R CMOS。と、ここまで書けば私と同じ方向性の人にはすぐ判ろう。そう、次に期待するのはレンズ交換可能なモデルだ。どうだソニーさん、それを出してくれたら主義主張を変えてもいいぞ(笑)。
今年も花豆が良い感じ。収穫は月末くらいかな。県内には花豆のスイーツがいくつかあるが、旧六合村の道の駅六合や、尾瀬の山小屋や大清水の休憩所で販売している花豆ソフトが旨い。六合と尾瀬、濃厚さでは若干尾瀬が上回って、私としては好みかな。
私はソニーというメーカーはあまり好きではないが、映像に関わる仕事をしているとどうしてもソニーの製品を見て見ぬする訳にはいかず、何とも悩ましいところである。が、そんなソニーが発表した新機軸の製品はなかなか興味深い。
DSC-QX100/10は見た目だけなら小型の交換レンズだが、円筒形のそれ自体だけで撮影可能であり、それ以上のカメラコントロールが必要なら、スマホとペアリングして使えるというシロモノだ。スマホに専用のアタッチメントで取り付け、コンパクトカメラのように使うも良し、離しても近距離ならNFCで制御可能というのは、スマホの利便性をよく活かしていると思う。
リコーにGXRというユニット単位でレンズやセンサーなど交換可能なコンパクトカメラがあるが、いかにもカメラメーカー的な発想であって、市場に広く受け入れられている製品ではない。しかし、ソニーが同じような製品(カメラ側の視点で見ての意)を作ればこうなるという良い見本なのが、今回のDSC-QX100/10だ。GXRは閉じた世界で発展性も将来性も展望が開けないが、DSC-QX100/10が連携するのはスマホやタブレットなど成長著しい分野の製品である。しかもソニーは今のところスマホの国内シェアではトップ(国内メーカーで)であり、センサーなど関係するデバイスの供給元でもあるのだ。
しかも、DSC-QX100/10はすでにベースとなるカメラ専用機が先行して発売されているので、製造コストについてはかなり抑えられると想像できる。ソニーはRX1という35mmフルサイズセンサーのコンパクトカメラを作っているが、センサーはα99やVG900と同じもので、これとて手法としては同様だ。
携帯電話やスマホにカメラ機能が付いたのは今に始まった話ではないが、スマホに高性能なカメラが装備されれば、写真を撮るしか能のないコンパクトカメラなど、市場から駆逐されてしまうのは明らかだ。写真文化を守るとか何とかつまらないメンツに拘る老舗のカメラメーカー(どことは言わないがCとかNとか、ね)にとって、家電メーカー(ソニーを家電メーカー側に含めるのは語弊があるが)の繰り出す新しい方向性のジャブは、そう遠からずジワジワと効いてくるだろう。
という状況にあって、キヤノンが春先に出したPowerShot Nや、先日発表されたiVIS mini(コンパクトカメラではないが)辺りも、ポストコンパクトカメラを見越した製品といえるかもしれない。
さて、デジタル一眼にもWi-Fiでスマホと連動する機種が増えているが、DSC-QX100/10のほうがGoProなどと同様に色々アイデア次第で遊べそうだ。レンズとセンサーの仕様からしても、十分仕事にも使えそうな気がしている。
話題にしたのでスマホで撮影した画像でも載せておこう。いまやスマホにまで裏面照射型のセンサーが組み込まれ、こうして見ると用途によってはもう十分というところまで来ている。
朝PCを起動して異常に気付いた。
ビデオデータを格納している外付けHDDの一つが認識されていない。これは久しぶりに飛んだかと、PC(Win7)をリセットしたところ、何ともう1台も認識されなくなった。暑さのピークはもう過ぎたというのに、何とも面倒な話にうんざり。仕事柄、大量のデータを扱う関係でストレージの数は一般人の比ではない。しかもバックアップする都合上、単純に容量は倍以上必要なのだ。
今回飛んだのは自前のデータだった(人さまのお預かりも大量にある)が、日常的に使用するマスターであったため、即刻復旧に取り掛かる。ただ、飛んだHDDは2台で都合6TBあるため、バックアップからコピーを戻すだけでも二晩は掛かりそうだ。ただ、こんな時Macだと死ぬほど時間が掛かるが、Winなら専用の高速ファイルコピーソフトを走らせられるので助かる。
ところで、面白いことに件の飛んだ2台のHDD、Win7のディスク管理ではフォーマットすら出来なかったのだが、試しにMacにマウントしたら認識してフォーマットも出来てしまった。しかも再度Winに戻してつないだらちゃんとHFS+として認識された。とりあえずHFS+では都合が悪いでので、exFATでフォーマットし直したのだが、結局何事も無く使用できる状態に戻った。
ケチが付いてちょっと嫌な感じは残るが、日常的に使用しているので不都合があればすぐに判ることだろう。Amazonで追加のHDDをカートに入れるまではしてあるが、しばらくは様子見である。
ところで、未だにバックアップをDVDやBru-Rayなどディスクメディアにコピーしている人が世の中には多くいるようだが、経験上それはやめておいた方がいい。ディスクメディアは環境因子の変化が原因で読めなくなることが十分考えられるため、長期間の保管に不適なのだ。そもそも復旧するときには、何十枚もいちいち差し替えつつコピーし直さなければならないので、まったくもって非現実的である。バックアップはまったく同じ容量のHDDを複数用意して、常にミラーリングしておくのがベストである。
ちなみにNASにRAID組んでいるから大丈夫、なんていう人も要注意。RAIDは安全且つ高速にデータを読み書きする仕組みであって、決してバックアップではない。データは別の器(もっと言えば別の場所)に二重化三重化して保存すべし。
ついでに言うと、バックアップをしたHDDを後生大事に保管している人がいるが、バックアップとマスターは定期的に入れ替えて使用するのがベターである。万が一バックアップが壊れていても、使わなければそれに気付くことはまず無い。マスターを復旧する段階になって初めて問題に気付くことになり、その時点ではもう後の祭りなのである。
バックアップだから使っていけないのでない。中身を確認して問題ないことが認識できて初めてバックアップの意味があるのである。
赤城高原ではお盆前からススキが穂を広げ始めている。今週は前線の影響でムシムシした日が続くようだが、景色だけ見れば秋もうそこまで来ている。
知人に頼まれ久しぶりに某所にトラップカメラを仕掛けてあったのだが、
結果を確認したら思いっきりケースがくもっていてボツってしまった。
秋雨前線から送り込まれてくる大量の湿気のせいで、
ここ数日やたらとムシムシしているが、その影響が大のようだ。
ちょっと仕掛けカメラは久しぶりだったので、
ケース前面にくもり止めを塗布するのを忘れたのが敗因。
来週再設置してこなければ..
ジブリの「風立ちぬ」をようやく観てきた。
得意のファンタジーではないのでどんなもんかと思っていたが、
恋愛モノとして観れば良い出来なのではないだろうか。
といっても基本的に恋愛映画を観ることがないので比較のしようもないのだが(笑)。
しかし宮崎駿氏は本当に飛行機が好きなんだなぁと思える作品だと思う。
機体そのものもさることながら、飛行シーンなどの描写は秀逸だった。
主人公のモデルがゼロ戦の設計者(堀越二郎は群馬の藤岡出身)ということで、
先の大戦に触れざるをえないのが葛藤だったと聞いたが、
そこはそれ、飛行機の屍の山を描くことで本人なりに消化出来たのかもしれない。
余談だが、エンディングが我々の世代には懐かしきユーミンのひこうき雲であったが、
当時のレシプロエンジンのプロペラ機だとそんなに高く飛べなかったので、
恐らく飛行機雲を見ることはほとんど無かったと思うぞ..