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朝PCを起動して異常に気付いた。

ビデオデータを格納している外付けHDDの一つが認識されていない。これは久しぶりに飛んだかと、PC(Win7)をリセットしたところ、何ともう1台も認識されなくなった。暑さのピークはもう過ぎたというのに、何とも面倒な話にうんざり。仕事柄、大量のデータを扱う関係でストレージの数は一般人の比ではない。しかもバックアップする都合上、単純に容量は倍以上必要なのだ。

今回飛んだのは自前のデータだった(人さまのお預かりも大量にある)が、日常的に使用するマスターであったため、即刻復旧に取り掛かる。ただ、飛んだHDDは2台で都合6TBあるため、バックアップからコピーを戻すだけでも二晩は掛かりそうだ。ただ、こんな時Macだと死ぬほど時間が掛かるが、Winなら専用の高速ファイルコピーソフトを走らせられるので助かる。

ところで、面白いことに件の飛んだ2台のHDD、Win7のディスク管理ではフォーマットすら出来なかったのだが、試しにMacにマウントしたら認識してフォーマットも出来てしまった。しかも再度Winに戻してつないだらちゃんとHFS+として認識された。とりあえずHFS+では都合が悪いでので、exFATでフォーマットし直したのだが、結局何事も無く使用できる状態に戻った。

ケチが付いてちょっと嫌な感じは残るが、日常的に使用しているので不都合があればすぐに判ることだろう。Amazonで追加のHDDをカートに入れるまではしてあるが、しばらくは様子見である。

ところで、未だにバックアップをDVDやBru-Rayなどディスクメディアにコピーしている人が世の中には多くいるようだが、経験上それはやめておいた方がいい。ディスクメディアは環境因子の変化が原因で読めなくなることが十分考えられるため、長期間の保管に不適なのだ。そもそも復旧するときには、何十枚もいちいち差し替えつつコピーし直さなければならないので、まったくもって非現実的である。バックアップはまったく同じ容量のHDDを複数用意して、常にミラーリングしておくのがベストである。

ちなみにNASにRAID組んでいるから大丈夫、なんていう人も要注意。RAIDは安全且つ高速にデータを読み書きする仕組みであって、決してバックアップではない。データは別の器(もっと言えば別の場所)に二重化三重化して保存すべし。

ついでに言うと、バックアップをしたHDDを後生大事に保管している人がいるが、バックアップとマスターは定期的に入れ替えて使用するのがベターである。万が一バックアップが壊れていても、使わなければそれに気付くことはまず無い。マスターを復旧する段階になって初めて問題に気付くことになり、その時点ではもう後の祭りなのである。

バックアップだから使っていけないのでない。中身を確認して問題ないことが認識できて初めてバックアップの意味があるのである。

20130902

赤城高原ではお盆前からススキが穂を広げ始めている。今週は前線の影響でムシムシした日が続くようだが、景色だけ見れば秋もうそこまで来ている。

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